2013年12月28日土曜日

「2014年の為替相場を占う」をタイトルにした、セミナーを開催します。

「2014年の為替相場を占う」をタイトルにした、セミナーを開催します。


私と、Banya Market Forecast代表の水上さん、045Fund代表の井上さん、3名の共同セミナーとなります。

新年明け直後のセミナー開催で、皆様方はご多忙とは思いますが、2014年の為替相場を占う意味では、非常に興味深いセミナーと考えております。

今回は有料セミナーとなりますが、ご都合がつきましたら是非ご参加下さい。

尚、詳細やお申込みは、Banya Market Forecastのホームページからとなります。
こちらをクリックして下さい。

⇒ http://www.banya-mktforecast.jp/

12月28日(土曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

12月28日(土曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

*** ポイント ***

クリスマス休暇明けの英国・欧州市場は、ドル売り+円売りからスタート、米国市場では冷静で、ドルの買い戻しへと動き、円売り+AUD売り+NZD売り+CAD売りの流れは止まらず。

欧州市場は、欧州銀行の資産強化のリパトリやオプション絡みのEUR買いの動き、バイトマン独連銀総裁の、低金利を疑問視する発言などを材料に、EURUSD1.3810台を上抜け1.3890台へ、GBPUSD1.65台を上抜け1.6570台へ。そして、AUDUSDも0.8920台へ上昇するも、その後は伸び悩む。

米国市場は、経済指標の発表もなく特に材料はない中で、逆に、直接的な影響は不明ながら、米株が上昇から始まり、米金利の上昇もあり、利食いの流れが強まり、ドル買い戻しへ。そして、円売り+AUD売りの流れは止まらず。

円相場は、続落で5年2カ月ぶりの安値へ。東京市場の仲値で105円台へ、欧州市場は一時値を下げるが円売り復活し、米国市場では105.10円台へ上昇。円クロスも、欧州市場で円売りのピークを迎え、EURUSDは145.60台、GBPJPYは173.90台と、2~2年半ぶりの円安水準へ。

日本株はマイナス圏から引けにかけてプラス圏へ上昇し、高値を更新。中国株や香港ハンセン株は堅調に推移、独DAXは過去最高値を更新。MSCIEMは997.28と上昇しているが引き続き1000ドルを下回る。

米10年債利回りは3.0%台へ上昇、2年債も一時0.40%台へ上昇。原油価格(WTI)は10月来の水準となる100ドル台へ、金価格も1219ドルへ上昇。VIX指数は12.53と引き続き低水準で安定。

*** 今後の見通し ***

USDJPY、円安の達成感も少なく、円ショートポジションも比較的軽く、日本株は上昇を続け、上昇トレンド変わらず。安倍首相は靖国へ参拝、これも円売りの材料に使われやすい。短期ターゲットは105.00~25円狙いで、105円のオプション・利食いの売りをこなして、106円のオプションバリアを試し、中期的には107円台。

EURUSD、上昇トレンド変わらず。1.3750を上抜けし上昇再開へと動き1.38台を8度目のトライでようやく上値ブレーク、EURJPYも高値を更新した。一日を通じてみるとEURUSDは1.3890→1.3730台へ160ポイント下落、薄商いの中とは言え、下落幅大きすぎる。引き続き1.3800~20がポイントとなり、1.3890を目指す動きが予想されるが、昨日の値動きはどうもしっくりせず。

AUDUSD、下降トレンド変わらず。クリスマス休暇明けの最初の動きは、AUDの買い戻しだが続かず。0.8800割れの再トライでブレークできるか確かめ、ボトムアウトの可否を決定してから、次の方向性を再検討したい。0.9050を上抜けするまでは弱気ムード変わらず。しかし、センチメントはAUD下げ過ぎ感が強く、引き続き手を出したくない通貨ペア。



*** 発言・その他 ***

人民元は対ドルで最高値を更新。

トルコリラ続落、USDTRYは最高値更新=エルドアン政権は汚職疑惑を否定、捜査に圧力をかけ担当警察幹部を交代させたが、国家評議会はこの規則を阻止へ。

バイトマン独連銀総裁=低金利は政治改革をリスクにさらす可能性がある。低インフレを緩和的な金融政策を正当化する口実に使うべきでない。

バイトマン独連銀総裁=物価リスクはほとんどなく、経済危機からの回復も穏やかで、低金利は正当化できるが、インフレ圧力が高まったら、確実に利上げを実施することが必要。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)=プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資の開始を来春にも決めて、資産の10%台への増加を目指す。


*** 経済指標の結果 ***

8:30 JPY 11月 全国消費者物価指数=前年比1.5%(予想1.5% 前回1.1%)、除く生鮮前年比1.2%(予想1.1% 前回0.9%)、除く生鮮・エネルギー前年比0.6%(予想0.5% 前回0.3%)→ 予想を上回る伸び率
8:30 JPY 12月 東京都消費者物価指数=前年比0.9%(予想0.9% 前回0.9%)、除く生鮮前年比0.7%(予想0.7% 前回0.6%)、除く生鮮・エネルギー前年比0.3%(予想0.3% 前回0.2%)→ 予想・前回と変わらず
8:30 JPY 11月 失業率=4.0%(予想3.9% 前回4.0%)、有効十人倍率=1.0(予想0.99 前回0.98)
8:50 JPY 11月 鉱工業生産・速報=前月比0.1%(予想0.4% 前回1.0%)、前年比5.0%(予想5.4% 前回5.4%)→ 予想・前回を下回る


2013年12月27日金曜日

12月27日(金曜)アジア市場の動きと、今後の見通し

12月27日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動きと、今後の見通し


*** ポイント ***

クリスマス休暇明けの英国・欧州市場は、GBP+EUR買い=ドル売りからスタート。リパトリやオプション絡みの動きに、EURUSD1.38台+GBPUSD1.65台へ。そして、AUDUSDも0.8920台へ。

日本株はマイナス圏から引けにかけてプラス圏へ上昇し、高値を更新。中国株や香港ハンセン株は堅調に推移。米10年債利回りは3.0%台へ上昇、2年債も0.40%台へ上昇。

円続落で5年2カ月ぶりの安値へ。USDJPYはついに仲値にかけて105円台を示現するも、その後は軟調に推移。しかし、円クロスでは円安が止まらず。EURJPYは直近の高値を更新し144.70円台へ、GBPJPYは172.80台へ上昇。


*** 今後の見通し ***

USDJPY、円安の達成感も少なく、円ショートポジションも比較的軽く、日本株は上昇を続け、上昇トレンド変わらず。安倍首相は靖国へ参拝、これも円売りの材料に使われやすい。ダウンサイドのリスクは104.10~20円、短期ターゲットは105.00~25円狙いで、105円のオプション・利食いの売りをこなして、106円のオプションバリアを試し、中期的には107円台。

EURUSD、上昇トレンド変わらず。1.3750を上抜けし上昇再開へと動き1.38台を8度目のトライ、EURJPYも高値を更新し、クリスマス休暇明けの最初の動きだけ、新鮮さを感じる。オプションカット+ロンドンフィキシングの動きが楽しみ。

GBPUSD、上昇トレンド変わらず。1.6450を上抜け1.6500のオプションバリアを試し、上昇を継続中。

AUDUSD、下降トレンド変わらず。クリスマス休暇明けの最初の動きは、AUDの買い戻し。0.8800割れの再トライでブレークできるか確かめ、ボトムアウトの可否を決定してから、次の方向性を再検討したい。0.9050を上抜けするまでは弱気ムード変わらず。しかし、センチメントはAUD下げ過ぎ感が強く、引き続き手を出したくない通貨ペア。


*** 発言・その他 ***

人民元は対ドルで最高値を更新。

トルコリラ続落、USDTRYは最高値更新。


*** 経済指標の結果 ***

8:30 JPY 11月 全国消費者物価指数=前年比1.5%(予想1.5% 前回1.1%)、除く生鮮前年比1.2%(予想1.1% 前回0.9%)、除く生鮮・エネルギー前年比0.6%(予想0.5% 前回0.3%)→ 予想を上回る伸び率
8:30 JPY 12月 東京都消費者物価指数=前年比0.9%(予想0.9% 前回0.9%)、除く生鮮前年比0.7%(予想0.7% 前回0.6%)、除く生鮮・エネルギー前年比0.3%(予想0.3% 前回0.2%)→ 予想・前回と変わらず
8:30 JPY 11月 失業率=4.0%(予想3.9% 前回4.0%)、有効十人倍率=1.0(予想0.99 前回0.98)
8:50 JPY 11月 鉱工業生産・速報=前月比0.1%(予想0.4% 前回1.0%)、前年比5.0%(予想5.4% 前回5.4%)→ 予想・前回を下回る

12月27日(金曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

12月27日(金曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

*** ポイント ***

クリスマスの一大イベントも終わり、年末・年始を前にして、あらたな値動きが始まる可能性が高くなっている。

日本では正月明けから積極的に取引をしようと思っている人が多いが、海外でビックプレーヤーは、この時期からポジションを取り始める動きもある。

米国市場は取引を再開し、新規失業保険申請件数は予想外に改善し、米株は最高値を更新中で米金利は引き続き上昇気味。今日も多くの主要国が休場の中、今後の動きを先取りするのか、ポンドGBP買い+JPY売り+AUD売り+NZD売りの流れとなった。

FRBの量的緩和の縮小開始を1月に控えながらも、新興国株は弱含みながら、金融市場は予想外に平穏で、日本株を含め、主要国株は上昇を続けている。

投機的なポジションも軽くなっており、相場の取引量もさほど多くなく、センチメントに沿って市場参加者が、そのように思っている方向へ動かすことは、さほど難しくない時期に入っている。

市場センチメント・テクニカルは、株高と円安を目指している。中国・韓国を含め、米国までは批判している、安倍首相の靖国神社参拝による影響を危惧。引き続き円は全面安の展開へと動かしやすい。


*** 今後の見通し ***

USDJPY、円安の達成感も少なく、円ショートポジションも比較的軽く、日本株は上昇を続け、上昇トレンド変わらず。安倍首相は靖国へ参拝、これも円売りの材料に使われやすい。ダウンサイドのリスクは104.10~20円、短期ターゲットは105.00~25円狙いで、105円のオプション・利食いの売りをこなして、中期的には107円台。

EURUSD、上昇トレンド変わらず。短期では持ち合いへ、1.3650を中心に1.3600~1.3750。1.3500を割り込むと下降トレンドへ変化のリスクはあるが、1.3700~20の売りをこなし1.3750を上抜けすると上昇再開へ。EURJクロスの動きを見ながら動くことが予想され、EURJPYがリードする緩やかな上昇が予想。

GBPUSD、上昇トレンド変わらず。1.6200を割り込むと下降トレンドへ変化への可能性はあるが、可能性は弱い。クリスマス商戦の非常に強く、強い英経済指標の裏付けもあり、1.6450の上値をトライし、EURGBP+GBPJPYのクロスでのポンド買いに1.6450を上回る可能性も。

AUDUSD、下降トレンド変わらずで、0.8800割れの再トライでブレークできるか確かめ、ボトムアウトの可否を決定してから、次の方向性を再検討したい。0.9050を上抜けするまでは弱気ムード変わらず。引き続き手を出したくない通貨ペア。


*** 発言・その他 ***

トルコリラ最安値更新、下落止まらず=汚職疑惑の捜査で担当検察官が捜査から外され、政治危機を受けた大規模な内閣改造も混乱は沈静化せず、中銀の外貨売り介入も効果は薄く、USDTRY2.0850→一時2.1394まで上昇。

円売りが進む=USDJPYは一時104.84円まで上昇し、5年ぶりの高値更新。

中国短期金利=財政預金放出に流動性が改善され、7日物レポ金利は5.5%→5.32%まで低下。

安倍首相=靖国神社へ参拝、中国・韓国・米国から抗議を受ける。

黒田日銀総裁は安倍首相と会談=日本経済は2%の物価上昇の目標に向け、順調に推移。

中国国務院(新華社)=第12次5カ年計画の中間報告では、2013年中国成長率7.6%の見込み。

日銀金融政策決定会合の議事要旨(11月分)=輸出の回復ペースの弱さ、来春の消費増税の影響、企業の賃上げが十分ではない可能性などに懸念。


*** 経済指標の結果 ***

USD 週間新規失業保険申請件数=33.8 万件(予想34.5万件 前回38.0←37.9万件)→ 予想より改善へ

2013年12月26日木曜日

12月26日(木曜)アジア市場の動きと、今後の見通し

12月26日(木曜)アジア市場の動きと、今後の見通し


*** ポイント ***

さあ、クリスマスも終わり、年末・年始を前にして、あらたな値動きが始まる可能性が高くなっている。

日本では正月明けから積極的に取引をしようと思っている人が多いが、海外でビックプレーヤーは、この時期からポジションを取り始める動きもある。

FRBの量的緩和の縮小開始を1月に控えながらも、新興国株は軟調ながら、金融市場は予想外に平穏で、日本株を含め、主要国株は上昇を続けている。

投機的なポジションも軽くなっており、相場の取引量もさほど多くなく、センチメントに沿って市場参加者が、そのように思っている方向へ動かすことは、さほど難しくない時期に入っている。

市場センチメントは、株高と円安を目指しており、引き続き円は全面安の展開へと動かしやすい。


*** 今後の見通し ***

USDJPY、円安の達成感も少なく、円ショートポジションも比較的軽く、日本株は上昇を続け、上昇トレンド変わらず。安倍首相は靖国へ参拝、これも円売りの材料に使われやすい。ダウンサイドのリスクは104.10~20円、短期ターゲットは105.00~25円狙いで、中期的には107円台。

EURUSD、上昇トレンド変わらず。短期では持ち合いへ、1.3650を中心に1.3600~1.3750。1.3500を割り込むと下降トレンドへ変化へ。EURJクロスの動きを見ながら動くことが予想され、EURJPYがリードする緩やかな上昇が予想さえる。

GBPUSD、上昇トレンド変わらず。短期では持ち合いへ、1.6350を中心に1.6300~1.6450。1.6200を割り込むと下降トレンドへ変化へ。強い英経済指標の裏付けもあり、EURGBPのクロス次第では、1.6450を上回る可能性も。

AUDUSD、下降トレンド変わらずだが、ボトムアウトの可能性も気になる。0.8800割れの再トライでブレークできるか確かめ、ボトムアウトの可否を決定し、0.9050を上抜けするまでは弱気ムード変わらず。引き続き手を出したくない通貨ペア。


*** 発言・その他 ***

中国短期金利=財政預金放出に流動性が改善され、7日物レポ金利は5.5%→5.32%まで低下。

安倍首相=靖国神社へ参拝、中国から強い抗議を受ける。

黒田日銀総裁は安倍首相と会談=日本経済は2%の物価上昇の目標に向け、順調に推移。

中国国務院(新華社)=第12次5カ年計画の中間報告では、2013年中国成長率7.6%の見込み。

日銀金融政策決定会合の議事要旨(11月分)=輸出の回復ペースの弱さ、来春の消費増税の影響、企業の賃上げが十分ではない可能性などに懸念。

2013年12月25日水曜日

「2014年の為替相場を占う」をタイトルにした、セミナーを開催します。

「2014年の為替相場を占う」をタイトルにした、セミナーを開催します。


私と、Banya Market Forecast代表の水上さん、045Fund代表の井上さん、3名の共同セミナーとなります。

新年明け直後のセミナー開催で、皆様方はご多忙とは思いますが、2014年の為替相場を占う意味では、非常に興味深いセミナーと考えております。

今回は有料セミナーとなりますが、ご都合がつきましたら是非ご参加下さい。

尚、詳細やお申込みは、Banya Market Forecastのホームページからとなります。
こちらをクリックして下さい。⇒ http://www.banya-mktforecast.jp/

12月25日(水曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

12月25日(水曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

*** ポイント ***

欧米を含め、世界中はクリスマス一色、25日はほぼ全ての市場が休場。24日は米短縮取引の中、米株は強い米耐久財受注に続伸し、5営業日続けて最高値を更新。

市場参加者が不在の中、強い米耐久財受注の反応も弱く、EURUSDの売りとGBPUSDの買いの流れが続き、EURGBPは小幅下落、EURクロスは総じて弱含みで推移した。


*** 今後の見通し ***

日・米・欧で株価の上昇の流れは変わらず。為替市場では円安トレンドの継続と、主要通貨ではドルの買い戻しが目立っている。この流れは、トレンドの変化なのか、また、クリスマス休暇突入による季節的な要因やポジションの一時的な巻き戻しなのか、はっきりとしない。

今回もこうなるかは別として、過去とパターンから推測すると、クリスマス明けの相場の流れをフォローし、来年1月初旬まではその流れが続く可能性が高くなることが予想される。そして、方向が間違いと判明するか、テーマが違っているか判明すれば、大きな相場の流れへと変化し、4月~5月まで続く。それを、トップやボトムとして、2014年後半の動きが決定する。

まあ、説得力の乏しい予想のように思えるが、相場の動きはある意味では、少数のビックプレーヤー(含む公的資金や中銀)が方向性を決めて、他の投機筋が追従することが常で、乗り遅れたり、下車したことに気づかなければ、大損をすることも常。

話をもとに戻し、クリスマス明けと目先の流れを考えると、以下の通りと予測している。

USDJPY、上昇トレンド変わらず、ダウンサイドのリスクは103.75円、ターゲットは105.00円狙い。

EURUSD、上昇トレンド変わらず。短期では持ち合いへ、1.3650を中心に1.3600~1.3750。1.3500を割り込むと下降トレンドへ変化へ。

GBPUSD、上昇トレンド変わらず。短期では持ち合いへ、1.6350を中心に1.6300~1.6400.1.6200を割り込むと下降トレンドへ変化へ。

AUDUSD、下降トレンド変わらずだが、ボトムアウトの可能性も気になる。0.8800割れの再トライでブレークできるか確かめ、ボトムアウトの可否を決定し、0.9050を上抜けするまでは弱気ムード変わらず。暫くは0.8850~0.9050のレンジ。

EURAUD、上昇トレンド変わらず。ダウンサイドのリスクは1.5200~50、ターゲットは1.5500再トライ、ただし、時間がかかりそう。

EURJPY、上昇トレンド変わらず。目先は142.00円~143.00円のレンジ、ワイドでも、141.00円~143.0円のレンジだが、141.00円割れにはストップが多くなっているのが気がかり。その際には、140円にボトムラインを変更し、140.00円~145.00円のレンジを待つ。

GBPJPY、上昇トレンド変わらず。目先は171.17円の高値を超えられず、169.75円から171.17円のレンジで伸び悩み。ダウンサイドのリスクは168.80円で、ターゲットは172.00円。

AUDJPY、下降トレンド変わらず。目先は91.50~93.50のワイドレンジへ、93.50を超えられなければ、再び90円台も。


*** 発言・その他 ***

トルコ中銀=トルコ中銀は、年末まで毎日最低4.5億ドルのドル売り入札、リザーブ・オプション・メカニズムを通じてUSDTRYのドル売り・TRY買い介入を実施。

タイ中銀=USDTHBでドル売り・THB買いの介入を実施、32.74台高値にやや値を下げる。

政府系シンクタンク関係者=中国政府は2014年成長率目標7.5%と2013年と同じくするか可能性が高い。

中国短期金利低下=人民銀行が3週間ぶりに定例オペで資金を供給、期間7日リバースレポで290億元(48億ドル)供給したが、継続的な流動性投入を意味していない可能性が高い。

アジア通貨は下落=USDTHB4年ぶりの安値、USDIDR5年ぶりの安値に迫る。

月例経済報告=安倍首相は、日本経済はデフレ脱却に向けて着実に前進。

フィッシャー・ダラス連銀総裁=12月のFOMCで200億ドルの緩和を主張した。


*** 経済指標の結果 ***


16:45 FRN 第3四半期GDP・確報値=前年比-0.1%(予想-0.1% 前回0.5%)
18:30 GBP 11月 BBA 住宅ローン承認件数=45044件(予想44,500件 前回43315←42,808件)→ 予想と前回を上回り4年ぶりの高水準で住宅バブルのリスクを懸念
22:30 USD 11月 耐久財受注=前月比3.5%(予想1.6% 前回-0.7%)、除く輸送機器・前月比1.2%(予想0.8% 前回0.7%)、航空機を除く非国防資本財=前月比4.5%(予想 前回-0.7%)→ 予想を大幅に上回り、航空機を除く非国防資本財は1年ぶりの大幅な伸び率。
23:00 USD 10月 住宅価格指数=前月比0.5%(予想0.4% 前回0.2←0.3%)→ 予想と前回を上回る
USD 11月 新築1戸建て住宅販売件数=前月比-2.1%(予想-0.3%、前回17.6←25.4%)、46.4万戸(予想44.8万戸 前回47.4←44.4万戸)、前年比16.6%→ 5年ぶりの高水準の前月から減少し、予想よりも減少幅が大きかったが、価格は上昇
0:00 USD 12月 リッチモンド連銀製造業指数=13(予想15 前回13)

2013年12月24日火曜日

12月24日(火曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

12月24日(火曜) 昨日の海外市場の動きと、今後の見通し

*** ポイント ***

日本が休日で、海外の主要市場ではクリスマス休暇入りの市場参加者が多く、材料難と流動性が乏しい中、基本は小動きで方向性も見られず。IMFが米国の成長率見通しを引き上げたが、市場の反応は鈍い。

アジア・欧州市場では、投機筋による目先に見えるストップを試す動きと実需の動きに、USDJPYは、103.80以下のストップを試し103.76まで値を下げるが後が続かず、EURUSDは1.37台を回復、GBPUSDは1.6370台を試し、AUDUSDは0.8950台を一時上回った。

米国市場では、米個人消費支出、ミシガン大学消費者信頼感指数が強く、米現物株が最高値を更新する中で、クロスを含め円安傾向が続くが、USDCADは予想を上回る10月GDPもあり、一日を通じて1.0650→一時1.0580近くまで下落、カナダドル買いが目立った。


*** 今後の見通し ***

今日はクリスマスイブ。明日、明後日は休日となる国が多く、海外の市場参加者は既に休暇入りか休暇ムードが全開。この時期の相場の動きを本来の値動きと見ることはできないので要注意。

今日は米国の住宅価格指数と、新築1戸建て住宅販売件数の発表が控えているが、相場へのインパクトを期待することはできない。

このような時期に特に注意することは、「投機筋による目先に見えるストップを試す動き」と、「実需の動きに」。

USDJPY、長い上昇トレンドは変わらず、円クロスも円売り継続を示しており、この時期になっても円安水準を維持していることを考えれば、今後の円続落の流れが続くことが予想できる。103.50~80円をボトムとして、今日明日は別としても、薄商いの中で、104.95~105.35円までの上昇が期待できる。

EURUSD、長い上昇トレンドいまだ変わらず。クリスマス休暇の時期で本来の取引との判断はできず。短期的には1.38台が重くなり、1.3740を超えることができるかがポイント。時間をかけながら1.3810を上抜け1.3870がターゲット。

AUDUSD、下降トレンドはいまだ変わらずだが、極端なベアセンチメントは和らぐ。0.8820でややボトム感も見られるが、この時期の値動きは本来の値動きとは言えず、0.9050を確りと上回るまでは、確信が持てず。



*** 発言・その他 ***

米国債先物が一時急上昇=米30年債の取引で誤発注の可能性に調査へ。

スペイン・イタリア国債利回り上昇=来年ECBが実施する資産査定前に、保有国債を外客している可能性がある。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁=政策金利は2015年の早い時期に上昇する見通し。今後の指標次第で縮小のペースを調整する可能性がある。

ラガルドIMF専務理事=米経済成長見通しを引き上げる。米議会予算案合意し、FRBの債券購入の縮小への不透明感が和らき、強い米経済指標や失業率の低下に、2013年1.6%、2014年2.6%と米経済成長率の予想を引き上げた。

中国の証券時報=中国社会学院の研究からは、2012年末の地方政府債務は19.9兆元(3.28億ドル)と、2010年末比10.7兆元で約倍に拡大。中央・地方政府合計28兆元で、GDP比53%に増加へ。


*** 経済指標の結果 ***

16:00 GER 11月 輸入物価指数=前年比0.1%(予想-0.1% 10月-0.7%)、前年比-2.9%(予想-3.1% 10月-3.0%)
22:30 CAD 10月 GDP=0.3%(予想0.2% 前回0.3%)、前年比2.7%(予想 前回2.4%)→ 前回と変わらず
22:30 USD 11月 個人所得=前月比0.2%(予想0.5% 前回-0.1%)、個人支出=前月比0.5%(予想0.5% 前回0.4%←0.3%)、PCEデフレーター=前月比0.0%(予想0.1% 前回0.0%)、前年比0.9%(予想0.9% 前回0.7%)、PCEコアデフレーター=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比1.1%(予想1.2% 前回1.1%)→ 個人所得は予想を下回るが、個人消費支出は予想と変わらず、共に前月のマイナスからプラスへと拡大へ
22:30 USD 11月 シカゴ連銀全米活動指数=0.6(予想 前回-0.07←-0.18)→ 前月より改善
22:55 USD 12月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=82.5(予想83.0 速報82.5 11月75.1)、景気現況指数=98.6(速報97.9 11月88.0)、消費者期待指数=72.1(速報72.7 11月66.8)→ 予想より低かったが前月よりも拡大し、5カ月ぶりの高水準

2013年12月22日日曜日

今週の相場見通し

今週の相場見通し


今年最後のビックイベントのFOMCも終わり、今週はすっかりクリスマスムードの週。
本格的な動きは、早ければ今週26日(木曜)か27日(金曜)からでは?

市場では予想されていたとは言え、年末ぎりぎりのFOMCで量的緩和の縮小を決定するとは思ってもおらず、サプライズ。ただ、金融市場の反応は一部の新興国を除き、落ち着いており、クリスマスの主要国市場が休場で相場変動のイベントも極端に少ない中で、大暴れする連中もいないだろう。

もちろん、新興国の株や為替がより大きく下落することにでもなれば、黙っていることはできず、リスク資産の売りが強まり、逆に安全資産が選好されることになるが、その可能性は極めて少ないと思われる。

今週の経済指標の発表は、発表を待ちかまえている市場参加者も、まずいないだろうと思っている。また、この時期では主要な経済指標の発表や、要人の発言や後援会も極めて少ない。

市場が極端に薄くなり、このような状況下では、方向性が定まらない中でも、上限に振れることは多々あり、ストップロスを狙う動きを示す事が多く、クリスマス明けに自分のポジションを見たら、ストップがついてしまったと言う人も多いのでは?

USDJPYは、ストップロス狙いの週と考えれば、105.00~20円を超えるか、103.20円を割り込むかと思うが、そのどちらも可能性は低く、トレンドを考えれば105円トライの可能性が高い。

EURUSDは、1.37台を割り込んだことで、ストップ狙いだけを考えれば、1.3600を割り込んだ方が面白い。ただ、投機的なポジションだけで相場が動きているわけでは無く、この時期を考えれば、押し目買いの実需筋オーダーが待ちかまえていることが気になる。結果、極短期間でストップを試し下落、そして、値を戻す動きが考えやすい。

AUDUSDは、0.88台で本当にボトムアウト? と、本当はまだボトムアウトしていないのでは? と、疑いたくなるような値動き。中長期のセンチメントはAUD買いと信じているが、続落傾向が止まず、期待を裏切られているAUDUSDだが、0.88~0.90のレンジ入りと信じたい。

今週の経済指標から(12月23日~27日)

今週の経済指標から(12月23日~27日)

今年最後のビックイベントのFOMCも終わり、今週は祭日の国が多く、すっかりクリスマスムードに浸っている週。

今週の経済指標の発表は、発表を待ちかまえている市場参加者も、まずいないだろうと思っている。また、この時期では主要な経済指標の発表や、要人の発言や後援会も極めて少ない。


23日(月曜)日本休日
カナダ 10月GDP、米11月の個人支出、米11月のシカゴ全米活動指数、米12月ミシガン大学消費者信頼感指数が、注目される。

24日(火曜)
仏第3四半期GDP、米11月耐久財受注、米10月住宅価格指数、米11月新築一戸建て住宅販売、

25日(水曜)クリスマス、NZ、豪州、HK,英国、ドイツ、フランス、スイス、カナダ、米国休日
発表予定なし

26日(木曜)クリスマス、NZ、豪州、HK,英国、ドイツ、フランス、スイス、カナダ、米国休日
米週間新規失業保険申請件数

27日(金曜)
日本11月全国CPI、12月東京都CPI、失業率、鉱工業生産、豪11月HIA新築住宅販売