2015年4月18日土曜日

2015年4月18日(土曜)昨日17日、海外市場の動き

2015年4月18日(土曜)昨日17日、海外市場の動き

終わってみれば、株高の調整と、ドル高の調整が進む。ギリシャ問題の火種は消えず、円は蚊帳の外。市場の注目は、AUD+GBP+CADの買戻しながら、週末で連騰に至らず。

一週間を通してみると、USDJPYは6営業日連続で小幅ながら円高傾向、EURUSD+NZDは4日間連続のEUR、NZD高傾向、GBPUSDは5日間連続でGBP高傾向、USDCAD+AUDUSDは週初と週末、中3日間と異なる動きで終わっている。

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米国を含め、世界的に株価は下落、
逆に債券は買われ利回りは低下、
DXYは4日ぶりに小幅上昇するも、ドル買は限定的。

欧州市場は、前日の強い豪雇用統計の流れが続き上昇中のAUDUSDと、強い英雇用統計にGBPUSDが上昇、ドル売りをリードし、ドル全面安の展開となった。しかし、EURUSDはギリシャ問題の噂は絶えず売りへと変化、ドル買いも弱まる。

米国市場では、強い米CPIコア前年比にドル買いへ変化。フィッシャーFRB副議長「米経済は第1四半期から回復」と発言。強いカナダCPI+強い小売売上高=カナダドル買いの流れが続くも、週末前で積極的な動きも見られず。

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ルー米財務長官(G20の場で)=米国の需要に依存する、危機前の状態に世界経済が回帰していと懸念。世界の主要輸出国(日本・独・韓国・中国)に内需拡大を求める。

ルー米財務長官(G20の場で)=為替政策で、輸出競争力を高めるため自国通貨安をしないとの国際公約を各国が順守することは非常に重要。

ルー米財務長官(IMF会議で)=中国人民元はなお「大幅に過小評価されている。

麻生財務相=G20で、円安の批判はなかった。

黒田日銀総裁=G20で、具体的な為替の協議はほとんどなく、従来のG20の考え方をそのまま踏襲。為替の変動率の高まりへの懸念も表明されなかった。

オズボーン英財務相=G20で、ギリシャ問題が国際会議で重くのしかかっている。判断ミスや誤算などがあれば、欧州が4年前の危険な状態に再び陥るのは明らか。5月に山場を迎える可能性がある。


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デイセルブルム・ユーログループ=議長ギリシャが改革を実行した場合のみ、2012年の合意通り、債務負担の軽減策を検討する可能性がある。

ギリシャ財務省当局者(ロイター社)=全ての公的部門から資金をかき集めない限り、4月20日に資金は底をつく→ ギリシャ財務省はこの報道を否定。

2015年4月17日金曜日

2015年4月17日(金)欧州・米国市場序盤の動き

2015年4月17日(金)欧州・米国市場序盤の動き

アジア+欧州+米国=株価は下落。

欧州市場は、強い英雇用統計+予想通りのユーロ圏CPI=ドル売りが続くも、弱い欧州株に、ドル売を維持できずやや値を戻す。

米国市場は、米CPIは、弱い前年比+強いコア前年比=結果はドル買いへ。強いカナダCPI+強い小売売上高=カナダドル買いの流れが続く。

そして、フィッシャーFRB副議長「米経済は第1四半期から回復」と発言、ドル売りも弱まり、AUDUSD+NZDUSDは売りへと変化。

強い米ミシガン大学消費者信頼感指数+弱い米景気先行指数と、強弱ミックスし、動きは鈍い。

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USDJPYは、日本初の材料は乏しく、レンジ相場が続いたが、ドル売りの流れに変化。一時118.60円割れまで下落するも、主要国通貨でドル買戻しへと動くと下げ止まり、主要国通貨ペアでドル買戻しの流れに119.20円台まで一時上昇。

EURUSDは、ギリシア問題がネックとなっているが、GBPUSDが主導するドル売りに、一時1.0840台へ上昇、米CPIに売りへと変化、結局は前日NY市場の終値近辺で推移。

USDCADは、強いカナダCPI+強いカナダ小売売上高に、一時1.2100割れまで続落。原油価格が弱含みのなかで、1.2170近くまで値を戻す。

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フィッシャーFRB副議長=米経済は第1四半期から回復、期待外れの労働市場のニュースは重視せず。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=利上げ開始の時期は遅めのほうが望ましいい

ローゼングレン・ボストン連銀総裁=最近の一連の弱いデータを受け早期引き締めに慎重。

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4月17日 (金) 21:30 カナダ消費者物価指数(取引通貨ペア CADJPY)

4月17日  (金) 21:30 カナダ消費者物価指数(取引通貨ペア CADJPY)


≪説明≫

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今回のカナダ・消費者物価指数の発表と時間を同じくして、カナダ小売売上高、そして、米国の消費者物価の発表があり、結果次第ではあるが、複雑な動きをする可能性も考えておく必要がある。

原油価格も徐々に上昇を続け、最近のカナダドルの買いの動きは顕著で、USDCADは、今までボトムで抜けきることはできなかった1.2400の大台を割り込み、続落傾向が続く可能性もある。

USDCADの8時間チャートでは、1.2400~1.2650の下値を割り込み、Dailyでは1.24~1.28の底値を割り込み、どこまで下げを続けるか、または、戻り売りの動きとなっている。

CADJPYも、94.00~97.00円から上抜けし、新たな上昇が始まった可能性もあり、100円を狙う可能性も出ている。

Dailyでは97.40円とすぐ下にポイントが有り、1時間チャートでは97.40円、96.74円と買いの水準となっている。

今回の戦略だが、97.40円、96.74円で買い。98.00近くでは売りとなっており、、現時点では買いに分があるが、発表近くとなるまで、どのポイントにするかの判断は、待ちたい。

また、同時刻発表のカナダ小売売上高、米消費者物価指数と、これらからの影響も受けることで、逆指値の売りと買いも選択してと考えたい。


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今回のカナダCPIの予想は、前月比0.6%と前回0.9%から低下が、前年比は1.0%と前回1.0%と変わらず。

コア前月比の予想は、0.3%と前回0.6%から低下が、コア前年比は2.1%と前回2.1%と変わらずとなっている。

過去22回のデータでは、予想と実際との差は、前月比で最大0.5%、平均0.15%と0.2~0.3%の相違は多く見受けられます。 前年比では最大0.30%で平均は0.15%で、0.3%を超えると動きがやや大きく、コア前月比と前年比では0.30%で、平均では0.07~0.09%の差となっている。

過去18回のデータでは、CADJPYで発表直後15分間の変動を見れば、最大59pips(高値-安値)で、平均では36pipsと、まずまずの変動では。

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≪今回の予想と前回の数字≫
前月比=予想0.6% 前回0.9%、
前年比=予想1.0% 前回1.0%、
BOCコア前月比=予想0.3% 前回0.6%、
BOCコア前年比=予想2.1% 前回2.1%

≪過去22回の予想と実際との差≫
前月比
Max=0.50%
Min=0.00%
Ave=0.15%

前年比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.15%

コア前月比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.09%

コア前年比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.07%

≪CADJPY 過去18回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max59pips
Hi-low=Min7pips
Hi-low=Ave36pips

Open-Hi=Max59pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave27pips

Open-Low=Max52pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave10pips

4月17日 (金) 17:30 英雇用統計 (取引通貨ペア GBPJPY)

4月17日  (金)  17:30  英雇用統計 (取引通貨ペア GBPJPY)


≪説明≫
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GBPUSDは、1.46台からの買戻しが強く、8時間、Dailyチャートで見ても1.5000が重要なポイントとなっているが、その水準を試さずにいられない値動きとなっている。

GBPJPYも、USDJPYが動かない分、その影響をもろに受け、178円を一時回復するなど買いの流れが強まっている。

Weeklyチャートでは、174.22円を底値に、上昇を続け、上値のターゲットは一先ず180.37円近辺に見られる。Monthlyチャートでは、200週176.04円をボトムに、その水準以下は髭で終値ベースではこの水準をいつも上回っている。

Dailyチャートでは178円、179.60円とポイントが有り、8時間チャートでも178円が重要でこの水準を上抜けすると179円は比較的は早いと思われる。

1時間チャートでは、177.50~178.00円のレンジに入っており、177.05~16円は200時間と中期のポイントと重なり、底値に近いと考えたい。

今日の戦略としては、引き続き177.50~178.00円のレンジで、177.05~15円で買い、178.00~10円は重いものの、上抜けすれば179円は早いとのアイディアで考えたい。

また、過去のデータから変動率も大きいので、逆指値の売りと買いも選択肢として考えたい。

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今回の英雇用統計では、ILOベースの失業率の予想は5.6%と、前回の5.7%から若干の改善が、、失業者数は-2.95万人と前回の-3.1万人から若干の悪化が見込まれています。

過去22回のデータでは、予想と実際との差は、最大0.50%で、平均0.10%で、過去10回中7回が0.10%の差となっている。

過去18回のデータでは、GBPJPYで発表直後15分間の相場変動をみると、最大120pips(高値-安値)、平均では58pipsと、変動の大きな指標となっている。

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≪今回の予想と前回の数字≫
英失業率(ILO)予想=5.6% 前回5.7%、
失業者数(失業保険申請件数) 予想=-2.95万人 前回-3.1万人

≪過去22回の予想と実際との差≫
失業率
Max=0.50%
Min=0.00%
Ave=0.10%

失業保険申請件数
Max=16,700人
Min=400人
Ave=7,722.73人

≪GBPJPY 過去18回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max120pips
Hi-low=Min30pips
Hi-low=Ave58pips

Open-Hi=Max94pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave28pips

Open-Low=Max119pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave30pips


2015年4月17日(金曜日)昨日16日、海外指標の動き

2015年4月17日(金曜日)昨日16日、海外指標の動き

DXYは97.609(-0.71)に低下しドルは主要国に対して下落し、ドルは全面安。

最近目立った弱い米経済指標と、今日の米住宅着工件数+建設許可件数は弱く、新規失業保険申請件数も増え悪く、影響力の強いフィッシャーFRB副議長は「最近のドル高はそう遠くない将来に終わる」との発言も気になる。結果は、ドル売りの流れが続く。

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アジア市場から始まった、強い豪雇用統計を受けたAUDUSDの上昇が、結果的にドル売りのきっかけとなった。

欧州市場から始まった、ドル売りの流れは、ギリシャの悪影響が続くEURUSDと、いつもながら動かぬUSDJPYを除き継続。

米国市場に入り、弱い米経済指標が続き、ドルは主要国で売りの流れが続くも、米株はやや持ち直し、米金利も安定し、ドル売りも弱まった。

ロンドンクロージングタイムから再びドル売りが加速。EURUSDもついに1.0800の大台を達成。動きが鈍かったUSDJPYは118.80~1198.40円のレンジで動けず。

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EURUSDは、欧州市場の安値1.0620から上昇するも、FT紙で「ギリシャはIMF融資返済を求めたが拒否された」との報道。1.2750の上値が重かったが、米国市場でついに1.08台まで続伸。

GBPUSDは、1.4960台と再び1.5000の大台が目の前に迫る水準まで上昇、今度こそは試してほしいとの願望は強い。

AUDUSDは、0.7820台へと上昇、アジア市場の安値0.7670台から大幅な上昇となった。

USDCADは、1.2140台へと下落、Dailyチャートは今まで長く続いた下値を割り込み続落が続き、欧州市場の高値1.2320台→1.2140台へと大幅な下落となった。

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米株は上下しながら18105.77$(-6.84$)と前日をほぼ変わらず
WTIは56.53$(+0.14$)と上昇、ただし高値からはやや値を下げる、
米債利回りは小幅下落、2年債0.48%(-0.02%)、10年祭1.89%(-0.00%)

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フィッシャーFRB副議長=最近のドル高はそう遠くない将来に終わる。

フィッシャーFRB副議長=年末前に利上げできる状況にある可能性。

メスター・クリーブランド連銀総裁=第1四半期の経済指標が、冬の厳しい天候や米西海岸での港湾労使交渉のもつれに弱かったが、FRBは6月に利上げをすることは可能。

メスター・クリーブランド連銀総裁=米経済のマイナスの衝撃に耐える力は強まり、FRBが事実上のゼロ金利政策を解除した後に再利下げのリスクは低下。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=弱い米経済指標に、FRBの利上げは見極めにくい。

ローゼングレイン・ボストン連銀総裁=3月のFOMCで、労働市場の一段の改善とインフレ率が2%に向けて上昇する確信を得ることを利上げ開始の条件とした。この2点の条件は共に達成されておらず。

米上院財政委員会委員長=米大統領の貿易促進権限、16日にも超党派案提出。

ルー米財務長官=米国は貿易相手国が市場原理に基づく為替相場に移行するよう、一層の取り組みを続けていく。

ギリシャ当局者=FT紙の報道で、融資の延期でIMFと接触した事実はないと否定。

ラガルドIMF専務理事=ギリシャに対し融資の返済遅延は認めない。


2015年4月16(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年4月16(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

米住宅着工件数+建設許可件数は弱く、新規失業保険申請件数も増え悪く、フィラデルフィア連銀景況感指数は、逆に強い。

米株は上下しながらも小幅下落、原油価格も小幅下落し、
米金利は上昇するも、ドルは弱く、DXYも小幅低下。

為替市場は、EURUSD+USDJPYの動きは鈍いが、他は、GBPUSDが相場をリートし強く、他の主要通貨(AUDUSD+NZDUSD+USDCAD)でも、ドルは値を下げている。

EURの動きは複雑で、EURUSDは100ポイント超の幅で上下しながら、ビットアップ。強い独経済成長見通、上昇修正され強いユーロ圏成長見通しに反して、ギリシャはIMF融資返済を求めたが、拒否されたとの報道に、EUR買いも続かず、伸びは限定的。

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欧州主要経済研究所=ECBの量的緩和は株式市場にバブルのリスク。ユーロ圏各国の債務増加による利回り上昇のリスクは防げるが、各国政府は低金利での資金調達が可能との誤った誘因を与える。

独主要経済研究所=ユーロ安により、2015年成長予想を1.2%→2.1%へ上方修正。2016年1.8%。平均失業率予想=2015年6.3%、2016年5.9%。インフレ率予想=2015年0.5%、2016年1.3%。

ECBの第2四半期専門家調査(前期第1四半期との比較)
GDP2015年=1.1→1.4%、2016年=1.5→1.7%
CPI2015年=0.3→1.1%、2016年=1.1→1.2%
失業率2015年=11.3→11.1%、2016年10.9→109.6%

ギリシャ融資返済の延長を求める(FT紙)=ギリシャはIMFに融資の延長を求めたが、IMFは拒否。

2015年4月16日木曜日

為替相場は不透明な時代へと突入

為替相場は不透明な時代へと突入

FRBの利上げ開始時期は不透明、さらに悪いことに、最近の米経済指標は弱く、ドル高の弊害をしてきする声があちこちから発せられる昨今。

しかし、米インフレ率は他国より高く、成長も他国より高く、FRBの利上げ期待は変わらず。ただ、その時期だけ。

その他大勢は、デフレリスクに悩み、量的緩和を続けざるを得ない状況は変わらず。

そして、ユーロ圏の成長はやや持ち直してきていると言うも、QEとなEUR安政策のなせる業で、自国通貨安政策をまだ止められず。

その他大勢の国も、似たり寄ったりで、まだ自国通貨安の政策を止めることはできず。

10年債利回りを見ても、米国1.9%、日本0.33%、独0.12%、0.12%で運用しても・・・・・。やはり、米ドル? または、株に投資する以外ないのが現実。

株価の高値恐怖感があっても、背に腹は代えられず。

そんな中でも、Dailyチャート上だけを見れば、USDCADは完全に底抜けしているようにも見えますが!?

話は変わりますが、

皆さん、全てが儲かりますように! 

品川区貴船神社鳥居前の大黒様に願いを込めて。



2015年4月16日

豪雇用統計は改善し、AUD買いが強まり、AUDJPYは92.40円台へ上昇!

豪失業率6.1%(予想6.3% 前回6.2%)、
雇用者数推移=3.77万人(予想1.5万人、前回4.19万人)
労働参加率=64.8%(予想64.6% 前回64.7%)
4月16日  (木) 10:30  豪雇用統計(取引通貨ペア AUDJPY)


≪説明≫
昨日のカナダドル高が先導し、弱い米経済指標に米金利が低下し、さらにドルが売られる展開の中での発表だけに、変動が大きくなる可能性があります。

1時間チャートでは、91.00円をボトムに上昇傾向が続き、やや買われ過ぎ感はあるものの、押し目買いの流れとなっています。

8時間とDailyチャートでは、91円割れでダブルボトムを形成している可能性もあり、とりあえずは押し目買いで、90.50円近辺が大きなポイントとなっており、92円台を目指す勢いがあります。

今回の15分間の極短期取引では、この大きなレンジを狙うことができず、今までの変動を考えれば、逆指値の売りと買いで、値動きの変動を狙いたいと思います。


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豪雇用統計の予想は、失業率6.3%で前回6.3%と変わらず、新規雇用者数は1.5万人と前回の1.56万人から若干の減少が予想されています。

過去23回のデータでは、予想と実際との差は、失業率で0.40%、平均0.11%、新規雇用者数では、最大10.6万人、平均では2.046万人と、さが比較的大きく、変動も大きな指標となっています。

過去19回のデーターでは、AUDJPYで、発表直後15分間の変動では、最大90pips(高値-安値)と大きく、平均でも50pipsと、変動が高くなっています。

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≪今回の予想と前回の数字≫
失業率=予想6.3% 前回6.3%、
新期雇用者数=予想1.5万人 前回1.56万人、
労働参加率=予想64.6% 前回64.6%

≪過去23回の予想と実際との差≫
失業率
Max=0.40%
Min=0.00%
Ave=0.11%

新期雇用者数
Max=10.6万人
Min=0.06万人
Ave=2.046万人

≪AUDJPY 過去19回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max90pips
Hi-low=Min20pips
Hi-low=Ave50pips

Open-Hi=Max71pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave21pips

Open-Low=Max90pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave29pips


2015年4月16日(木曜) 昨日15日、海外市場の動き

2015年4月16日(木曜) 昨日15日、海外市場の動き

ドル全面安で、DXYは98.334(-0.399)に低下
米株(DJIA)は18045.71(+75.91)と上昇、
米債利回り(10Y)は1.89%(-0.01%)低下
原油価格(WTI)は55.94(+2.65)と大幅上昇

ECB理事会は予想通り政策金利(0.05%)・上限金利(0.30%)・下限金利(-0.20%)と変わらず。

ドラギECB総裁の記者会見は、乱入者が登場するハプニングの中、QEの完全実施とユーロ圏経済への自信を示し、最近の強いユーロ圏経済指標も加わり底堅く推移。ギリシャへの不安もあり上昇力は今一つ。

カナダ中銀は政策金利0.75%で据え置き、声明「インフレ見通しはおおよそ均衡」と利下げの可能性は遠のきUSDCADが急落(USDCAD=1.2550→1.2300)し、ドル買いの流れをリード。

さらに、は弱いNY連銀景況感指数+米鉱工業生産に、米景気拡大に不安が生じドル売りが強まる。

さらに、AM2:00近くのロンドンクロージングタイムには、ドル売りが加速。

EURUSDは、1.0580~1.0670のレンジから1.0700を再トライへ。
USDJPYは、118.80まで続落、終盤には119.20まで値を戻す。
GBPUSDは、1.4740→1.4850まで上昇。
AUDUSDFは、0.7560→0.7700まで上昇。
USDCADは、1.2550→1.2230割れまで続落。


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IMF(半期に一度の国債安定性報告書)=米利上げによる金融市場は、流動性低下による問題が発生する恐れがある。対外債務を多く抱える途上国への影響が大きい。

FRBの地区連銀経済報告(ベージュブック)=2~3月末では、ほとんどの地区で穏やか、または、緩慢な成長を報告。ドル高とい原油安、悪天候が製造業の低迷の一因。

独債券利回りは低下し、10年債はゼロ%に近づく
独連邦債2年物-0.269 (-0.276)
独連邦債5年物-0.147 (-0.136)
独連邦債10年物0.108 (0.137)
独連邦債30年物0.503 (0.553)

S&P=ギリシャの長期ソブリン信用格付けを、「Bマイナス」→「CCCプラス」に引き下げ、格付け見通しは「ネガティブ」。

コチャラコタ・セントルイス連銀総裁=今こそ金利正常化を開始する良いタイミング。経済指標次第ではいったん利上げに踏み切った後で再度ゼロ近辺に利下げしても問題ない。
2015年4月15日(水曜)欧州・米国市場前半の動き

注目のECB理事会は予想通り政策金利の据え置きを決め、ドラギECB総裁の記者会見では、突然に女性の無謀な抗議を受けながらも、ECBの最新の景気刺激策の効果で強気の評価を示し、EURUSD一時上昇する、最近報道からギリシャ利払い停止や総選挙などの思惑が残り買も続かず。

一方、カナダ中銀は、予想通り政策金利0.75%の据え置きを予想通り決め、声明で「インフレ見通しはおおよそ均衡」といい、今後の利下げ観測は縮み、CAD買いが急速に強まる。

米NY連銀景況感指数は、予想外の低下で3カ月連続のマイナスと弱さが目立つ。
米鉱工業生産はマイナス幅が予想外に拡大し、2年7か月ぶりの下落率で、設備稼働率も予想を下回る。相次ぎ弱い弱い米経済指標に、ドル売りへと動き、USDJPYは119.60以上の上値は重くない、119.10円台と昨日の安値水準近くまで値を下げ、流れは小幅なドル売りへ。

さらに、USDCADでドル売りがリードするドル安傾向がみられる。

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ECB理事会=政策金利0.05%、上限金利0.30%、下限金利-0.20%の据え置きを決定、予想通り。

ドラギECB総裁の記者会見
ユーロ圏経済の立て直しで債権購入プログラムに注力。ECBの最新の景気刺激策の効果で強気の評価を示す → 一時EUR買いが強まるが続かず。

インフレ見通=HICP前年比は今後数か月間非常に低い水準かマイナス圏にとどまる見通し。ユーロ安、原油価格の小幅上昇に、インフレりtyすは年内に上昇し、2016~17年に一段と上向く見通し。

ユーロ安・原油安の影響
個人消費や投資への追い風で、家計の実質可処分所得や企業利益を下支え。ユーロ圏の輸出競争力を高める。

経済見通し
3月までの経済指標は、ユーロ圏経済が2014年以降、加速していることを示唆。

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カナダ中銀金融政策→ 利下げ観測が弱まり、CAD買いが強まる。
政策金利0.75%の据え置きを決定、予想通り。

中銀声明
インフレ見通しはおおよそ均衡→ 利下げ観測が弱まり、CAD買いが強まる、今年中旬に原油ショックが消え、非燃料輸出、投資、労働市場が強まる。

2015年GDP見通しを2.1→1.9%に下方修正

2015年4月15日水曜日

4月15日  (水)  23:00  カナダ中銀金融政策(取引通貨ペア CADJPY)

≪説明≫
カナダ中銀は1月21日にサプライズの政策金利0.25%を実施しAUDは急落、次の3月4日には利下げ予想が残る中、政策金利の据え置きを実施、AUD買いが強まった経緯があります。

本日は、ECB理事会やドラギECB総裁の記者会見と、最重要なイベントが発表前にあり、事前にポイントを設定することは難しいと思われ、過去の変動を考えれば、逆指値によるポジションメークも選択肢として考えられます。

今回の予想は0.75%とほぼ間違いないことが予想されていますが、中銀声明が相場の動きを握る大きなカギとなりそうです。

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CADJPYのDailyチャートでは、94~96.50円の2.5円幅のレンジで長く取引きが続き、96.15円には売りのポイントが横たわっています。

1時半チャートでは、200時間SMAが95.62円、中期では95.60、短期95.52円と、95円台の半ばで多くのポイントが交わり、買いの水準になってまs。

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過去14回のデータでは、CADJPYで15分後の相場変動では、最大177pips(高値-安値)と大きく、平均でも50pipsと、今回も動く可能性が期待できます。

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≪今回の予想と前回の数字≫
カナダ中銀は政策金利0.75%の据え置きを予想。

≪CADJPY 過去14回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max177pips
Hi-low=Min9pips
Hi-low=Ave50pips

Open-Hi=Max77pips
Open-Hi=Min1pips
Open-Hi=Ave25pips

Open-Low=Max176pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave25pips

2015年4月15日(水曜)昨日14日、海外市場の動き

2015年4月15日(水曜)昨日14日、海外市場の動き

米決算発表の時期、‌気になる米株は70ドル近く上昇するも、米10債券利回りは1.9%近くへと低下し、ドル売りの流れへ、DXYは0.9%近く下落。

弱い米小売売上高(前月比0.9 予想1.0%、除自動車0.4 予想0.7%)に、米経済への不安が広まり、米金利は低下し、ドル売りの引き金となり、ドルは全面安。

浜田内閣官房参与のUSDJPY水準に関する報道に、USDJPY相場は右往左往、結局は120円で安定してほしいのか?

IMF世界経済見通しは、原油価格下落+通貨安に、ユーロ圏、日本を引き上げ、中国経済、ロシア、ブラジル、南アを引き下げる。

李克強中国首相は、中国経済は経済的な困難に備える必要があると発言、IMFも中国経済見通しを引き下げており、豪ドルに対してのプレッシャーが続く。

カナダ高官はG20でドル高を考察するといい、IMFはドル高による米経済へ弊害を指摘、IMFチーフエコノミストは為替相場次第でFRBは利上げを見送る可能性を示唆。

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USDJPY
浜田内閣官房参与の発言に一時120.10円近くまで上昇するも、弱い米小売売上高に下落基調変わらず、一時119.10円近くまで下落。引き続き119円を維持するも、売り圧力は続く。

EURUSD
ギリシャとの債務問題での話し合いは継続中。IMFはユーロ圏の成長を上方修正、ECBはギリシャ向けELAの増加を決定。米小売売上高を契機に上昇へと変化し、1.0700台を達成後に、売りへと変化。

GBPUSD
米小売売上高を契機に上昇へと変化し、一時1.4800の大台を達成し、1.4760~00のレンジの高値圏で推移。

AUDUSD
欧州市場に0.7550台の安値を達成、米小売売上高を契機に0.7650近くまで上昇し、0.7625~40で推移。

USDCAD
1.2600を高値に上げどまり、米小売売上高を契機に1.2580→1.2450台へ急落、原油価格の上昇も加わり、1.2500の上値は重く安値圏で推移。

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ECB=ギリシャ向け緊急流動性支援(ELA)を8億ユーロ拡大し、上限を740億ユーロへ。

FRBの公定歩合議事録=4地区連銀(フィラデルフィア、カンザスシティー、ダラス,
クリーブランド)が再度、引き上げを提案。1地区連銀が利下げを支持。

カナダ高官=G20高官はドル高の影響を考察へ。

IMFチーフエコノミスト=異常なドル変動となった場合、FRBは利上げを見送る可能性も。

IMFチーフエコノミスト=米国経済の回復は順調で継続。


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2015年4月14日火曜日

2015年4月14日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年4月14日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は大幅下落、米株は小幅下落。ドルは全面高。

USDJPYは、浜田内閣官房参与が「120円は許容範囲」との発言が広まると、120.10円まで上昇するも、120円台の売りは止まらず上値は重く。米小売売上高が予想を下回りドル売全面安へ、USDJPYは119.10台へと続落。

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EURUSDは
1.0560台→1.0700台まで上昇

GBPUSDは
1.4640台→1.4800まで上昇

AUDUSDは
0.7580→0.7840台へ上昇。

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IMF世界経済見通し=年内は主要国経済・地域の成長率の差が拡大するとし、ユーロ圏やインドは上振れへ。

IMF世界経済見通し=今年の世界成長率は3.5%→3.5%、2016年3.7%→3.8%。ロシア、ブラジル、南アは懸念が高まり、中国も消費主導へと移行し景気は鈍化へ。

IMF世界経済見通し=石油価格下落と通貨安の恩恵を受け、スペイン、日本は成長見通しを引き上げ、米国はドルが10%上昇したことで引き下げた。

浜田内閣官房参与=120円は許容範囲で、IMF推計の購買部平価の100円台前半を超え円安が進んでいるが、120円は許容範囲で、125円、130円になると格差がハッキリする。

李克強中国首相=国内経済への圧力は増加し、より大きな経済的な困難に備える必要がある。

4月14日 (火) 21:30 米小売売上高(取引通貨ペア GBPJPY)

4月14日  (火)   21:30 米小売売上高(取引通貨ペア GBPJPY)


≪説明≫
昨日、浜田内閣官房参与の購買力平価では、USDJPYの適正水準は105円と、消費は上向きの発言の影響はしばらく続くと考えます。また、120円が適正水準との声も関係者から意外と多く、直ぐに円安を期待すること難しくなっていますが、大きな流れの変化には至らないと考えています。

今日の米小売売上高で、USDJPY相場の方向性が決定づけられることはありませんが、昨日来続いている円高傾向が続くことを考えながら、戻り売り圧力を意識する必要もあります。

Dailyチャートは上昇トレンドを継続中ながら、上昇力は日々弱くなっており、119.19円に大きなポイントとなっており、週足、月足のチャートでは、高値での推移が続き、いまだ、反転下落へと向かうのか、逆に上昇が加速するのか、両方の可能性を秘め、決め打ちができにくい動きが続いています。

そのため、基本的な取引は円クロスを狙うことも選択肢となりますが、今回は、120.20~40円の売りをターゲットに、引き続きUSDJPYで取引を考えたいと思います。


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今回の米小売売上高の予想は、前月比1.0%(前回-0.6%)、除く自動車前月比0.7%(前回-0.1%)と改善が予想されています。

過去30回のデータでは、予想と実際との差は、前月比で最大0.9%、平均0.3%、除く自動車前月比、最大1.0%、平均0.3%で、直近で0.5%~1.0%と誤差が大きくなっています。

過去18回のデータでは、USDJPYで発表直後15分間の動きをみると、最大64pips(高値-安値)、平均でも26pipsと大きな変化ではないが、ある程度の動きを示しています。

そのために、今回は上下のテクニカルポイントを狙った、順張りの売りと買いで取引を考えたいと思います。

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≪今回の予想と前回の数字≫
小売売上高
前月比=予想1.0% 前回-0.6%、
除く自動車前月比=予想0.7% 前回-0.1%

≪過去30回の予想と実際との差≫
前月比
Max=0.9%
Min=0.0%
Ave=0.3%

除く自動車前月比
Max=1.0%
Min=0.0%
Ave=0.3%

≪USDJPY 過去18回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max64pips
Hi-low=Min4pips
Hi-low=Ave26pips

Open-Hi=Max34pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave10pips

Open-Low=Max64pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave16pips


4月14日 (火) 17:30 英消費者物価指数(取引通貨ペア GBPJPY)

4月14日  (火)  17:30 英消費者物価指数(取引通貨ペア GBPJPY)

≪説明≫
昨日は、中国発の材料による豪ドルとNZドルの変動と、ギリシャ発によるEURの変動、英選挙絡みの材料によるGBPの変動、そして、浜田氏発言によるJPYの変動と、それぞれにテーマが異なっていました。

GBPUSDを考えれば、ダウントレードを継続中で、一時間チャートでは、1.4686が上値のポイントで上げ止まっており、1.4800が大きな壁になっています。

GBPJPYでは、Dailyチャートでは、176円を中心に下髭が長く下げ止まっては見えますが、Weeklyチャートは174.17円に200週SMAがあり、176.04円に200ヵ月SMAが横たわっており、この水準を割り込むと更なる下落に繋がる可能性が高く、下値を試す動きが続く可能性を意識しています。

短期でも、175.50~176.50円のレンジで、中心は176円に有りますが、一時間チャートでは、176.53円に上値のポイントがありこの水準を意識してみる必要が有ります。

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今回CPI予想は、前月比0.2%(前回0.3%)と小幅低下が、前年比は0.0%(前回0.0%)、コア前年比1.2%(前回1.2%)と変わらずの予想となっています。

過去30回のデーターでは、予想と実際との差は、前月比で最大0.30%、平均0.09%、前年比で最大0.3%、平均0.11%となっており、0.2%を超えるとやや値動きが大きくなっています。

過去18回のデータでは、GBPJPYで発表直と15分間の値動きを見ると、最大116pips、平均でも54pipsと動きが大きな発表となっています。そのため、テクニカルポイントを狙った上下のポイントでの売り・買いの選択と、逆指値の売り・買い、両方の選択肢が考えられます。

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≪今回の予想と前回の数字≫
消費者物価指数
前月比=予想0.2% 前回0.3%、
前年比=予想0.0% 前回0.0%、
コア前年比=予想1.2% 前回1.2%、

≪過去30回の予想と実際との差≫
前月比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.09%

前年比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.11%

≪GBPJPY 過去18回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max116pips
Hi-low=Min23pips
Hi-low=Ave54pips

Open-Hi=Max102pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave27pips

Open-Low=Max85pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave28pips

2015年4月14日(火曜)昨日13日、海外市場の動き

2015年4月14日(火曜)昨日13日、海外市場の動き

通貨間で異なる動きへ。

1. AUDUSD+NZDUSDは下落→ 予想を激しく裏切る中国貿易収支に→ 
2. EURUSDは下落→ FT紙ギリシャ・ユーロ離脱の報道(ギリシャ政府否定)や思惑が拡大し、さらに、ギリシャ・選挙の思惑も広まる。

3. USDJPYの上値は重く円が上昇→ 浜田内閣官房参与のUSDJPY105円が妥当・消費者拡大との発言。
4. GBPUSDは5年来の最安値から上昇へ→ 選挙の世論調査でキャメロン政権の保守党の支持率拡大・ユーロ離脱支持党は支持率減少。 ただし、スコットランド世論調査では英国からの独立支持が拡大。

米株は下落、米金利は低下、DXYは上昇。原油価格は上昇、金価格は下落。

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ECB=15日のECB理事会でギリシャ支援拡大を協議。

FT紙=ギリシャは月末までに債権団と改革案で合意しなければ、IMFへの5、6月分の支払い計25億ユーロの凍結を計画。ギリシャ政府はこの報道を否定。

独ビルト紙=ギリシャ政府内で、一部選挙実施に向けた考えが出ていると報道。ギリシャ政府はこの報道を否定。

ムブロフスキス欧州委員会副委員長=ギリシャとの交渉は極めて困難で、時間切れになりつつある。EURUSDの急落はFRBとECBの金融政策のスタンスの違いによる。

イタリア不良債権が積み上がる=欧州委員会はイタリアの銀行の不良債権問題をイタリア当局と緊密に連携。推定1860億ユーロの不良債権が積み上がり、ぜい弱な景気回復の足かせ。

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スコットランド世論調査=英国からの独立をもめるスコットランド民族党(SNP)の私立は46→52%へ上昇、労働党は30→24%へ低下。

英総選挙のICM世論調査=キャメロン首相の保守党支持率上昇しGBP買いが強まる、保守党36→39%、保守党連立の自由民主党8→8%、労働党35→33%、英国独立党・UKIP(EU離脱支持)9→7%、

独政府当局者=EUR安で米国から不満の声はない。

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浜田内閣官房参与=購買力平価からすると120円はかなり円安。105円位が妥当。円高では、為替誘導は日本以外みんなやっていたが、日本は何もしなかったので痛手を受けた。株価が高くなると、消費も増えていく。雇用の指標は良くなっている。安倍政権下で雇用は100万人増えた。



2015年4月13日月曜日

2015年4月13日(月曜) 欧州・米国市場序盤の動き

2015年4月13日(月曜)  欧州・米国市場序盤の動き

サプライズ。予想外に減少した中国の貿易収支、中国経済への懸念が広まり、AUD+NZDは急落。

AUDUSD+NZDUSDの売りがアジア市場で進み、ドル買いを招き、欧州市場は一時ドル全面高。

欧州市場の中盤からは、GBPUSDの買いがリードする、ドル売りの流れへと変化するも、AUDUSD+NZDUSDは逆に続落へ。

米国市場の序盤は、GBPUSDの買いも弱まり、米株は上昇、ドル売りも弱まるが、反発力は鈍い。


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USDJPYは、120.80台まで上昇後、119.70台まで約100ポイント続落。

EURUSDは、1.0610→1.0520→1.0610と約100ポイントの上下と、変動が激しい。

GBPUSDは、アジア市場の1.4560台をボトムに、一時1.4670台まで約100ポイント上昇。
AUDUSDは、0.7660台から弱い中国貿易収支に0.7550台へ約100ポイント続落。

USDCADは、アジア市場の序盤の1.2560台をボトム→1.2640→1.2560と約100ポイント幅で上下変動へ。

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ギリシャ政府=独ビルト紙が、ギリシャ政府内で、一部選挙実施に向けた考えが出ていると報道。この報道を否定。

ドムブロフスキス欧州委員会副委員長=ギリシャとの交渉は極めて困難で、時間切れになりつつある。EURUSDの急落はFRBとECBの金融政策のスタンスの違いによる。

スコットランド世論調査=英国からの独立をもめるスコットランド民族党(SNP)の私立は46→52%へ上昇、労働党は30→24%へ低下。

2015年4月13日(月曜) 為替相場、朝一番の考え

2015年4月13日(月曜) 

おはようございます。桜も散り葉桜へと変化するなか、雨が多く寒かったり不安定な天候が続いています。
統一地方選挙の第一弾も終わりましたが、投票率は低く相変わらず盛り上がらない状況が続いています。

為替相場の方向性を決める、FRBの利上げ開始時期は、6月なのか、9月なのか、または、来年へずれ込むのか? 現状では意見が分かれており定かではありませんが、今週多く発表される、インフレ関連、雇用、景況感関連の経済指標に一喜一憂することは間違いありません。

さて、今週の経済指標や発言の予定などを見ると、先週とは打って変わり重要な経済指標が多く、EUR相場にとってはドラギECB総裁の記者会見を見守ることになりそうです。

主要通貨はともに、不透明なFRBの利上げ開始時期に大きなレンジ相場となっており、一方向へ抜け出すことはまだ難しいのではないでしょうか? ただ、ドル高センチメントに変化はなく、ドルロングポジションが減少した時が絶交のドル買いのチャンスになりそうです。

その中で、GBPUSDは、3月18日の安値を割り込み続落、終値ベースで1.47を割り込みポンドの弱さが目立っており、どこまで値を下げるのか? まず、これを試してみたい気がします。

EURUSDは、相変わらず1.0500~1.1100(詳しくは1.0450~1.1050)のレンジ相場を維持していますが、約4週間かけて6日間試して下落していることで、EURブル派にとっては失望感は隠せません。1.0700~50が売りゾーンに変化しているように見えます。

USDJPYは、緩やかにビットアップ! 多くは期待していませんが、日経平均株価の上昇に達成感は見られず、120円中心のレンジ相場からやや上向き相場になっていることは間違いありません。ドルロングポジションが減少した時が買い場。

2015年4月12日日曜日

今週の為替相場を考える(4月13日~4月17日)

今週の為替相場を考える(4月13日~4月17日)


FRBの利上げ時期の不透明感が相場変動の主因となっています。本当に6月に利上げを開始するのか? それとも、9月なのか来年になるのか? 米金利と株式市場を含めその開始時期の思惑で、為替相場が変動することは間違いありません。

イースターの長い休暇前のポジション調整も終わり、ポジションの調整が十分進んだ中での思惑は、最近の弱い米経済指標が、本当に悪天候やドル相場、エネルギー価格の変動による一時的なものなのでしょうか?

FOMCのメンバーもこれに対して意見が完全に分かれており「じゃあ、もう少し経済指標の結果を待ちましょうか?」と思われてなりません。

その後に発表された、米非農業部門の雇用者数は悪くドル売りへと動いたものの、米求人労働異動調査(JOLTS)では逆に改善傾向が見られ、さて、本当はどっちなのでしょうか?

結論として相変わらず、今後の米経済指標で相場が一喜一憂することは間違いありません。

市場センチメントは強すぎるドルに対しての警戒感が潜在的に残っていることで、一時的にドル売りセンチメントへの変化や、ドル先安期待が高まることも考えやすいことも事実でしょう。

しかし、ドル高による米企業業績の悪化や、輸入物価指数の上昇も、それほど顕著に表れず、それに同意することも難しいと思っています。

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今週の米国発の注目材料
14日(火)米小売売上高、
15日(水)米NY連銀景況感指数、米鉱工業生産、NAHB住宅市場指数、ベージュブック。
16日(木)米住宅着工・建設許可件数、米新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況感指数、FOMCメンバーの発言→ 特にフィッシャFRB議長の発言には意注意!
17日(金)米CPI、ミシガン大学消費者信頼感指数、米景気先行指数。
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今週は、米国以外の材料も多く、それぞれの通貨ペアによっても動きが変わってくる可能性が高いと思われます。

EURUSD
15日(水)には、ECB理事会とドラギECB総裁の記者会見があります。
政策金利0.05%、上限金利・限界貸出金利0.30%、下限金利・中銀預金金利-0.20%の据え置きを予想されていますが、ドラギECB総裁記者会見の記者会見は重要ですが、最近の強い経済指標はQEの影響によるセンチメントの変化に、ネガティブな発言をするとは思えまず、EUR相場の下支えになることが予想されます。

危惧するのは、ギリシャ政務問題だけです。IMFの支払は済ませ、緊急流動性支援(ELA)の上限を12億ユーロ引き上げを承認しています。にもかかわらず、ギリシャはEUR相場の足を引っ張っていることは間違いありません。

ポジティブに考え、仮にこの問題が決着でもするのとになればEURUSDは200~300ポイントぐらいは上昇するのですが、その可能性はあい変わらず非常に低く、ネガティブに考えれば、逆にギリシャ現政権は解散に追い込まれ、各国は政治的な判断を迫られる可能も残っています。

となると、EURUSDは先の高値1.1050を超えることは難しく、1.0450~1.1050のレンジでの取引が続く可能性が高いと思われます。(EURUSDのWeeklyチャートを参照)

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GBPUSD
5月7日の英選挙では、スコットランドのイメージがダブり、英国野党・労働党のミリバンド党首が「英国に住む富裕層で恒久的住所が国外にあると見なされた人の所得の一部を課税対象から控除する制度を撤廃すると約束」し、これらのリスクはどうしても避けられず。

BOEの利上げ期待は徐々に弱まり、レンジの下限を割り込む勢いが気になります。本来ならば、EURGBPの売りにGBPUSDは底堅く推移するのですがそれも期待できにくく、1.4600下限で買っても損切は少な目で、1.4750近辺の戻り売りに変化しているリスクも残っています。英雇用統計は最大の関心事。(GBPUSDのWeeklyチャート参照)

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今週のユーロ圏・英国発の注目材料
14日(火)英CPI
15日(水)独CPI、仏CPI、ECB理事会+ドラギECB総裁記者会見  
4/17(金)英雇用統計、ユーロ圏CPI、
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当局者が「USDJPYは120円前後で安定してほしい」と望んでいるとおり、ドル高にも、ドル安にも、JPYクロスでの上下変動だけで、米株の上下にも、日本株は超安定で買い進まれ、上値目途は立たず。118円~122円のレンジで推移、この景況が変化は見られません。JPYの取引をすにはこのレンジ内で決め打ちするのか、JPYクロスで取引をするのか何れかでは? (USDJPYのWeeklyチャート参照)


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豪ドル
AUDUSDは0.7500~0.7900のレンジを継続。(AUDUSDのWeeklyチャートを参照)



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4/13(月)中国貿易収支
15日(水)中国GDP、中国小売売上高、中国鉱工業生産
4/16(木)豪雇用統計
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