2015年1月23日金曜日

2015年1月23日(金曜)昨日、22日の海外市場の動き

2015年1月23日(金曜)昨日、22日の海外市場の動き

ECBはデフレスパイラルを防ぐために量的緩和(QE)をついに決定、EURは下落し、ドルは全面高。


ECBは総額1兆ユーロ以上の資金供給を決定、マイルズBOE政策委員は英インフレ率がマイナスになると予想。

一方、FRBは3カ月前にQEを終了済み、ラガルドIMF専務理事はFRBの年内利上げ開始を予想。スイス、トルコ、デンマーク、カナダとすでに利下げを実施、金利差は拡大、相反する方向性に、ドル独り勝ちの流れが続く。

その中で、日銀は動けず、JPYは対ドルで下落、他通貨で上昇へ。

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原油価格(WTI)は46.71(-1.07-2.24%)、金価格は上昇1303.90(+10.20+0.79%)、EURO STOXX50は大幅上昇3322.65(-52.92+1.62%)、米株も大幅上昇17813.98(+259.70+1.48%)、米金利(10年債利回り)は上昇1.88%(+0.01+0.55%)

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ECB理事会は、政策金利0.05%、上限金利0.30%、下限金利-0.20%の据え置きを予想通り決定、利下げ余地はないことを示す。

ドラギECB総裁は記者会見で、月間600億ユーロの資産買い入れ、総額1兆ユーロ以上の資金供給を決定。買い入れは3月から開始し、2016年9月末まで継続へ。

追加購入分の80%は域内各国の中銀の責任で行われ、損失が生ずれば各国中銀がそれぞれに負担へ、QEに批判的な理事を説得。

関係筋によれば、ドイツ、オランダ、オーストリア、エストニアの中銀総裁とラウテンシュレーガー専務理事の5名が資産買い入れに反対。

国債買い入れでは、ギリシャやキプロスなど欧州連合(EU)やIMFの支援プログラムを受けている国の国債も対象となるが、より厳しい条件が適用される。

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マイルズBOE政策委員=英インフレは2~3カ月以内に、マイナス圏になる可能性がある。インフレ率の低下はすぐさま利上げを開始する必要がないことを意味している。

ラガルドIMF専務理事=FRBは年内に利上げすると見ている。米国経済の強さを反映していることを示すため良いニュースだ。

2015年1月22日木曜日

2015年1月22日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年1月22日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

ECB理事会は、政策金利0.05%、上限金利0.30%、下限金利-0.20%での据え置きを予想通り決定、直後はややユーロ売りへと変化するも限定的。

ドラギECB総裁は記者会見で、月間600億ユーロの資産買い入れを決定。 買い入れは2016年9月末まで継続し、3月から開始することをは発表、直後にユーロ売りが強まり、また、時間差攻撃で徐々にEUR売りが強まる。

2015年1月22日(木曜) 昨日21日、海外市場の動き

2015年1月22日(木曜) 昨日21日、海外市場の動き

BOEの利上げ観測遠き、カナダ中銀も利下へ。相次ぐ利下げに、今日のECB理事会では大幅なQE期待一色。結果は、ドル全面高。米株は小幅上昇、原油価格は上昇、金価格はほぼ横ばい、米金利は上昇。

直近でも、スイス、デンマーク、トルコと利下げを実施していた。カナダも、昨日突然に利下げを実施し、カナダ売りへと急変。これらは、ECBのQE実施を事前に意識したと行動とも言われている。

BOEの議事録から、2名の理事が利上げを撤回し全員が据え置き支持へと変化し、2015年の利上げの芽がなくなったと思われ、GBPは下落。

今日22日のECB理事会も当然大規模なQEを決めるだろうとの雰囲気が強まっている。

その中で、ECBは2016年まで、月間500億ユーロのQEが提案されていると報道が流れ、EURUSDは1.6230近辺から→1.1570近くまで急落。ただし、購入額がちょとすくないのでは? との疑念に1.1670台へと上昇、100ポイントのレンジで上下へ。

グリアOECD事務総長は、ECBは無制限の債券買い入れを実施すべきと主張するなど、より大幅な緩和策の期待感に、再び1.1560台へと下落するなど、今日のECB理事会で波乱のムードを先取りした動きとなった。

カナダ中銀のサプライズの利下げに、USDCAD=1.2060→1.2390台へ330ポイント近くへ一時上昇。AUDUSD=0.8220→0.8080へ140ポイント急落、NZDUSD=0.7700台→0.7560近くへとこれも140ポイント近く急落。

そんな状況の中で、日銀は一部で期待された追加緩和を見送り、一時円高へと動いたものの、続かず。ドル全面高の中で健闘していると思われるが、USDJPYも117.20円をボトムに、118.10円台まで90ポイント近く上昇。


グリアOECD事務総長=ECBは無制限の債券買い入れを実施すべきと主張。

2015年1月21日水曜日

2015年1月21日(水曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

2015年1月21日(水曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

独産業連盟会長いわく「市場はECBのQE決定を織り込んでおり、見送れば失望を招きリスクは大きい」まさにその通りと思っている方は多いのでは?

その中で、EURUSDは1.16台半ば近くまで値を戻し上昇が続く。GBPUSDはBOE議事録の発表を受けた、GBP売りへと変化。とりあえずは利食い千人力。

欧州市場に入っても、弱い欧州株に円買いが続き、USDJPYは117.30円を割り込む。

EURUSDは1.16台を回復し上昇が続く。GBPUSDはBOE議事録の発表を受けた、GBP売りへと変化。

英雇用統計と、BOE金融政策委員会議事録(MPC議事録)は同時刻に発表された。雇用統計は予想外に改善し強かったが、MPC議事録は予想外の内容に、来年早々の利上げ観測は消え、ポンド売りが強まった。


BOE金融政策委員会議事録
◎全員一致で政策金利の据え置きを決定、現在の低インフレが長期化する下振れリスクを警戒。
◎金利据え置きを9対ゼロ(予想7対2)と全員一致で決定。8月以降利上げを主張していたウィール委員とマカファーティー委員は、今の段階で利上げすれば目標水準を下回っているインフレが長期化する可能性があるとして、主張を取り下げた。
◎低インフレが長期に続くリスクがあり、現状で利上げをすれば、このリスクが高まると結論付け、来年早々の利上げ観測は消える。
◎低インフレ率がマイナスになる可能性で、今年上期のある時点でこれが起こる可能性は「ほぼ半々」


ロシア中銀=1月30日の金融政策会合にむけ、インフレ抑制を最優先にさせる。インフレやインフレ期待が低下する安定的なトレンドが見えれば、利下げする用意がある。

独産業連盟(BDI)会長
◎2015年の経済成長率が1.5%に達するとの見通しで、さまざまな混乱や不確実性があるにもかかわらず、2015年初頭の独経済は良い状態にある。高水準の雇用、原油安、堅調な米経済。
◎市場はECBのQE決定を織り込んでおり、見送れば失望を招きリスクは大きい。

UBS会長=ユーロ圏のインフレ率の目標は数年間達成できず。

ダボス世界経済フォーラム
◎レンツィ・イタリア首相=財政緊縮策から成長促進に軸足を移すよう再度求めた。
◎レンツィ・イタリア首相=欧州委の初期の行動や今後数日のECBの討議によって、欧州が経済の新たな方向性についてメッセージを発することにつながる可能性がある



2015年1月21日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2015年1月21日(水曜)アジア市場の動き


日銀の決定に失望し+日銀展望レポートはコアCPI引き下げ+黒田日銀総裁の記者会見では追加緩和は期待できず、円の買い戻しが拡大、日本株の下落とも連動し、円買いが強まる。


中国株は大幅上昇し、その影響にAUD買いは強く、NZの消費者物価指数は予想を下回り、NZD売りが続く、AUDNZDは上昇へ。


後は、18:30時の英雇用統計とBOE金融政策委員会議事録を待ちながらも、最終的には、21:45時のECB理事会と、22:30時のドラギECB総裁の記者会見を待たなければ、動けず。


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⇒ 日経平均株価は、17,280.48円(-8582-0.49%)と弱い。
⇒ 日銀金融政策決定会合では、マネタリーベースを80兆円に据え置き、サプライズを期待した投機筋は失望へ。
⇒ 日銀展望レポートの10月公表の中間評価では、2015年コアCPI前年比見通しを1.7%→1.0%に下方修正。
⇒ 黒田日銀総裁の記者会見では、「当座預金の超過準備の付利の引き下げについて議論はまったくなかった。
⇒ 上海総合は4.74%上昇、AUD買いへと反応。
⇒ NZのCPIは予想外に弱く、NZD売りへと反応、AUDNZDは上昇へ。


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【日銀金融政策決定会合】
◎金融機関の貸出支援制度を1年延長、総枠も拡大。
◎貸付金利や当座預金の超過準備に付利していた金利の引き下げは見送る。
◎成長基盤強化は本則の総枠を7兆→10兆円に拡大。
◎対象金融機関ごとの上限も1兆→2兆円に引き上げる
◎貸出増加支援は、金融機関が貸し出しを増加させた額の2倍まで日銀から資金供給を受けられる仕組みは維持


【日銀展望レポートの10月公表の中間評価】
◎2015年コアCPI前年比見通しを1.7%→1.0%に下方修正。


【黒田日銀総裁の記者会見】
◎当座預金の超過準備に適用している付利の引き下げについて議論はまったくなかった。
◎一次産品の上下にかかわらず2%物価目標は達成すべき。若干前後にはみ出る余地はある。黒田日銀総裁 2%達成が難しくなる状況になれば躊躇なく調整。
◎賃上げの状況を十分注視している。
◎今のところインフレ期待は長期的に上昇しているという判断を変える必要ない
◎原油先物市場を参照して、バレル55~70ドルに上昇する前提で物価見通し作成。

2015年1月21日(水曜) 今日の動きを考える

2015年1月21日(水曜) 今日の動きを考える

昨日の原油価格の下落にも、USDRUBは安定してきており、CHF大変動に伴う損失の外輪も見え、CHF高も落ち着き安定値を探し始めている。

その中で注目は、相変わらずECB理事会とギリシャ総選挙。
引き続き22日のECB理事会の追加緩和は、直近の発言や相場動向御からみれば、既成事実のようにとらえており、EURを買うことはタブーとなっており、どこまで下落するのか?

そして、25日のギリシャ総選挙の事前世論調査では、急進左派連合の支持率が拡大、与党との差が拡大していることで、ユーロ圏各国も「飴と鞭」から「飴」の発言が目立ってきている。

いずれにしても、これらの思惑や結果予想が、昨今の相場で主流となっている殊にj変わりはない。ただ、どのようなポジションをとるかは意見が異なる。

ストレートでは、ユーロ売りでどこまで下げれるかを期待することだが、周りを見回してみればすべてユーロショート! これでは結果が発表される前までに、「いつ・どこで」ポジション調整のユーロ買いが入るのか、不安でならず。

たぶん、この買い戻しを耐えれば、再びユーロの下落が期待できるのであろうが? ポジションの具合を予想するに、比較的近い水準でタイトストップの買いオーダーが多そうで、その水準を判断するは難しい!それじゃクロスでもと、EURGBPに矛先を向けているようにも思われる。

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今日「日銀金融政策決定会合」と黒田日銀総裁が予定さている。これらを発言を期待して、円売りをしているのでは? まさかですね!

今日も、重要なイベントが控えている。

18:30 GBP 11月 雇用統計
→ 失業率の改善も予想されており、ポンド買いにつながっている可能性も否定できず。

18:30 BOE金融政策委員会の議事録公表
→ 利上げ支持者2名の変化は予想されず。しかし、積極的な早期利上げの可能性は後退している可能性も!

00:00 カナダ中銀 金融政策発表
→ 個人的には、今日一番の注目イベント。原油価格の下落に対してどのようことを発言するのか? 市場は政策金利の据え置きを予想している。

2015年1月21日(水曜) 昨日20日、海外市場の動き

2015年1月21日(水曜) 昨日20日、海外市場の動き

ドル高! 原油安。

JPY安+EUR安+NZD安+CAD安。GBP高、AUD変らず。
米金利下落、米株小幅下落、欧州株上昇、DXY上昇、VIX下落。
原油(WTI)再び大幅下落、金価格上昇。

原油価格(WTI)は46ドル台へと下落、円高に動くかと思えば、逆に円安へ。ドル全面高の動きに連動したのか、今回はリスクオフ=円買いへと動かず。

市場参加者は、22日のECB理事会で追加緩和を期待し、ギリシャ総選挙で急進左派連合の支持率上昇を意識しながら、事前にEUR買いを維持することはできず、EUR売りを続けざるを得ず。

前日のデンマークの利下げに続き、トルコ中銀の金利を引き下げたが政治家は、6月に議会選挙を控え小幅な利下げに不満を表明、再利下げの芽は消えず。

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USDJPYは早朝から円売りへと変化、118円の大台を維持しながら、119円が手に届く水準まで上昇。「リスクオフ=円買い」の動きが嘘のように、円売りが続く。

「イスラム国=邦人を人質に」との報道による影響を気にしながらも、為替への直接的な影響は不明。円売りが主流ではなくドル高が要因。GBPJPYは上昇、CADJPYは下落が目立ち、やはり原油価格の動きに反応していることも事実で、それ以上に、USDJPYで円売りが強かったと理解したい。

GBPUSDはドル高中で唯一上昇。EURGBPの売りなどクロスでGBP買いの影響なのか? 25億ポンドのM&Aによる影響なのか? 21日の英雇用統計の改善を期待しているのか? ドル高の相場の中で強さが目立つ。

AUDUSDもドルに対して健闘。中国の経済指標(小売売上高・鉱工業生産・GDP)と予想を上回りアジア・欧州市場でAUD買いが続いていたが、0.82台を維持できず下落するも、前日終値とほぼ同水準を維持。

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◎イスラム国=邦人を人質に。
◎トルコ中銀=政策金利8.25%→7.75%に引き下げを決定。
◎クルトゥルムシュ・トルコ副首相=今回の利下げは経済にとって効果がない。翌日物貸出金利や翌日物借入金利は、将来下げられるべき。
◎ポンドはM&Aで強い=長江実業による英鉄道車両リースのエバーショルトを25億ポンドで買収合意
◎ハルドゥベリス・ギリシャ財務相=量的緩和策だけでは、ギリシャの流動性問題を解決に不十分。
◎ダイセルブルーム・ユーログループ議長=ギリシャは持続可能な債務に向け進んでいる。
◎サマーズ元米財務長官=ECBの量的緩和は歓迎、何も行動しないよりは良いが、成長押し上げ効果には限界があり、財政刺激策が必要。
◎サマーズ元米財務長官=貯蓄は常に良く、借り入れはまずいとの固定観念を克服する必要がある。
◎サマーズ元米財務長官=欧州経済は成長しておらず、デフレの瀬戸際で、欧州全体の将来を見据えた立場を取るべきだとドイツに求めることは、行き過ぎた要求。
◎バンカメメリル調査(20日の月例調査)=ECBのQE観測に、現金から株式保有の傾向が強まる。原油価格の下落、一段の緩和策の実施観測に、世界経済の成長と投資家信頼感が押し上げられている。

2015年1月20日火曜日

2015年1月20日(火曜)アジア為替市場の動き

2015年1月20日(火曜)アジア為替市場の動き


早朝から円売りが強まり、午前7時はUSDJPYは117.50台で終えていたが、118.30円台へ上昇、日経平均株価は1.8%超上昇。


今日のアジア市場で注目された、中国第4四半期GDPは、前年比7.3%と予想の7.2%を上回り前回と同じになった。2014年GDPは前年比7.4%(2013年7.7%)で、政府目標の7.5%に届かず、24年ぶりの低水準となった。


為替市場は、直前により弱い数字が意識され、予想を上回ったことで好感し、直後は豪ドル買いがつよまったが、長続きせず豪ドル売りへと変化。


IMF=2015年、2016年の世界成長見通しを下方修正。米国は3.1%→3.6%へ引き上げ、中国は7.1%→6.8%、大半の国は下方修正へ。2015年3.8%→3.5%、2016年4.0%→3.7%。原油安のプラス要因に対しえ、危機時の遺産や潜在的な成長の低下などの、マイナス面が多い。



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【今日のトルコ中銀の政策金利を注目】


スイス中銀がEURCHF1.20でのスイス防衛を放棄し、政策金利を-0.75%~+0.25%→-1.25%~-0.25%にさらに低下させたのは先週のこと。


デンマーク中銀は昨日、政策金利を0.15%引き下げ、-0.05%→-0.20%に引き上げを決定。
共に、22日にECBがQEを決定した場合の対応ではと思われている。そのさなか、今日の午後9時にはトルコ中銀の政策金利が発表される。


現行の政策金利は8.25%で、他に類を見ない高金利で、市場の予想は金利据え置きが主流である。


しかし、エルドアン・トルコ大統領は、6月に議会選挙を控え、中銀の政策運営を批判し、中銀に利下げ圧力をかけ続けており、思わぬ展開にならないとも限らない情勢になっている。

2015年1月20日(火曜)昨日19日、海外市場の動き

2015年1月20日(火曜)昨日19日、海外市場の動き


米国市場はキング牧師誕生日で休日の中、ユーロは全面高。ドルはユーロを除き小幅上昇し、スイスは弱含み推移。

ECBのQE実施の可能性を織り込み、ギリシャ総選挙で野党連合の優位性を織り込み、スイス中銀のEURCHFでスイス防衛放棄を織り込み、デンマーク中銀のEURDKKで通貨防衛の利下げに、EURUSDは上昇、EURJPY+EURGBP+EURAUDは上昇。

デンマーク中銀=EURCHF1.20のスイス上限撤廃にDKKが上昇、ペック制の廃止が懸念される通貨高抑制に、政策金利を0.15%引き下げ-0.20%に決定。

ホノハン・アイルランド中銀総裁=ユーロ圏のインフレ率が低水準で、長期間推移していることは誰の目にも明らかで驚きではない。

クーレECB専務理事=QEを実施するか何も決まっていない。ユーロ圏のインフレ期待が著しく低くなっていることは、多くの加盟国で調整プロセスの進展が緩慢であることを反映。金融政策面での対応が正当化される。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=ユーロ圏の長期の景気停滞に対するECBの選択肢は限られている。

ギリシャ総選挙の世論調査=野党急進左派連合(SYRIZA)が33.1%とリードが拡大、与党・民主主義党(ND)は28.5%。

中国商務省=外資規制の緩和を検討。ネガティブリストの作成によって、外国企業による投資の大半で認可取得は必要なくなる。

李克強首相=国内経済は今年、かなりの下振れ圧力に直面。

ロッシ・イタリア中銀副総裁=第1四半期中にリセッションから脱却、成長率は緩慢なペース。

ドイツ中銀月報=原油安によりインフレ見通しを下方修正することを発表。

山本衆議院議員(自民党・アベノミクス仕掛け人の一人)=追加緩和の必要はない。日銀の物価安定目標2.0%達成は、2016年度に後ズレするが、消費税率引き上げによるマイナスの影響が強すぎた結果だとして十分説明可能。、昨年10月の追加緩和の効果が、今年夏以降に出てくるので、外的ショックがなければ様子をみてよい。

山本衆議院議員(自民党・アベノミクス仕掛け人の一人)=「国内にリスク要因は見当たらない」とし、ロシア経済や新興国経済など海外経済が急速に落ち込むリスクは注視が必要。



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2015年1月19日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き


米国市場はキング牧師誕生日で休場となりますが、為替市場は予想外に動くことも多く、気を抜けない一日になりそうです。

アジア市場では、特に材料もない中、午前10時の中値過ぎからドル円は下落し、日経平均株価も上昇し、117.60円台を高値に下落、円買いが続いていました。

さらに、中国政府が信用取引融資の抑制に動き、上海総合株価は7.7%と5年ぶりの大幅な下落となり、結果的に、リスクオフの動きで、円を買い戻す動きがやや強まっていました。

しかし、全体的にはブルーマンデーのムードが強く、USDJPYは117円台を割り込むと買いが見え動きは止まり、116.95~30円の狭いレンジで推移となりました。

欧州市場に入っても、為替相場は全体的に動きは鈍く、欧州株は小幅ながら上昇、中国株安も欧州市場にまでは影響を及ぼしていないようです。


◎グラメーニャ・ルクセンブルク財務相=スイス中銀の行動は、EURCHF1.20の上限撤廃は、ECBのQE導入の可能性を見越した行動。ECBによる量的緩和策の導入検討は、スイス当局にとって緊急事態。実施されればスイスフランへの圧力が高まり、上限が防衛できなくなる可能性があることが分かっていた。

◎グラメーニャ・ルクセンブルク財務相=ギリシャ総選挙については、反緊縮を掲げる野党急進左派連合(SYRIZA)が勝利したとしても、ユーロ圏の統合を脅かすような金融危機が再び起こることはない。

◎中国株は2009年来となる大幅下落=上海株は7.7%と記録的な下げとなった。信用取引融資の抑制に当局が動き、投機的取引を膨らませてきた一部投資家の資金が流出するとの懸念が広がった。

中国証券監督管理委員会(証監会)=16日、中信証券 (CITIC証券)と海通証券、国泰君安証券 に対し開設停止を命じると発表。証監会は3社が顧客に対し資金を規定の期間より遅れて返済することを認めた。適格でない投資家に信用取引融資・貸株口座の開設を認めたなどの違反があったとして、他の証券会社9社も罰した。

2015年1月19日月曜日

2015年1月19日(月曜) 今週動き

2015年1月19日(月曜) 今週動き

2015年も、東京市場が取引を開始してから今週で第3週目を迎えます。
原油価格の急落(暴落?)、スイスフランの暴騰(大暴騰?)と歴史的なできごとが、
この短期間に発生し、2015年の年が2008年のリーマンショックのような波乱の年にならないことを祈るだけです。

今週も、原油価格の動きを注視し、株と金利にリスクオフとなるのか? いつもながら為替市場も敏感になっています。

22日のECB理事会と週末25日のギリシャ総選挙と、市場の関心は「EUR」が中心で、円に関する材料はどうしても脇役に追い込まれているのが実情です。しかし、問題は重要な円クロスの動きで、EURJPYがそのカギを握っているように思えてなりません。

EURJPYは、上昇し円売りへと動くのか? 逆に、崩れて円買いになるのか? 今週のユーロ圏発の2大イベントは円相場にとっても無視することはできません。Monthlyチャートでは、2014年10月の安値134.131円が一つの大きなポイントになっています。

USDJPYは、Dailyチャートでは、116円の大台を割り込みながらも、116~121円のコアレンジに入っており、115.50~122.00円のレンジを抜け出すまでは、あせらずに。1時間のチャートでは、ダウントレンドの上限を上抜け、200H SMA=118.36円がターゲットになってきます。ただ、ストキャスティクスは80台で売り変化を示すのか? 117円を割り込むと再び続落のリスクも残っています。


≪今週の材料から≫
1/19(月)              米キング牧師誕生日休場、ただ、例年では為替相場は結構動く
                        ことが多いので目を離せません。

1/20(火)  11:00  中国第4四半期GDPで、前年比予想7.2% 前回7.3%

1/21(水)   18:30  英雇用統計: 失業率=予想2.6% 前回2.7%
                       ILO失業率3カ月・3カ月=予想5.9% 前回6.0%
             失業保険申請件数=予想-2.5万件 前回-2.69万件
        18:30  BOE金融政策委員会の議事録公表
              00:00  カナダ中銀 金融政策発表=政策金利1.0%の据え置きを予想

1/22(木)   21:45  ECB理事会
               22:30  ドラギECB総裁記者会見

1/23(金)   22:30 カナダ消費者物価指数=前月比予想-0.5% 前回-0.4%、
              前年比予想1.7% 前回2.0%、コア前月比予想-0.4% 
              前回-0.2%、前年比予想2.1% 前回2.1%

1/25(日)           ギリシャ総選挙