2013年12月31日火曜日

米CFTC発表の通貨先物取引(IMMポジション) 12月24日分

米CFTC発表の通貨先物取引(IMMポジション) 12月24日分

クリスマスイブの集計(24日)となった、IMMポジションは、円ショートポジションが拡大し、新たな年の円安を予想した動きが強まっていた。豪ドルのショートポジションも拡大傾向を示しているが、前週までの推移と比較しても穏やかな積み増しにとどまっている。

トータルで見ると、ドル先安感が継続しており、ドルショートポジションが緩やかに拡大しているが、全体的に見ると円ショート=ドルロングを乗り越えてのドル売りセンチメントだけに、主要通貨に対してのドル先安感が相当に強いことを示している。

一方、ユーロとNZドルのロングポジションは緩やかに拡大し、カナダドルは6週間ぶりにショートからロングへと変化している。
















2013年12月29日日曜日

今週の経済指標(12月30日~1月3日)

今週の経済指標(12月30日~1月3日)


今週は特に重要な経済指標の発表も見られない。ただ、年末年始の薄商いの中で、経済指標の結果を材料に、薄商いで相場の動が大きくなることも考えられる。

31日の米CB消費者信頼感指数、1月2日のユーロ圏製造業PMI・確定値、米新規失業保険申請件数、米ISM製造業景気指数が注目される。



12/30(月)
0:00 USD 11月 中古住宅販売成約=前月比予想1.0% 前回-0.6%、前年比予想-0.2% 前回-2.2%
9:01 GBP 12月 ホームトラック住宅調査=前月比予想 前回0.5%、前年比予想 前回3.8%
未定 GBP 12月 ネーションワイド住宅価格指数=前月比予想0.7% 前回0.6%、前年比7.1% 前回6.5%


12/31(火)
23:00 USD 10月 S&P/ケースシラー主要20都市住宅価格指数=前年比予想1.0% 前回1.0%、前年比予想13.4% 前回13.29%
23:45 USD 12月 シカゴ地区購買部協会景気指数=予想61.0 前回63.0、新規受注=前回68.8、雇用=前回60.9、支払価格=前回63.7
0:00 USD 12月 CB消費者信頼感指数=予想76.3 前回70.4、現況指数=前回72.0、期待指数=前回69.3


1/1(水) 主要国市場は全て休場
10:00 CHN 12月 国家統計局 製造業PMI=予想51.2 前回51.4


1/2(木) 日本、NZ、スイス市場は休場
8:30 AUD 12月 AiG製造業指数=予想 前回47.7
17:30 GBP 12月 製造業PMI=予想58.2 前回58.4
17:50 FRN 12月 製造業PMI・確定値=予想47.1 前回47.1
17:55 GER 12月 製造業PMI・確定値=予想54.2 前回54.2、
18:00 EUR 12月 製造業PMI・確定値=予想52.7 前回52.7
22:30 USD 週間新規失業保険申請件数=予想 前回33.8万件
22:58 USD 12月 製造業PMI・確報値=予想54.7 前回54.7
0:00 USD 12月 ISM製造業景気指数=予想56.9 前回57.3、新規受注=前回63.6、雇用=前回56.5、価格=前回52.5
0:00 USD 11月 建設支出=前月比予想0.6% 前回0.8%


1/3(金) 日本は休日
10:00 CHN 12月 国家統計局 サービス業PMI=予想 前回56.0
17:00 CHF 12月 KOF景気先行指数=予想1.91 前回1.85
17:30 CHF 12月 SVME購買部協会景気指数=予想56.2 前回56.5
18:30 GBP 12月 建設業PMI=予想62.0 前回62.6

今週の為替相場見通し(12月30日~1月3日)

今週の為替相場見通し(12月30日~1月3日)

年の瀬も迫り、正月が始まり、東京市場の参加者の多くは、為替相場から離れることが多くなることは間違いないと思われる。

クリスマス休暇が明け、一部の大手投機筋は既に取引を再開しているが、薄商いのこの時期は通常よりも容易に相場を動かすことが可能で、ある意味では力技が通じる、一年を通じて稀な時期となっている。

動かないと思えば、金利を狙うことも選択肢の一つとなっているが、最近の円安+豪ドル安の傾向を考えれば、「直近のショートポジション」をより有利に展開させるための、相場を狙ってくる可能性が高い。

USDJPY、円安の達成感も少なく、円ショートポジションも比較的軽く、日本株は上昇を続け、上昇トレンド変わらず。安倍首相は靖国へ参拝、これも円売りの材料に使われやすい。短期ターゲットは105.00~25円狙いで、105円のオプション・利食いの売りをこなして、106円のオプションバリアを試すまでは終わりそうにない。

EURUSD、上昇トレンド変わらず。1.38台を8度目のトライでようやく上値ブレーク、EURJPYも高値を更新した。一日を通じてみるとEURUSDは1.3890→1.3730台へ160ポイント下落、薄商いの中とは言え、下落幅大きすぎ、短期投機筋は利食を先行させることも視野に。終値ベースで1.38をまたしても割り込んだことで、引き続き上値1.3800~20がポイントとなり、時間をかけて1.3890の前日の高値を目指す動きが予想されるが、ダブルトップになるのか、すんなりと上抜けするのか、非常に興味深い。

AUDUSD、下降トレンド変わらず。クリスマス休暇明けの最初の動きは、AUDの買い戻しだが続かず。0.8800割れの再トライでブレークできるか確かめ、ボトムアウトの可否を決定してから、次の方向性を再検討したい。0.9050を上抜けするまでは弱気ムード変わらず。0.8800~0.8950のレンジに入りやすいが、引き続き手を出したくない通貨ペア。