2014年11月29日土曜日

2014年11月29日(土曜)昨日、海外市場の動き(午前6時現在)

2014年11月29日(土曜)昨日、海外市場の動き(午前6時現在)

連休の谷間の金曜日、為替市場はドル高へ。米株は上昇から値を下げ前日と変わらず、米金利は低下、原油価格(WTI)は10.23%下落、金価格も2.65%下落。ドルインデックスは上昇へ。

原油価格は連日に渡り大幅下落。原油価格下落=「ドル買」と「ユーロ+円売り」へ。石油大消費国の米国にとってプラス材料なのか、ドルは上昇。ユーロ圏や日本はデフレ脱却の足を引っ張り、追加緩和の可能性が高まるとの発想に、為替相場の軍配はドル買いへ。

余談ながら、原油価格の下落に、採算割れし停止した、米シェールオイル掘削用ドリルの数は10月10日の1609をピークに、足元1574まで減少し、70ドルを割り込むと多くのシェールオイル油田が採算割れに陥る可能性が高いと言われている。

USDJPYは、終値ベースでは過去7日間の高値を更新し続伸し108.60円台へ。日本のコアCPIが伸び悩み円売りが続き、108円を割り込むことはなく118.70円台へ続伸。ダウ平均株が上昇すると118.50円を超えて続伸、米金利の低下や米株の下げ転換にも、円を買い戻す動きは鈍く、118.60円台を維持。

EURUSDは、大枠1.2430~1.2490のレンジで動けず。ユーロ圏小売売上高は強かったが、CPIは弱く値を下げるも1.2430で下げ止まり、月末要因やEURGBPの買いに1.2480台まで値を戻した。ダウ平均株が上昇からスタートすると売りへと変化し、ロンドンフィキシングで売りが強まり、1.2430割れまで下落、米金利の低下+米株が値を下げたことで、下げ止まる。
GBPUSDは、一日を通じて1.52720台→1.5620台へ約100ポイント続落。
USDCADは、一日を通じて1.1340→1.1440台へ約100ポイント続伸。原油価格の下落と連動し上昇(カナダドル安)、強いカナダGDPにもドル売りは極短時間で終了し1.1440台へ続伸、カナダドルは続落へ。


2014年11月28日金曜日

2014年11月28日(金曜)アジア・欧州市場・米国市場序盤の動き

前日のOPEC減産見送りの影響が続く中、米国市場は連休の谷間と月末で動きにくいと思われるが、いつもながら、米国の金利と現物株待ち。

東京市場では、朝方は発表された、全国・東京都消費者物価指数は予想を下回り弱く、日経平均株は210円超の上昇で17500円に近づいた。

OPECの「原油価格の下落=ドル高=産油国の通貨下落」の流れを継続し、「株高=円安」の方程式に、USDJPYは117.70円→一時118.30円台まで上昇、EURJPYの買いも強く、108円台を維持し、高値圏での動きが続いている。

EURUSDは一時1.2430を割り込みながらも、ユーロ圏CPIは予想通りで売りも続かず、EURGBPの買いも強く、1.2480台まで値を戻し、他の主要通貨を差し置き、強さが目立った。

USDCADは原油価格の下落の影響が続き上昇が続き、カナダドルの弱さが目立つ。注目のカナダGDPの前期比年率が予想を上回り、直後はUSDCADは一時下落するも続かず。


≪今までの経済指標の結果≫
(8:30) 日本失業率=3.5%(予想3.6% 9月3.6%)、有効求人倍率=1.10(予想1.09 9月1.09)
(8:30) 全国消費者物価指数=前年比2.9%(予想3.0% 9月3.2%)、除生鮮 前年比2.9%(予想2.9% 9月3.0%)、除食品・エネルギー 前年比2.2%(予想2.2% 前回2.3%)→ 前回より低下へ
(8:30) 東京都消費者物価指数=前年比2.1%(予想2.1% 10月2.5%)、除生鮮 前年比2.4%(予想2.5% 10月2.6←2.5%)、除食品・エネルギー 前年比1.8%(予想 前回2.1%)→ 前回より低下へ
(16:00) 独小売売上高=前月比1.9%(予想1.5% 前回-2.8%)、前年比1.7%(予想1.4% 前回2.4←2.3%)
(17:00) スイスKOF景気先行指数=98.7(予想100.1 10月99.5←99.8)
(18:00) 英ネーションワイド住宅価格=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.5%)、前年比8.5%(予想8.6% 前回9.0%)
(19:00) ユーロ圏失業率=11.5%(予想 9月11.5%)
(19:00) ユーロ圏消費者物価指数・速報値=前年比0.3%(予想0.3% 10月0.4%)、、HICPコア前年比0.7%(予想0.7% 10月0.7%)
(22:30) カナダGDP 前月比0.4%(予想0.4% 前回-0.1%)、前期比年率2.8%(予想2.1% 第2四半期3.6%)

2014年11月28日(金曜) 今日の動き

2014年11月28日(金曜) 今日の動き

米国市場は連休の谷間で動きにくいと思われますが、昨日発表されたOPECの減産合意の見送りの影響は続きそうです。

NY市場が休場の中での発表だけに、どこまで相場に織り込まれているのか? あるいは、過剰に反応したのか?

いずれにしても、ECBにとっては低インフレが続く可能性が高ったことに変わりはないでしょう。そして、昨日のスペインと独CPIが弱かったことで、今日のユーロ圏CPI・速報値の結果が、12月4日のECB理事会へ影響を与えることは避けられません。

日本での全国と東京都のCPIが発表されます。ECBほど過敏にはなっていませんが、弱ければ弱いなりに追加緩和の期待が強まり、「株価上昇=円売り」の方程式に沿う動きが期待できます。

USDJPYは昨日下値トライし、1時間チャートを割り込み円ショートの切りを誘い、117.20円近くで下げ止まり、結局は値を戻し、相場の下限とみている116.50円までのハードルは相当高そうです。

Dailyチャートは引き続き上値の重さを感じており、今日、日本株が弱ければ、ドル円の売りを今まで以上に誘くことでしょう。

今日のドル円のレンジ予想は、動かなければ、117.60~118.10円。動きは、円クロス次第。

XXXXX


OPECは減産見送り、原油価格の下落に、低インフレ圧力が強まる。
日本全国CPIを注目
ユーロ圏CPIを注目、12月4日のECB理事会への影響は大きい。


注目の経済指標・その他
8:30 日本雇用統計
8:30 日本全国消費者物価指数
8:30 東京都消費者物価指数
16:00 独小売売上高
19:00 ユーロ圏失業率
19:00 ユーロ圏消費者物価指数・速報値
22:30 カナダGDP

11月30日 
17:30 スイス中銀 金保有率に関する国民投票

2014年11月28日(金曜)昨日、海外市場の動き

20141128日(金曜)昨日、海外市場の動き

米国が感謝祭で休場の中で、
OPECは予想外に減産合意を見送り、原油価格急落、金価格小幅下落、為替市場も影響を受けドル買いへ。

米国が感謝祭で休場の中で、ユーロ圏やユーロ圏各国の経済指標や発言で相場が動き、終わって見れば、
OPECの減産見送りによる、「原油価格は大幅下落+カナダドルの下落」が目立ち、この結果に、WTI先物は70ドル台を下回り、一時67台へ下落。この流れが為替相場にも影響を与え、「ドル高全面高+円安」へと動く。
USDJPYは、「下値トライ失敗、コア117.30117.80円のレンジ」
アジア市場で「日本株安=円高」の流れに
117.50円を割り込み下落、欧州市場では、「EURGBP高」の流れに117.20円台まで続落となったが、欧州市場に入り、欧州株は強く、ドル買いが復活すると、117.50円まで上昇、NY市場が休場の中、午前零時近くにOPECの減産見送りの報道にドル買いが加速し、117.80円台へ上昇。

円クロスでは、
CADJPY104.60円台→103.70円台へ続落するも、他は通貨ペアでは円買いも続かず大きな動きは見られず。
EURUSDは、「独・スペインのCPIは弱く、ECBの追加緩和の思惑は消えず」
アジア市場で
1.2520台まで上昇、なんとか1.25台を維持していたが、欧州市場に入ると売りへと変化、予想を下回るスペインCPIに続落、独失業率は改善し失業者数も予想外に減少し、強いユーロ圏景況感指数に、1.2460台でようやく下げ止まる。

強い独
GFK消費者信頼感指数に小幅上昇、注目の独CPIは、EU基準CPIが前回と予想を下回りながらも、ユーロ買いが続くが1.2500の大台を達成できず。OPECの減産合意見送りの発表を境に、売りへと変化し1.2460台まで下落。
●スペインCPIは弱くユーロ売りが強まる(前年比-0.5% 予想-0.3% 前回-0.2%)
●独雇用統計は、失業率は過去最低に(
6.6% 予想6.7% 106.66.7%)、失業者数も減少(-14,000人 予想-3,000人 10月-23,000人←-22,000人)
●ユーロ圏の景況感指数は強い(
100.8 予想100.3 9100.7
●独
GKF消費者信頼感調査は強い(8.7予想8.6 前回8.5
●独消費者物価指数・速報値は、
HIPCは弱い(HIPC前月比0.0% 予想0.0% 前回-0.3%、前年比0.5% 予想0.6% 前回0.7%)

2014年11月27日木曜日

2014年11月27日(木曜) 今日の動き

2014年11月27日(木曜) 今日の動き

今日は、感謝祭で米国市場は休場、多くは期待できず。
 
もちろん、米国発の経済指標の発表はなく、注目度は低いですが、ユーロ圏発の経済指標を注目する必要があります。

昨日、相場をリードしたGBPUSDはどこまで上昇できるのでしょうか? 今週の安値1.5620→1.5800台まで上昇。GBPはクロスでも上昇し、何らかの大きな資金の動きがあったのでしょうね!

EURUSDは、EURAUDの買いが前日からリードしEURが上昇し、またしても、1.25台を回復。ただ、AUDUSDが値を戻しているところを見ると、そろそろ終了ですか? 週初めの1.2360を安値に170ポイント近く上昇。しぶとさには脱帽。

USDJPYは、円安期待が続きながらも、今週は117.40~118.50円の約1円のレンジで変わらず。
ドル円は、衆議院選挙の結果待ち。自民党圧勝で円売りを期待するも、海外勢はそれを期待し、利食いの円買い戻しを意識しているように感じられてなりません。

いずれにしても、選挙で自民党が圧勝すれば、株高=円安、方向に動くのでしょうから、その時のタイミングを狙っているのでしょう!

それとも、12月8日の日本7-8月期GDPの第2次速報値で、1次速報値が予想外に弱い結果となってますが、その反動の確率は高く、マイナス幅の下方修正に、株高=円安の、タイミングを狙っているのでしょうか?

んんん、USDJPYは118円台で5日連続停滞中。チャートを見ていると上値が重くなってきており、気がかりではあるが、問題はどこまで耐えられるかで、116.50円前後では?

1時間チャートは、200時間SMAの117.57円を維持できるか否か! これが重要では。

注目の経済指標・その他
15:45 スイス第3四半期GDP
17:55 独雇用統計
19:00 ユーロ圏 消費者信頼感指数、
19:00 ユーロ圏 景況感指数
21:00 独GKF消費者信頼感
22:00 独消費者物価指数・速報値
22:30 カナダ第3四半期経常収支

2014年11月27日(木曜) 昨日の海外市場の動き

2014年11月27日(木曜) 昨日の海外市場の動き

ドルは全面安、円もクロスで下落。米ダウ平均は小幅下落、原油+金価格も小幅下落、米金利は低下、ドルインデックスは下落。

明日の米感謝祭で休日を前にして、雇用・景況感・住宅・製造業と、午後10時半~零時にかけ次々に発表された多くの米経済指標は総じて弱く、米金利は低下し、ポジション調整の動きにドル売りの流れが続いた。

欧州市場は、AUDUSDの下落がリードするドル買いの動きが続いたが、コンスタンシオECB副総裁が、ECBの国債買い入れの時期に言及したことで、EURUSDは売りから買いへと変化し、GBPUSDは底堅く推移していた。

米国市場に入り、弱い米経済指標が続き、米現物株が弱く、米金利の低下を受けたドル売りへと変化。

GBPUSDがリードしドル売りへと変化し、欧州市場の安値1.56800→1.5800台まで上昇、EURUSDも1.2440→1.2530台まで上昇。弱かったAUDUSDも欧州市場の安値0.8480→0.8550台へ上昇するも、アジア市場の高値0.8560台は超えられず。

USDJPYは、緩やかなドル売りを継続し、117.90→117.40台まで一時下落した後、117.50円以下の買いは厚く、クロスでも円売りが続き、117.80台へ値を戻す。

英第3四半期GDP・改定値は、予想と速報値と変わらず
米耐久財受注は、前月比は予想を上回るが、除輸送機器の前月比は予想外のマイナス。
米週間新規失業保険申請件数は、予想外に増加し悪化へ
米個人所得と個人消費支出は、予想を下回り米金利は低下へ
米ミシガン大学消費者信頼感指数は、予想を下回る
米中古住宅販売保留は、予想外のマイナス
米新築住宅販売件数の販売戸数は、予想を下回る

ゴールドマンサックス=米第4四半期GDP予測を、2.7%→2.5%に下方修正。
キャピタルエコノミックス=米第4四半期GDP予測、3.0%より2.5%に近い。

2014年11月27日(水曜) 欧米市場の動き

2014年11月27日(水曜) 欧米市場の動き

多くの米経済指標が発表されたが、総じて弱く、明日の米感謝祭で休日を前に、米金利は低下し、米株も弱く、ドル売りへ。

欧州市場は、AUDUSDの下落がリードするドル買いの動きが続いたが、GBPUSDは底堅く推移していた。

米国市場に入り、弱い米経済指標が続き、米現物株が弱く、米金利の低下を受けたドル売りへと変化。

ドル売りの流れはGBPUSDは、欧州市場の1.56800→1.5800まで上昇しドル売りをリード、弱かったAUDUSDも欧州市場の安値0.8480で下げ止まり反発。

USDJPYは117.50円まで一時下落。EURUSDは、欧州市場の安値1.2440台→1.25台を回復へ。

英第3四半期GDP・改定値は、予想と速報値と変わらず
米耐久財受注は、前月比は予想を上回るが、除輸送機器の前月比は予想外のマイナス。
米週間新規失業保険申請件数は、予想外に増加し悪化へ
米個人所得と個人消費支出は、予想を下回り米金利は低下へ
米ミシガン大学消費者信頼感指数は、予想を下回る
米中古住宅販売保留は、予想外のマイナス
米新築住宅販売件数の販売戸数は、予想を下回る

2014年11月26日水曜日

2014年11月26日(水曜)今日のポイント

2014年11月26日(水曜)今日のポイント

余談ですが 日銀は18人の役員の給与を9年ぶりに1.3%引き上げ、黒田日銀総裁の年収は3460万円へ。2%のインフレターゲットの達成を自ら率先して目指す動きは、さすが! この時期に決定するとは、さすが!

明日27日は米国市場は感謝祭で休場となり、動きがより複雑になる可能性が高く、ターゲットに入るまで手を出さず、じっくりと待つのも一案ではないでしょうか?

特に、今日は昨日に増して米国発の経済指標の発表が多く、その結果を受け短期的に相場変動が予想されますが、どの程度の振幅になるのか、予想できにくいのではないでしょうか?

USDJPYは、一日を通じては117.40~50円がボトムと考えますが、上値はというと、118.20~40円と考えやすいものの、あっさりその水準まで上昇するよならば売り、時間をかけながらでは売りは躊躇す必要があるかも知れません。

107~119円の2円幅で推移する時間が長くなっており、この幅で安定してくれれば、レンジ取引を想定した逆張りの取引が有効で、どちらか一方向へ抜け出すときについていく必要がありそうです。

相場感は、円安変わらずで、119円台を試し、失敗するのかは否かは別として、年末年始の取引量が低下する時期に、120円の大台を試してみたくはないでしょうか?
 

注目の経済指標・その他
18:30 英第3四半期GDP・改定値
22:30 米耐久財受注
22:30 米週刊新規失業保険申請件数
22:30 米個人所得・個人消費支出
23:45 米シカゴ購買部協会景気指数
23:55 米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値
0:00 米中古住宅販売保留
0:00 米新築住宅販売件数

2014年11月26日(水曜) 昨日、海外市場の動き

2014年11月26日(水曜) 昨日、海外市場の動き

為替市場の動きはやや複雑。EURUSD+GBPUSD+USDCAD=ドル売りへ、AUDUSD+NZDUSD=下落しドル高、USDJPY=小幅下落しドル売りへ。

ドルインデックスは小幅低下、米株は小幅上昇、原油価格は大幅下落、金価格は小幅上昇、米10年債利回りは小幅低下、米2年債利回りは小幅上昇。

アジア市場では、NZ中銀のインフレ期待が前期比から弱まり、NZドル売りが強まり、ロウ豪中銀副総裁が、豪ドル安の調整を示唆、AUDUSDの流れが強まる。

ドル円は、朝方こそ、衆議院選挙で自民党優勢との報道や、日本株高の動きに118.50円台を上昇したが、続かず。結局は117.70円まで値を下げ、一日を通じても117.70~118.20円のレンジで推移。

ユーロドルは、1.24の大台を維持、買い戻しが強まるも、1.25台を復活できず。

ポンドドルは、ドル売りをリードする動きへ。カーニーBOE総裁の「次の金融政策変更は金利の引き上げ」と発言や、フォーブスBOE金融政策委員の「労働市場の弛みは、見通しよりも乏しい可能性」と発言に、弱い米CB消費者信頼感指数を材料に上昇へし、1.5700中心の動きへ。

ドルカナダドルは、カナダドルの強さが目立つ。原油価格の下落にもカナダドル買いの流れが続き、OPECの減産合意の行方が気になる。WSJ紙は減産合意に傾くとの記事を掲載。


※NZ第4四半期 中銀インフレ期待は、前期を下回りNZドル売りが強まる。
※独第3四半期GDP・確報値は、速報値と変わらず動けず。
※カナダ小売売上高は、前回と予想を上回り、カナダドル買いが強まる。
※※米第3四半期GDP・第2次速報値は、前期比年率3.9%と、第1次速報値3.5%と予想を上回り、ドル買いが強まる。
※米FHFA住宅価格指数は、予想を下回る。
※米S&P/ケース・シラー総合20は、予想を上回る。
※米CB消費者信頼感指数は、予想を下回りドル売りが強まる。

★衆議院選挙で自民党優勢との報道に、早朝にドル円の買いが強まるが、118.50円から値を下げる。
★黒田日銀総裁の講演は、「円安はプラスの一方、家計の実質所得を押し下げ」と変化? 会見で「特に考え方が変わったということはない」と釘をさす。
★ロウ豪中銀副総裁は、豪ドル安への調整がみられるだろうと、豪ドル安への誘導は止まず
★カーニーBOE総裁は、次の金融政策変更は金利の引き上げと発言し、ポンド買いが強まる
★フォーブスBOE金融政策委員=労働市場の弛みは、見通しよりも乏しい可能性を示唆、ポンド買いが強まる。
★FRB公定歩合議事録は、3地区の連銀が公定歩合の引き上げを再び提案。

2014年11月25日火曜日

2014年11月25日(火曜) 昨日、海外市場の動き (午前5時現在)

2014年11月25日(火曜) 昨日、海外市場の動き (午前5時現在)

週明け月曜日は、東京市場が休場で、主要な経済指標の発表極めて少なく、米感謝祭を控え、平穏無事。ただし、為替市場は通貨間によって異なる動きへ。

豪ドル+NZドル+カナダドル+円は弱く=ドルは上昇
ポンド+ユーロは強く=ドルは下落=ドルインデックスは下落
米金利は変わらず、米株は小幅上昇、原油価格は下落、金価格は変わらず。

ユーロは、バイトマン独連銀総裁が「ECBの国債買い入れは違法」といい、ノボトニー・オーストリア中銀総裁は「早期の追加緩和措置を否定」し、先週末に、ドラギECB総裁が「早期追加緩和」を示唆した動きが弱まり、ユーロ買いへと動く。

ユーロは、12月4日のECB理事会の動きを早読みして変動。「ドラギECB総裁」対「バイトマン独連銀総裁+クノット・オランダ中銀総裁+ノボトニー・オーストリア中銀総裁」、27日の独CPI、28日のユーロ圏CPIが理事会の決定が左右へ。

ドル円は、連休明けの実需のドル買いを先取りし、テクニカルポイントを割り込めず、逆に上昇。118円台を回復したことで、円売りの調整局面も弱まる。

ユーロドルは、1.24台を回復、1.2450近くまで上昇するも、27日の独CPI、28日のユーロ圏CPIが理事会までに、思惑で動くが、結果を確認するまでは方向感示せず。「何かしてくれるだろう」と期待感は強い。

1.独IFOは、予想外に強くユーロ買いが強まる
2.バイトマン独連銀総裁は、ECBの国債買い入れは違法といい、ユーロ買いが強まる
3.米PMIは前回・予想を下回るが、ドルの動きは通貨間で異なる

2014年11月24日月曜日

2014年11月24日(月曜) アジア・欧州市場の動き

2014年11月24日(月曜)


≪アジア市場は、東京勢不在で薄商い中、中国追加緩和の思惑は消えず≫
東京市場が休場で動けないアジア市場は、薄商いの中で、先週のサプライズな利下げに続き、中国が追加利下げや預金準備率の引き下げを考えているとの思惑が広まり、上海総合は2%近く上昇、日経先物も0.7%近く上昇へ。リスク選好型の動きに、円売り+ドル売りの動きが続いた。


≪欧州勢は、GBP高+円安+豪ドル安≫
欧州市場に入ると、アジア市場の逆を攻め。ドル買いからスタートしEURUSDは下落するも、、独Ifoは予想外に強く、EURUSDは上昇を再買い、GBPUSDもはアジア市場の安値を一時更新するも、逆に、1.5700の大台を狙う動きへと変化。中国発の影響に全く左右されず、AUDUSD+NZDUSDは弱含みで推移。


USDJPY=117.30台を底固めし、118.25円と鬼の居ぬ間に(輸入筋)先週末の高値水運へ逆戻りし、振り出しに戻す。
EURUSD=先週末終値を超え、1.24台に復活するも、1.2450を超えるには力と材料不足

今日は、建国記念日、ちょっと先のことを考えてみたい



今日は、建国記念日で日本は休日となりますので、ちょっと先のことを考えてみたいと思います。

今週27日(木曜)は、米国市場は感謝祭で休場となります。もちろん、為替取引は取引相手が入れば休みとなることはなく、米国市場であれユーロ圏の市場が休場であっても、休むことのない取引です。

この時期になると、クリスマス休暇や年末・年始を迎える動きが強まることになることが予想されます。

各国の通貨当局者は、できるだけ早く安全措置を講じたいと望むことでしょう。 そして、安心して長いクリスマス休暇を迎えたいとでも、かんがえているのではないでしょうか?

為替市場のみならず大きなお金の動きがやや変わってくる時期で、大儲けしているファンドは既に取引を終了し、ロングバケーションに突入し、儲けていないファンドは、一打逆転を狙い大博打を仕掛けることでしょう。

好都合なことに、日本では衆議院選挙があり、12月2日公示、14日投票日で、これを材料に安定政権樹立=黒田日銀追加緩和=日本株高=円売りで、円相場が動くことに残りの全てを賭けている連中もいことでしょう。

いや、ユーロに全てを賭けると言う連中は、12月4日のECB理事会・ドラギECB総裁の記者会見で、追加緩和を期待し、ユーロ売りポジションに賭けていることでしょう。

いずれにしても、12月上旬に大きな変動がある可能性は高い事が予想されます。先んおコメントにもにも書きましたが、12月8日には日本7-8月期GDPの第2次速報値が発表されます。

GDP第1次速報値が、極端に悪い結果の場合には、第2次速報値が上ブレする可能性が高く、今回も、マイナス成長からプラス成長にでも上方修正したならば、安倍首相率いる自民党の選挙を若干ながも有利に導くことができるでしょう。

それはさてより、過去の多くのパターンでは、年末・年始が相場のボトム・ピークで、方向転換することが多く、確率は80%程度ではないでしょうか? ただ、5~10%程度の少ない確率で、8月から続いた動きは翌年夏場まで続くこともありました。

どうも今回はこの例外的な動き=止まらぬ円安になるのではと思われてなりません・・・・・・。

2014年11月23日日曜日

今週の為替相場を考える、経済指標・その他(11月24日~11月28日)

今週の為替相場を考える、経済指標・その他(11月24日~11月28日)

11月17日に発表された、弱過ぎリセッション入りとなった日本のGDPに市場参加者は驚き、日本の衆議院解散、消費増税の延期にも驚き、週末に若干円の買い戻しが見られた、円相場は安値圏を維持して現在に至っています。

≪今週は日米で祭日が重なる≫
今週は、最重要な経済指標の発表もなく、日本(月曜)と米国(木曜)が祭日となります。特に米国では、この感謝祭から、既にクリスマスや年末ムードが始まることにまりますが、今週は木曜祭日、金曜週末(休暇を取り休む)、土曜・日曜と続くカレンダーに、積極的に動けるのでしょうか?

もっとも、日本や欧州発の材料に相場が動くことも多いので、米国抜きでも動かないと思わない方がいいのでしょう。

≪気が早いが日本GDP第2次速報値がきになる≫
今週の相場を考える前に、気が早いのですが、翌々週の事をつい考えてしまいます。衆議院選挙は12月2日公示、14日投票日ですが、12月8日には日本7-8月期GDPの第2次速報値が発表されます。

GDP第1次速報値が、極端に悪い結果の場合には、第2次速報値が上ブレする可能性が高く、今回も、マイナス成長からプラス成長にでも上方修正したならば、安倍首相率いる自民党は選挙に有利になるだろうな? なんてことをつい想像したくもなりますネ。

もし、そうなれば円相場は、日本株はどう動くのか、先のことながら、そちらも気になってなりません。

≪今週の相場見通し≫
さて、今週の相場見通しですが、まず、注目の経済指標から見てみたい。日本は日銀とCPI、米国は各経済指標、欧州はCPIを注目しますが、最重要の発表はありません。

「日本発」
25日、日銀金融政策決定会合議事録、黒田日銀総裁の講演=日銀は発の変動が高くなっているだけに、ハト派なのかタカ派なのかが注目される。
28日、日本の雇用統計、全国と東京都CPI=特に全国のCPIを注目している。

「米国発」
25日、米GDP第2次速報値、米FHFA住宅価格、CB消費者信頼感指数=第1次速報値より下方修正が予想されている。
26日、米耐久財受注、米週間新規失業保険申請件数、米個人所得・個人消費、米ミシガン大学消費者信頼感指数、米中古住宅販売保留、米新築住宅販売件数=米国発の経済指標が多く、注目してます。
27日、米国市場は休場
28日、米国発の指標はなし

「欧州・英国発」
24日、独IFO業況指数、
25日、独GDP
26日、英GDP
27日、独CPI
28日、独小売売上高、ユーロ圏失業率、ユーロ圏CPI

「その他」
25日、OECD経済見通し、カナダ小売売上高
28日、カナダGDP
30日、スイス金保有に関する国民投票

≪AUDUSD+NZDUSD+USDCAD、コモディティー通貨は堅調≫
週足チャートでは、AUDUSD+NZDUSD=底固めし、USDCAD=上値が重くなり、月末・感謝祭などの要因等を考えれば、ドルロングのポジション調整が続く可能性が高いと考えたい。特に豪ドルは金価格との連動性が比較的高く、週末30日のスイス中銀が金保有を積み増すか否かの国民投票を控えて、思惑により動くことも予想されます。

≪ドル円相場≫
ドル円ですが、過去大予想な数字ですが、規則正しく調整が入りながら上昇を続けています。
11月7日 115.60→113.90=1.7円、
11月11日 116.10→114.90=1.2円、
11月17日 117.05→115.45=1.6円、
11月20日 119→117.35=1.65円、

この動きで考えられるのは、大台を達成するごとに大きな調整が入り、調整による円買い戻しは約1.2~1.7円となっていることです。

そして、付け加えるならば、21×4時間の指数移動平均線がボトム(一時割り込むこともありますが、この水準から大幅に下げられず)となって上昇を続けている事です。

ドル円は既に、過去の調整時の値幅は達成し、指数移動平均線も117.60円と、この水準で下げ止まっていることになります。さて、さて。

週明けの明日24日から、この水準を割り込むか、仮に割り込んでも長期間下回ることはできないを、を意識してみたいと思います。

逆にこの水準を割り込み続落するようならば、過去のパターンが変わり、もう一歩大きな116.50円近くまでの円買いへと調性が強まることが予想されます。しかしながら、中長期、年末・年始を考えれば、その水準近くは絶好の買い場ではないでしょうか?

2014年11月22日(土) 先週のポインント

2014年11月22日(土) 先週のポインント

11月17日(月)
日本第3四半期GDP・1次速報値は、予想外のマイナスへに、日本株下落し一時円高へ
日経平均株価は-517円と大幅下落し、USDJPYは117円台→115.40円台まで急落後、116円台半ばへ値を戻す。
ドラギECB総裁は、インフレ下振れリスクを警戒、国債買い入れの可能性を示唆。

11月18日(火)
安倍首相は、消費再増税の延期と、21日の衆議院解散、12月14日の選挙投票を表明
スティーブンス豪中銀総裁は、豪ドル高をけん制

11月19日(水)
日銀金融政策決定会合は、金融政策の据え置きを決定、前回は4名は緩和反対していたが、3名は緩和支持へと変化し、円売りへ動く。
黒田日銀総裁の記者会見、財政規律は政府・国会の責任。消費者物価指数がコアで1%割り込む可能性を指摘、円売りが強まる。
BOEの金融政策委員会議事録は、7対2での政策金利の据え置き決定、利上げ支持者は変わらず、ポンド買いが強まる。
FOMC議事録は、複雑な議論の結果、直後、インフレ期待の低下に警戒すべきに、ドル売りへ、 次に、国外経済の鈍化から受ける影響は限定的、相当の期間の削除支持者があり、利上げに向けた道筋が協議され、米金利は上昇、ドルは全面高。

11月20日(木)
米経済指標は強弱混在するも、トータルでは強さが目立つ。
ユーロ圏の消費者信頼感指数、各国PMIは予想外に弱く、EUR売りが強まる。
強い英小売売上高にポンド上昇
弱い駐豪HSBC製造業PMIに、一時豪ドル売りが強まる。

11月21日(金)
ドラギECB総裁は、今後数カ月以内にユーロ圏経済が改善する兆しはない。インフレ押し上げに強い決意を表明し、量的緩和を示唆。EURは全面安。
中国人民銀行は、予想外に利下げを実施豪ドルは全面高
中国利下げに原油需要の増加期待に原油価格は大幅上昇し、カナダドル買いが強まる。

2014年11月22日(土) 最新のIMMポジション(11月18日集計)から

2014年11月22日(土) 最新のIMMポジション(11月18日集計)から

集計時の18日のデータでは、通貨売の拡大傾向が続き、ドル先高センチメントは変わらず。

先週は、日本の第3四半期GDPは、予想外のマイナスでリセッション入りした日本経済。日本の衆議院解散、消費増税の延期は本決まりし、円売りが加速。FOMC議事録は、複雑な議論の結果、利上げに向けた道筋が協議され、米金利は上昇、ドルは全面高へと動いた。ドラギECB総裁は、インフレ押し上げに強い決意を表明し、量的緩和を示唆し、EURは全面安。中国人民銀行の予想外の利下げに、豪ドルは上昇、原油需要期待に原油価格は上昇し、カナダドル買いが強まる。

円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルの計7通貨合計では、ネットショートは-364,495コントラクトと前週から21,611拡大し、ドル高期待がさらに強まっている。

円は、-92,454と前週からさらに売りが9,891増加し、日本リセッション入りと追加緩和の期待感が円売りを加速させ、円先安期待感は変わらず。しかし、ネットの円ショートポジションでは、9月後半から10月初旬の高水準には達せず、以外にも売り余地を残していた。とは言え、データ集計後に119円近くまで上昇、クロスでも円売りが加速していたことを考慮すれば、週後半で相当の円売りポジションが拡大し、金曜日に調整が入っていたことが推測できる。

ユーロは、-168,730と前週から売りが4,837増加し、再び増加へ逆戻りし、トータルの売りポジションは高値水準で安定しはじめているが、ユーロ先安期待感は変わらず。EURUSDが一時1.26まで値を戻しながらも、週末には1.24割れで終わったことを考えれば、ECB理事会まではユーロを買いにくい状況が続くと思われる。

ポンドは、-22,829と前週から売りが9,938増加、80%近くの増加は、9月9日に買いから売りへと激しく変化した時に次ぐ変動率で、久しぶりである。今回の売りステージは10月7日からスタートし、ポンド売りに変化は見られない。

スイスは、-22,116と前週から559買いが増加し、売りが減少している。EURCHFが介入ポイントの1.2000に近づき、ユーロの下落に伴いユーロ買い・スイス売りの介入を継続させる必要があり、売りは高水準にとどまるか、ユーロによっては拡大する可能性がある。

カナダドルは、-19,517と前週から2,329買いが増加し、売りが減少している。原油価格の下落による売り圧力が続いていはいるが、直近のCPI上昇率は高く、売りがさらに減少している可能性が高い。

豪ドルは、-37,602と前週から425売りが減少、11月4日以降では大きな変化は見られない。しかし、中国の利下げの影響に豪ドル買いが強まっていることで、減少幅は急減している可能性が高い。

NZドルは、-1,247と前週から258売りが拡大、10月7日に長期間続いた買いポジションから、売り変化の流れが続いている。弱い豪ドルで連れ安となっている他に、乳製品の下落の悪影響も強く受けているが、高金利のプラス要因がいつから始まるのか否か、興味深い通貨である。