2015年7月17日金曜日

7月17日 (金)21:30 カナダ消費者物価指数(取引通貨ペア CADJPY)

7月17日 (金)21:30 カナダ消費者物価指数(取引通貨ペア CADJPY)


≪説明≫
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7月15日にカナダ中銀は、一部で予想されながらも、市場のコンセンサスに反して、0.25%の利下げを実施しました。カナダ経済の成長見通し低下で、インフレの下振れリスクが拡大し、上半期のGDPが小幅に縮小したとみられるとの声明で、追加緩和の可能性が意識され、カナダドル売りが続いています。

今回のCPIが予想と大きく離れると、動きが加速する可能性がありますが、週末であることを考慮すると継続性にはやや疑問が残ります。

また、同時刻の米CPIの影響を強く受けるリスクも考慮する必要がり、CADJPYでは影響は少なくなるものの、USDJPYとUSDCADの変動差により、上下への変化が予想されます。

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テクニカルでは、94.50~97.00円のレンジに入り、上値は97.00円→96.00円と上値は下がり、96.10円が上限となっています。

目先では、95.50~96.0円の約50ポイントの狭いレンジで推移しており、本日のカナダCPIを契機に上下いずれかへ抜け出すことを期待しています。

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カナダCPIの予想ですが、前月比は0.3%と前回0.6%と低下へ、前月比は逆に1.0%と前回0.9%から増加が、コア前月比は-0.1%と前回0.4%からマイナの予想へ、コア前年比は2.2%と前回と変わらずとなっており、コアの前年比でマイナスへの予想が特に目立っています。

過去25回のデータでは、予想と実際との差は、前月比で最大0.5%、平均0.15%、前年比で0.3%、平均0.15%、コア前月比で0.30%、平均0.10%と、0.5%の差では変動が大きくなっています。

コア前月比では、最大0.3%、平均0.10%、前年比では、最大0.30%、平均0.07%と予想との差は少なくなっているのが特徴です。

過去21回のデータでは、発表15分間のCADJPYの為替変動を見ると、最大82ips(高値-安値)、平均では38pipsの変動となっています。 直近5回では平均約45pipsと、ある程度の変動を期待できます。


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≪今回の予想と前回の数字≫
消費者物価指数
前月比=予想0.3% 前回0.6%、
前年比=予想1.0% 前回0.9%、
コア前月比=予想-0.1% 前回0.4%、
コア前年比=予想2.2% 前回2.2%

≪過去25回の予想と実際との差≫
前月比
Max=0.50%
Min=0.00%
Ave=0.15%

前年比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.15%

コア前月比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.10%

コア前年比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.07%

≪CADJPY 過去21回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max82pips
Hi-low=Min7pips
Hi-low=Ave38pips

Open-Hi=Max82pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave28pips

Open-Low=Max52pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave10pips


2015年7月16日木曜日

2015年7月16日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年7月16日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

米株は強く、ドル高傾向が続くも、イエレンFRB議長の記者会見と、弱い米経済指標にドル買いから売りへと変化。

ECBは政策金利の据え置きを予想通り決定。ドラギECB総裁の記者会見では、予想通り、現行の月額600億ユーロの資産買い入れはきちんと実施し、必用ならあらゆる手段をとると言う。

また、ギリシャの銀行への緊急流動性(ELA)を引き上げるとのことで、ギリシャの銀行は営業を再開へ。直後はEUR買いが強まるも限定的で、上値は重い。

ユーロ圏財務相会合は、ギリシャ議会が財政改革法案を成立させたことで、支援交渉のテーブルに着くことを決定。総額860億ユーロ(約11.7兆円)の第3次支援の話し合いが始まる。

これを材料にEURショートの利食いや、「EURGBP」のショートカバーで、
また、新失業保険申請件数は予想よ若干改善するも、フィラデルフィア連銀景況指数=5.7(予想12.0 前回15.2)と弱く、ドル売りの流れが続く。

7月16日 (木)21:30 ドラギECB総裁記者会見(取引通貨ペア EURJPY)

7月16日 (木)21:30 ドラギECB総裁記者会見(取引通貨ペア EURJPY)


≪説明≫

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ギリシャの財政改革法案が予想通り多数で可決され、これからは支援の具体化が急速に進むことになりますが、ギリシャ情勢は引き続き不透明感が残り、積極的なEUR買いの動きは見られません。

今後は、ECBの支援と、独連邦議会の承認の有無が焦点になっているが、まず、無事に通過することで間違いないと思われます。

今回のECB理事会では、金融政策の据え置きが予想されており、ほぼ確実視されています。ただ、市場の関心は、今回のドラギECB総裁の記者会見では、ギリシャ支援に対してどのような発言をするのか? ユーロ圏経済についてどのように見ているのか? ポイントと考えます。

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1時間チャートでは、底値が徐々に切り下がり、200時間SMA=135.28が終値ベースで何とかサポートされていますが、時間内では割り込み、中期線の135.63~74の上値が重くなってきています。引き続き、ダウン再度のリスクがより高いと判断されます。

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過去11回のデータでは、EURJPYで発表直後15分間の変動をみると、最大118pips(高値-安値)、平均では53pipsと、変動が期待できる結果となっています。

今回も、発言の内容では相場変動が強まることが期待できますが、資産買い入れ月額600億ユーロを決定した1月の15分間の変動118pipsを最大に、3月、4月、6月では、平均約34pipsの変動幅にとどまっており、直前までの結果を見ながら、取引を判断したいと思います。


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≪EURJPY 過去11回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max118pips
Hi-low=Min19pips
Hi-low=Ave53pips

Open-Hi=Max52pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave20pips

Open-Low=Max92pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave33pips


2015年7月16日(木曜)昨日15日、海外市場の動き

2015年7月16日(木曜)昨日15日、海外市場の動き

米株は下落、米金利は低下、原油価格も下落し、ドルは全面高へ。

イエレンFRB議長の議会証言の原稿で「年内いずれかの時点で政策金利を 引き上げる可能性が高い」との報道にドルは急進。

「米生産者物+NY連銀製造業景気指数+鉱工業生産・設備稼働率」も強く、ドル高の流れが続く

カナダ中銀は、予想外の政策金利の引き下げを決定、カナダドルは急落し全面安へ。

ギリシャ議会の財政再建法案の採決待ち。

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15日はドル高への材料が豊富

米生産者物価指数=前月比0.4%(予想0.3% 前回0.5%)、前年比-0.7%(予想-0.9% 前回-1.1%)、コア前月比0.3%(予想0.1% 前回0.1%)、コア前年比0.8%(予想0.7% 前回0.6%)→ 予想を上回りドル買いの材料となる。

NY連銀製造業景気指数=3.86(予想2.75  前回-1.98)→ 予想を大幅に上回りドル買いが一時強まる。

鉱工業生産=前月比0.3%(予想0.2% 前回-0.2%)、設備稼働率=78.4%(予想78.1 前回78.1→78.2)→ 予想を上回りドル買いの材料となる。

米地区連銀経済報告書(ベージュブック)は、米経済の活動が5月半ばから6月にかけて拡大。

ウイリアムズSF連銀総裁は「今年は利上げの年と確信」といい、メスター・クリーブランド連銀総裁は「FRBは、緊急的な緩和解除の開始が可能」と、利上げ開始ムードが強まる。

イエレンFRB議長、半期に一度の証言原稿(下院金融委員会)=経済が予想通り前進していけば、年内いずれかの時点で政策金利を 引き上げが適切になる可能性が高い。

イエレンFRB議長、半期に一度の証言(質疑応答)=米経済はこれまでよりもかなり良い状況にあると言える。米経済は利上げをこなせるだけでなく、利上げを必要とする状況にあ。

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カナダ中銀声明=予想外に政策金利0.25%引き下げ、0.5%に決定。カナダ経済の成長見通し低下で、インフレの下振れリスクが拡大した。上半期のGDPが小幅に縮小したとみられる。第3四半期はエネルギー以外の輸出が改善し、生産は回復する。

2015年7月15日水曜日

今日は、「ギリシャ支援策の議会承認」+「イエレンFRB議長の議会証言」

今日は、「ギリシャ支援策の議会承認」+「イエレンFRB議長の議会証言」

「中国GDP」+「仏CPI」+「英雇用統計」+「カナダ金融政策」+「米鉱工業生産・NY連銀景況感指数・ベージュブック+「日銀金融政策決定会合・黒田総裁会見」と、まあ、こんなにイベントがそろったものである。

まさか、ギリシャ議会は「NO」と言うこともあるまい、無難に承認するだけと思うが、もちろん将来的には禍根を残すことに変わりない。

イエレン議長も「サプライズ」は言うことはないだろう! 過去の議会証言でも時により相場変動に見舞われるが、いつも常識的な発言にとどまり、先の講演で発言した「今年利上げ開始の見方は変わらず」発言でも、「想定外の展開では、利上げ時期が前後することもある」とくぎを刺していたことを思い出す。

中国GDPも弱いことは織り込み済みで、サプライで株を下げることもないだろう。

ただし、今日の英雇用統計が強ければ、昨日からの流れを見てもGBP買いが優勢で、クロスでもGBP高が見込まれる。昨日の上昇の反動リスクを考えれば、基本は買いながら、押し目を期待してもいいのだろうか?

カナダ中銀の金融政策は、政策金利0.75%の据え置きが市場のコンセンサスながら、0.25%の利下げというサプライズを期待する動きもる。

1月21日にカナダ中銀は、市場予想1.0%の据え置きに反して、0.25%引き下げを発表、直後15分間で、CADJPYは177pips下落したことは記憶にあり、今回は、据え置きでもカナダドル買いに反応する可能性も意識。

USDJPYは、特に日銀や黒田総裁には期待せず。押し目買い、122円台後半は引き続き買いゾーンでは?

7月15日 (水)17:30 英雇用統計 (取引通貨ペア GBPJPY)

7月15日 (水)17:30 英雇用統計 (取引通貨ペア GBPJPY)


≪説明≫
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昨日の英CPIは弱い数字となったものの、カーニーBOE総裁がと、マイルスBOE政策委員が共に、利上げを示唆するサプライズの発言にポンド高が進んでいます。

今日は、ギリシャ議会が救済策の法制化採決の日、そして、イエレンFRB議長の議会証言がその後に控えており、事前にポジション膨らませることも難しく、調整が入りやすいことも意識する必要が有ります。

仮に今回の雇用統計が予想より良い数字ともなれば、さらにポンド買いが強まり、弱ければ利食いの場となりやすいのですが、逆に早々に利食いが入りやすく過剰な反応は期待できそうにありません

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1時間チャートでは、昨日の急騰後の展開を見れば、193円が大きな壁となっており、192.30~193.00が両サイドのポイントとなります。

193.00~20円の売りを消化し、超えてくるような強い雇用統計となれば、194円台のギャップを埋めに動くことも期待できそうです。

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英雇用統計での予想は、ILOベースの失業率は5.5%と前回5.5%から横ばいが、失業者数推移は、-8,800人と前回の-6,500人から減少幅が拡大することが見込まれています。

過去25回のデータでは、予想と実際との差は、ILO・失業率で、最大0.20%、平均で0.06%、失業者数推移では、最大1.67万人、平均では0.77万人となっており、失業者数の増減で為替相場が動くことが多くあります。

過去21回のデータでは、GBPJPYで、発表直後15分間の相場変動をみると、最大120pips(高値-安値)、平均でも60pipsの変動と、動きの大きな指標の一つとなっています。

直近5回のデータでも、平均で80pipsの変動となっており、逆指値での売買を試しやすいデータと考えます。

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≪今回の予想と前回の数字≫
ILO・失業率(3-5月)=予想5.5% 前回5.5%、
失業者数推移=予想-8,800人 前回-6,500人

≪過去25回の予想と実際との差≫
ILO・失業率
Max=0.20%
Min=0.00%
Ave=0.06%

失業者数推移
Max=1.67万人
Min=0.04万人
Ave=0.77万人

≪GBPJPY 過去21回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max120pips
Hi-low=Min30pips
Hi-low=Ave60pips

Open-Hi=Max94pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave34pips

Open-Low=Max119pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave26pips


2015年7月15日(水曜) 昨日14日、海外市場の動き

2015年7月15日(水曜) 昨日14日、海外市場の動き

米株は上昇、米債券利回りは低下、原油価格は上昇へ。

GBP高が目立ち、AUDUSD+NZDUSDも上昇、USDJPY+EURUSD+USDCADは元の水準に逆戻り。

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≪相場変動の材料・要因≫

弱い米小売売上高+予想外に輸入物価指数はマイナスへ=利上げ観測が弱まるとの見通しに、ドル売りが強まる

カーニーBOE総裁+マイルズBOE政策委員=英利上げ時期が近づく→ GBPは全面高。

FRBの公定歩合議事録=5/12地区連銀が公定歩合を0.7%→1.0%へ引き上げを主張。

アトランタ連銀のGDPNowでは、第2四半期GDP予測は、卸売在庫と政府歳出増に、2.3%→2.4%へ上方修正。

イラン核協議で最終合意=原油価格は下落から上昇へと変化

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≪ギリシャ関連≫

ギリシャ15日、緊縮措置を実施するための法案を審議し採決へ。

チプラス・ギリシャ首相の辞任話が飛び出したり(のちに否定)

チプラス・ギリシャ首相は債権団と合意かユーロ圏を離脱するか、2つの選択肢があると言う。

IMFはギリシャ救済策の計画から手を引く可能性を示唆。

IMFがギリシャ支援で状況の悪化を報告し、予想を大幅に上回る軽減措置が必要。

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2015年7月14日火曜日

2015年7月14日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年7月14日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

ギリシャ・ネタは、明日(15日)の法案採決まで、ひとまずまでお休み。

弱い英CPIにも関わらず、強気のカーニーBOE総裁発言に、GBP買いがリードするドル売りへと相場が動き、ドル売りへ。そして、予想外に弱い米小売売上高に、ドル売りが更に強まる。

15日・16日のイエレンFRB議長の議会証言を直前に控えて、米国発の経済指標に、相場は過敏になっている。

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GBP 6月 消費者物価指数=前月比0.0%(予想0.1% 前回0.2%)→ 予想と前回を下回る、前年比0.0%(予想0.0% 前回0.1%)、コア前月比0.1%(予想0.2% 前回0.1%)、コア前年比0.8%(予想0.9% 前回0.9%)→2001年3月以来の低水準。

カーニーBOE総裁=「経済の状況からは、利上げ開始する時期が近づいている」。トレンドを上回る着実な成長が見られ、国内のコストが上昇し始めており、輸入によりディスインフレの一部を帳消しにしている→ GBP急上昇へ。

USD 6月 小売売上高=前月比-0.3%(予想0.3% 前回1.2→1.0%)、除自動車 前月比-0.1%(予想0.5% 前回1.0→0.8%)→ 予想を下回りマイナスとなり、ドル売りが強まる。

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USDJPYは、弱い英小売売上高に、一時123円を割り込むも急反発へ。
EURUSDは、1.098以下の買いは強く下げ止まり、GBPリードのドル売り+弱い米小売売上高に、1.1070近くまで上昇。
AUSDUSD+NZDUSDも、GBPリードのドル売り+弱い米小売売上高に、上昇傾向が続く。




思うこと

ギリシャ議会が15日までに改革案を承認し法制化できるか? 今回、合意が成立する前に、チプラス・ギリシャ首相は、うる覚えだが「俺の一存で、国の半分を売り渡すことを決められるか!」と憤慨していたことを思い出す。

ギリシャが国有資産売却で最大500億ユーロを確保することなど、先の国民投票の民意を反映していないのでは? との反論はある。

しかし、ユーロ圏に残留する道は他になかったと考えれば、議会は改革案を法制化せざるを得ない運命にあるとも考えられ、そして、主役のドイツは初めて下院でギリシャへの第3次支援策を採択できる。

今後に禍根を残すと思うが、まずはめでたい!この問題が解決すれば、当然次は、中国株と、FRBの利上げ時期で、15日、16日のイエレンFRB議長の議会証言に向けた、動きが既にドル高として始まっているとも考えられる。そうなれば、弱いのは円とユーロ。

少なくとも、利上げ開始時期が不透明だった要因の一つにギリシャ問題があったことは確か。それが表面的にせよ解決してくれば、イエレンFRB議長が講演で「今年利上げ開始の見方は変わらず」と発言していたこともあり、単純な発想ながら、15日のイエレンFRB議長の議会証言はドルにとってプラス思考が働く。

その前哨戦として今日から発表となる、主要な米経済指標に相場は素直に反応すると思われ、それと、「ギリシャ発の材料+株+債権+ドル相場」の動きは、いつもながら一蓮托生。

それと、最後になるが、中国株だが一言。力技が功を奏した相場。おかげ様で日経平均株価も大幅上昇し、結局は何もなかったように元の水準へ逆戻り。

過去の教訓から意図的な相場形成は長続きせず、その変動は大きいと考える。しかしながら、今回は中国政府の強いご威光で過去の定義に当てはまらないと考えるべきなのか? いや、例外はなくいずれ大波乱が起きると考えるべきなのか? 今後の未来を見ることのできる水晶玉がほしいい!

7月14日 (火)21:30 米小売売上高 (取引通貨ペア USDJPY)

7月14日 (火)21:30 米小売売上高 (取引通貨ペア USDJPY)


≪説明≫
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ギリシャ議会が15日までに改革案を承認し法制化できるか? 今後のギリシャ発の材料はこの点だけを注意する必要が有ります。 ギリシャが国有資産売却で最大500億ユーロを確保することなど、先の国民投票の民意を反映していないのでは? との反論はあるものの、ユーロ圏に残留する道は他になかったと考えて、合意してくれるのでしょうか? 

そして、この問題が解決すれば、当然次は、中国株と、FRBの利上げ時期で、15日、16日のイエレンFRB議長の議会証言に向けた、動きが既にドル高として始まっているとも考えられます。

その前哨戦として、主要な米経済指標は重要で、本日の米小売売上高等の数字に素直に反応すると思われます。 ギリシャ発の材料と合わせ、株+債権+ドル相場の動きを注目しています。

小売売上高では、過去の変動幅は30pips弱で、上下のポイントが近くにない場合には、敢えて10~15pips狙いの逆指値での売買も選択肢としてみてもいいでしょう。


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テクニカルでは、底堅く上昇トレンドへと逆戻り。ギリシャ発のリスク回避による円買いも期待されたものの、逆に動き、円売りの圧力が強まっています。

6月16日、28日の金・月のギャップを完全に埋める水準となる124.00円近辺と、この日以降の高値123.71円は注目ポイントとして考えています。

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小売売上高の予想数字は、前月比で0.3%と前回1.2%から大幅な低下が、除自動車 前月比は0.6%と前回1.0%から低下を予想しています。

過去33回のデータでは、予想と実際との差は、前月比で最大0.90%、平均0.30%、除自動車 前月比で最大1.0% 平均0.30%となっています。

過去21回のデータでは、USDJPYで発表直後の15分間の変動では、最大73pips(高値-安値)、平均では30pipsと、それ程大きな変動になってはいません。また、直近5回の変動では平均28pipsとなっており、レンジを狙った取引が考えやすくなっています。

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≪今回の予想と前回の数字≫
小売売上高 前月比=予想0.3% 前回1.2%、
除自動車 前月比=予想0.6% 前回1.0%

≪過去33回の予想と実際との差≫
前月比
Max=0.90%
Min=0.00%
Ave=0.30%

除自動車 前月比
Max=1.00%
Min=0.00%
Ave=0.30%

≪USDJPY 過去21回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max73pips
Hi-low=Min13pips
Hi-low=Ave30pips

Open-Hi=Max38pips
Open-Hi=Min11pips
Open-Hi=Ave10pips

Open-Low=Max64pips
Open-Low=Min2pips
Open-Low=Ave19pips


7月14日 (火)17:30 英消費者物価指数(取引通貨ペア GBPJPY)

7月14日 (火)17:30 英消費者物価指数(取引通貨ペア GBPJPY)

≪説明≫

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円クロスや、ポンドクロスの相場変動は激しく、トレンドで勝負することのリスクをも考えなければなりません。

引き続き、ポンドクロスでの方向性は上昇とみており、GBPJPYだけを考えても、185円をボトムに、190円、191円と底値を切り上げつつあり、上昇傾向を続けていると考えます。

今日の英CPIでは、過去の変動率は高く、逆指値の売りと買いで取引を考えたいと思いますが、ギリシャ議会が15日までに支援策を法制化できるか? その攻防を巡る発言などでも相場が動く可能性が高く注意が必要です。


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月足の長期的なトレンドでは190円を上抜け、185円近くへの下髭を長くして復活、上昇傾向が続いています。Weekly & Dailyでは調整局面の中で、再び底堅い展開となっています。

8時間チャートでは、6月26日、6月29日週末・週明けのギャップとなる、195.00→192.50円の窓を埋めきれず、今後上昇トレンドを回復するには、この水準を完全に上抜けする必要が有りそうです。

1時間チャートでは、190円台の攻防から、一時再び192円台を回復、ギリシャ第3次支援策の基本合意後には、191.00円をボトムに下げ止まっており、この水準がポイントになっています。

15分チャートの短期取引でも、191.00円をボトムに、191.20~50円のレンジでの取り引きが続き、この水準を意識した展開が予想されます。

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前年比の予想は0.1%と前回0.2%から小幅低下が、前年比では0.1%と前回0.1%と変わらずの予想となっています。

過去33回のデータでは、予想と実際との差は、前月比で最大0.3%、平均で0.08%、前年比で最大0.30%、平均0.11%と差の少ない指標となっています。

過去21回のデータでは、GBPJPYで発表直後15分回の相場変動では、最大116pips(高値-安値)と大きく、平均でも55pipsと、相場変動を狙った取引も可能となっています。直近5回のデータでも、平均で約65pipsと、変動が大きくなっています。

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≪今回の予想と前回の数字≫
消費者物価指数
前月比=予想0.1% 前回0.2%、
前年比=予想0.1% 前回0.1%

≪過去33回の予想と実際との差≫
前月比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.08%

前月比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.11%

≪GBPJPY 過去21回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max116pips
Hi-low=Min23pips
Hi-low=Ave55pips

Open-Hi=Max102pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave24pips

Open-Low=Max85pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave30pips



過去21回のデータでは、GBPJPYで発表直後15分回の相場変動では、最大116pips(高値-安値

)と大きく、平均でも55pipsと、相場変動を狙った取引も可能となっています。直近5回のデ

ータでも、平均で約65pipsと、変動が大きくなっています。

※※※※※※※※※※※※※※※

≪今回の予想と前回の数字≫
消費者物価指数
前月比=予想0.1% 前回0.2%、
前年比=予想0.1% 前回0.1%

≪過去33回の予想と実際との差≫
前月比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.08%

前月比
Max=0.30%
Min=0.00%
Ave=0.11%

≪GBPJPY 過去21回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max116pips
Hi-low=Min23pips
Hi-low=Ave55pips

Open-Hi=Max102pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave24pips

Open-Low=Max85pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave30pips


2015年7月14日(火曜)昨日13日、海外市場の動き

2015年7月14日(火曜)昨日13日、海外市場の動き

米国では、株価は上昇、債券利回りは上昇、ドル全面高。

報道では「メルケル独首相の勝利+チプラス・ギリシャ首相は屈服」とある。6か月間に及ぶ茶番劇は幕を下ろすことになりそうだが、ギリシャ議会が15日までに改革保安を法制化することが必要で、まずはそれを期待したい。

ようやく、ギリシャへ第3次支援の道筋が見え、リスク選好の動きに、世界的に株価は上昇するも、欧州では、債利回りがギリシャ改革案の不安を反映し低下。

ギリシャリスク低下にも、「ギリシャ問題解決=FRBの利上げ開始期待」なのか? 米ドルは上昇し全面高。ドル高の流れは変わらず。

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トゥスクEU大統領は、前提として各国議会の動意が必要だが、ユーロ圏首脳は、ギリシャへの支援プログラム開始で基本合意と発表。

ギリシャ議会が15日までに改革法案を法制化できるか。それを受け、独下院が17日に議会採決を行い、ギリシャの第3次支援を決める。

250億ユーロでギリシャの銀行へ資本増強へ。ギリシャの資産の一部を基金に移管し民営化・運営により債務返済に充てる。

チプラス・ギリシャ首相は、350億ユーロの成長パッケージと債務再構成で、ギリシャのユーロ離脱は過去のものとなった。

ECB=ギリシャ向けの緊急流動性支援(ELA)の上限を据え置く

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USDJPYは、123.50円で上げどまり、動きは停滞。
EURUSDは、1.1200→1.1000まで大幅下落。
GBPUSDは、1.5590へ上昇後→1.5480まで下落。
AUDUSDは、0.7465→0.7380台へ下落。

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2015年7月13日月曜日

2015年7月13日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年7月13日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

紆余曲折の末、ギリシャのユーロ圏残留がほぼ確定したことで、アジア・欧州・米国の株は上昇へ。

ユーロ圏財務相会合に続き開催された、ユーロ圏首脳会合では、ギリシャ議会が支援条件を全て法制化し承認することが必要で、期限は3日間。

EURUSDは、一時1.1200近くまで上昇するも、EUR買いは短命で、逆にEUR売りが続き1.1050を割り込む。

USDJPYは、早朝はリスク回避の円買いに、122.20円を割り込むも、逆に123.50円近くまで上昇。

AUDUSD+NZDUSD+USDCADと、ドル買いが目立っている。

その中で、健闘しているのはGBPで、クロスでもGBP買いが続く。

2015年7月13日(月曜)

2015年7月13日(月曜)

日経平均株価は大幅上昇し2万円台を回復、中国株も上昇。そして、ユーロ圏首脳会議は、ギリシャ支援でようやく基本合意に達する。

為替相場は不思議な動きで、EUR売りが目立つ。市場は基本合意に懐疑的なのか? リスク選好のパターンなのに、円売りは分かるが、AUD+NZD+CADは弱い。

発表を受け、直後から「円売り+ドル売り」が強まるも、逆に、EUR売りへと変化、「AUD+NZD+CAD」も売り圧力が強まり、GBPだけが安定、円クロスではGBPJPYの上昇が目立ち、他は変わらず、結局は高へ。

結局は、もうしばらく事態の見極めを見ざるを得ず。

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トゥスクEU大統領=前提として、各国議会の動意が必要ながら、ユーロ圏首脳は、支援プログラムの開始で基本合意と発表。

ダイセルブルーム・ユーロ圏財務相会合議長=250億ユーロでギリシャの銀行へ資本増強へ。ギリシャの資産の一部を基金に移管し民営化・運営により債務返済に充てる。

メルケル独首相=2016年3月に現行プログラムの期日がきたら、追加のIMFプログラムを申請。独議会より先に、ギリシャ議会が支援条件を全て承認することが必要。欧州委員会は、ギリシャのユーロ圏離脱は阻止することができた。ギリシャは500億ユーロの民営化基金を設立。

チプラス・ギリシャ首相=350億ユーロの成長パッケージと債務再構成で、ギリシャのユーロ離脱は過去のものとなった

今週の為替相場を考える(7月13日~7月17日)

今週の為替相場を考える(7月13日~7月17日)

不透明な時代。『ギリシャ問題』、『中国株』、『FRBの利上げの有無とその時期』。

ギリシャ支援策はいまだに結論を出せず。ギリシャが15日までに改革案を法制化できるのであろうか? 国民投票で「NO」を突き付けたギリシャ国民の総意を考えると、簡単なことではない。

また、ドイツなどが求めている一時的なユーロ圏離脱も、「選別を渡すから出ていけ!」と言わんばかりで、ユーロ圏各国でも意見の相違があり、ユーロ圏首脳会議では声明に織り込めず。

主要国の首相とチプラス・ギリシャ首相との話し合いは続けているようで、大逆転劇は否定できないものの、ギリシャのユーロ圏離脱の可能性は強まっているといわざるを得ない。


中国株の変動は、政府の力技により下げ止まったのか、続落するのか、いまだ不明。市場では続落を懸念する声も強いが、政府の国家的な維新をかけて政策だけに、予想することは困難。しかし、ギリシャ問題が解決すれば、リスク選好の動きが期待で、株価にとってはプラス要因で、逆の場合にはさらなる売りの可能性が高かる。また、貿易収支(14日)、中国GDP・小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資(15日)の結果次第では、変動も覚悟。

イエレンFRB議長は「年内の利上げ開始との見方は変わらず」と、講演で発言している。そして、米経済のマイナス要因は二つ、「ドル高による輸出への影響」と「原油安に伴う設備投資の落ち込み」で、「ドルの価値や原油価格が安定するとともに年を通じて弱まっていく」と言う。 

今後のドルの下落と原油価格の上昇を予測しているのか? それとも、単なる希望的な観測なのか? その、イエレンFRB議長は半期に一度の議会証言を、下院(15日)、上院(16日)に実施。相場が動くことは間違いなく、週後半の市場にとっては最も重要なイベントでもある。

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リスク選好の動き「ドル売り+円売り+株高+債権売り」。円クロスは円安+USDJPYは上昇。

リスク回避の動き「ドル買い+円買い+株安+債権買い」。円クロスは円高+USDJPYは下落。


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ドル相場
週末のリスクを考えれば、ドルロングを織り込んでいることは事実と思われるも、ギリシャ支援策の混迷を考えれば、安全資産のドルに分がある。

また、中国株は中国政府の力技でボトムアウトしたのか? それとも、構造的な問題を抱えて、続落傾向が続くのか? いまだに市場がオープンしてみないと何とも言えない。

そして、今週はイエレンFRB議長の半期に一度の議会証言が控えている。先の議長の講演では、年内の利上げを強調していたことを考えれば、議会証言でも利上げ姿勢を示すことが考えられ、これも織り込み済みのことではあるが、材料としてはドルにとってはプラス。問題は、「ギリシャ+中国株」への考慮で、この点は不安定要因として残る。

また、気になるのは先の議長の発言で、米経済のマイナス要因は二つ、「ドル高による輸出への影響と原油安に伴う設備投資の落ち込みだが、ドルの価値や原油価格が安定するとともに年を通じて弱まっていく」と言い、ドルの価値が本当に弱まっていくと考えているのか? これが全面に出てくるようであれば、ドル相場の今後を考えることはより難しくなる。


EURUSD 1.0750~1.1250
またしても、ギリシャ第3次支援で合意に至らず。直前の楽観的なムードを考えれば、失望感がより強いと考えたい。そして、ギリシャに求めた改革案の法制化と、一時的なユーロ圏離脱の選択肢は、今までの経緯を考えれば、受け入れやすいものとは考え人くい。今週はECB理事会が開催されるが、ギリシャ支援策が解決されるまではユーロ買いの材料とはなりにくい。

GBPUSD 1.5400~1.5600
ユーロの悪影響を受けるのか? 逆に、EURGBPの売りの好機なのか? この狭間にあり動き一方向になるのかやや疑問。ただ、ドル高・ドル安の影響を直接受けることになり、リスク回避の動きが強まるとクロスではポンド高の流れが期待できる。 

AUDUSD 0.7250~0.7500
ギリシャ問題ではリスク回避の動きによる売り圧力が強まることが予想されるも、より重要な中国株価の動きを確認する必要がある。中国株が安定すれば、予想外に売り圧力は弱まることが予想される。そのためには、中国株への動きが注目される、中国発の経済指標の、貿易収支(13日)、GDP・小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資(15日)を注目。この結果では、上下変動がより強まる。

USDJPY 120.50~123.50
第1段階のギリシャ支援策の難航と、現状の問題を考えれば、安全資産としての円買いが強まることが予想できる。特に、先週末にかけては、中国株や日本株が値を戻していたこともあり、円売りへ動いた反動も気になる。そして、中国株とイエレンFRB議長の議会証言という、不透明要因が控えていることで、レンジを予想することは難しくなるが、要因が確定するまでは、円買い傾向が続く考えたい。

2015年7月12日日曜日

今週の為替相場を考える(7月13日~7月17日)

今週の為替相場を考える(7月13日~7月17日)

月並みながら、市場の関心は、『ギリシャ問題の決着のつけ方』、『中国株』、『FRBの利上げの有無とその時期』。

そのギリシャ問題は、今日、12日がEUとギリシャとの交渉最終期限で、ユーロ圏首脳会議・EU首脳会議の結果次第で、相場見通しも大きく変わってくる。

そのため、今回は詳しい予想を省き、全体的な流れのみを考えてみたい。

「ギリシャ新提案を紆余曲折ながら採択」→ リスク選好の動き「ドル売り+円売り+株高+債権売り」。円クロスは円安+USDJPYは上昇。ただし、ある程度想定済み。

「ギリシャ新提案を拒否」→ リスク回避の動き「ドル買い+円買い+株安+債権買い」。円クロスは円高+USDJPYは下落。


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≪ギリシャ≫
今日、7月12日には、ロングランのギリシャ問題もようやく決着を見ることができそうである。
結果待ちながら、ギリシャ国債の欧州安定メカニズム(ESM)への移管が実現すれば、約70億ユーロの国債償還を回避できる。また、救済資金の準備までのつなぎ融資と、債務負担の軽減が決定し、支援交渉の開始で合意ともなれば、EURの買い戻しが強まることが予想される。ただ、緩やかなユーロ圏離脱への道筋に沿った結果と思われ、中長期のユーロ買いとなるかは疑問が残る。


≪中国株≫
中国株の変動は、政府の力技により下げ止まったのか、続落するのか、いまだ不明。市場では続落を懸念する声も強いが、政府の国家的な維新をかけて政策だけに、予想することは困難。しかし、ギリシャ問題が解決すれば、リスク選好の動きが期待で、株価にとってはプラス要因で、逆の場合にはさらなる売りの可能性が高かる。また、貿易収支(14日)、中国GDP・小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資(15日)の結果次第では、変動も覚悟。


≪米利上げの有無とその時期≫
イエレンFRB議長は「年内の利上げ開始との見方は変わらず」と、講演で発言している。そして、米経済のマイナス要因は二つ、「ドル高による輸出への影響」と「原油安に伴う設備投資の落ち込み」で、「ドルの価値や原油価格が安定するとともに年を通じて弱まっていく」と言う。 

今後のドルの下落と原油価格の上昇を予測しているのか? それとも、単なる希望的な観測なのか? その、イエレンFRB議長は半期に一度の議会証言を、下院(15日)、上院(16日)に実施。相場が動くことは間違いなく、週後半の市場にとっては最も重要なイベントでもある。


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今週の主な経済指標・予定(特にインパクトの大きなものの選択)

今週は、すでに説明の通り、中国株への動きが注目されるため、中国発の経済指標の、貿易収支(13日)、GDP・小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資(15日)を注目。

英国発では、消費者物価指数(14日)、雇用統計(15日)、

カナダ発では、カナダ中銀金融政策(15日)、消費者物価指数(17日)

ユーロ圏発では、ECB理事会+ドラギECB総裁記者会見(16日)

日本発では、日銀金融政策決定会合+黒田日銀総裁記者会見(15日)

米国発では、イエレンFRB議長の半期に一度の議会証言が最も重要(15日-16日)で、消費者物価指数(17日)がそれに続く。それ以外では、小売売上高(14日)、輸入物価指数(14日)、企業在庫(14日)、鉱工業生産(15日)、NY連銀製造業景気指数(15日)、新規失業保険申請件数(16日)、フィラデルフィア連銀景況感指数(16日)、住宅着工件数(17日)、ミシガン大学消費者信頼感指数(17日)と続く。


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今週の主な経済指標・予定


7/13月)  
11:00 CNY 貿易収支
22:00 ユーロ圏財務相会合
3:00 USD 財政収支


7/14(火)    
15:00 GER 消費者物価指数・確報値
17:30 GBP 消費者物価指数 小売物価指数 実勢インフレ率
17:30 GBP 生産者物価指数
18:00 EUR 鉱工業生産
18:00 GER ZEW景況感調査
21:30 USD 小売売上高
21:30 USD 輸入物価指数
23:00 USD 企業在庫


7/15(水)    
11:00 CNY 第2四半期GDP
11:00 CNY 小売売上高
11:00 CNY 鉱工業生産
11:00 CNY 固定資産投資(都市部)
昼過 JPY 日銀金融政策決定会合
15:45 FRN 消費者物価指数
16時頃 JPY 黒田日銀総裁記者会見
17:30 GBP 雇用統計
21:30 USD 生産者物価指数
21:30 USD NY連銀製造業景気指数
22:15 USD 鉱工業生産
23:00 CAD カナダ中銀金融政策発表
23:00 USD イエレンFRB議長 下院金融委員会で半期に一度の議会証言
3:00 USD 米地区連銀経済報告書(ベージュブック)


7/16(木)  
7:45 NZD 消費者物価指数
18:00 EUR 貿易収支
18:00 EUR 消費者物価指数
20:45 EUR ECB理事会
21:30 USD 新規失業保険申請件数
22:30 EUR ドラギECB総裁記者会見
23:00 USD フィラデルフィア連銀景況指数
23:00 USD イエレンFRB議長 上院銀行委員会で半期に一度の議会証言


7/17金)     
21:30 CAD 消費者物価指数
21:30 USD 消費者物価指数
21:30 USD 住宅着工件数
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値
23:00 USD フィッシャーFRB副議長講演
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