2014年10月25日土曜日

2014年10月25日(土曜) 24日の海外為替市場の動き


2014年10月25日(土曜) 24日の海外為替市場の動き

米国発の材料も少なく、ECBのストレステスト+新たなテロ攻撃+エボラ出血熱のまんえんによる週末リスクを気にしながら、ポジション調整が中心の値動き。米株は上昇、米金利も小幅上昇。

NYでエボラ出血熱の陽性患者が確認され感染危惧されながらも、テキサスの患者はエボラ出血熱から回復し退院と朗報も。

ブルームバーグ社の報道では、26日のECBのストレステスト声明の草稿では、25行が不合格で最大10行が資本不足との観測報道が流れる。

イスラム国が関与していると思われるテロ攻撃の可能性は消えず。

10月29日(水曜)のFOMCが早くも次の材料に

唯一発表された米新築住宅販売件数は、予想を下回り前月が下方修正されたが、米株は上昇、ドル売りへとならず。

USDJPYは、大幅上昇からスタートした日本株も、NYでエボラ出血熱ウイルスで陽性の感染者が確認され、多少息切れへ。米株が上昇するも、108円を中心に107.80~108.30円のレンジで動けず。

EURUSDは、1.2650中心の狭いレンジから、ストレステストの事前で25行が不合格との見通しとの報道に、やや安心感が広まったのか、EU首脳会議でドイツに景気刺激の財政政策を求めたことが要因なのか、1.2640以下の買いが続き、1.2690台まで上昇するも、全体としては小動き。

GBPUSDは、英第3四半期GDP・速報値が前年比3.1%と、予想の3.0%は上回るが、前回3.2%から低下。市場では弱い数字の事前予想もあり、発表を受けてポンド買いが強まるが、1.61台を直前に上げ止まる。

NZDUSDは、早朝に発表されたNZの貿易赤字が過去最大となったが、NZドルの売りは一時的で値を戻し、欧州市場や米国市場で0.7880まで上昇するも、前日の弱いCPIで下げ始めた0.7920水準まではまたまだ届かず。



2014年10月24日金曜日

2014年10月24日(金曜) アジア・欧州・米国市場序盤

2014年10月24日(金曜) アジア・欧州・米国市場序盤

週末の金曜日で、週末リスクを気にしながら、ポジション調整が入りやすい日となっている。

NY市で確認された、エボラ出血熱の陽性患者の感染拡大の広がりの有無は、米株や為替に反応しやすい。また、テロ攻撃の可能性が残り、週末リスクを考えれば積極的に円を売りにくい状況となっていることも確かである。

米現物株は小幅上昇でスタート、債券利回りは小幅上昇。今日は、欧米市場では、主要な経済指標は発言も少なく、23:00時に発表の米新築住宅販売件数もほぼ予想通りの結果に次の一手が読みにくくなっている。

USDJPYは、大幅上昇からスタートした日本株も、NYでエボラ出血熱ウイルスで陽性の感染者が確認され、多少息切れへ。欧州市場の株価は弱含みで推移するも、107.80~108.30円のレンジで動かず。

GBPUSDは、英第3四半期GDP・速報値が前年比3.1%と、予想の3.0%は上回るが、前回3.2%から低下。市場では弱い数字の事前予想もあり、発表を受けてポンド買いが強まる。

EURUSDは、1.2650中心の狭いレンジから、ストレステストの事前で25行が不合格との見通しとの報道に、やや安心感が広まったのか、1.2690台まで上昇するも、全体としては小動き。

AUDUSDは、NZDUSDの下落の影響を若干受けるも、0.8720をボトムに下げ止まり、欧州・べ米国市場の序盤では0.88台を超え0.8820台へ上昇。

NZDUSDは、早朝に発表されたNZの貿易赤字が過去最大となったが、NZドルの売りは一時的で値を戻し、欧州市場や米国市場の序盤では上昇するも、前日の弱いCPIで下げ始めた水準まではまたまだ届かず。

2014年10月24日 23日の海外為替市場の動き

2014年10月24日 23日の海外為替市場の動き

一言、円は前通貨ペアで全面安。

米株は1.37%上昇、米金利も上昇へ。なぜ、円だけが前目安なのか?

色々な理由が言われているが、今までは、世界的な景気低迷と弱い株価。弱い米経済指標にFRBの利上げ時期の先送り、ECBの社債買い入れや追加緩和の思惑+銀行へのストレステスト不合格増加の不安感、中国の景気鈍化、豪州やカナダの金融緩和傾向が続いていた。

市場参加者の円ショートポジションは少なく、オプションのリスクリバーサルも円コールオバー(円高思考が強かった)。

しかし、直近では、米経済指標は強く、CPIも強くまずまずの結果が続き、米株もなんとか下げ止まり、ユーロ圏直近の景況感指数はまずまず、ドイツの銀行はストレステストで全て合格する見通し。中国の景況感指数やGDPもまずまず、豪州のCPIも強く、カナダ中銀はフォワードガイダンスを変更。

これらが、今後も全て良い結果をもたらすとは思わないが、円は、ごたごたが続く自民党や、日本の景気鈍の傾向が強まり、何が何でも追加の消費増税をしたい政府は日銀に追加緩和を期待する声が高まっている。とりあえず今期に入り円売りから円買いへと変化した流れが元に戻り、円相場は、ようやく105円がボトムと認識したのでは?

USDJPYは、107.13→107.10をボトム→108.30台へ続伸。
EURUSDは、1.6250→1.2650を中心に1.2610台~1.2670台のレンジで推移、前日とほぼ同水準。
GBPUSDは、1.6050→1.6060を高値→一時1.60の大台を割り込み→1.6050まで値を戻し、前日から小幅下落にとどまる。
AUDUSDは、1.8770→0.8750割れ→1.8800台上昇→1.8750台へ下落、前日から小幅下落にとどまる。
EURJPYは、135.50→135.20ボトム→139.00直前まで上昇。
GBPJPYは、171.90台→171.70ボトム→173.60台まで上昇。


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アジア市場は、他の主要通貨はレンジでの取引を抜け出せず、NZドルだけが弱いCPIに独り負け。
NZの消費者物価指数が弱く、利上げ時期の後退に、早朝からNZドル売りが強い。NZDUSDは0.7920台→0.7830台へ、NZDJPYも84.90→84.00円割れまで一時下落し、独り負け。日経平均株価が下落。

欧州市場では、欧州株は下落からスタートし、EUR売り+GBP売りから始まったが、独・ユーロ圏PMIは強く直ぐに値を戻し、EURUSDは上昇するも、EURGBPの買いなのか(弱い英小売売上高を予測したのか? リークなのか?)GBPUSDは続落。一方、EURJPYは上昇し、「株高=円売り」の方程式にUSDJPYを含め円売りが強まる。

そして、発表された英小売売上高は弱く、英BBA住宅ローン承認件数は弱く、ブロードベントBOE副総裁のハト派発言も加わり、GBPUSDは一時1.60の大台を割り込み急落、EURGBPは0.7870→0.7910台へ上昇。EURJPYは上昇することは分かるが、なぜか(本邦機関投資家の大口買いの観測も)、GBPJPYやNZDJPYを含め円は全面安へ、USDJPYは107.60円台へ上昇。

米シカゴ連銀全米活動指数は前回より強く、週間新規失業保険申請件数は予想通り、米住宅価格指数は強く、米サービス業PMIは弱く、強弱混在。

米株先物が強く、米金利が上昇する中、ドル買いの流れが続き、米現物株が大幅上昇して始まり、強い米景気先行指数にドルは全面高で、USDJPYは108円台へ上昇。ユーロ圏の消費者信頼感指数のマイナス幅が改善したがドル買いの流れにEURUSDも続落。

2014年10月23日木曜日

2014年10月23日(木曜) 欧州市場は平穏無事に開始とはならず!

2014年10月23日(木曜) 欧州市場は平穏無事に開始とはならず!

アジア市場は、他の主要通貨はレンジでの取引を抜け出せず、NZドルだけが弱いCPIに独り負け。
NZの消費者物価指数が弱く、利上げ時期の後退に、早朝からNZドル売りが強い。NZDUSDは0.7920台→0.7830台へ、NZDJPYも84.90→84.00円割れまで一時下落し、独り負け。日経平均株価が下落、

欧州市場では、欧州株は下落家らスタートし、EUR売り+GBP売りから始まったが、独・ユーロ圏PMIは強く直ぐに値を戻し、EURUSDは上昇するも、EURGBPの買いなのか(弱い英小売売上高を予測したのか? リークなのか?)GBPUSDは続落。一方、EURJPYは上昇し、「株高=円売り」の方程式にUSDJPYを含め円売りが強まる。

そして、発表された英小売売上高は弱く、英BBA住宅ローン承認件数は弱く、ブロードベントBOE副総裁のハト派発言も加わり、GBPUSDは一時1.60の大台を割り込み急落、EURGBPは0.7870→0.7910台へ上昇。EURJPYは上昇することは分かるが、なぜか(本邦機関投資家の大口買いの観測も)、GBPJPYやNZDJPYを含め円は全面安へ、USDJPYは107.60円台へ上昇。

2014年10月23日(水曜) 昨日22日の海外市場の動き

2014年10月23日(水曜) 昨日22日の海外市場の動き

米株は下落、米債利回りは変わらず、ドル買いが強まる。

渡辺国際協力銀行総裁は、ドル円は当面104~105円前後を中心としたレンジで推移と予想し、大幅な上昇時には介入で対応と言うも、米著名投資家のバス氏は「日本は追加資産購入が必要で、米国は逆に規模縮小」に、ドル円は1年間で120円へ上昇することを予想している。

昨日も色々な出来事があった。

ドルは、消費者物価指数の総合が強く(しかし、コアは変わらず)、ドルは急伸。

カナダでは、カナダ首都オタワで発砲事件が発生、20日のモントリオール郊外での殺害事件に続いての発生に、全国的なテロへの懸念が高まる。

カナダ経済では、小売売上高が弱くカナダドル売りへ、同時刻発表の米CPIが強く、ダブルパンチにカナダドルは下落(USDCADは急伸)。しかし、カナダ中銀の声明で、政策金利にガイダンスから中立の文言を削除したことで(逆に、フル生産達成時期とインフレ率達成時期は延期しているが!)、カナダドルは予想外に急伸(USDCADは下落)。

ユーロは、26日に発表されるストレステストの結果で、11行から12行?が失格との報道がながれ、PIMCOは18行がダメと予想、ECBが社債購入を検討との思惑も続き、EUR売りの材料はいつもながら残る。

ポンドは、BOE議事録では事前リークなのか予測してのポンド売りなのか、発表前からポンド下落。議事録では早期利上げ観測が後退し、英経済の成長減速の兆候が示され、ポンド売りが強まる。


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⇒ アジア市場では、日経平均株価は+391.49円+2.64%と大幅上昇、欧州株は小幅下落。
⇒ 日本の通関ベース貿易収支は、季調前-9583億円と赤字額が予想を上回る。
⇒ 豪第3四半期の消費者物価指数は、オールグループ前月比は0.5%と予想を上回るが、RBAトリム平均値は予想を下回る。
⇒ 渡辺国際協力銀行総裁は、ドル円のレンジ中心は104~105円。急激な円安は介入で対処、警戒ゾーンは112~113円?
⇒ クーンECB理事は、ECBの社債購入の具体案はないと発言、EURUSDは一時1.2740まで上昇するも、売り圧力が強い。弱い欧州株と26日の弱気なストレステストを前にユーロ買いも鈍い
⇒ BOE金融政策議事録前になぜかポンドは下落、議事録では早期の利上観測が後退し、英経済の成長減速の兆候が示され、ポンド売りが強まる。
⇒ 米消費者物価指数は、コアは変わらずだが、総合が予想を上回りドル買いが強まる。 前月比予0.1%(想0.0% 前回-0.2%)、前年比1.7%(予想1.6% 前回1.7%)
⇒ カナダ小売売上高は予想外に弱く、同時刻発表米消費者物価が強く、相乗効果にUSDCADは急伸。前月比-0.3%(予想0.0% 前回-0.1%)、除自動車・前月比-0.3%(予想0.2% 前回-0.5←-0.6%)
⇒ カナダ中銀金融政策発表=政策金利1.0%の据え置きを決定、予想通り。声明で政策金利にガイダンスから中立の文言を削除したことで、カナダドル買いが強まるが、経済がフル生産に達成する時期を7月時点の予想より、2016年半ば→2016年下期に先送り。インフレ率が2%に達成する時期の2016年第3四半期→第4四半期へ延期。
⇒ カナダ首都オタワで発砲事件が発生、20日のモントリオール郊外での殺害事件に続いての発生に、全国的なテロへの懸念が高まる



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USDJPYは、日経平均株価が391円近くまで上昇したが、アジア・欧州市場では106.80~107.10円のレンジを抜け出せず。流れを変えたのは強い米消費者物価で、107.30円台まで急伸から107.10台まで値を下げる。

EURUSDは、アジアはもちろん、欧州市場でも弱含みの欧州株や量的緩和の可能性に1.2740の上値は重く、逆に買いも確り入り1.2680~40円のレンジを抜け出せず。流れを変えたのは強い米消費者物価で、1.2640割れまで一時下落。

GBPUSDは、1.6130を高値に、BOE金融政策議事録を意識したのかポンド売りが強まる。議事録では議事録では早期の利上観測が後退し、1.6010まで下落するも1.6000を維持。米国市場では1.6070台まで値を戻し、1.6050近辺で取引が続く。

AUDUSDは、豪消費者物価指数のRBAトリム平均値が予想を下回り、0.8780台→0.8740台まで下落するも直ぐに値を戻し、欧州市場では0.8800を試す動きが続き、0.8770~0.8800のレンジで推移、米国市場に入っても、強い米消費者物価指数への反応も鈍く動けず。ロンドンフィキシングで0.8810台まで上昇するも、再び0.8770台まで値を下げる。

2014年10月22日水曜日

2014年10月22日(水曜) アジア・欧州・米国市場序盤の動き

20141022日(水曜) アジア・欧州・米国市場序盤の動き

大相場に目が慣れてしまっていたのか、経済指標に相場は動くも、緩慢。一方向へ動くことを狙うポジションも取りにくい。

アジア市場では日経平均株価は大幅上昇するも、株と円の連動性は薄れドル円の買いは鈍く、渡辺国際協力銀行総裁の中心レンジは
104105円で、急激な円安は介入で対処との発言も若干気になる。

欧州市場では株価は小幅上昇、為替市場は全体的に値動きは鈍くなっているが、
BOE金融政策委員会の議事録で、英景気拡大が弱まり、早期利上げ観測の後退が意識され、ポンドの売りが目立っていた。

米国市場の序盤では、予想を上回る米消費者物価に、ドルは全面高へと変化し、米株先物と米債券利回りは上昇。同時刻のカナダ小売売上高は逆に弱く、カナダドルはダブルパンチで、
USDCADは急上昇(カナダドル売り)し、他の通貨でも全面安へ。
⇒ アジア市場では、日経平均株価は+391.49円+2.64%と大幅上昇、欧州株は小幅下落。
⇒ 日本の通関ベース貿易収支は、季調前-9583億円と赤字額が予想を上回る。
⇒ 豪第3四半期の消費者物価指数は、オールグループ前月比は0.5%と予想を上回るが、RBAトリ⇒ ム平均値は予想を下回る。
⇒ 渡辺国際協力銀行総裁は、ドル円のレンジ中心は104105円。急激な円安は介入で対処、警戒ゾーンは112113円?
⇒ クーンECB理事は、ECBの社債購入の具体案はないと発言、EURUSDは一時1.2740まで上昇するも、売り圧力が強い。弱い欧州株と26日の弱気なストレステストを前にユーロ買いも鈍い
⇒ 注目のECB26日)ストレステストで、6カ国11銀行がテスト失格との思惑が広まる。
⇒ BOE金融政策議事録前になぜかポンドは下落、議事録では早期の利上観測が後退し、英経済の成長減速の兆候が示され、ポンド売りが強まる。
⇒ 米消費者物価指数は予想を上回り、ドル買いが強まる。 前月比予0.1%(想0.0% 前回-0.2%)、前年比1.7%(予想1.6% 前回1.7%)で、
⇒ カナダ小売売上高は予想外に弱く、同時刻発表米消費者物価が強く、相乗効果にUSDCADは急伸。前月比-0.3%(予想0.0% 前回-0.1%)、除自動車・前月比-0.3%(予想0.2% 前回-0.5←-0.6%)
 
 
USDJPYは、日経平均株価が391円近くまで上昇したが、アジア・欧州市場では106.80107.10円のレンジを抜け出せず。流れを変えたのは強い米消費者物価で、107.30円台まで急伸。

EURUSDは、アジアはもちろん、欧州市場でも弱含みの欧州株や量的緩和の可能性に1.2740の上値は重く、逆に買いも確り入り1.268040円のレンジを抜け出せず。流れを変えたのは強い米消費者物価で、1.2660割れまで下落。

GBPUSDは、1.6130を高値に、BOE金融政策議事録を意識したのかポンド売りが強まる。議事録では議事録では早期の利上観測が後退し、1.6010まで下落するも1.6000を維持。

AUDUSDは、豪消費者物価指数のRBAトリム平均値が予想を下回り、0.8780台→0.8740台まで下落するも直ぐに値を戻し、欧州市場では0.8800を試す動きが続き、0.87700.8800のレンジで推移、米国市場に入っても、強い米消費者物価指数への反応も鈍く動けず。

2014年10月22日(水曜) 昨日21日 海外市場の動き

2014年10月22日(水曜) 昨日21日 海外市場の動き

米株は上昇、米金利は動かず、為替相場は小幅ドル高へ。

ショイブレ独財務相もユーロ安を支持? ECBは資産購入プログラムを着々と実施、流通市場で社債購入の実施可能性に、EUR売りの流れ止まらず。

自民党は閣僚2名辞任の混乱が修復できるのか? 内閣府の月例経済報告は基調判断を2カ月連続で引き下げ、日本の景気鈍化で追加消費増税の行方に暗雲。暫くは一方向への動きは鈍いが、中長期の円安思考は変わらず。

⇒ 東京市場で日経平均株価は-300円超と2%近く下落。
⇒ 内閣府の月例経済報告では、基調判断を2カ月連続で引き下げる。
⇒ 豪中銀議事録(10月7日分)は金利の安定期間を設けるのが最も賢明な道、豪ドルは商品価格の下落を考えれば歴史的に高水準。予想通りの内容に豪ドルの変動は見られず。
⇒ 中国GDPは予想を上回る前年比7.3%に、一時豪ドル買いが強まる。
⇒ 中国の不動産販売は前年同期比-8.9%と鈍化が続く。
⇒ ECBは流通市場で社債の買い入れを検討との報道に、ユーロ売りが加速、ドル買いの流れへ。FT紙は12月のECB理事会では議題にならないと否定。
⇒ 米中古住宅販売件数は、予想を上回る前月比2.4%増で、EURUSDは続落するも、ドル円は動かず。
⇒ ショイブレ独財務相は、「ユーロ安は景気を下支えし、輸出企業を支える」とユーロ安を容認。
⇒ ECBは、資産購入プログラム実施2日目で、イタリアのカバード債を購入


USDJPYは、アジア市場では日本株の大幅下落に106.20円台まで下落、欧州市場は欧州株が上昇へ、米金利も上昇すると、106.60円台まで上昇、ユーロ売りの影響に106.90円台まで続伸、朝の水準まで値を戻す。米国市場では動きは鈍く、106.60~106.80円円のレンジから、終盤には106.90円を上回る。

EURUSDは、1.2800で売り買いの攻防から欧州勢の買いに1.2830台まで上昇。ECBはカバードボンド以外の社債購入を検討との報道に、EURUSDは1.2810→1.2750まで下落、ドル買いの流れをリード。FT紙の否定報道に値を戻すも1.2780の上値が重くなる。米国市場は動きは鈍く、1.2750を高値に1.2720割れをなんとか維持し、1.2720~40のレンジから底値を割り込む。

GBPUSDは、1.6150~1.6190のレンジから、EURGBPの売りに底値も固いが、ドル買いの流れに、前日NY市場の急騰開始の水準1.6140まで値を下げる。米国市場では続落。1.6180を超えられず1.6110近く続落。

AUDUSDは、0.88の上値は重く中国の経済指標発表前に0.8760まで下落、予想を上回る中国GDPに0.8810台まで上昇。EUR売りがリードするドル買いにも影響されず、大枠0.8790~0.8330のレンジで推移。米国市場は0.8330を高値に0.8770台まで小幅下落。

2014年10月21日火曜日

2014年10月21日(火曜) アジア・欧州市場の為替相場の動き

2014年10月21日(火曜) アジア・欧州市場の為替相場の動き

次の新たな材料を探しながらも、金利と株で為替相場が動き、材料によりパワーで相場を動かすことが増えているが、結局は、一方向に動けず、相互通行の相場展開で、レンジを決め逆張り相場。この流れが暫く続きそう。

⇒ 日経平均株価は-300円超と2%近く下落、逆に欧州株は上昇、米金利も上昇。
⇒ 豪中銀議事録(10月7日分)は金利の安定期間を設けるのが最も賢明な道、豪ドルは商品価格の下落を考えれば歴史的に高水準。予想通りの内容に豪ドルの変動は見られず。
⇒ 中国GDPは予想を上回る前年比7.3%に、一時豪ドル買いが強まる。
⇒ ECBは流通市場で社債の買い入れを検討との関係者談に、ユーロ売りが加速、ドル買いの流れへ。
USDJPYは、107円の上値は重く、日本株の大幅下落に106.20円台まで下落、欧州株が上昇へ、米金利も上昇すると、106.60円台まで上昇、ユーロ売りの影響に106.90円台まで続伸、朝の水準まで値を戻す。
EURUSDは、1.2800で売り買いの攻防から欧州勢の買いに1.2830台まで上昇。ECBはカバードボンド以外の社債購入を検討との報道に、EURUSDは1.2810→1.2750まで下落、ドル買いの流れをリード。
GBPUSDは、1.6150~1.6190のレンジから、EURGBPの売りに底値も固いが、ドル買いの流れに、前日NY市場の急騰開始の水準1.6140まで値を下げる。
AUDUSDは、0.88の上値は重く中国の経済指標発表前に0.8760まで下落、予想を上回る中国GDPに0.8810台まで上昇。EUR売りがリードするドル買いにも影響されず、大枠0.8790~0.8230のレンジで推移。

2014年10月21日(火曜) 円高の動きは止まらず。

2014年10月21日(火曜) 円高の動きは止まらず。

USDJPYは、105円台をボトムに値を戻しながらも、107.50円超えの上値は重く、21×4時間の指数移動平均線106.73円を割り込み、クロスでの円全面高の展開となり、再上昇時のポイントとなった106.50円を割り込み、円高の流れに入っている。

次の下値のポイントは106円に位置しており、この水準で下げ止まれば、106.00円~107.50円のレンジのボトムで下げ止まることになるが、これを割り込むと、円高センチメントが強まる。


10月21日(火曜) 昨日20日の海外為替市場の動き

10月21日(火曜) 昨日20日の海外為替市場の動き


欧州経済への懸念と、米利上げの先送り感が強まり、ドル売りへ

ダウ平均は米IBMの決算が弱く急落から始まるが終値では値を戻し、S&PとNASDAQは上昇へ。欧州経済への懸念と、米利上げの先送り感が強まり、米債券利回りは下落し、ドル高が米経済へ悪影響を及ぼし、ドル売りが強まりドルは全面安へ。

為替相場は、アジア市場はドルは底堅く推移するも、欧米市場ではドル売りが強まる。

アジア市場では、日経平均株価は+578.72円+3.98%と大幅上昇、
欧州市場では、欧州株は下落、ダウ平均はIBMが7%強下落し小幅下落するも、S&PとNASDAQは上昇へ。

英FT紙(イタリアミラノ)=安倍首相は消費増税で経済が失速すれば、税収が増えることはなく、無意味な行為となる→ 10月予定の消費税率引き上げを先送りする可能性を示唆と掲載。

IBMがカンファレンスコールでは、全ての部門でドル高が影響。米小売が不振なのはドル高による逆風が原因との声が強まる。

余談
シティーグループは、トレーダーによる為替操作の疑いをめぐる調査を決着させるため金融機関が支払う金額は世界的に410億ドル(約4.4兆円)に上る可能性を指摘。


USDJPYは、アジア市場の107.30円台を高値に、欧米市場に106.80円割れまで続落し、その流れが継続。
EURUSDは、アジア市場の1.2730をボトムに、欧州市場で1.2790近くまで上昇。02:00前に1.2800を上抜け1.2810台まで続伸。
GBPUSDは、アジア市場の1.6080をボトムに、欧米市場で1.6150まで上昇。02:00前に1.6150を上抜け1.6170台まで続伸。
AUDUSDは、欧州市場序盤の0.8750割れをボトムに、米国市場で0.88を目指して上昇。0.8780~0.88のレンジから上値を試す動きが続く。

2014年10月20日月曜日

2014年10月20日(月曜) 今週のドル円相場を考える。

2014年10月20日(月曜) 今週のドル円相場を考える。

為替相場、特に、ドル円相場は、米金利と株の付属品。


ドル円の4時間チャートでは、106.10~107.10円のレンジを予想。

下降トレンドの上限を上抜けし、ドル買いの期待は残るものの、107.10~20円には売りポイントが控えており、200×4時間のSMV=107.90円は、相当重いと思われる。

4×21時間のEMA=106.62円にあり、106.14円にも重要なポイントが控えており、この水準では底堅くなると思われる。



ドル円のDailyチャートでは、今週のレンジは、広く106円~108.50円を予想、動かなければ106円~107.50円を予想。 ただし、金融市場(株・債券・原油)の変動率は高く、よりワイドに予測する必要があるかもしれない)




2014年10月19日日曜日

今週の経済指標・その他。そして、為替相場を考える(10月20日~10月24日)

今週の経済指標・その他。そして、為替相場を考える(10月20日~10月24日)

先週は、終盤にかけてやや持ち直すも、原油価格が大幅に下落、米金利は大幅に下落、米株も大幅下落、米ドルが一時大幅下落するなど、重要な変化が多く見られた。

前週から続いた流れの一環ではあるが、世界的な景気鈍化の恐れ(特にユーロ圏)、米通貨当局者によるドル高懸念発言、一向に解決できない中東・北アフリカの地政学的リスク、エボラ出血熱の蔓延、香港の民主化運動の高まり、弱い米経済指標とFRBの利上げ先送りムードの広がり・・・・。そして、日本経済に対する弱気な見方。

消去法で言えば、相変わらず米ドルの輝きは他を圧倒している。現状は、ドルロングの積み上がったポジションを解消するような材料が続出したことや、米金利の急落による金利差の変化などの要因による一時的な変化にすぎない。

もちろん、FRBや米財務省がドル高を抑制する働きかけを強めることが確認できれば、より大きなドル高の変動が訪れることになるが、財務省からはその動きは見られない。

10月15日に公表した、米財務省の半期に一度の為替報告では、ECBの措置ではデフレ回避は不十分でデフレスパイラルのリスクを示唆。日本には成長見通しが不透明と警告。円安を止めるような動きは見られなかったが、まったく別の要因でドル急落のタイミングと一致しており、なぜか不安だが、要因は円売りとユーロ売りを示唆。

さて、今週のドル円は、105.50円で底値感が強まり、今までの急落局面で何処まで下がるのか疑心暗鬼の相場展開から、落ち着きを取り戻し、106.50~107.30~50円のレンジで上下を繰り返す動きになりそうである。106.50円を新たな底値にしながらも、安心して円売りポジションを積み増すことも適わず、107.30円、107.50円の上値が重くなっている。

ユーロドルは、10月15日に1.2886まで上昇したが、ECBのユーロ安政策と追加緩和策の動きは払拭できず、1.2850の上値は重くなっている。欧州銀行監督機構(EBA)とECBは26日に銀行のストレステスと資産査定の結果を公表することになっており、積極的にあユーロを買い進めることも難しく、EURGBPの売りか、1.2600~1.2850のレンジ取引が予想される。

今週の主な経済指標・その他から

今週もいつもながら、米経済指標に注目せざるを得ず、米金利と株価に米ドルが連想する動きは避けられない。特に以下の経済指標、金融政策、発言を注目している。

10月21日(火曜)
豪中銀の議事録
中国GDP、小売売上高
米中古住宅販売

10月22日(水曜)
日本通関ベース貿易収支
豪第3四半期 消費者物価指数
BOE金融政策委員会議事録
米消費者部下k指数
カナダ小売売上高
カナダ中銀、金融政策発表

10月23日(木曜)
スティーブンス豪中銀総裁講演
NZ第3四半期 消費者物価指数
中国HSBC製造業PMI・速報値
独・ユーロ圏の製造業・サービス業PMI・速報値
英小売売上高
米週間新規失業保険申請件数
米FHFA住宅価格指数
ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
米景気先行指数

10月24日(金曜)
英第3四半期 GDP・速報値
米新築住宅販売件数



2014年10月19日(日曜) 最新のCFTCの通貨先物取引(10月14日付け)から

2014年10月19日(日曜) 最新のCFTCの通貨先物取引(10月14日付け)から


円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルの計7通貨合計では、ドル換算でドル買いポジションは、前週に40億ドル台に膨らんでいたが、14日には43億ドルへとさらに拡大。

先週は、ユーロ圏経済への懸念が強まり、FRBの利上げ開始時期の先送り感が強まり、ドル高へのけん制発言が強まる中で、金融市場は大きな変化を迎えていた。

12日(月曜)からは米株は下落、13日(火曜)からは、米金利は大幅下落、VIX指数は大幅に上昇、原油価格は大幅下落14日。(火曜)にはドルインデックスは86近くから84.5近くまで一時下落、ドル売りへと変化。

ただし、週後半からは、弱含みの米経済指標も、強い米信頼感指数や鉱工業生産に流れは変化、マイナス要因は弱まり、逆に値を戻し、ドル売りから買いへと変化し、その流れを続けることはできずにいた。


10月14日の集計時点では、
円・ショートポジションは、-112,551(コントラクト)→-101,147へと減少し、ドル売りへと変化し、スポット市場ではUSDJPYは106円台まで下落。

ユーロ・ショートポジションは、-146,212→-155,342へと増加していたが、スポット市場では1.26台まで値を下げていたが、後には底堅く推移していた。

ポンド・ショートポジションは、-1,075→-2,837へと微増。スポット市場では、14日の1.59割れをボトムに、ポンド買いが強まり、17日は一時1.61台まで上昇していたことを考えれば、ポンドはロングへと変化している可能性が高い。

カナダドル・ショートポジションは、-7,452→-16,167へと拡大。スポット市場では、14日の1.12割れをボトムに下げ止まり、レンジ相場の動きが続いていた。

豪ドル・ショートポジションは、-26,486→-30,271へと拡大。スポット市場では、14日の0.86台をボトムに下げ止まり、0.86台から0.88台のレンジ相場が続いていいた。