2014年5月10日土曜日

5月10日(土曜)昨日、海外市場の動き

5月10日(土曜)昨日、海外市場の動き


***** 昨日のポイント *****

◎中国の消費者物価指数は予想外に弱かったが、AUD売りは限定的。
◎独貿易収支は、ウクライナ危機と中国経済の減速で予想外に弱く、EUR売りの流れは止まらず。
◎英貿易赤字は縮小し、英鉱工業生産と製造業生産はやや強い数字にも、GBP売りの流れは止まらず。
◎カナダ雇用統計は、予想外に弱くカナダドル売りが強まる。
◎米卸売在庫と卸売売上高は強く、EURとCHFでドル高傾向は続くが、GBPとCADではドル買いが弱まる。
◎米DJIAは高値を更新。

前日にドラギECB総裁が「6月の追加緩和の可能性」を示唆。この影響による相場の乱高下の影響は冷めず。前日強弱が二極化し、弱いユーロ、スイスフランと、比較的強い、円、カナダドル、豪ドルの動きが注目されたが、ポンドは強い経済指標に反して続落、カナダドルは弱い雇用統計に急落。EURJPY、CHFJPY、CADJPY、GBPJPYで円高傾向が続く。

アジア市場は、USDJPYは101.50円以下の実需筋の買いに底堅く再び、101.55~75円のレンジに逆戻りし、USDCADは1.4800を上限に上値は重く、AUDUSDは弱い中国CPIにも0.9350以下の買いに底堅く推移。一方、弱かったEURUSDは1.3830台で、USDCHFも0.8800~10で動かず。

欧州市場は、前日の流れを引き続き、EURUSDの売り、USDCHFの買いがリードするドル高傾向が強き、さらにGBPUSDの売りが加わる。GBPUSDは、英貿易赤字の縮小と、やや強い英鉱工業生産と製造業生産にもGBP売りの流れは止まらず。USDJPYは101.60~80円のレンジで動けず、AUDUSDは0.9350で下げ止まり0.9380近くまで上昇。

米国市場に入り、USDJPYは101.70~85円の狭いレンジで動けず。カナダの雇用統計は弱く、カナダドル売りが加速。EUR、CHF、GBPに続き、CADまでも弱く、強い米卸売在庫と売上高にドル高傾向が続くが、GBPとCAD売りは弱まる。

***** 発言・その他 *****

◎豪中銀、四半期の金融政策報告=豪ドル相場は落ち着いているが、豪ドルは依然として高水準で、交易条件の悪化に下落する可能性がある。
◎豪中銀、四半期の金融政策報告=現在の金利水準は暫くの間は適切。失業率は2015年半ばまで低下しない。2014年半ばまでのGDP予測2.75%→3.0%に上方修正、2014年末2.75%、2015年はトレンドを上回る水準へ。基調インフレ率は2014年半ば2.75%、2014年末2.5%、後に2~3.0%の見込み。
◎中国国家外為管理局(SAFE)=人民元は均衡した水準に近づきつつある。
◎リッカネン・フィンランド中銀総裁=ドラギECB総裁発言は、理事の共通見解。
◎ショイブレ独財務相=ユーロ安定を確実にするために、あらゆることを行う。
◎ラブロフ・ロシア外相とケリー米国務長官との電話会談=ロシアは米国にウクライナ政府と親ロシア派の早期対話を要請
◎ユーロマネー調査=為替市場のシェア・ランキングでドイツ銀行が9年間首位の座を降りる。1.シティグループ(16.04%)、2.ドイツ銀(15.67%)、3.バークレイズ(10.91%)、
◎フィッシャー・ダラス連銀総裁=FF金利が将来的に適切な政策手段ではない、保持は望ましいがタームレポや翌日物リバースレポ、消化準備に対する理付けなどの措置を検討している。
◎フィッシャー・ダラス連銀総裁=ドット・チャート(FOMCメンバー公表の利上げ見通し)が混乱を起こすのなら、全廃も選択肢。
◎フィッシャー・ダラス連銀総裁=債券購入の着実な縮小が望ましく、100億ドルずつ縮小し、10月に150億ドル縮小し終了を支持。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

CNY 10:30 CNY 4月 消費者物価指数=前月比-0.3%(予想-0.1% 前回-0.5%)、前年比1.8%(予想2.1% 前回2.4%)→ 予想を下回るもAUD売りは見られず
CNY 10:30 CNY 4月 生産者物価指数=前年比-2.0%(予想-1.8% 前回-2.3%)→ 予想よりマイナス幅が拡大
AUD 10:30 AUD 豪中銀 金融政策に関する声明
GER 15:00 GER 3月 貿易収支=148億ユーロ(予想166億ユーロ 前回158←163億ユーロ)、輸出=前月比-1.8%(予想1.0% 前回-1.3%)、輸入=前月比-0.9%(予想0.5% 前回0.4%)→ ウクライナ危機と中国経済の減速で予想外に悪い、経常収支(季調前)=195億ユーロ(予想149億ユーロ 前回138←139億ユーロ)→ 予想を上回る
GBP 17:30 GBP 3月 鉱工業生産=前月比-0.1%(予想-0.2% 前回0.8←0.9%)、 前年比2.3%(予想2.4% 前回2.5←2.7%)、製造業生産=前月比0.5%(予想0.3% 前回1.0%)、前年比3.3%(予想2.9% 前回3.9←3.8%)
GBP 17:30 GBP 3月 商品貿易収支=-84.78億ポンド(予想-90億ポンド 前回-87.49←-90.94億ポンド)、-12.84億ポンド(予想-20億ポンド 前回-17.13←-20.58億ポンド)
CAD 21:30 CAD 4月 雇用統計: 失業率=6.9%(予想6.9% 前回6.9%)、雇用ネット変化率=-28,900人(予想12,000人 前回42,900人)、労働参加率=66.1%(予想66.2% 前回66.2%)、米国基準の失業率は6.0%→ 予想外に悪く直後はCAD売りが強まる
GBP 23:00 GBP 4月 NIESRGDP予想=1.0%(予想 前回0.9%)
USD 23:00 USD 3月 卸売在庫=前月比1.1%(予想0.5% 前回0.7←0.5%)、卸売売上高=前月比1.4%(予想1.2% 前回0.9←0.7%)

2014年5月9日金曜日

5月9日(金曜)昨日、海外市場の動き


5月9日(金曜)昨日、海外市場の動き


***** 昨日のポイント *****

◎豪雇用統計は予想外に強く、豪ドル買いが強まる。
◎中国貿易収支は、輸出入が予想外に強く、豪ドル買いが強まる。
◎独鉱工業生産は予想外に弱いが、ユーロ買いは止まらず。
◎英RICS住宅価格とハリファックス住宅価格は予想に届かず。
◎BOEは政策金利と資産買入枠を据え置く。
◎ECBは政策金利を据え置く。
◎ドラギECB総裁の記者会見直後は、ドル売りへ、EURとCHFの買いがリード。
◎ドラギECB総裁は、6月に行動を起こす可能性と、ユーロ高をけん制しドル買いへ、EURとCHFは売りへと急変。
◎米新規失業保険申請件数は、予想より改善。
◎イエレンFRB議長の議会証言は、前日とほぼ変わらず。
◎ロシア外務省=米国とカナダに報復制裁を発動。
◎ウクライナ東部のドネツク、ルガンスクは11日の住民投票を実施へ。

為替相場は波乱へ。ドラギECB総裁は6月のECB理事会で追加緩和の可能性を示唆し、ユーロ高が低インフレを招くリスクを懸念。EURUSDは1.40を試す動きから1.3830割れまで下落。EURとCHFの弱さが目立ち、GBPも軟調。JPYとCADは強く、AUDとNZDは動けず。

アジア市場は、日経平均株価が上昇するも、仲値の攻防でも102円の壁は厚く超えられず、101.70円近くまで値を下げるが引き続き高値水準を維持。EURUSDはECB理事会を控えて動きにくいが、1.39台を引き続き維持。GBPUSDは一時1.6950を割り込み1.6940台まで値を下げたが底堅く推移。AUDUSDは強い豪雇用統計と中国の貿易収支に0.9320をボトムに0.9380台まで上昇。

欧州市場の序盤は、弱い独鉱工業生産にも1.3910をボトムに下げ止まり1.3950を越える動きへ。BOEは予想通り、金融政策の据え置きを決定、ポンド相場は影響見られず。ECBも予想通り金融政策の据え置きを決定、直後からユーロ買いの流れが強まり、CHFの買いと共にドル売りをリード。

ドラギECB総裁の記者会見直後は、EURUSD1.3990台まで上昇、USDCHFは0.8700台まで下落。6月の理事会で金融緩和の可能性を示唆、ユーロ高のけん制発言に、EURUSDは1.3880まで急落、USDCHFも0.8770台まで上昇、EURGBPも急伸。USDJPYは一時101.65割れまで値を下げるも緩慢な値動きが続く。

米国市場に入っても、ユーロ売りとCHF売りの流れは変わらず、EURUSDは1.3830台へ下落、USDCHFは0.8800台へ上昇。クロスの動きも影響し、円買いとカナダドル買いへと動き、USDJPYは101.50円割れへ、USDCADは1.0810台へ下落。豪ドルとNZドルは積極的に動けず。イエレンFRB議長の議会証言では、前日とあまり変わらず。欧州株は大幅上昇、米株は伸び悩む。


***** 発言・その他 *****

◎李克強首相=2014年の成長率は、公約の7.5%達成可能。
◎ドラギECB総裁の記者会見=6月のECBスタッフ予想で、新たな金融政策を検討する可能性がある。ユーロ高が物価の押し下げ圧力となり、回復がとん挫するリスクがある → EUR買いから売りへと急変へ。
◎ドラギECB総裁の記者会見=あらゆる手段を協議した。政策金利は長期間、現行水準かそれ以下。
◎ドラギECB総裁の記者会見=為替リスクを緊密に監視。低インフレが長期化すれば、リスクも大きくなる。低インフレ環境でのユーロ相場上昇は深刻な懸念材料。
◎ドラギECB総裁の記者会見=4月のユーロ圏インフレ率は0.7%と3月の0.5%は上回ったが、ECBが物価安定の目安とする2%弱の水準には程遠い
◎ドラギECB総裁の記者会見=インフレに関し広範囲な協議をした。下方リスクは、為替、弱い世界需要、地政学的リスク。
◎ショイブレ独財務相=バブル回避のため過剰流動性を減らす必要がある。
◎ウクライナ東部ドネツクの親ロシア派は、11日の住民投票の実施を表明。
◎ウクライナ東部ルガンスクの親ロシア派は、自治権拡大に関する住民投票を予定通り11日に実施。
◎ロシア外務省=米国とカナダに報復制裁を発動。
◎イエレンFRB議長(上院予算委員会で証言)=米国の財政は持続不可能で、議会は長期的な財政問題の対処が必要。
◎イエレンFRB議長(上院予算委員会で証言)=バランスシートは、QE1~3で2007年8000億ドルから4.5兆ドルまで拡大、縮小は急がず10年必要。力強い景気回復の実現前に、米国債利回りが上昇する可能性は低い
◎イエレンFRB議長(上院予算委員会で証言)=労働市場に大幅なスラック(需給の緩み)があり、ゼロ金利政策は当面維持。
◎イエレンFRB議長(上院予算委員会で証言)=軟調な住宅市場を懸念。今年の米経済成長のリスクになる恐れ。
◎イエレンFRB議長(上院予算委員会で証言)=地政学的な緊張の高まりや、新興国市場での金融ストレスの増大など国外のマイナスの動きを再度懸念。
◎イエレンFRB議長(上院予算委員会で証言)=景気回復の取り組みで、財政緊縮化が向かい風の一因。
◎プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=米経済は引き続き、今年3%の成長を遂げる軌道に乗っている。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

8:01 GBP 4月 RICS住宅価格=54%(予想56 前回57%)
10:30 AUD 4月 雇用統計: 失業率=5.8%(予想5.9% 前回5.8%)、新規雇用者数=前月比14,200人(予想6,750人 前回18,100人)、就業者数1157.3万人、労働参加率64.7%→ 予想外に強くAUD買いが強まる
11:00 CNY 4月 貿易収支=前年比184.6億ドル(予想167.0億ドル 前回77.0←77.1億ドル)、輸出=前年比0.9%(予想-1.7% 前回-6.6%)、輸入=前年比0.8%(予想-2.3%、前回-11.3%)→ 輸出入共に予想を上回る
15:00 GER 3月 鉱工業生産指数=前月比-0.5%(予想0.2% 前回0.6←0.4%)、前年比3.0%(予想4.2% 前回4.7←4.8%)→ 予想外のマイナスとなったが、声明では鉱工業部門の基調は引き続き上向いていると発表
16:00 GBP 4月 ハリファックス住宅価格=前月比-0.2%(予想0.9% 前回-1.1%)、前年比2-4月3カ月比=8.5%(予想9.1% 前回8.7%)
16:15 CHF 4月 消費者物価指数=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.4%)、前年比0.0%(予想0.1% 前回0.0%)
20:00 GBP BOE 金融政策発表=政策金利0.5%と、資産買入枠3750億ポンドの据え置きを決定、予想通り
20:45 EUR ECB 金融政策発表=政策金利0.25%の据え置きと、下限金利0.0%、上限金利0.75%の据え置きを決定、予想通り
21:15 CAD 4月 住宅着工件数=19.48万件(予想17.5万件 前回15.66←15.68万件)→ 予想を上回る
21:30 USD 新規失業保険申請件数=31.9万件(予想32.5万件 前回34.5←34.4万件)→ 予想より減少し改善が進む
21:30 EUR  ドラギECB総裁の記者会見
21:30 CAD 3月 新築住宅価格指数=前月比0.2%(予想0.4% 前回0.2%)、前年比1.6%(予想 前回1.5%)→ 予想を下回る
22:30 USD イエレンFRB議長、議会証言


***** 今日の主な経済指標・その他 *****

未定 AUD デベル豪中銀総裁候補の講演
10:30 CNY 4月 消費者物価指数=前月比予想-0.1% 前回-0.5%、前年比予想2.1% 前回2.4%、
10:30 CNY 4月 生産者物価指数=前年比予想-1.9% 前回-2.3%
10:30 AUD 豪中銀 金融政策に関する声明
15:00 GER 3月 貿易収支=174億ユーロ(予想 前回163億ユーロ)、経常収支=予想149億ユーロ 前回139億ユーロ
17:30 GBP 3月 鉱工業生産=前月比予想-0.2% 前回0.9%、 前年比予想2.4% 前回2.7%、製造業生産=前月比0.3%予想 前回1.0%、前年比予想2.9% 前回3.8%
17:30 GBP 3月 貿易収支=予想-20億ポンド 前回-20.58億ポンド
21:30 CAD 4月 雇用統計: 失業率=予想6.9% 前回6.9%、雇用ネット変化率=予想13,500人 前回42,900人、労働参加率=予想66.25% 前回66.20%
23:00 GBP 4月 NIESRGDP予想=予想 前回0.9%
23:00 USD 3月 卸売在庫=前月比予想0.5% 前回0.5%、卸売売上高=前月比予想1.2% 前回0.7%

5月8日(木曜)昨日、海外市場の動きと、昨日の結果

5月8日(木曜)昨日、海外市場の動きと、昨日の結果


***** 昨日のポイント *****

◎NZ第1四半期雇用統計は、失業率の改善予想にも前期と変わらず。
◎豪小売売上高は弱く、豪ドル売りが強まる。
◎中国HSBCサービス業PMIは弱く、前月を下回る。
◎ウィーラーNZ中銀総裁の、NZ高けん制発言に、NZD売りが強まる。
◎日経平均株価は、3%弱下落、アジア株は軒並み下落。
◎カナダの住宅建設許可件数は、予想外に弱かったが動きは鈍い。
◎プーチン・ロシア大統領は、ロシア軍撤退を表明し、ウクライナ東部での住民投票の中止を要請、欧州安全保障協力機構(OSCE)高官と協議。
◎イエレンFRB議長は、米経済は着実に成長、高水準の金融緩和の維持を示唆、米株は上昇し、ドルは安値圏から値を戻す。

USDJPYは、黒田日銀総裁のCNBCインタビュー以来続いた円高に、一時101.50円を割り込むも実需の買いに下げ止まり、ウクライナ情勢の緊張緩和や、一時102円まで値を戻す。EURUSDは1.39台前半で、ECB理事会待ちで動けず。GBPUSDは1.7を試すことなく1.6950~85のレンジ。AUDUSDは0.9360台から値を下げるも0.93台を維持。弱さが目立ったのはNZドルで、NZDUSDは0.8750台から0.8650台まで一時下落へ。

アジア市場は、NZドルの下落から始まった。NZ第1四半期の失業率と就業者数は期待を裏切り、前期とあまり変わらず、ウィーラーNZ中銀総裁のNZドル高けん制発言に、NZDの下落傾向は止まらず。豪小売売上高と、中国HSBCサービス業PMIは弱く、豪ドルも緩やかに下落。USDJPYは、日経平均株価の大幅下落と、弱いアジア株に101.50円を割り込み下落、EURUSDは朝方の1.3930台を高値に利食いの売りが先行、GBPUSDは上値をトライするも1.6980台で上げ止まる。

欧州市場は、NZドルの売りは止まらず、豪ドルも弱い。USDJPYは欧州株の売りも弱く、101.50円以下の実需の買いに下げ止まり、101.45~75のレンジから一時102円台まで上昇。EURSUDは利食いのEUR売りからスタートしたが、1.39の大台を維持し底堅く、GBPUSDは大枠1.6960~80のレンジで推移。欧州株がマイナスからプラスへと変化し、米株先物が上昇、米金利が上昇すると、急速に円売りが加速、クロスでも円売りが加速した。

米国市場は、ドル売りの中で始まったが、注目のイエレンFRB議長の議会証言で、米経済は着実に成長、高水準の金融緩和の維持を示唆、プーチン・ロシア大統領は、ロシア軍撤退を表明し、ウクライナ東部での住民投票の中止を要請。米株は上昇し、ドルは安値圏から値を戻す。USDJPYは102円の高値から一時101.50台まで値を上げるも、再び101.90円台まで上昇。EURUSDは1.3910~40のレンジで推移しECB理事会を前に動けず。GBPUSD、AUDUSD、NZDUSDは続落、USDCADは1.0900台の上値は重い。


***** 発言・その他 *****

◎日銀議事要旨(4月8日)=下振れの経済成長率と、強め推移の消費者物価の関係について議論。需給ギャップがゼロ近辺まで改善する中、成長率以上に賃金や物価に対する上昇圧力が強まっているとの認識。
◎小幡・前GPIF運用委員会委員=日本株を絶対に今より減らすべき。
◎早川・前日銀理事=国債価格暴落の可能性が高まる。
◎日経平均株価は3%弱と大幅下落=前日比-2.93%、-424.06円
◎ウィーラーNZ中銀総裁=経済ファンダメンタルズの悪化で通貨が高止まりすれば、上昇抑制のために措置を講じる可能性がある。 NZドル高は景気回復を反映しているが、過大評価されており現行水準は維持できない→ NZDUSD0.9350→0.9330台へ下落。
◎イエレンFRB議長(経済合同委員会の議会証言)=米経済成長は第2四半期に着実に成長し、年内の成長加速が見込まれる。資産買い入れの規模は今後も慎重に縮小する。利上げまでの時間軸の特定を避ける。
◎イエレンFRB議長(経済合同委員会の議会証言)=求職者は引き続き失業状態にあり、インフレ率は目標の2.0%を下回り、高レベルの金融緩和策が引き続き正当化される。
◎イエレンFRB議長(経済合同委員会の議会証言)=労働市場は改善してきていが、満足できる水準からはなお程遠い。長期失業者(6ヵ月超)の割合や、フルタイムでの職を望みながらもパートタイムで働く人の割合は歴史的に高い水準。
◎イエレンFRB議長(経済合同委員会の議会証言)=リスク要因は、米住宅市場の減速、地政学的緊張の高まり、新興市場での金融ストレスト。
◎プーチン・ロシア大統領=5月11日の住民投票の延期要請と、ウクライナ国境地帯からのロシア軍撤退を表明。欧州安全保障協力機構(OSCE)高官とウクライナ危機脱却へ向けて協議。
◎ホワイトハウス報道官=5月11日のウクライナ東部の独立を問う住民投票は非合法で、中止を望む。ロシア軍が撤退した証拠はない。
◎米金融安定監視評議会年次広告=金利の急速な上昇は安定にリスク。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

7:45 NZD 第1四半期 雇用統計: 失業率6.0%(予想5.8% 第4四半期6.0%)、失業者数=14.7万人(第4四半期14.7万人)、就業者数増減=前期比0.9%(予想0.7% 第4四半期1.0←1.1%)、労働参加率=69.3%(第44半期68.9%)→ 前期と変わらずだが、予想より失業率は上昇
8:50 JPY 日銀 金融政策決定会合議事要旨(4月8日)
10:30 AUD 3月 小売売上高=前月比0.1%(予想0.4% 前回0.3←0.2%)→ 予想を下回り一時AUD売りが強まる
10:45 CNY 4月 HSBCサービス業PMI=51.4(予想 前回51.9)→ 前回を下回る
14:45 CHF 4月 失業率=3.2%(予想3.2% 前回3.2%)
15:00 GER 3月 鉱工業受注=前月比-2.8%(予想0.3% 前回0.9←0.6%)、前年比1.5%(予想4.4% 前回6.5←6.1%)→ 予想を大幅に下回る
21:30 USD 第1四半期 非農業部門生産性・速報値=前期比年率-1.7%(予想-1.0%、前回2.3←1.8%)、単位労働コスト・速報値=前期比年率4.2%(予想2.6% 前回-0.4←-0.1%)→ 予想外にマイナス幅が拡大
21:30 CAD 3月 住宅建設許可件数=前月比-3.0%( 予想4.0% 前回-11.3←-11.6%)→ 予想外の悪化へ
23:00 USD イエレンFRB議長、合同経済委員会で議会証言
4:00 USD 3月 消費者信用残高=前月比175.3億ドル(予想157.5億ドル 前回129.9←164.89億ドル)

***** 今日の主な経済指標・その他 *****

8:01 GBP 4月 RICS住宅価格=予想56 前回57%
10:30 AUD 4月 雇用統計: 失業率=予想5.9% 前回5.8%、新規雇用者数=前月比6,750人予想 前回18,100人
11:00 CNY 4月 貿易収支=前年比予想139億ドル 前回77.1億ドル、輸出=前年比予想-1.7% 前回-6.6%、輸入=前年比予想-2.3%、前回-11.3%
15:00 GER 3月 鉱工業生産指数=前月比予想0.2% 前回0.4%、前年比予想4.2% 前回4.8%
16:15 CHF 4月 消費者物価指数=前月比予想0.1% 前回0.4%、前年比予想0.1% 前回0.0%
20:00 GBP BOE 金融政策発表=政策金利0.5%と、資産買入枠3750億ポンドの据え置きを予想
20:45 EUR ECB 金融政策発表=政策金利0.25%の据え置きと、下限金利0.0%、上限金利0.75%の据え置きを予想
21:15 CAD 3月 住宅着工件数=予想17.5万件 前回15.68万件
21:30 USD 新規失業保険申請件数=予想32.5万件 前回34.4万件
21:30 EUR  ドラギECB総裁の記者会見
21:30 CAD 3月 新築住宅価格指数=前月比予想0.4% 前回0.2%、前年比予想 前回1.5%
22:30 USD イエレンFRB議長、議会証言







2014年5月7日水曜日

5月7日(水曜)昨日、海外市場の動き

5月7日(水曜)昨日、海外市場の動き


***** 昨日のポイント *****

◎豪貿易黒字額は、予想外に伸びず。
◎豪中銀の金融政策発表直後に豪ドルは波乱、AUDUSD0.9280→0.9310台まで上昇後、直ぐに値を戻す。
◎スペインの失業者数は予想外に減少、EURかいが強まる。
◎スペイン、イタリア、アイルランド、 4月のサービス業PMIが予想外に増加、ユーロ買いが強まる。
◎ユーロ圏総合PMIは、速報と変わらず、前月より拡大。
◎英サービス業PMIは強く、ポンド買いが強まる。
◎ウクライナで武力衝突が続き、緊迫化の度合いが高まる。
◎ユーロ圏小売売上高は、赤字予想がプラスへと改善。
◎OECD米第2四半期GDP予測、3.9%の高成長。
◎OECD中国2014年GDP予測、8.2%→7.4%に下方修正。
◎OECD欧州1.0%→1.2%、英国2.4%→3.42%と2014年GDP予測を上方修正。
◎OECD日本2014年GDP予測、1.5%→1.2%に下方修正。
◎米貿易赤字は前月より改善。
◎カナダ貿易黒字は前月より減少。
◎カナダIvey購買部協会指数は、予想を下回るが、前月より上昇。


アジア市場は総じて小動き。豪中銀は政策金利2.5%の据え置きを予想通り決定したが、直後は豪ドル買いへと反応したが、直ぐ値を戻す動きへと変化。USDJPYは102円を割り込みながらも動けず。

欧州市場に入り相場の流れは急変、ドル全面安へ。きっかけとされたのは、失業者数が改善したスペインの雇用統計と、強かったスペイン、イタリア、アイルランドのサービス業PMIで、これらの発表直後からEUR買いが強まる。さらに、ユーロ圏小売売上高も強かった。予想外に強かった英サービス業PMIに、ポンド買いが強まり、ドル売りの流れをリード。USDJPYは101.80円を割り込み、101.50台へ続落、EURUSDは1.3950台へ、GBPUSDは1.6950を超え続伸、AUDUSDは0.9350台へ続伸、ドル売りの流れが加速した。

米国市場に入り、ようやくドル売りの流れも弱まるが、改善が進む米貿易赤字にもドル買いの反応は鈍く、ドルや安値圏で推移。USDJPYは101.50円台を死守、EURUSDは欧州市場の高値1.3950を超えることはできず伸び悩み、GBPUSDは1.70の大台トライが続くが破れず、AUDUSDは0.9350台を維持し高値で推移。


***** 発言・その他 *****

◎スティーブンス豪中銀総裁の声明=緩和的な金融政策の継続が需要を支え、成長の押し上げに寄与。最も賢明なコースは、金利の安定。
◎豪中銀の声明=政策金利を2.5%に据え置くことを決定。消費者需要が緩やかに伸び、住宅建設の拡大が見込まれる。インフレは目標に沿っている。賃金の伸びは顕著に低下し、非貿易財・サービス価格の伸びが緩やかになった最新の物価統計に一段と反映。継続的な国内のコストの抑制で、為替相場が低めに推移したとしても、こうした状況が向こう1~2年は継続。為替レートは引き続き歴史的な水準から比べると高水準。
◎中国人民銀行(四半期の金融政策実施に関する報告書)=経済成長の安定促進に向け、時宜に適った微調整を伴う穏健かつ安定的な金融政策の実施を表明
◎OECD(中国経済について)=2014年GDP予測8.2%(11月予測・2013年7.7%)→7.4%へ下方修正。過剰生産能力の解消、腐敗撲滅運動の影響を景気支援策で相殺できなければ、投資は予想以上に減速。 住宅関連の冷え込み、耐久消費財支出を抑制されれば、消費は予想以上に弱くなる。
◎スペインの失業者数大幅減少=4月-11.16万人 予想-4.91万人 前回-1.66万人→ この発表直後からEURUSDの買いが強まる
◎スペイン、イタリア、アイルランド、 4月のサービス業PMIが予想外に増加→ スペイン56.5(速報54.0)、イタリア51.1(速報49.5)、アイルランド61.9(速報60.7)→ この発表後にEUR買いが強まる。
◎OECD(欧州経済について)=2014年GDP予測1.0%→1.2%に上方修正。
◎OECD(英国経済について)=2014年GDP予測2.4%→3.42%に上方修正。
◎OECD(日本経済について)=2014年GDP予測1.5%→1.2%に下方修正。
◎OECD(世界経済成長)=2014年成長率3.6%(11月予測)→3.4%に下方修正、2015年3.9%へ加速。
◎OECD(米経済について)=第2四半期の米経済は、寒波の影響が和らぎ、年率3.9%に大幅回復する。成長率2014年平均2.6%、2015年3.5%。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

メーデーのため欧州主要市場は休場
10:00 CNY 4月 国家統計局 製造業PMI=50.4(予想50.5 前回50.3)→ 若干ながら予想をより弱く、前回より上昇
10:30 AUD 第1四半期 輸入物価指数=前期比3.2%(予想1.8% 前回-0.6%)、輸出物価指数=3.6%(予想1.5% 前回-0.5%)
15:00 GBP 3月 ネーションワイド住宅価格指数=前月比1.2%(予想0.7% 前回0.5←0.4%)、前年比10.9%(予想10.0% 前回9.5%)→ 予想を上回り、前年比は4年ぶりの高い伸び率
17:30 GBP 4月 製造業PMI=57.3(予想55.4 前回55.8←55.3)→ 予想を上回りGBP買いが強まる
17:30 GBP 3月 住宅ローン承認件数=67,135件(予想71,050件 前回69,592件←7.03万件)
21:30 USD 週間新規失業保険申請件数=34.4万件(予想31.9万件 前回33.0←32.9万件)→ 予想外に失業者数は拡大
21:30 USD 3月 個人所得=前月比0.5%(予想0.4% 前回0.4←0.3%)、個人消費支出(PCE)=0.9%(予想0.6% 前回0.5←0.3%)、PCE価格指数=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.1%)、PCE価格指数 前年比1.1%(予想1.1% 前回0.9%)、コアPCE価格指数=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.1%)、前年比1.2%(予想1.2% 前回1.1%)→ 予想外に強く個人、消費支出は4年ぶりの伸び率
22:45 USD 4月 製造業PMI・改定値=55.4(予想55.3 速報値55.4 3月55.5)
23:00 USD 4月 ISM製造業景況指数=54.9(予想54.3 前回53.7)→ 予想外に強く、雇用は昨年12月以来の高水準、価格指数は前月より低下へ
23:00 USD 3月 建設支出=前月比0.2%(予想0.5% 2月-0.2←速報値0.1%)→ 予想を下回り、米第1四半期GDPがマイナス成長の可能性も


***** 今日の主な経済指標・その他 *****

7:45 NZD 第1四半期 雇用統計: 失業率予想5.8% 前回6.0%、就業者数増減=前期比予想0.6% 前回1.1%
8:50 JPY 日銀 金融政策決定会合議事要旨(4月8日)
10:30 AUD 3月 小売売上高=前月比予想0.4%  前回0.2%
10:45 CNY 4月 HSBCサービス業PMI=予想 前回51.9
14:45 CHF 4月 失業率=予想3.2% 前回3.2%
15:00 GER 3月 製造業受注=前月比予想0.4% 前回0.6%、前年比予想4.4% 前回6.1%
21:30 USD 第1四半期 非農業部門生産性・速報値=前期比年率予想-0.5%、前回1.8%、単位労働コスト・速報値=前期比年率予想2.0% 前回-0.1%
23:00 USD イエレンFRB議長、合同経済委員会で議会証言
21:30 CAD 3月 住宅建設許可件数=前月比予想4.2% 前回-11.6%
4:00 USD 3月 消費者信用残高=予想162.5億ドル 前回164.89億ドル

2014年5月6日火曜日

5月6日(火曜)昨日、海外市場の動き

5月6日(火曜)昨日、海外市場の動き


***** 昨日のポイント *****

◎ウクライナ情勢の緊迫化は変わらず、死傷者多数発生。
◎欧州委員会、ユーロ圏2015年の成長見通しを下方修正。
◎黒田日銀総裁は、日本経済に強気。
◎ユーロ高を巡り、仏政府と独連銀と意見がことなる。
◎中国HSBC製造業PMIは、引き続き50を下回り弱い。
◎米ISM非製造業景況指数は、強く8カ月ぶりの高水準。

日本がゴールデン・ウィークで休日の中で始まった、週明けの為替市場は、NZドルとカナダドルの小幅な上昇となった他は、大きな動きもなく終了した。危惧された週末の、ウクライナ情勢は、死傷者が発生し緊迫化した情勢は変わらず。

経済指標では、米ISM非製造業景況指数は強かったが、中国HSBC製造業PMIが弱く、ユーロ圏センティックス投資家センチメントも弱く、VIX指数は22.94%上昇し、米国債の買いが強く、安全資産としての円買いが引き続き見られた。

欧州委員会の経済見通しでは、2015年成長見通しを1.8%→1.7%に下方修正、黒田日銀総裁が、米CNBCのインタビューで、日本の景気回復は軌道に乗っていると発言、追加緩和の可能性が弱まったとの思惑も、円買いの材料にされた。

ユーロ高への思惑も複雑。サバン仏財務相は、ユーロ高は低インフレの一因、バルス仏首相は、ユーロの水準が高過ぎ、より適切な金融政策が必要と言い、独連銀高官は、フランス政府のユーロ高への見解を懸念。



***** 発言・その他 *****

◎中国商務省(四半期レポート)=貿易全般は5月過ぎに改善の見込み。
◎バルス仏首相=ユーロの水準が高過ぎ、より適切な金融政策が必要。
◎独連銀高官(独ビルト紙)=フランス政府のユーロ高への見解を懸念。
◎欧州委員会、ユーロ圏2015年成長見通し=成長率見通し2015年1.8%→1.7%、インフレ率2014年0.8%、2015年1.2%、失業率2014年11.8%、2015年11.4%
◎サバン仏財務相=ユーロ高は低インフレの一因。
◎黒田日銀総裁(インタビュー)=日本の景気回復は軌道に乗っている。
◎ウクライナ政府=死傷者と多数出したオデッサに特殊部隊を派遣する意向。5日に戦闘が発生し、ウクライナ軍のヘリコプター1機が撃墜。
◎S&P=ウクライナが領土をさらに失ったら、対外債務でデフォルトに陥る可能性が高い
◎ウクライナ内務省=東部スラビャンスクの近くでウクライナ政権部隊と親ロシア派勢力が交戦し、政権側の4人が死亡
◎フィッシャー・ダラス連銀総裁=10月に債券買い入れプログラムが終了する可能性が高く、後に利上げを検討。 米経済は力強さを増しつつある。
◎FRB報告=米銀の融資基準の緩和で、融資需要化増大へ。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

日本こどもの日で休日、英国アーリー・メイ・バンクホリデーで休日
10:30 AUD 3月 住宅建築許可件数=前月比-3.5%(予想1.0% 前回-5.4←-5.0%)、前年比20.0%(予想31.2% 前回22.9←23.2%)→ 予想外に弱い
10:45 CNY 4月 HSBC製造業PMI・確報値=48.1(予想48.4 速報48.3 3月48.0)→ 前月より小幅上昇したが、速報値を下回り、4カ月連続で縮小
17:30 EUR 5月 センティックス投資家センチメント=12.8(予想14.2 前回14.1)→ 予想を下回る
18:00 EUR 3月 生産者物価指数=前月比-0.2%(予想-0.3% 前回-0.2%)、前年比-1.6%(予想-1.7% 前回-1.7%)
22:45 USD 4月 サービス業PMI・確報値=55.0(予想54.5 速報値54.2)
23:00 USD 4月 ISM非製造業景況指数=55.2(予想54.1 前回53.1)→ 予想を上回り8カ月ぶりの高水準

***** 今日の主な経済指標・その他 *****

日本休日
10:30 AUD 3月貿易収支=予想10億豪ドル 前回12億豪ドル、輸出=予想 前回0%、輸入=予想 前回1%
13:30 AUD 豪中銀 金融政策発表=政策金利2.5%の据え置きを予想
16:50 FRN 4月 総合PMI・確報値=予想 前回50.5、サービス業PMI・確報値=予想50.3 速報値50.3 3月51.5
16:55 GER 4月 総合PMI・確報値=予想 前回56.3、サービス業PMI・確報値=予想55.0 速報値55.0 3月53.0
17:00 EUR 4月 総合PMI・確報値=予想54.0 前回54.0、サービス業PMI・確報値=予想53.1 前回53.1
17:30 GBP 4月 サービス業PMI=予想57.8 前回57.6
18:00 EUR 3月 小売売上高=前月比予想-0.2% 前回0.4%、前年比予想1.6 % 前回0.8%
21:30 USD 3月 貿易収支=予想-405億ドル 前回-423億ドル
21:30 CAD 3月 貿易収支=予想6億カナダドル 前回2.9億カナダドル
23:00 CAD 3月 Ivey購買部協会指数=予想57.3 前回55.2億カナダドル
16:00 EUR ユーロ圏財務相会合

2014年5月5日月曜日

今週の経済指標・発言の注目点(5月5日~5月9日)

今週の経済指標・発言の注目点(5月5日~5月9日)

今週は日本がゴールデンウィークの連休と重なり、動きにくい週となります。そうでなくても、最近の為替相場の変動率は極端に低下傾向が続き、USDJPYは過去3週間の1日の変化率(%)は、最大で0.39%、最低0.01%、平均0.164%で、最近では過去に例の見ない水準に留まっています。

その中でも、海外では相変わらず重要な経済指標の発表が控えており、つい、最近の動かないレンジの上下、いずれかをブレークし、大相場になることを期待したくもなります。

今週は、米国発の経済指標は比較的少なく、中国、豪州、NZ、英国、ユーロ圏、カナダと多くの国の経済指標に分散されています。

金融政策では、6日の豪中銀、8日の英中銀、欧州中銀は、金融政策を発表しますが、共に現行の政策維持を予想しているものの、予想外の結果に大きな変化をもたらすことになります。

発言では、7日のイエレンFRB議長の議会証言、8日のドラギECB総裁の理事会後の記者会見は非常に重要で、5日のOECD世界経済見通しと、グリア・OECD事務局長の記者会見も注意が必要です。

以下は、今週特に注目しているイベントです。なお、詳しくはデータをご覧ください。

1.5/5(火曜)
OECD世界経済見通し、グリア・OECD事務局長の記者会見
米ISM非製造業景況指数

2. 5/6(火曜)
豪 中銀金融政策
ユーロ圏 総合・サービス業PMI

3. 5/7(水曜)
NZ 第1四半期雇用統計
イエレンFRB議長の議会証言

4. 5/8(水曜)
豪 雇用統計
中国 貿易収支
BOE金融政策決委員会
ECB理事会
ドラギECB総裁の記者会見

5. 5/9(金曜)
中国 消費者物価指数
豪中銀 金融政策に関する声明
カナダ 雇用統計