2015年4月11日土曜日

2015年4日11日(土曜) 最新のIMMポジション(4月7日集計分)から

最新のIMMポジションでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のポジションの合計のネットショートは、-338,410コントラクトと、前週の-336,351からショートが2,059と微増し、引き続き通貨の売で+ドル高センチメトとが続いている。

通貨を個別的に見れば、ユーロの売りが減少し、豪ドルの売りが増加したことが特徴になっている。また、前週売りから買いへと変化した、スイスフランとNZドルは、買いを維持しながらも、スイスフランは買いが減少し、逆にNZドルの買いは増加している。

○円=-23,924→-24,449(-525)、売り微増。
○ユーロ=-226,560→-215,258(+11,302)、売りが大幅減少
○ポンド=-36,630→-34,301(+2,329)、売りが減少
○スイスフラン=+706→+120(-586)、買いが微減
○カナダドル=-29,618→-30,019(-401)、売りが微増
○豪ドル=-24,356→-40,281(-15,925)、売りが増加
○NZドル=+4,031→+5,778(+1,747)、買いが増加






2015年4月11日(土)昨日10日、海外市場の動き

2015年4月11日(土)昨日10日、海外市場の動き

欧州市場はドル全面高、米国市場は弱い輸入物価指数や、週末の利食いにドル売り戻しも見られたが、ドル高基調変わらず。ただし、予想を上回る雇用統計にCAD買いは続く。

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米株は100ドル弱上昇、米2年債利回りは上昇し10年債は低下、原油価格は51.6まで上昇。

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USDJPYは、120円の大台を維持するも、一時120.00円台まで下落、戻りっも120.30円で限定的。中曽日銀副総裁の物価の基調が変化しない限り追加緩和は不要、日生会長の追加緩和は好ましくないとの発言も気になる。

EURUSDは、1.0600を割り込み一時1.0570台まで続落。戻り高値も1.06730と限定的。

GBPUSDは、弱い英鉱工業生産に売りが加速し一時1.4580台まで続落。米国市場では一時1.4660台まで値を戻すも、総選挙で単独過半数は難しく、政局の混迷にGBP買いは限定的。

AUDUSDは、一時0.7630台まで続落、米国市場では0.7690台まで値を戻す。

USDCADは、一時1.2660台まで続伸、強いカナダ雇用統計で売りへと変化、1.2580割れでは下げ止まるも、終了間際には1.2560台まで続落し、カナダドル買いが続く。

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英選挙世論調査=キャメロン首相率いる与党・保守党の支持率が34%、ミリバンド党首率いる野党・労働党が33%と接戦、両党とも単独過半数が獲得できず、選挙後の連立協議で政党間の駆け引きが長引く恐れ。

コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=2016年下期まで利上げを待つべき。引き上げペースは緩やで、政策金利は2017年末時点で2%程度と予想。インフレ率が依然としてFRBの目標を下回り、失業率が高止まりする中、年内の利上げは間違い。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁=利上げには正当性があり、労働市場の緩みが残っているとの見方を否定し、利上げ後に利下げしても問題ない。FOMCでは6月利上を支持しており、かなりの支持があった。最近の弱い経済指標はドル相場やエネルギー価格の変動、悪天候が影響し、一部の弱さは一時的と考える十分な理由がある。

G20(5月16~17日)で、G7非公式協議を開催へ。

日生会長=追加緩和は好ましくなく、日銀の突出した売買状況は元に戻す必要がある。日銀保有の国債は、国債発行残高の1/4を占め、政府15年度の市中発行額に対して、年換算で最大90%に及ぶ規模。

中曽日銀副総裁=今後、消費者物価の見通しが下振れても需給ギャップやインフレ期待など物価の基調が変化しない限り、追加緩和は不要。

中曽日銀副総裁=日本経済は企業や家計の前向きな行動の変化が生じており、デフレマインドは払しょくされつつある。量的・質的金融緩和(QQE)に伴う大規模な国債買い入れを今後も続けていくことは十分に可能。

2015年4月10日金曜日

4月10日 (金)  21:30 カナダ雇用統計(CADJPY) 

≪説明≫
今回のカナダ雇用統計は、変動率が高いことが特徴で、その動きを狙った取引が望まれている。カナダ

ドル相場に関連性の高い原油価格は50ドル台まで上昇するも勢いは弱く、利下げ期待も残り買いの動き

も長続きできていない。

CADJPYは、一時96.60円台を高値に95.40円まで値を下げ、下値のポイントになっている。最近は、

USDJPYが120円台を維持していることで、基本は買いの流れがを維持していると思われるも、弱いCADに

94.00~96.20円のレンジで上下し、この水準を抜け出せずにいる。

CADDJPYは、狙いとしては、95.40~95.80を短期的な目標として考え、そのレンジを抜け出した方法に動

きが加速することが考えられる。

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今回の予想は、失業率6.9%と前回6.8%から小幅上昇が、就業者数は0.0人と前回の-1,000人から若干の

改善が予想されてる。

過去23回のデータでは、予想と実際との差は、失業率で、最大0.4%、平均0.1%となっており、大きな

差とはなっていません。また、雇用ネット変化は、最大8万人、平均では2.7万人と比較的さは大きく、

これが相場変動の要因ともなっている。

過去19回のデータでは、発表直後15分間の為替の変動は、最大97pips(高値-安値)、平均でも52pipsと

、変動の大きな経済指標の一つとなっている。

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≪今回の予想と前回の数字≫
雇用統計
失業率=予想6.9 % 前回6.8 %、
雇用ネット変化率=予想0.0人 前回-1,000人

≪過去23回の予想と実際との差≫
失業率
Max=0.4%
Min=0.0%
Ave=0.1%

雇用ネット変化率(万人)
Max=8.0万人
Min=0.1万人
Ave=2.7万人

≪CADJPY 過去19回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max97pips
Hi-low=Min13pips
Hi-low=Ave52pips

Open-Hi=Max60pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave23pips

Open-Low=Max60pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave29pips


2015年4月10日(金)昨日9日、海外市場の動き

2015年4月10日(金)昨日9日、海外市場の動き

昨日はドル全面高! いつも市場の期待を裏切り、ドル売りは失敗。
それにしても、EURは弱くEURUSDは1.0640台へ。

ギリシャは、懸念のIMF融資返済分、4.5億ユーロの返済を完了。ギリシャはユーロ圏財務次官会議で資金の枯渇を訴え、ECBはギリシャ向け緊急流動性支援(ELA)の上限は732億ユーロと12億引き上げへ。フィンランド紙は、ギリシャのユーロ在留で非常に厳しいい政治判断を迫られる可能性があると指摘。

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為替相場は、EURUSD+GBPUSDの売りが止まらず、ドル買いをリードし、AUDUSD+NZDUSD+USDCAD+USDJPYでも、徐々にドル買いへと変化し、終わってみれば、米金利+米金利は上昇し、ドルは全面高へ!

DXYは99.13と1.19ドル上昇し、ドル全面高! 
欧州株続伸、米株は上下しながら小幅な上昇へ。
米金利は上昇、10年債利回りは入札は低調で1.96%へ上昇。

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BOE金融政策委員会は、予想通り政策金利0.5%と資産買い入れ枠3750億ポンドを据え置き、いつもながら声明や記者会見は何もなく、議事録の発表が待たれる。

昨日の経済指標はいずれをとっても相場の方向性は示せず、
独鉱工業生産は前月比は予想を上回るが前年比は予想外のマイナス。
独貿易収支はほぼ予想通りながら輸出は改善。
英貿易収支の赤字額は拡大。
米新規失業保険申請件数は、ほぼ予想通りながら、4週平均では15年ぶりの低水準に改善。
米卸売在庫は予想を上回る。
カナダ新築住宅価格指数は予想を上回る。

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USDJPYは、JPYベアはの期待を裏切り、120.50を超え120.70円台へ上昇。3月20日以来の高値へ。
EURUSDは、1.10台どころか、1.0700を割り込み、一時1.0630台へ続落、終値ベースでは3月31日の1.0732を割り込み下落へ。
GBPUSDは、1.50トライどころか、1.4680へ続落。3月13日の終値ベースの安値1.4740を割り込み下落へ。

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2015年4月9日木曜日

4月9日  (木) 17:30 英貿易収支(取引通貨ペア GBPJPY)


≪説明≫
今回の英貿易収支は、最重要な指標とは言い難いのですが、最近のGBP相場の変動は比較的大きく、特にGBPJPYの変動率は他の通貨ペアと比較するとその傾向がよくわかります。

また、この発表の後に、BOE金融政策委員会の発表があり、政策金利と資産買い入れ枠の据え置きが予想され、変更がなけば何も発表がなく期待をすることはできません。

もちろん、万が一と言うこともあり、その前では上下に動いた相場がやや修正される可能性もあります。

5月7日の総選挙に向けて積極的にGBPを買う理由は少なく、特に、昨日は、 英国野党・労働党のミリバンド党首が、税の抜け穴をふさぐと公約、ロンドンの金融街シティーの金融センターとしての地位が脅かされる恐れもあり、その影響が心配されます。

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昨日は、M&A絡みと言われているGBP買いに、クロスでもGBPが上昇し、GBPJPYは178.40円をボトムに上昇傾向が続いています。

Dailyチャートでは、177円以下を買いゾーンとし、176.50~178.50円のレンジを8日間続け底固めし、上抜けしてからは今日で4日連続で上昇中です。

過去2日間179円台では上値は抑えられていますが、178.40円をボトムにどこまで上昇できるかを試す動きが期待できます。

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今回の予想では、90億ポンドの赤字となっており、前回の84.12億ポンドの赤字から赤字幅が拡大すると思われています。

過去25回のデータでは、予想と実際との差は、最大17.03億ポンドと大きく、平均でも6.17億ポンドと、ある程度の差は覚悟する必要が有ります。

過去18回のデータでは、GBPJPYで発表直後、15分間の変動では、最大53pips(高値-安値)、平均では21pipsと、大きな変動は期待できません。

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≪今回の予想と前回の数字≫
予想-90億ポンド 前回-84.12億ポンド

≪過去25回の予想と実際との差≫
貿易収支
Max=17.03億ポンド
Min=900億ポンド
Ave=6.17億ポンド

≪GBPJPY 過去18回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max53pips
Hi-low=Min9pips
Hi-low=Ave21pips

Open-Hi=Max31pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave8pips

Open-Low=Max53pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave13pips

2015年4月9日(木曜) 昨日8日、海外市場の動き

2015年4月9日(木曜) 昨日8日、海外市場の動き

FOMC議事録はタカ派で、ドルは全面高へ。ただし、その前にドル安のピークをつけドル買戻しが続いており、ドル買いの反応は限定的。一方、ギリシャ債務問題が不透明で、EURの下落が目立つ。

米株は一進一退しながら小幅高へ、
米金利も上下しながら小幅上昇へ
原油価格は在庫増加に50ドル台へと大幅下落

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USDJPYは、日銀金融政策と黒田日銀総裁の記者会見からはサプライズはなく、相変わらず2%のインフレ目標を2年間かけ達成と変わらず。追加緩和期待だけは残り、新年度入りの円売り期待が続き、円売り圧力だけは残るも、120円台の売りをこなせず、120.50円が大きなポイントとなっており、119.50~120.50円のレンジへ。

EURUSDは、1.10台を定着するには、ギリシャ債務交渉があまりにも不透明。ギリシャ・ロシア首脳会議では、ギリシャはロシアに支援を要請せず、最悪の事態は免れたが、9日のIMF融資返済の決着は未定で、EUR売り圧力が続くき、FOMC議事録発表前に1.0800を割り込み、発表後には1.0760台まで続落。

GBPUSDは、1.5000の大台達成できず。5月7日の総選挙前はどうしても買いは盛り上がらず。労働党のミリバンド党首の選挙公約のリスクにポンド買いは続かず、ロンドンフィキシング後は続落、FOMC議事録後には1.4860まで下落。


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FOMC議事録(3月17日~18日)→ 6月の利上げは意見が分かれ、数人は今後の経済指標で判断と主張、FF金利先物では、6月利上げが確率は低下し、9月の利上げ確率が高まる。

FOMC議事録=複数は6月の利上げを主張、2~3名は年内の利上げを主張、2名は2016年の利上げを主張。

FOMC議事録=数人は、ドル高傾向を指摘。数人は、経済成長の下振れリスクを指摘。辛抱強いの文言削減は、ほぼ全メンバーが支持、反対派1名。

ダドリーNY連銀総裁=FRBの年内の利上げは理にかなう。先週の弱い雇用統計は、悪天候など特殊要因の影響により一過性の可能性が高い。FRBの利上げはサプライズではない。新興国市場は、FRBの利上げに準備が必要。

ダドリーNY連銀総裁=中国の景気減速は恐ろしいものはない。中国が世界の金融ショックを起こさないと自信。ギリシャがユーロ離脱するとは予想しない。

パウエルFRB理事=経済は年後半の利上げ支持を予想。3月の弱い雇用統計にも労働市場の改善は継続へ。

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プーチン・ロシア大統領とチプラス・ギリシャ首相の会談=ロシア大統領は、ロシアはギリシャの融資可能だが、ギリシャは支援を要請しなかった。

ギリシャ債務返済交渉=IMF融資4.5億ユーロ、9日に返済日が迫るが決着はつかず。

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英国野党・労働党のミリバンド党首=税の抜け穴をふさぐと公約、ロンドンの金融街シティーの金融センターとしての地位が脅かされる恐れへ。

英国野党・労働党のミリバンド党首=英国に住む富裕層で恒久的住所が国外にあると見なされた人の所得の一部を課税対象から控除する制度を撤廃すると約束。

英国野党・労働党のミリバンド党首=国境を越えて動き回るバンカーで、これまで英国で非定住者ステータスの恩恵を受けていた人が、大挙して英国を去るということはないが、水が漏れるように少しずつ、より有利な税制の国に移っていくことはあり得るだろう。


2015年4月8日水曜日

2015年4月8日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年4月8日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧米市場は、アジア市場から続いたドル売りの流れを維持しながらも、FOMC議事録の発表を控えて通貨間で異なる動きへと変化。GBPUSDの買いとUSDJPYの売りの流れに反して、EURUSD、AUDUSD、NZDUSDではドル売りの流れもやや弱まった。

欧州株はの伸び悩み、米株は小幅上昇して始まったが、原油価格は低下、米金利は弱含みで推移。

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強さが目立つのはGBPの買いで、M&A絡みのGBP買いに、GBPUSDは1.4840を超えてから続伸、1.4960台と、1.5000の大台を試す動きが続いていた。

USDJPYは、金融政策決定会合や黒田日銀総裁の記者会見では、追加緩和の期待を感じられず、円買ににやや分が勝っており、120円の割り込んでからは逆に120円の上値は重くなった。

EURUSDは、弱い製造業受注にもEUR買いは止まらず、1.0880台まで続伸したが、ギリシャ債務交渉での不透明感は払しょくできず、FOMCを控えて1.09台を超えられず、1.0840~80のレンジで推移している。


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パウエルFRB理事=現在のコアインフレ水準でも利上げが可能。利上げの時期やペースは指標次第で、年後半に利上げ支持すると予想。

2015年4月8日(水曜)昨日7日、海外市場の動き

2015年4月8日(水曜)昨日7日、海外市場の動き

中国軍船で1の日本人がイエメンから脱出、日本はアジアインフラ投資銀行へ運営の公正が確約できれば最大15億ドル拠出(2番目の出資額)の可能性へ。雪解けなのでしょうか?

ドルは全面高。米求人労働異動調査は強く、4月3日のサプライズの米雇用統計とは真逆。一日が終わり金利据え置きで上昇したAUDを除き、ドルは全面高。

米株は100ドル近い上昇から、終盤にかけ値を下げマイナス圏へ。
原油価格はナイミ石油相の発言もあり続伸、一時54ドル台へ上昇。
米2年債利回りは続伸、10年債利回りは上昇から低下へ。
DXYは上昇し、ドル高の流れが続いた。

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USDJPYは、日銀の追加緩和観測も広まり、クロスでの円売りを引き金に、120.40台へ上昇。120.50円の壁を越えられるかを注目。118円~122円の大きなレンジの中での取引ながら、終値ベースでは3月20日以来の高水準に、円売り再開の可能性が高まる。

EURUSDは、またしても1.1000の大台で跳ね返され下落。ユーロ圏の景気拡大は間違いなさそうだが、昨日のサービス業PMIは速報値から下方修正され期待を裏切り、月間600億ユーロのQEは続き、ギリシャ債務問題は未解決で、EUR買戻しも続かず。IMFの決定を気にしながら、1.0700~1.0100のレンジの中での取引。

AUDUSDは、0.7600割れは底堅く、一部で期待ていた豪中銀の利下げ期待が裏切られた反動に、AUDショートの買戻しが続いているが、中銀声明では豪ドル安政策は変わらず、追加緩和を示唆。一時的なAUD買戻しに終わる可能性もあり、0.7600台を維持できるかを注目。

USDCADは、原油価格も下げ止まり上昇を続けているが、1.2440~1.2520のレンジから底値を切り上げ、ドル高の影響を受け底堅くなっている。ハーパー首相の発言は気になるが、目先は1.2480~1.2520のレンジからどちらへ向かうのか?

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米求人労働異動調査(JOLTS)=513.3万人(予想501万人 前回499.8→496.5万件)→ 14年ぶりの高水準。 求人率3.5%(前月3.4%)→ 求人率も上昇。求人率に対する求職者率の割合1.70(前月1.81)→2007年11月以降で最低。4月3日の米雇用統計の非農業部門雇用者数が大幅に低下していたが、この調査では労働市場は底堅く推移している可能性が高い。

ハーバー・カナダ首相=大規模な景気刺激策は検討していない。財政赤字に戻る危険性があり、的を絞った刺激策は検討している。大規模な刺激策を実施しなくても成長すると見込んでいるが、予想より弱い可能性もある。

サウジのナイミ石油相=他国と伴に原油価格を安定に持って行く用意はある。原油価格は近い将来、改善を見込む。

2015年4月7日火曜日

2015年4月7日(火曜)アジア市場の動き

2015年4月7日(火曜)アジア市場の動き

今日、アジア市場のヒーローはAUD。

豪中銀の金融政策は2.25%の据え置きを決定。事前には利下げの予想も多かった影響に、金利据え置きの発表を受け、豪ドルは全面高。

さらに、中銀人民銀行のレポ金利の引き下げ、そして、強い豪小売売上高に、豪ドルの一人勝ち。

しかし、豪中銀は引き続き、将来的な利下げの可能性を示唆し、豪ドル安を支持するも、今日の豪ドル買いの勢いを止められず。

AUDUSDは0.7580→0.7600→0.7710へ一時上昇、AUDJPYも90.50→91.00台→92.10台へ一時上昇。









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USDJPYは、日経平均株価は、1%近く上昇。119.50~70円のレンジで動けず。

EURUSDは、1.0910~50のせまいレンジで安定。チプラス首相は、国内から強い突き上げをを受け、早期解散、総選挙や国民投票の観測も、EURにとってマイナす要因。

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豪中銀の声明は、

豪中銀は政策金利2.25%の据え置きを決定。一部には利下げ観測も強く残り、金利据え置きの発表を受け、AUD買いが急加速。しかし、引き続き、将来的な利下げの可能性を示唆し、豪ドル安を支持。

世界経済は穏やかなペースで成長が続く。中国の成長は昨年より鈍化。米国は引き続き上向き。コモディティ価格は下落、原油価格や一部は急激に下落。

豪州は、トレンドを下回るペースでの成長が続き、失業率は徐々に上昇。

豪経済に余剰生産能力が内在する可能性がある。

労働コスト上昇が抑制される中、為替相場が下落したとしても、今後1~2年、インフレ率は目標と引き続き一致した水準にある。

豪ドル相場は、この1年で米ドルに対して顕著に下落したが、通貨バスケットに対しては対米ドルほどではない。

コモディティ価格が大幅に下落していることで、豪ドルがさらに下落する可能性が考えられる。

均衡がとれた成長を達成するためには、豪ドルの下落が必要になる可能性が高い。

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チプラス首相は、国内から強い突き上げをを受け、早期解散、総選挙や国民投票の観測も。

ギリシャ財務次官は、ナチス・ドイツの占領時のドイツへの損害賠償2790億円を上回る。

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中国人民銀行は、レポ金利を引き下げる。7日物レぽ金利を0.10%引き下げ3.45%に決定。

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2015年4月7日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年4月7日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

米株価は小幅上昇、米金利も上昇。
原油価格は小幅上昇、金価格は小幅下落。

アジア市場では、AUD買いがリードするドル売りへ。

欧州市場では、比較的強いユーロ圏の経済指標や、ギリシャのIMF返済は乗り切れるとの思惑が強く、一時EUR買いが強まるも、1.10の大台から売りへと変化、ギリシャ債務問題は主要課題で変わらず。

米国市場は、FRBの利上げ観測が遠くとの見通しが強まる中、動きは逆で、ドル買戻しへ変化し、JPY売りの流れは止まらず。

USDJPYは、ついに120円台へと上昇し、一時120.30台へ。

EURUSDは、1.0950→1.0840割れまで一時下落。

GBPUSDは、1.5000の大台を達成できず、1.4920→1.4830台へ一時下落するも、1.4900まで復活。

AUDUSDは、強い豪小売売上高、中国レポ金利引き下げ、豪中銀の政策金利据え置きに、利下げを予想した筋から買いが入り、0.7600→0.7710台へ上昇するも、米国市場に入り0.7630まで一時下落。

USDCADは、1.2450台→1.2520台へ上昇。金価格の小幅下落の影響は見られず。


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IMFの世界経済見通しは、2007~2009年の金融危機以降、世界経済の潜在成長率は低下、金利は長期金低水準にとどまる。

ギリシャ議会は特別委員会を創設=24000億ユーロの国際支援を受ける経緯や影響を調査へ。

コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=インフレや雇用が正常水準に戻るには数年必用で、FRBは利上げを来年下期まで遅らせるべき。

BOE金融行政委員会(FPC)会合議事録=現在の経常赤字の規模が大きく、状況によっては英国に対する市場心理の悪化を引き起こす可能性がある。

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4月7日 (火) 13:30 豪中銀 金融政策発表 (AUDJPY)

4月7日  (火) 13:30 豪中銀 金融政策発表 (AUDJPY)

≪説明≫

今回は、豪中銀は政策金利2.25%を据え置くことが広く予想されている。特に注目したいのは、いつもながら声明文で、今まで続いていた追加利下げの可能性と、豪ドル安への誘導が示されえるのか? 

また、これ以外でも、将来の金融政策に関して何らかのヒントを与えてくれるのか? それらを注目している。

2月3日には、政策金利2.50%の据え置き予想が大勢のなか、0.25%の利下げを実施し追加利下げを示唆したことで、AUD売りへ。

3月3日には、追加利下げが多い中で、金利を据え置き、AUD買いへ。

そして、今日、4月7日は、2.25%の据え置きがほぼ間違いないと思われている。

AUDJPYは、下降トレンドから90~95円のレンジに入っており、目先は90~92円のレンジで、この水準を抜け出すと動きが加速する可能性が高くなる。

8時間、1時間チャートでも、直近では安値90.19円、高値91.62円と上下をトライしているが、結局は90.60~91.20円のレンジに収束している。

今日も、90.60~91.20円を第一のターゲットとし、大きな変動では90.20~91.60円のレンジとして考えたい。

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過去16回のデータでは、AUDJPYの発表直後15分間の変動は、最大159pips(高値-安値)、平均で42pipsと、変動は大きい。

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≪今回の予想と前回の数字≫
政策金利2.25%の据え置きを予想

≪AUDJPY 過去16回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max159pips
Hi-low=Min0pips
Hi-low=Ave42pips

Open-Hi=Max58pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave21pips

Open-Low=Max159pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave21pips


2015年4月7日(火曜) 昨日6日、海外市場の動き

2015年4月7日(火曜) 昨日6日、海外市場の動き

懸念通り、米国市場はドル全面高へと急変。
午前零時に流れは変化しドル買い戻しへと動き、未明にかけてストップをつけドル買いが加速。

米株は強く、米金利は上昇。
原油価格は、52ドル台へと急騰、金価格も上昇。

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欧州市場が休場の欧州時間は、ギリシャは懸念されたIMFへ融資返済を確約、英選挙の事前予想も与党は健闘。週末の弱い米非農業部門雇用者数から続いたドル売りの流れを継続した。

米国市場は、ダドリーNY連銀総裁は「FRBの利上げ時期は不確かで、最近の弱い国内経済への見極めが必要」と発言。強い米サービス業PMI、弱い米LMCI、弱いISM非製造業景況指数もあり、流れの変化は、緩やかで、序盤はドル売りが続いた。

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EURUSD=1.1050、GBPUSD=1.5000と、3月26日の高値水準を狙う買いがリードしたドル売りが続き、USDJPY+AUDUSD+NZDUSDは小幅なレンジ相場が続いてた。

流れは変化したのは、午前零時。米株は上昇を続け、米金利は上昇、原油価格は、サウジがアジアへの販売価格を引き上げ上昇し、EURUSD+GBPUSDが売りへと変化し、ドル買いへと変化。

USDCADは、弱いIveyと強い企業景況感調査+原油価格の急騰に、上値は重く、1.2440~1.2505のレンジで、1.2500は引き続き重要なポイント。

USDJPYは119.20円を超え上昇、一時119.60台へ。ただし、119.80円が重要なポイント。

EURUSDは前週NYクローズを割り込み1.0910台まで続落。ただし、1.0900が重要なポイント。

GBPUSDは前週NYクローズを割り込み1.4870台まで続落。ただし、1.4840が重要なポイント。

2015年4月6日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年4月6日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州はイースター・マンデーで休日の中、先週金曜日の弱い米非農業部門雇用者数の結果を受けたドル売りは、週末、米株休場、米債券短縮取引で、相場に反映されてなかった可能性が高く、今日の米国市場の動きが注目された。

結果は、米株は80ドル以上も下落して始まるも、すぐに+90ドル近く上昇。原油価格は上昇し50ドル台へ、金価格も上昇となった。

注目のISM非製造業景況指数=56.5 (予想56.6 前回56.9)→ ほぼ予想通りの結果に動けず、Ivey購買部協会指数=47.9(予想51.0 前回49.7)→ 予想と前回を下回るも、ともに大きな動きにならず。

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EURUSDは、バルファキス・ギリシャ財務相が、9日のIMF4.5億ユーロの融資返済を確約。1.10台を確り維持し、先の高値1.1050近辺を試す動きが続いている。

AUDUSDは、118.80円~119.20円のレンジ相場が続いている。

GBPUSDは、底値を切り上げ、1.5000を目指す勢いが続いている。


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ダドリーNY連銀総裁=FRBの利上げ時期は不確かで、最近の弱い国内経済への見極めが必要。

ダドリーNY連銀総裁=初回の利上げ後の、金融引き締めの動きは低いと予想。

ダドリーNY連銀総裁=3日の米雇用統計の軟化は、労働市場の減速を示しているのか予想できず展開を注視、

バルファキス・ギリシャ財務相=9日のIMF4.5億ユーロの融資返済を確約。

2015年4月6日月曜日

4月6日  (月)  23:00  米ISM非製造業景況指数(取引き通貨ペア USDJPY)

≪説明≫
イースターマンデーで、欧州市場が不在となってはいるが、米国市場がフルに稼働することを考えれば、通常通りの変動が期待でき。また、先週のグッド・フライデーの中で発表された弱い米非農業部門雇用者数の影響が、今日の米国市場でどのように反応してくるのか?

米ISM非製造業景況指数は、過去のデータからそれ程大きな変動は期待できにくいと思われるが、午後10時30分から米株の取引きが開始され、米金利の動向を合わせ、動きが強まる可能性がある。

ドルベアセンチメントに、USDJPYも上値は重く、市場参加者の思惑はUSDJPYの売りに傾き始めている。

1時間チャートでは、上値のポイントは119.39、119.52、下値のポイントは118.80となっており、上下この水準近くでは売り買いが強まる可能性が高くなる。

8時間チャートでは、200×8時間が119.12円近辺にあり、横ばいを続け、この水準を中心としたレンジ相場が長く続いていたとになる。

今日、米ISM非製造号景況指数も、これらのポイントを考慮い入れ、USDJPYのセンチメントは売りながら、結局は大きく動けず、119.12円近辺に収束する流れと考えたい。

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今回の予想は56.5と前回56.9からやや低下が予想されている。

過去25回のデータでは、実際の数字と予想との差は、最大で3.6、平均では1.3となっている。過去の変動をみると1.5~2.0以上の差となれば、やや動きが大きくなることが期待できる。

過去15回のデータでは、USDJPYで発表直後15分間の変動は、最大42pips(高値-安値)、平均で17pipsとそれ程変動幅は大きくない。

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≪今回の予想と前回の数字≫
ISM非製造業景況指数=予想56.5 前回56.9

≪過去25回の予想と実際との差≫
業況指数(総合NMI)
Max=3.6
Min=0.1
Ave=1.3

≪USDJPY 過去15回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max42pips
Hi-low=Min9pips
Hi-low=Ave17pips

Open-Hi=Max33pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave10pips

Open-Low=Max23pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave7pips

4月6日  (月)  23:00  カナダIvey購買部協会指数(取引き通貨ペア CADJPY)

≪説明≫
USDCADは、先週金曜日の米雇用統計直後の急落に1.2500のポイントを割り込み、Daily チャートの上下ポイントとなる、1.2400~1.2800のレンジの下限に近付いている。 同時刻に発表される米ISM非製造業景況指数を気にしながらも、全体的にはドルへの信認の有無が問われる展開となりそうである。

8時間チャートでは、1.2457~1.2584のレンジに入り、Dailyチャートからは、1.2400を割り込むと1.2368が大きなポイントとなっている。

CADJPYは、1時間チャートでは、下限95.14、95.04がポイントで、8時間チャートでは95.06~95.63の上下が重要なポイントになっている。

Dailyチャートでは、94円を一時割り込んだあと続伸し、96.25円の売りが重要なポイントになっており、緩やかな下落基調が続いている。

過去のデータで大相場は期待できず、95.05~15の買いと、95.63、96.25の売りで、やや軟調地合いを意識しながら、上下で順張りの取引きを考えたい。

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今回の予想数字は、51.0と前回49.7から改善が見込まれている。

過去21回のデータでは、発表と実際との差は、最大10.8、平均では4.5となっている。

過去17回のデータでは、CADJPYで発表直後15分間の変動は、最大39pips(高値-安値)、平均でも22pipsと大きな変化は期待できないが、コンスタントに変動を繰り返している。

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≪今回の予想と前回の数字≫
カナダIvey購買部協会指数=予想51.0 前回49.7

≪過去21回の予想と実際との差≫
Ivey購買部協会指数
Max=10.8
Min=0.1
Ave=4.5

≪CADJPY 過去17回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max39pips
Hi-low=Min11pips
Hi-low=Ave22pips

Open-Hi=Max35pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave12pips

Open-Low=Max34pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave10pips

今週もスタートです

おはようございます! 散る桜も何となく風情があり、潔さを感じます。

今日は4月6日の月曜日、今週もスタートします。欧州市場はイースター・マンデーで多くの国が休場となりますが、今日の米国市場は動くことを覚悟しなければならなそうです。

先週金曜日の米雇用統計の結果は、十分市場に織り込まれているとは考えにくく、投機筋は、今夜の米株と米金利を見ながら活発な取引をすることでしょう!

弱い米非農業部門雇用者数を受け、FRBの利上げ時期が先送りされるとの思惑が強まり、全体的にドル売りセンチメントが強まっていることは容易に想像でき、以下の通り市場全体でもドル売りセンチメントに傾いています。

この流れを受け、どこまでドル売りを続けることができるのか? このような条件で無条件でドル買いから入る市場参加者は少ないと思われますが・・・・・。

ドル売りが強まりそうな流れの中でも、相手が弱ければドル売りも限定的となります。

EURはギリシャ問題=9日の期限となるIMF支払い分の融資を受けることができるのか? それ以外では、EURを積極的に売り材料は目先は少なく、QEの拡大による潜在的なEUR売りが続くのみ。結果として短期EUR買い=中期EUR売り。

JPYは新年度入りで、GPIFや年金基金、機関投資家など、押し目買いで臨んでいると思われる超大手の円売りが控えていると推測できます。投機筋の売りが有効であるか否かは、彼ら次第! 短期のJP買い=中期JPY売り。



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海外の大手会社のデータ

FX OPTIONのセンチメントからは(↑Lon Calls/Short Puts ↓Long Puts/Short Calls)前週比

EURUSD ↑70%→69% ↓30%→31%
USDJPY ↑2%→26%  ↓98%→74%
GBPUSD ↑53%→53% ↓47%→47%
AUDUSD ↑49%→47% ↓51%→53%
USDCAD ↑46%→45% ↓56%→55%

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注文状況から
EURUSD 売りオーダー44.30% 買いオーダー55.70%
USDJPY 売りオーダー64.79% 買いオーダー35.21%
GBPUSD 売りオーダー35.26% 買いオーダー64.74%
AUDUSD 売りオーダー56.35% 買いオーダー43.65%

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以下は、3月27日(金曜)、4月3日(金曜)の比較です。




2015年4月5日日曜日

今週の為替相場を考える(4月6日~4月10日)


今週の為替相場を考える(4月6日~4月10日)

今週はオセアニア市場が冬時間に移行します。また、週明け月曜日はイースターマンデーで、欧州市場の多くは引き続き休場となります。

その中でも、先週金曜日の弱い米非農業部門雇用者数の影響が為替市場を含め、金融市場に十分反映されているのでしょうか? 

つまり、イースター休暇に突入していたこともあり、投機的なポジションが減少していた可能性は強いと思われます。

米株市場は取引もなく、債権市場も短縮取引の中だったこともあり、週明け月曜日の米国市場の動きは、その後の相場の動きを見極める意味においても、重要と言わざるを得ません。

この米雇用統計の結果を、米利上げ時期のさらなる先送りとして、ドル売りとするのか? 

それとも、季節的な要因により一時的なもので、雇用の改善傾向が続き、ドル買いを続けるのか? それとも、不透明で先行きを決め打ちすることができず、対ドルの取引はさけ、クロスでの取引で攻めてゆくのか?

米雇用統計の結果に、ややドル売りセンチメントが強まることが予想でき、まずは、ドル売りへ。そして、下がらないとドル買いとなると思われ、4月8日のFOMC議事録(3月17~18日分)がその判断をするきっかけになりそうです。

ドルを含まないクロスの取引では、カナダドルの買い+NZDドルの買いが、強まる傾向は変わらないと思われます。そして、付け加えるならば、5月7日の総選挙を前にしたGBP売りも、与党ほ支持率が拡大することが必要条件となりますが、潜在的なGBP買いの流れも続いています。

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個別に見れば

EURUSDは、1.1050前回の今まで抜けきれなかった高値を試し、1.110台へ上昇した後に下落。

USDJPYは、118.50~120.50円のレンジ下限を試し、116.50~117.00円まで下げることがでるか? それには、クロスで円かいになる必要もある。

クロスでのNZDの買い継続。NZDUSD上昇はそう簡単にはいかいかず、今週内の話ではないが、0.7800を試すことを期待したい。

クロスでのCADの買い継続ながら、USDCADは1.2400~1.2800のレンジ相場入りで、下値リスクがやや高い。

5月7日の選挙前にした売り一巡後の、GBP買いなのだが、それまで、1.47~1.50ののレンジがしばらく続く可能性が高い。

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今週の発表日別では以下が重要となりますが、重要度を考えれば、
ベスト3は以下の通りと考えています。(BOEの金融政策も重要だが、変更がなければなにも発表されず、今回も変更なしを予想している。)

1.FOMC議事録→ 弱かった米非農業部門雇用者数のドル売りがさらに加速するのか、それともも、一時的でドルがかいもどされるのか、結果は重要?

2. 豪中銀金融政策→ 金融政策の据え置きが予想されているが、いつもながら、声明文で相場が動くことになる。

3. カナダ雇用統計→ 原油価格の下落にもカナダドル買いが強まっており、就業者数の伸びが非常に重要になる。

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今週、上記のベスト3を含め、為替相場に影響を与えやすい、主要な指標・発表は以下の通りです。

米ISM非製造業景況指数(4/6)
カナダIvey購買部協会指数(4/6)

豪中銀金融政策発表(4/7)
ユーロ圏総合PMI+サービス業PMI・確報(4/7)
IMF 世界経済見通し (4/7)

黒田日銀総裁 記者会見(4/8)
FOMC議事録公表(4/8)

BOE金融政策発表(4/9)

中国消費者物価指数(4/10)
カナダ雇用統計(4/10)

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2015年4日5日(日曜) 最新のIMMポジション(3月31日集計分)から

2015年4日5日(日曜) 最新のIMMポジション(3月31日集計分)から

最新のIMMポジションでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のポジションの合計のネットショートは、-336,351コントラクトと、前週の-371,270から、通貨の売りが34,919減少し、3月17日の水準を下回り通貨の売りが減少している。

ドル換算のポジションでは、ドルロングが401億ドルと、前週の440億ドルからドル買いが大きく減少、再びドル先高かんがやや弱まっている(クロスもあるので、必ずしもイコールではないが、大まかな傾向がわかる)

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IMMのポジションだけで判断できること考えてみたい。
1.EURショートポジションの拡大傾向は止まらず、最近のEURUSDの上昇を考えれば、EURはUSD以外のクロスポジション(たとえば、EURGBP、EURAUD、EURNZD、EURJPY)などでは引き続き売り圧力が続いている。
2.円ショートは減少、円先高感が強まってい。
3.ポンドショートは減少、GBPUSDの影響より、EURGBPの影響を受け、英総選挙前のリスクで買いにくいが、GBPUSDも潜在的な強さは目立つ。。
4.スイスショートからロングへと変化、EURCHFの売りも要因となっている。
5.カナダドルショートは減少、原油価格の停滞にもかかわらず、カナダドルの買戻しが続いている。
6.豪ドルショートは減少、商品価格の低下や、EURAUD+AUDNZDでのAUD売りにも関わらず、ショートは減少、AUDUSDでの買戻しが続いている。
7.NZドルショートからロングへと変化、強さが目立つ。

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各通貨のコントラクトの変化は、以下の通りで、スイスフラン+NZドルは買いへと変化している。

円は、--45.905→ -23,924 
ユーロは、-220,963→ -226,560
ポンドは、 -38,557→ -36,630
スイスフランは、-3,9555→ +706
カナダドルは、-32,656→ -29,618
豪ドルは、-28,368→ -24,356
NZドルは、-866→ +4,031












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ドル換算した全体のポジションに占める各通貨ペアの割合は、おおよそ以下の通りで、
スイスフランとNZドルはドル売りへと変化、EURを除くドルのロングは減少している。

円は、+48億ドル→ +25億ドル
ユーロは、+302億ドル→ +304億ドル
ポンドは、+36億ドル→ +34億ドル
スイスフランは、+5億ドル→ -1億ドル
カナダドルは、+26億ドル→ +23億ドル
豪ドルは、+22億億ドル→ +19億ドル
NZドルは、+0.1億ドル→ -3億ドル