2015年4月17日(金曜日)昨日16日、海外指標の動き
DXYは97.609(-0.71)に低下しドルは主要国に対して下落し、ドルは全面安。
最近目立った弱い米経済指標と、今日の米住宅着工件数+建設許可件数は弱く、新規失業保険申請件数も増え悪く、影響力の強いフィッシャーFRB副議長は「最近のドル高はそう遠くない将来に終わる」との発言も気になる。結果は、ドル売りの流れが続く。
※※※※※※
アジア市場から始まった、強い豪雇用統計を受けたAUDUSDの上昇が、結果的にドル売りのきっかけとなった。
欧州市場から始まった、ドル売りの流れは、ギリシャの悪影響が続くEURUSDと、いつもながら動かぬUSDJPYを除き継続。
米国市場に入り、弱い米経済指標が続き、ドルは主要国で売りの流れが続くも、米株はやや持ち直し、米金利も安定し、ドル売りも弱まった。
ロンドンクロージングタイムから再びドル売りが加速。EURUSDもついに1.0800の大台を達成。動きが鈍かったUSDJPYは118.80~1198.40円のレンジで動けず。
※※※※※※
EURUSDは、欧州市場の安値1.0620から上昇するも、FT紙で「ギリシャはIMF融資返済を求めたが拒否された」との報道。1.2750の上値が重かったが、米国市場でついに1.08台まで続伸。
GBPUSDは、1.4960台と再び1.5000の大台が目の前に迫る水準まで上昇、今度こそは試してほしいとの願望は強い。
AUDUSDは、0.7820台へと上昇、アジア市場の安値0.7670台から大幅な上昇となった。
USDCADは、1.2140台へと下落、Dailyチャートは今まで長く続いた下値を割り込み続落が続き、欧州市場の高値1.2320台→1.2140台へと大幅な下落となった。
※※※※※※
米株は上下しながら18105.77$(-6.84$)と前日をほぼ変わらず
WTIは56.53$(+0.14$)と上昇、ただし高値からはやや値を下げる、
米債利回りは小幅下落、2年債0.48%(-0.02%)、10年祭1.89%(-0.00%)
※※※※※※
フィッシャーFRB副議長=最近のドル高はそう遠くない将来に終わる。
フィッシャーFRB副議長=年末前に利上げできる状況にある可能性。
メスター・クリーブランド連銀総裁=第1四半期の経済指標が、冬の厳しい天候や米西海岸での港湾労使交渉のもつれに弱かったが、FRBは6月に利上げをすることは可能。
メスター・クリーブランド連銀総裁=米経済のマイナスの衝撃に耐える力は強まり、FRBが事実上のゼロ金利政策を解除した後に再利下げのリスクは低下。
ロックハート・アトランタ連銀総裁=弱い米経済指標に、FRBの利上げは見極めにくい。
ローゼングレイン・ボストン連銀総裁=3月のFOMCで、労働市場の一段の改善とインフレ率が2%に向けて上昇する確信を得ることを利上げ開始の条件とした。この2点の条件は共に達成されておらず。
米上院財政委員会委員長=米大統領の貿易促進権限、16日にも超党派案提出。
ルー米財務長官=米国は貿易相手国が市場原理に基づく為替相場に移行するよう、一層の取り組みを続けていく。
ギリシャ当局者=FT紙の報道で、融資の延期でIMFと接触した事実はないと否定。
ラガルドIMF専務理事=ギリシャに対し融資の返済遅延は認めない。
0 件のコメント:
コメントを投稿