2013年9月28日土曜日

9月28日(土曜) CFTCが発表した、9月24日付けの通貨先物取引(IMMポジション)

9月28日(土曜) CFTCが発表した、9月24日付けの通貨先物取引(IMMポジション)

IMMのポジションからは、ドルネットロングポジション(通貨のショートポジション)はほぼゼロの水準まで戻し、2月19日から続いたドル高センチメントの分岐点に近づいている。

そして、円売り+豪ドル売り+NZドル売るへと複雑なポジションの変化の週となった。

過去の歴史を振り返ると!

2013年2月に入ると、多くのEUR売り材料が表面化した。①ラホイ・イタリア首相の不正資金受領の汚職疑惑、②オランダ第4位の銀行が国有化される、③ドイツ銀行は21.7億ユーロの赤字決済を発表、④イタリアでは、大手銀行のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(MPS)の不明瞭なデリバティブ取引で、当時のドラギ・イタリア中銀総裁に報告されたいとの報道、⑤イタリア総選挙で、ベルルスコーニ前首相がの支持率が上昇...... 等々。

2月6に日には、フランスからEURUSDの水準(当時は1.36台で、最高値が1.3711)が高過ぎるとクレームが発せられ、ユーロ圏財務相会合のテーマにするよと脅しをかけ、ギリシャもそれに乗って同調。一方のドイツは、歴史的な水準で現在のユーロ相場は過大評価されていないと反論した。

2月7日には、モスコビシ仏財務相が「ユーロは高過ぎる」と再びいちゃもん。ドラギECB総裁は、まあまあ落ち着いて、ユーロ高はユーロ圏の信頼回復の表れだよと諭した.....が、ここがみそで、2013年の早い時期は、ユーロ圏経済の弱さが広がる見通しで、2013年以降は穏やかに回復を見込むが、上振れリスクよりも下振れリスクが大きいと、EURUSDが下落する可能性を示唆!

それを材料に、EURUSD1.3540→1.3380割れまで続落、そして、この水準をピークにし、EURUSDは1.2800割れまで続落している。

さらに、2月20日に発表されたFOMC議事録で資産購入の先行きに、出席者の意見が分かれ、量的緩和の出口議論を意識し、ドル買い戻しが強まりドル全面高となる、いわくつきの週である。


直近の動きに話を戻そう! 
急激にドルロングが減少したのは、9月17日の週で、もちろんそれは、9月18日のFOMC。記憶に新しいいが、多くが予想した量的緩和の縮小がなかったサプライズに、ドルは急速に値を下げた。

結論。
EURUSD相場は、9月19日高値1.3568、9月27日高値1.3564をつけている。テクニカルにもダブルトップの1.34台を上抜けユーロ買いセンチメントは強い。

目先はドル安センチメント継続の流れと、ユーロ圏の景況感改善に1.36台トライの可能性はあるが、1.3600~1.3700は過去の歴史からは見れば、いつユーロ高懸念の発言が飛び出すかわからない。






9月28日、9月27日(金曜)海外市場の動き


9月28日、9月27日(金曜)海外市場の動き


安全資産のCHFとJPYが買われる典型的なリスク回避型の相場展開 → 政府機関の閉鎖か米政府のデフォルト可能性を意識、9月18日のFOMCで量的緩和維持後の不透明な金融政策の影響が続く。

我が道を行くJPYはなんとなくヒーローで、安全資産のCHFは隠れたヒーロー → USDCHFは9月18日のFOMC後の急落が続き、底割れし2月1日の水準近くまで値を下げ、EURCHFは1.2250を割り込み6月25日の水準近くまで大きく値を下げる。

4半期末の需要もありEUR+GBPは堅調に推移い。EURは強いユーロ圏景況感指数と、イタリア政局不安のミックス。

GBPはカーニーBOE総裁発言(英国経済の回復兆候を考慮すれば、量的緩和を行う理由は見当たらず)で、ドル売りをリード。

NZDはウィーラーNZ総裁(通貨高と住宅価格の過大評価に対応することが中銀の現在の主要な政策課題)で、上値は抑えられた。


XXXXXX

⇒ 米上院は暫定予算案を可決、法案は下院に送られ、下院はこれを拒否する可能性が高く、政府機関の閉鎖の可能性が高まり、ドルは全面安へ。

⇒ 政府機関の閉鎖か米政府のデフォルト可能性=米予算案が30日までに成立しなければ、政府機関の閉鎖か米政府のデフォルト可能性があり、第4四半期の米経済成長にも影響が及ぶ。

⇒ エバンズ・シカゴ連銀総裁+ダドリーNY連銀総裁=QE3縮小慎重派、ジョージ・カンザスシティー連銀総裁+コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=QE3縮小強気派と意見が分かれる。

⇒ 米連邦住宅金融局(FHA)は過去の損失に公的資金の注入を受ける見通し=2007年~2009年に保証した融資の損失に、79年間の歴史上初めて、財務省から17億ドルの公的資金の注入を受ける見通し。

⇒ 米8月の個人消費支出→ 前回を上回り予想と変わらず。ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値→ 速報値からは上昇修正されたが、前月を大幅に下回り、予想も下回り5カ月ぶりの低水準。

⇒ 一方、ユーロ圏9月の景況感指数→ 前回と予想を上回り改善傾向が強まる。ただ、イタリアは国債格下げのウワサ(イタリア政府は否定)+イタリア政局混迷にイタリア株-1.27%と大幅下落、債券価格も下落へ。

⇒ 日本8月の全国消費者物価指数→ 除く生鮮前年比は、エネルギー価格の上昇に前月と予想を上回る。しかし、東京都区部消費者物価指数→ 除く生鮮前年比は電気代が昨年9月値上げされた反動により前回を下回る。

⇒ 円高への呼び水は→ 麻生財務相発言=法人実効税率の引き下げは中期的な課題で見合う財源が必要で、早急な減税は考えず。

⇒ カーニーBOE総裁=英国経済の回復兆候を考慮すれば、量的緩和を行う理由は見当たらず→ GBP高の起爆剤となり、英住宅価格が上昇へ。

⇒ ウィーラーNZ総裁=通貨高と住宅価格の過大評価に対応することが中銀の現在の主要な政策課題。通貨高で輸出業、輸入代替業にとって困難な問題が発生し、住宅価格の上昇で、金融安定や広範囲な経済に対するリスクが高まっている。→ NZDにとっては弱気な発言。

XXXXXX

USDJPY
アジア市場の朝方の高値99.04円を高値にし、麻生財務相の発言に水を差され、円高へと動き98.80円を割り込むとストップの売りに上値は重くなる。欧州市場に入ると、大枠98.50~75円の狭いレンジから、欧州株安とリスクヘッジの円買いに緩やかな円高へ。米国市場では98.50円超えの上値は重く、米暫定予算案の行方を危惧し米株も弱く、弱い消費者信頼感指数にも98.10~20円の買いが続き下げ止まる。

EURUSD
アジア市場は1.3480の水準で動けず、カーニーBOE総裁発言を受けたGBPUSDの買いに連動し緩やかに上昇へ。欧州市場に入り、実需の買いに引き続き緩やかに上昇を続け、ユーロ圏の景況感指数に1.3510台まで上昇。ECBフィキシングに買いが強まり、米国市場に入り、EURGBPの買いや、米暫定予算案の行方を危惧したユーロ買いが続き、オプションカットでは一時1.3564まで上昇したが、クロスのユーロ売りに続かず、1.3510台まで値を下げる。

AUDUSD
アジア市場の0.9374を高値に、0.9340割れまで下落。NZDUSDの買いに値を戻すが朝方の高値を超えられず、NZDUSDが売りへと変化すると0.9330割れまで続落。欧州市場は、EURAUDの買いが続き、株安やリスク資産売りの流れに上値は重く0.9300割れまで続落。米国市場に入り、売りも弱まるが買い戻しも0.9320台が限度で上値の重い展開のままで終了。

XXXXXX


USDJPY-0.75%
EURUSD+0.25%
GBPUSD+0.61%
AUDUSD-0.50%
NZDUSD-0.27%
USDCAD-0.06%
USDCHF-0.50%

EURJPY-0.49%
GBPJPY-0.12%
AUDJPY-1.27%
NZDJPY-1.05%
CADJPY-0.73%

Nikkei225-0.26%
DJIA-0.46%
STOXX505-0.12%
DAX-0.03%
S&P/ASX200+0.24%
HongKong HangSeng+0.35%
Shanghai Stock+0.20%

GOLD0.97%
WTI-0.04%
DXY-0.31%
VIX+0.96%

JP10Y 0.68%-2.86%
US10Y 2.62%-1.13%
GE10Y 1.78%-2.73%
UK10Y 2.71%-1.45%
AU10Y 3.86%-0.52%


XXXXXX

米国発の材料
◎ エバンズ・シカゴ連銀総裁=量的緩和縮小の準備はできていなかった 失業率は受け入れがたいほど高い 政策金利引き上げの前に失業率は6.5%を割り込んでいるだろう  QE3の規模は終了までに1.25兆ドルに達する見通しでQE2の2倍となる。
◎ ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=150億ドルの債券買い入れ縮小が妥当  債務上限や予算めぐる政治的対立、不透明感を生じさせ経済に直接影響
◎ エバンズ・シカゴ連銀総裁はインフレ率が3.0%未満であればあ容認できる=インフレ率の長期目標値2.0%上下0.5%以内に収めることを目指すが、インフレ率が3.0%未満であればあ容認できる
◎ コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁は緩和維持を支持=緩和に対する抗議の声が聞こえているが超緩和先維持でもインフレリスクは一時的で、目標値2%を超えても緩和維持のリスクは低い。次期議長はこうした声に力強く立ち向かえるようFOMCを導く必要がある。
◎ コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁はFRBは包括的な戦略が欠けている=あらゆる措置を講じることを明確にし、インフレ率が2%を超えても緩和姿勢の維持を示す必要がり、失業率の低下措置を明確にすれば金利を低水準に保てる
◎ ダドリーNY連銀総裁は利上げはQE3縮小から数年後=量的緩和の縮小を開始しから利上げに踏み切る期間は数年間必要の可能性
◎ エバンズ・シカゴ連銀総裁は、経済見通しは量的緩和縮小に矛盾しないが時期は不透明=緩和縮小は年内の可能性も、来年の可能性もある。
◎ 米上院は暫定予算案を可決=新会計年度が始まる10月1日~11月15日までの資金を手当てする暫定予算案を可決 → 下院が可決したオバマケア資金の凍結措置を解除して可決され、法案は下院に送られ、28日か29日にも採決される。
◎ 下院は上院案を拒否の可能性=下院では共和党議員が多く、上院案にオバマケア1年先送りの条件を付帯させる見通しで、オバマ大統領の民主党議員が多数の上院はこれを拒否する可能性が高く、政府機関の閉鎖の可能性が高まり、ドルは全面安へ。
◎ 政府機関の閉鎖か米政府のデフォルト可能性=米予算案が30日までに成立しなければ、政府機関の閉鎖か米政府のデフォルト可能性があり、第4四半期の米経済成長にも影響が及ぶ。
◎ 米連邦住宅金融局(FHA)は過去の損失に公的資金の注入を受ける見通し=2007年~2009年に保証した融資の損失に、79年間の歴史上初めて、財務省から17億ドルの公的資金の注入を受ける見通し。
◎ 米8月の個人所得→ 予想通りながら前回を大幅に上回り6カ月ぶりの伸び率=前月比0.4%(予想0.4% 前回0.2%←0.1%)、米8月の個人消費支出→ 前回を上回り予想と変わらず=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.2←0.1%)、PCEデフレーター前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比1.2%(予想1.2% 前回1.3%←1.4%)、コアPCEデフレーター前月比0.2%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比1.2%(予想1.2% 前回1.1%←1.2%)
◎ 米9月のミシガン大学消費者信頼感指数・確報値→ 速報値からは上昇修正されたが、前月を大幅に下回り、予想も下回り5カ月ぶりの低水準=77.5(予想78.0 速報値76.8 8月82.1)、景気現況指数=92.6(速報値91.8)、消費者期待指数=67.8(速報値67.2)

欧州発の材料
◎ ユーロ圏9月の景況感指数→ 前回と予想を上回り改善傾向が強まる、 EURUSDは1.3510の高値まで一時上昇するが、1.35台の上値は重い=96.9 (予想96.0 前回95.3←95.2)企業景況感=-6.7(予想 前回-7.8←-7.9)、サービス業景況感=-3.3(予想 前回-5.2←-5.3)、業況判断指数=-0.20(予想 前回-0.22)、消費者信頼感指数・確報値=-14.9(前回-15.6)
◎ 独9月の消費者物価指数・速報値→ 前回や予想と変わらず=前月比0.0%(予想0.0% 前回0.0%)、前年比1.4%(予想1.5% 前回1.5%)、EU基準前月比0.0%(予想0.0% 前回0.0%)、前年比1.6%(予想1.6% 前回1.6%)
◎ スペインの2014年の成長見通しを0.5%→0.7%に上方修正
◎ イタリアは国債格下げのウワサを否定=イタリア政局混迷にイタリア株-1.27%と大幅下落、債券価格も下落へ。

日本発の材料
◎ 麻生財務相=法人実効税率の引き下げは中期的な課題で見合う財源が必要で、早急な減税は考えず→ 円買い戻しが強まりUSDJPYは売りへと変化。
◎ 格付け会社のS&P=日本の外貨建て自国通貨建て長期ソブリン格付けは「AA-」、アウトルックは「ネガティブ」で現状通り維持。予定通り消費増税を実施しても、政府の財政健全化目標の達成は難しいく、財政の構造調整をしない限り、先行きは厳しい状況。
◎ 日本8月の全国消費者物価指数→ 除く生鮮前年比は、エネルギー価格の上昇に前月と予想を上回る=前月比0.3%、前年同月比0.9%(予想0.8% 7月0.7%)、除生鮮前月比0.3%、前年同月比=0.8%(予想0.7% 7月0.7%)、除食料・エネルギー前月比0.2%、前年同月比-0.1%(7月-0.1%)
◎ 日本9月の東京都区部消費者物価指数→ 除く生鮮前年比は電気代が昨年9月値上げされた反動により前回を下回る=前月比0.2%(8月0.2%)、前年比0.5%(予想 8月0.5%)、除生鮮前年比0.2%(予想0.3% 前回0.4%)、除食料・エネルギー前年比-0.3%(8月-0.4%)

英国発の材料
◎ カーニーBOE総裁(英ヨークシャー・ポスト)=英国経済の回復兆候を考慮すれば、量的緩和を行う理由は見当たらず→ GBPUSD1.6050→1.6131まで急伸。  英国の住宅市場は改善しているが、市場の活動水準は長期平均の2/3にとどまる。
◎ 英9月のネーションワイド住宅価格→ 予想と前回を上回る=前月比0.9%(予想0.5% 前回0.7%←0.6%)、前年比5.0%(予想4.4% 前回3.5%)

中国発の材料
◎ 中国国務院は中国は大胆な金融改革を試行する方針=上海自由貿易試験区(FTZ)で、サービスセクターと金融セクターの開放を促進し、人民元の資本勘定における交換性向上を含めた大胆な金融改革を試行する方針。

その他
◎ 国連安保理はシリア化学兵器廃棄の決議案を可決見込み=不履行時の軍事行動の決議案はロシアの反対に譲歩し削除。化学兵器禁止機関(OPCW)は10月1日までにシリアへの査察開始へ。






2013年9月27日金曜日

9月27日(金曜) 今日の為替相場見通し

9月27日(金曜) 今日の為替相場見通し (午前11時15分現在)


***ポイント*****


円相場は、引き続きレンジ内での動きながら、法人税の実効税率の早期引き下げの可能性や、いつ動き出すかは不明ながら、GPIFや公務員共済の資産運用の多様化に、円安への期待感が強まり、円ショートポジションを形成中で、失敗すると逆に円高へ、後に円安へと変化。いつものパターン。

米国では相変わらず、議会が債務上限の引き上げで合意できないリスクを気にし、おかげで、FRBは量的緩和の縮小が決定できないでいる。

肝心のFRB当局者からは、賛否両論が展開される中、量的緩和の縮小開始が、10月なのか、12月なのか、来年にずれ込むのか、不透明感が続き、ドル相場の方向性が見いだせないでおり、現状は若干ドル売りへ傾いているが、誰も確信を持てない。

結果、目先の強い通貨をロングにし、ドル以外の通貨ペアで、弱い通貨をショートにして、不透明ながれがより明確になるまでは、短期取引だけを考えたい。

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USDJPYは、引き続き上値が切り下がり、下値が切り上がり、三角持ち合い形成。徐々に、いずれかへブレークする流れへ。それまでは、98.00~99.50のレンジで、中心は98.91円。過去の教訓ではこのようなセンチメント時は、下値トライ失敗→上昇を繰り返し、円安への流れは変わらず。

EURUSDは、ECB関係者は相変わらず緩和政策を継続するとだけの発言。EURUSD上昇の出発点の1.3330~50を意識しながら、1.34の大台を確りと維持し底堅い。21DaysEMA=1.3397を割り込むと続落の可能性が高くなるが、それまでは、押し目買いで、EUR高相場を期待。ただ、四半期末の相場に予想外の波乱も覚悟。極短期取引は1.3470~1.3500のレンジ。1.3470を割り込むと目先ベアセンチメントが強まる。

AUDUSDは、豪政府・中銀の豪ドル高けん制への警戒感+金利低下に弱気継続。特に弱い経済指標もなく、徐々に上値が重くなり、AUDクロスもかつての買いの力は見られない。21DaysEMA=0.9288を割り込むと売りセンチメントが強まり、0.9250を割り込むと続落のリスクが高まる。目先は0.9375がトップで、この水準を超えてくると、0.9400の大台を超えてくると逆に買いの流れへ変化しやすくなっている。

GBPUSDは、買い出発点の1.5890近辺と21DaysEMA=1.5872を意識。終値ベースではこの水準を割り込むまでは、買い継続。極短期的には1.6010~1.6050の狭いレンジ、一日を通じては、1.6010近辺での買い→ T/P=1.6080~90、S/L=1.5870割の、テクニカル取引だけを考えたい。ただ、四半期末の相場に予想外の波乱も覚悟。 

NZDUSDは、買い出発点の0.8140近辺と、21DaysEMA=0.8166、200DaysSMA=0.8178と重要なポイントが重なっている。この水準を意識しながら割り込んだら撤退の買いを継続。

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今後直面するテーマと材料

※ 米議会が債務上限の引き上げで合意できるか?
※ ドイツ連立政権の行方
※ 米景気の伸び率弱まる
※ QE3の縮小の時期が不透明
※ 次期FRB議長にイエレンFRB副議長が有力
※ シリアが国連決議を順守するか?
※ 日本、GPIFや公務員共済の資産運用の多様化の影響
※ エジプト情勢の行方
※ イタリア政局の混迷が再浮上
※ 法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(ドイツ総選挙も終わり近く判断すると思われるが未定)
※ ギリシャ第3次支援の有無

9月27日、9月26日(木曜)海外市場の動き

9月27日、9月26日(木曜)海外市場の動き


強弱の米経済指標と、両極端な米通貨当局者の発言に、不透明なFRBの量的緩和の縮小の行方。

FRB次期議長の人選も決まらず、財政協議では、連邦債務上限引き上げをめぐる政治的な混乱。

日本の公的年金の運用方針の思惑+日本政府が法人税の実効税率の引き下げを早急に検討を開始との報道に、大変動の日本株と円相場。

イタリア政局混迷が再燃しイタリア株は下落。ECBの金融緩和維持が続く可能性。

総じて、四半期末の特殊要因に相場が変動。


***ポイント***

⇒ スタインFRB理事=緩和縮小と労働統計の関係性を強めるべきで、失業率がさらに0.1%低下すれば購入ペースの縮小は可能。
⇒ ラッカー・リッチモンド連銀総裁=10月に量的緩和の縮小を開始するのは困難だが、できないとは思わない。
⇒ コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=米労働市場は正常化に向け金融緩和の継続が必要で、追加緩和が必要になる可能性もある。
⇒ 新規失業保険週間申請件数がおよそ6年ぶりの低水準に減少で量的緩和縮小の可能性が高まる。
⇒ 第2四半期GDP確報値は改定値と変わらずながら、個人消費支出(PCE)価格指数-0.1%と約4年ぶりのインフレ鈍化で、量的緩和縮小の不安材料となる。
⇒ 円独歩高。政府の有識者会議=公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や公務員共済などの資産をどう運用すべきか議論し、見直しが必要との結論。
⇒ 日本政府=法人税の実効税率の引き下げを早急に検討を開始へ。
⇒ 日経平均株価は下落から急反騰=一時200円近く下落後に、390円近く上昇し、終値は前日比+178.59円+1.22%に、円全面安。
⇒ ベルルスコーニ元首相を支持するイタリア中道右派の議員=10月4日の上院特別委員会で元首相の議員資格はく奪が可決された場合、連立を離脱すると表明し、イタリア株は下落。
⇒ 連立政権崩壊の危機が高まるり、ナポリターノ大統領は中道右派の揺さぶりを非難。
⇒ アスムセンECB専務理事=ECBの政策は必要な限り緩和的であり続けるべき。


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USDJPY+0.55%
EURUSD-0.28%
GBPUSD-0.25%
AUDUSD-0.06%
NZDUSD+0.61%
USDCAD-0.03%

EURJPY+0.27%
GBPJPY+0.29%
AUDJPY+0.50%
NZDJPY+1.20%
CADJPY+0.57%

Nikkei225+1.22%
DJIA+0.36%
STOXX50-0.15%
DAX-0.02%
S&P/ASX200+0.35%
HongKong HangSeng-0.82%
Shanghai Stock-1.94%

GOLD-0.69%
WTI+0.51%
DXY+0.26%
VIX+0.36%

JP10Y0.7%+4.48%
US10Y%2.65+1.15%
GE10Y1.83%+0.55%
UK10Y2.75%-1.43%
AU10Y3.88%-0.51%


XXXXXX

USDJPY
アジア市場の急変が全て。朝方は株価は200円近く下落し98.27円まで下落、日本政府=法人税の実効税率の引き下げを早急に検討を開始へ、GPIF・公務員共済が資産運用の見直しを議論、有識者会議は見直しが必要と結論。外債投資拡大の可能性に円安へ、株価は大幅に上昇し、99.10円台まで急騰、オプションカット99.00円を意識。欧州市場では、会見内容にサプライズはなく、利食いの円買いへと変化し、98.50円近くまで下落。米国市場に入り、強い米新規失業保険申請件数に99.13円まで上昇したが、またしても、オプションカット99.00円を意識し上げ止まる。弱い米住宅販売保留指数に上値は重くなり、FRB当局者の発言に上下し、米労働省が米雇用者数を上方修正するとの報道にドルは堅調に推移。

EURUSD
アジア市場は、ドル円の変動にかかわらず、大枠1.3515~30の狭いレンジで推移。欧州市場に入り、1.3530が重くなり、EURJPYの売りに1.3500割れのストップや、オプションカットを意識した動きとなり、1.3485近くまで下落から、1.3500近辺で推移。米国市場に入り、強弱の米経済指標にも大枠1.3490~1.3510の狭いレンジで推移したが、オプションカットを過ぎるとEUR売りへと変化し、1.3472まで下落。

AUDUSD
アジア市場では、AUDJPYに変動しながらも、0.9350以下のストップを試し、一時1.9347まで下落。欧州市場に入り、0.9401まで上昇したが続かず。米国市場に入ると、強弱の米経済指標やFR当局者の発言にも、AUD買いは鈍く、0.9340まで値を下げようやく下げ止まる。

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米国発の材料
◎ ラッカー・リッチモンド連銀総裁=FRBが面目を失わずに10月に量的緩和の縮小を開始するのは困難だが、できないとは思わない  先のFOMCで緩和が見送られ、今後はわれわれが信頼される対話を実現するのが難しくなっていくだろう  フォワードガイダンス、経済成長を損ねる可能性
◎ コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=失業率が高止まりし、追加刺激はFRBは量的緩和に限らず、超過準備預金金利の引き下げも考えられる  米労働市場は依然として健全な状態には程遠く、正常化に向け金融緩和の継続が必要で、追加緩和が必要になる可能性もある  過去数年間に用いた非標準的な金融政策手段の活用を続ける意思が必要  仮に若干のインフレ加速を招いても、歴史的に異例の大規模な金融緩和策の維持と、追加刺激を行う可能性を意味し、あらゆる措置を講じる。、
◎ スタインFRB理事=緩和縮小と労働統計の関係性を強めるべきで、失業率がさらに0.1%低下すれば購入ペースの縮小は可能  先のFOMCで量的緩和縮小を見送り市場に混乱をもたらしたことを認め、FRBはより予測可能な形で資産買い入れの縮小に当たる必要がある 先のFOMCで緩和縮小を開始することに違和感はなかったが、見送りの決定は個人的にきわどい選択だった  私見では将来の緩和縮小を、失業率や一定期間にわたる雇用者数の増加といった雇用関連指標によって完全に決定されるものにすることが好ましく、失業率が1.0%低下するごとに月次買い入れ額を減らす事も可能
◎ 米下院、債務上限引き上げの採決を27日にも行う可能性、上院、暫定予算案採決は28日の見通し、 米上院のリード民主党院内総務、オバマケア阻止盛る予算案は支持せずと再度表明
◎ エルメンドルフ 米議会予算局(CBO)局長=16.7兆ドルの連邦債務上限が10月半ばまでに引き上げられなければ、米国に対する信頼が失われ、経済に悪影響を及ぼす→ 米下院の共和党議員は、議会が債務上限の引き上げで合意できない場合、政府は国債の元本償還と利払いを優先し、他の支払い義務の履行を後回しにする案を提出、下院で可決された暫定予算案にも同じ文言が入る。
◎ オバマ米大統領=医療保険改革法(オバマケア)に対する共和党の反対を強く非難し、同制度の廃止を目指す動きを阻止する考え→ 共和党は、連邦政府機関の閉鎖を回避するための暫定予算や債務上限引き上げでの合意と引き換えにオバマケアへの予算打ち切りを求める。
◎ 米民主党のリード上院院内総務=オバマケアの先送りを盛り込んだ連邦債務上限の引き上げ法案は拒否する考え  条件は医療保険改革法の1年先送りを求めていく方針で数日中に採決を行いたい
◎ 米共和党のベイナー下院議長=10月1日に迫る政府機関の閉鎖を回避するため、同党幹部らに対し柔軟な対応を求めた
◎ 米労働省=2013年3月までの1年間の非農業部門雇用者数が34.5万人分上方修正される見通し
◎ 米新規失業保険申請件数→ 前回と予想を下回り、過去6年の低水準、雇用の改善が進む=30.5万人(予想32.5万人 前回31万人←30.9万人)
◎ 米第2四半期のGDP・改定値→ 改定値と変わず、第1四半期からは大幅に上昇したが、FRBがインフレ指標として注視しているPCE価格指数は予想を下回るマイナスで、4年ぶりに低下=前期比年率2.5%(予想2.6% 改定値2.5% 第1四半期1.1%)、個人消費=前期比年率1.8%(予想1.8% 改定値1.8%)、PCE価格指数=前期比-0.1%予想 前回0.0%)、コアPCE価格指数=前期比0.6%(予想 改定値0.8%)
USD ◎ マイナス幅の拡大で3カ月連続のマイナス、住宅ローンの上昇が要因となっている=前月比-1.6%(予想-1.0% 前回-1.3%)


欧州発の材料
◎ アスムセンECB専務理事=ECBの政策は必要な限り緩和的であり続けるべき
◎ ベニゼロス・ギリシャ副首相兼外相=債務条件の見直しや、国債市場の復帰で、ギリシャは第3次支援なく、支援者負担なく、必要な資金を確保できる
◎ ベルルスコーニ元首相を支持するイタリア中道右派の議員=10月4日の上院特別委員会で元首相の議員資格はく奪が可決された場合、連立を離脱すると表明→ 連立政権崩壊の危機が高まるり、イタリア株は下落。 ナポリターノ大統領は中道右派の揺さぶりを非難
◎ コンスタンシオECB副総裁=ECBは過剰流動性の吸収が必要であれば対処は可能、短期金利に不適切な上昇圧力に対しても対処gは可能
◎ メルシュ専務理事=ユーロ圏の銀行を対象に実施する資産評価について、一部の銀行の資本不足が明らかになる可能性がある

日本発の材料
◎ 政府の有識者会議=公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や公務員共済などの資産をどう運用すべきか議論し、見直しが必要との結論。
◎ 日本政府=法人税の実効税率の引き下げを早急に検討を開始へ。
◎ 日経平均株価は下落から急反騰=一時200円近く下落後に、390円近く上昇し、終値は前日比+178.59円+1.22%に、円全面安。


英国発の材料
◎ 英第2四半期の経常収支→ 前回からは縮小するが予想を上回る赤字額=-130億ポンド(予想-120億ポンド 第1四半期-218← -145億ポンド)
◎ 英第2四半期のGDP・確報値→ 前期比は改定値、予想値と変わらず、前年比は改定値から下方修正=前期比0.7%(予想0.7% 改定値0.7%)、前年比1.3%(予想1.5% 改定値1.5%)

中国発の材料
◎ IMF=中国が2013年に7.75%の成長を達成することを確認

その他
◎ 西側外交官数人=国連安全保障理事会の常任理事国は、シリアの化学兵器廃棄をめぐる決議案で大筋合意

2013年9月26日木曜日

9月26日(木曜) 今日の為替相場見通し

9月26日(木曜) 今日の為替相場見通し


***ポイント*****


既に朝方から、配当落ちによる日本株の下落と、予想外に強い巻き戻しに、円相場だけが動き、結局は円全面安へと動いている。

周りを見ると、四半期末の特殊要因による変動が続く可能性が高く、新たなトレンドとなるかは不透明。

要因としては、不透明なFRBの量的緩和の縮小時期、米議会で予算協議が難航し、政府機関閉鎖される可能性など、米国発の要因が多い。


XXXXX

USDJPYは、引き続き上値が切り下がり、下値が切り上がり、三角持ち合い形成。徐々に、いずれかへブレークする流れへ。それまでは、98.00~99.50のレンジで、中心は98.92円。過去の教訓ではこのようなセンチメント時は、下値トライ失敗→上昇を繰り返し、円安への流れは変わらず。

EURUSDは、ECB関係者は相変わらず、緩和政策を継続するとだけの発言。EURUSD上昇の出発点の1.3330~50を意識しながら、1.34の大台を確りと維持し底堅い。21DaysEMA=1.3391を割り込むと続落の可能性が高くなるが、それまでは、押し目買いで、EUR高相場を期待。

AUDUSDは、豪政府・中銀の豪ドル高けん制への警戒感+金利低下に弱気継続。特に弱い経済指標もなく、徐々に上値が重くなり、AUDクロスもかつての買いの力は見られず、買いにくい通貨の一つになっている。21DaysEMA=0.9284を割り込む続落の可能性が高まるが、それまでは、極端にAUDベアになる必要もない。

GBPUSDは、買い出発点の1.5890近辺と21DaysEMA=1.5859を意識。終値ベースではこの水準を割り込むまでは、買い継続で、終値ベースでは1.6000の大台を維持しておりGBP買いの力が感じられる。

NZDUSDは、買い出発点の0.8140近辺と、21DaysEMA=0.8152、200DaysSMA=0.8178と重要なポイントが重なっている。この水準を意識しながら割り込んだら撤退の買いを継続。

XXXX


今後直面するテーマと材料

※ ドイツ連立政権の行方
※ 米景気の伸び率弱まる
※ ECBの新たなLTROの可能性
※ QE3の縮小の次期が不透明、もしかしたら来年に連れ込む可能性も
※ 次期FRB議長にイエレンFRB副議長が有力
※ へシリアが国連決議を順守するか?
※ 日本、消費増税が確実視され、法人税率引き下げなど追加景気対策が未定
※ エジプト情勢の行方
※ イタリア政局の混迷が和らぐ
※ 米連邦債務引き上げ問題(10月1日からの新年度の予算案が成立しておらず、月内に議会が法案を可決しない限り、政府機関の窓口が閉鎖される恐れ、10月半ばにデフォルトの恐れ)
※ 法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(ドイツ総選挙も終わり近く判断すると思われる)
※ ギリシャ第3次支援の有無

9月26日、9月25日(火曜)海外市場の動き

9月26日、9月25日(火曜)海外市場の動き

四半期決算の要因で変動し、FRBの量的緩和の縮小は来年との思惑なのか、世界的に金利は低下が続く。

米議会で予算協議が難航し、政府機関閉鎖される可能性に、資金は株式から債券へ。ウォルマートのサプライヤーへの発注を削減のおまけ付き。

欧州・英国の経済指標は強く、米国は予想外に伸びず、結局はGBP+EUR高へ。



***ポイント***


⇒ 米上院は、暫定予算案の審議打ち切り動議を全会一致で可決
⇒ ルー米財務長官は、債務上限も問題合意への期待感について警告し、米政府10月17日までに借り入れ上限に達すると予想。議会予算局は、10月22日までに資金が底をつく恐れを警告。
⇒ 米耐久財受注の伸び率は鈍く、米新築1戸建て住宅販売戸数は増加したが、年初来の低水準近辺→ ドル売り材料
⇒ ECBは金融緩和の継続を変えず→ EUR売り材料
⇒ BOEの金融行政委員会(FPC)は、英国の英住宅価格上昇傾向が続く。英9月のCBI小売売上高は、前回と予想を大幅に上回る→ GBP買い材料
⇒ NZの貿易赤字は5年ぶりの赤字幅→ NZドル下落へ
⇒ 独GFK消費者信頼感指数は6年ぶりの高水準、フランス8月の失業者数は2年ぶりに減少、イタリア9月の消費者信頼感指数は約2年ぶりの高水準→ EUR買い材料


XXXXXX

USDJPY
アジア市場は、98.80円の上値は重く、日本株安に98.50円を割り込む。欧州市場に入っても円買いの流れが続き、大枠98.40~60円のレンジで推移。米国市場は、米経済指標の発表に一時98.80台まで値を戻したが、ウォルマート報道に米株が値を下げると再び98.50円割れまで下落。

EURUSD
アジア市場は、1.3480近辺を高値に、前日の安値を割り込み一時1.3462まで下落した。欧州市場に入り株価も小幅高で、GFK消費者信頼感調査も強く、期末の実需の買いにEUR買いへと変化、1.3500を超えてからは買いが加速し、1.3515近くまで上昇。米国市場に入っても、実需筋の買いが続き、ロンドンフィキシング後には1.3520を超え、ストップの買いも強まり1.3537まで上昇した。

AUDUSD
アジア市場は0.9390の上値は重く、NZDドル売りの流れに昨日の安値を割り込み0.9350近くまで下落した。欧州市場に入り一時0.9340割れまで値を下げたが、EUR買いの流れに0.9370台まで値を戻した。米国市場に入り、ドル売りの流れに一時0.9387まで上昇したが、ドル売りが弱まると売りに変化し、0.9360割れまで値を下げた。


XXXXXX

USDJPY-0.31%
EURUSD+0.39%
GBPUSD+0.48%
AUDUSD-0.24%
NZDUSD-0.50%
USDCAD+0.12%

EURJPY+0.07%
GBPJPY+0.16%
AUDJPY-0.56%
NZDJPY-0.81%
CADJPY-0.44%

Nikkei225-0.76%
S&P/ASX200+0.80%
HongKong HangSeng+0.13%
Shanghai Stock-0.41%
STOXX50+0.15%
DAX+0.34%%
DJIA-0.40%

GOLD+0.78%
WTI-1.07%
DXY-0.30%
VIX-0.50%

JGB10Y0.67%-4.29%
USD10Y2.62%-1.50%
GER10Y1.82%-1.62%
UK10Y2.75%-1.43%


XXXXXX

米ダウ平均株価は5日連続の下げ
USDJPY4日続落(円高)
EURUSD1.35台回復
GBPUSD1.6台を維持
AUDUSD続落傾向止まらず、ただ、0.93台を維持
NZDUSD2日続落
USDCAD1.03中心の動くを継続

EURJPY133円台を維持し下げ止まる
GBPJPY158台を維持し下げ止まる
AUDJPY続落傾向止まらず
NZDJPY4日続落
CADJPY4日続落

DJIA5日続落、15300ドル台を割り込む

USD10Y低下傾向止まらず、3.01%(9月6日)→2.62%まで下落。
GER10Y低下傾向止まらず、2.09%(9月11日)→1.82%まで下落。


XXXXXX

米国発の材料
◎ 米8月の米新築一戸建て住宅販売→ 住宅ローン金利の上昇に予想を下回るが、低水準の前月からは上昇へ=42.1万件(予想42.5万件 前回39.0←39.4万件)、前月比7.9%(予想7.9% 前回-13.4%)
◎ 米8月の耐久財受注→ 前回と予想を上回るが伸び率は弱い=前月比0.1%(予想-0.2% 前回-8.1←-7.3%)、除く輸送機器前月比-0.1%(予想1.1% 前回-0.5←-0.6%)、除く国防関連前月比0.5%(前回-7.5%)、航空機除く非国防資本財(コア資本財)前月比1.3%(前回-1.4%)
◎ ルー米財務長官=債務上限問題について、投資家が過度に楽観視していると、合意への期待感について警告  米政府10月17日までに借り入れ上限に達すると予想  借り入れ上限到達時の手元資金は約300億ドルの予想
◎ 米上院=暫定予算案の審議打ち切り動議を全会一致で可決し、10月以降も政府が資金を確保することを目指す→ 上院民主党はオバマケアへの予算打ち切りなどの措置を法案から除外することを求めている
◎ FRB発表の第2四半期資産循環統計=家計純資産1.3兆ドル増加し、74.8兆ドルへ→ 住宅価格、株式、ミューチャルファンド価格の上昇が要因
◎ 議会予算局=米政府、10月22日までに資金が底をつく恐れ
◎ ウォルマートの株価下落=サプライヤーへの発注を削減すると発表し、株価は下落。 ウォルマートは報道は不正確と発表し、買い戻しが強まる

欧州発の材料
◎ リトアニア首相=2015年のユーロ導入にコミット
◎ 独10月のGFK消費者信頼感調査→ 前回と予想を小幅に上回り、6年ぶりの高水準=7.1(予想7.0 前回7.0←6.9)
◎ フランス8月の失業者数は→ 2年ぶりに減少=前月比-1.5%の323.57万人で、
◎ イタリア9月の消費者信頼感指数→ 4カ月連続の上昇で、前回から大幅に上昇し、約2年ぶりの高水準で、EUR買いの材料となる=101.1(予想98.5 前月98.4)
◎ ザイベルト独政府報道官=独政府は連立協議にかかわらず、ユーロ圏の金融行政を一体化する銀行同盟の設立を支援
◎ フランス9月の景況感指数→ 予想を下回る=97(予想99)

日本発の材料
◎ 米半導体製造装置メーカー最大手のアプライドマテリアルズが93.9億ドル(約9300億円)で、東京エレクトロンを事実上買収

英国発の材料
◎ BOEの金融行政委員会(FPC)=英住宅市場の回復に勢いが増している  住宅バブルが直ちに起きる危険性はない  安定へのリスクが生じた場合には行動する用意があると警告 → 公式データによると、英国の住宅価格は7月に前年同月比で3.3%上昇し、ロンドンでは約10%上昇
◎ 英9月のCBI小売売上高→ 前回と予想を大幅に上回り、GBP買いが強まる=前月比34(予想24 前回27)

NZ発の材料
◎ NZ8月の貿易収支→ 前回と予想上回り、5年ぶりの赤字額に、NZD売りが強まる=-11.91億NZドル(予想-7億NZドル 前回-7.71億NZドル←-7.74億NZドル)

その他
◎ 国連安保理=シリア決議案で合意

2013年9月25日水曜日

iPad価格と、ビックマック指数

iPad価格と、ビックマック指数


購買力平価で、ビックマック価格で比較したことを思いだすが、最近では、iPadで比較しているデータもある。

以下は参考までご覧いただきたい。

豪州と日本の価格は低い。つまり、自国通貨高で、もっと為替レートが弱くなっていもいいのでは? との、一つの考え方である。もちろん、為替相場への整合性があるかは不明。




ちなみに、2013年 エコノミスト誌のビックマック指数も同じような結論。




9月25日(水曜) アジア・欧州市場の動き(午後7時30分現在)

9月25日(水曜) アジア・欧州市場の動き(午後7時30分現在)


弱い、AUD+NZD、強い、EUR+GBP。EURGBPはフェイント?上昇から下落へ。

AUD金利は低下止まらずながら、豪S&P/ASX200株価は3日連続下落後にやや値を戻す。


***ポイント***


NZ8月の貿易収支=前回と予想上回り、5年ぶりの赤字額に、NZD売りが強まる

独10月のGFK消費者信頼感調査=前回と予想を小幅に上回り、6年ぶりの高水準に、EUR買いが強まる。

BOEの金融行政委員会(FPC)=英住宅市場の回復に勢いが増している、GBP買いが強まる。


XXXXXX


USDJPY
アジア市場は99円台を回復するどころか、98.80円の上値が重く、日本株安に98.50円を割り込むが、総じて狭い値動き。

EURUSD
アジア市場は1.3480近辺を高値に、前日の安値を割り込み一時1.3462まで下落した。欧州市場に入り株価も小幅高で、GFK消費者信頼感調査も強くEUR買いへと変化、1.3500を超えてからは買いが加速し、1.3515まで上昇。EURAUDは買いが続き、EURGBPも0.8446まで上昇後、売りへと変化。

AUDUSD
アジア市場は0.9390の上値は重く、NZDドル売りの流れに昨日の安値を割り込み0.9350近くまで下落した。欧州市場に入り一時0.9340割れまで値を下げたが、EUR買いの流れに0.9360大まで値を戻したが、NZDUSDの売りが続き、上値の重い展開は変わらず。

9月25日(水曜) 今日の為替相場見通し

9月25日(水曜) 今日の為替相場見通し

***ポイント*****

なぜか続く、リスク回避の動きの中、トレンド狙いより、短期取引へ。

円クロスの買い戻しは止まず。引き続き、短期的な円買い戻しのリスクは消えないが、どこまで続くことができるやら。日本の消費増税の見返りが混沌としているようでは、自信を持って円買いはできない。

USDJPYは、上値が切り下がり、下値が切り上がり、三角持ち合い形成。徐々に、いずれかへブレークする流れへ。それまでは、98.00~99.50のレンジで、中心は98.90円。現状はやや下値不安が勝るが、過去の教訓ではこのようなセンチメント時は、下値トライ失敗→上昇を繰り返している。

EURUSDは、相変わらず緩和政策を継続するとだけの発言。EURUSD上昇の出発点の1.3330~50を意識しながら、1.34の大台を維持できるかを注目したい。21DaysEMA=1.3375を割り込むと続落の可能性大。

AUDUSDは、豪政府・中銀の豪ドル高けん制への警戒感+金利低下に弱気継続。特に弱い経済指標もなく、徐々に上値が重くなり、AUDクロスもかつての買いの力は見られず、買いにくい通貨の一つになっている。

期待のNZDとGBPは調整の売りプレッシャーが続くが、いずれは買い戻しを期待。

GBPUSDは、買い出発点の1.5890近辺と21DaysEMA=1.5831を意識。この推移順を割り込むまでは、苦しいが買い継続へ。むしろ、GBPクロスの買いを狙うべきか? EURGBPは0.8510をDailyベースで超えるまでは売り継続へ。

NZDUSDは、買い出発点の0.8140近辺と、21DaysEMA=0.8144、200DaysSMA=0.8179と重要なポイントが重なっている。この水準を意識しながら割り込んだら撤退の買いを考えたい。

XXXX


今後直面するテーマと材料

※ ドイツ連立政権の行方
※ 米景気の伸び率弱まる
※ ECBの新たなLTROの可能性
※ QE3の縮小の次期が不透明、もしかしたら来年に連れ込む可能性も
※ 次期FRB議長にイエレンFRB副議長が有力
※ へシリアが国連決議を順守するか?
※ 日本、消費増税が確実視され、法人税率引き下げなど追加景気対策が未定
※ エジプト情勢の行方
※ イタリア政局の混迷が和らぐ
※ 米連邦債務引き上げ問題(10月1日からの新年度の予算案が成立しておらず、月内に議会が法案を可決しない限り、政府機関の窓口が閉鎖される恐れ、10月半ばにデフォルトの恐れ)
※ 法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(ドイツ総選挙も終わり近く判断すると思われる)
※ ギリシャ第3次支援の有無

9月25日、9月24日(火曜)海外市場の動き

9月25日、9月24日(火曜)海外市場の動き

弱い独IFO、ドイツ連立政権の行方と厳しい周縁国支援姿勢、弱い米消費者信頼感、

世界的に、米株は4日連続で下落し主要国の株価も低下気味、債券利回り低下、原油・金価格も低下へ。

心配は、「連邦予算の協議難航+(量的緩和の縮小が不透明=米景気の伸び率弱まる)+中東情勢の不安定化」

***ポイント***

⇒ ルー米財務長官=オバマ大統領が議会共和党と債務上限引き上げで交渉しないだろう 連邦債務の上限引き上げ問題について、合意が可能との投資家の信頼感は恐らく行き過ぎている。→ 連邦予算の協議が難航。 

⇒ ダドリーNY連銀総裁(CNBC)=債券買い入れプログラムの年内縮小を排除しない。しかし、①6月の想定よりも弱い経済成長を見込む、②券買い入れの縮小はデータに左右される、③イエレンFRB副議長が次期FRB議長に就任したら大きな政策変更はない → 縮小できないでしょう?

⇒ 独IFO景況指数は弱く、米消費者信頼感指数+リッチモンド連銀指数も弱い→ 景況感が弱まる。

⇒ 日本の住宅設備最大手イクシル=ドイツのバスルーム設備などを手掛けるクローエの買収の可能性。→ 円売り材料でも円買いが強い。

⇒ 米半導体製造装置最大手のアプライドマテリアルズと、東京エレクトロンと経営統合で合意、事実上の買収。→ 円売り材料でも円買いが強い。

⇒ ロシア外務次官=米ロ外務次官協議は順調ではなく、米国による軍事行動を遅らせただけになる可能性。→ 中東情勢が引き続き不安定

⇒ ECB理事+国際機関では、金融緩和継続と非標準的な措置の支持が多い→ ユーロ圏は依然として世界経済への大きなリスク源でプラス成長は2014年 


XXXXXX

USDJPY
アジア市場は平穏無事で、大枠98.65~98.90円の狭いレンジ。欧州市場は、本邦イクシルの独クローエの買収(M&A)の可能性にEURJPYが買われ、安倍首相のカナダ訪問でエネルギー輸入の期待感によるCADJPYの買いに、円売りが中心となり、一時99.17円まで上昇したが、戻り売りに上値は重く失敗。逆に円クロスの買いに98.50円まで下落。米国市場では、弱いリッチモンド連銀指数+米消費者信頼感指数に98.50円割れを再トライ、ロンドン勢の買い戻しに99.00円まで値を戻すが、上値は重い。

EURUSD
アジア市場は平穏無事で、大枠1.3490~00の極狭いレンジ。欧州市場は、M&A期待のEURJPYの買いに1.3519まで上昇、逆に弱い独IFOに、ロングの投げに1.3480割れまで下落、ストップを付けながら1.3460台まで続落。米国市場では、イタリア格下げのウワサが流れる中、弱いリッチモンド連銀指数+米消費者信頼感指数に1.3490台を回復したが、買いも限定的で上値は重い。

AUDUSD
アジア市場は、AUD高警戒感が強まり0.9420を割り込み、AUDクロスの売りも加わり、ストップの売りが強まり、0.9390台まで下落、大枠0.9400~20の狭いレンジへ。欧州市場に入っても、売りの流れは変わらず、0.9370台まで続落。米国市場は、豪金利の低下と弱い株価に0.9370割れまで続落、弱い米経済指標にもAUD買いは鈍く、1.9410台の上値が重くなる。


XXXXXX

USDJPY-0.09%
EURUSD-0.14%
GBPUSD-0.2%
AUDUSD-0.42%
NZDUSD-1.17%
USDCAD+0.16%

EURJPY-0.23%
GBPJPY-0.33%
AUDJPY-0.51%
NZDJPY-1.27%
CADJPY-0.25%

Nikkei225-0.07%
HongKong HangSeng-0.82%
S&P/ASX200-0.35%
Shanghai Stock-0.61%
STOXX50+0.57%
DAX+0.34%
DJIA-0.43%

GOLD-0.31%
WTI-0.01%
DXY+0.16%
VIX-1.61%

JGB10Y0.67%-4.29%
USD10Y2.66%-1.48%
GER10Y1.85%-3.65%
UK10Y2.79%-4.12%

XXXXXX

米国発の材料
◎ オバマ米大統領(国連総会般討論演説)=安保理のシリア決議案について、化学兵器の廃棄を検証することができる強力な内容にすべき
◎ ダドリーNY連銀総裁(CNBC)=債券買い入れプログラムの年内縮小を排除しない  6月の想定よりも弱い経済成長を見込む 債券買い入れの縮小はデータに左右される  イエレンFRB副議長が次期FRB議長に就任したら大きな政策変更はない
◎ リード院内総務=米上院民主党は11月15日までの暫定予算可決目指す
◎ 米7月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数→ 前月比は伸びが鈍化しているが、前年比は引き続き高い伸び率=前月比0.6%(予想0.8%)、前年比12.4%(予想12.4% 前回12.07%) 
◎ 米9月の消費者信頼感指数→ 上方修正された前回と予想を下回り、期待指数の低下が目立ち、ドル売りへ=79.7(予想80.3 前回81.8←81.5)、現況指数73.2(前回70.9←70.7)、期待指数84.1(前回89.0←88.7)
◎ 米7月のFHFA住宅価格指数→ 前回と予想を上回る=前月比1.0%(予想0.9% 前回0.7%)
◎ 米9月のリッチモンド連銀製造業指数→ 非常に弱く、ドル売りが強まる=0(予想17 前回14)
◎ ルー米財務長官=オバマ大統領が議会共和党と債務上限引き上げで交渉しないだろう 連邦債務の上限引き上げ問題について、合意が可能との投資家の信頼感は恐らく行き過ぎている 連邦債務は10月半ばに上限とあらためて指摘

欧州発の材料
◎ 独9月のIFO景況指数 業況(総合)指数→ 前回を上回るが予想を下回り、現況指数が弱く、EUR売りへと反化=107.7(予想108.0 前回107.6←107.5)、 現況指数=111.4(予想112.5、前回112.0)、 期待指数=104.2(予想104.0 前回103.3)
◎ IFOエコノミスト・ボールラーベ氏=ドイツ経済の見通しは良好で、投資家は現況指数が小幅に低下したからといって過剰に反応すべきではない
◎ ショイブレ独財務相=選挙でメルケル首相の保守系与党が20年強ぶりの大勝利したが、ドイツがユーロ圏に対する政策を変更することはない
◎ ノボトニー・オーストリア中銀総裁=非標準措置は必要  現状では追加流動性は必要ない  出口戦略は慎重に計画し、各国中銀は出口戦略が新興国市場に与える影響についても考慮する必要がある
◎ ポルトガル財務省=1-8月の財政赤字が前年同期の40億ユーロ→48億ユーロに増加(1-7月52億ユーロ)
◎ 独政局=独キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)とSPDとの連立の動きが強まるが、不透明
◎ ギリシャ財務省高官=EU・IMF・ECBはギリシャ政府と同じく、2013年ギリシャGDP-4.2%→-4.0%に小幅減少を予想
◎ OECDチーフエコノミスト=ユーロ圏は依然として世界経済への大きなリスク源でプラス成長は2014年  銀行セクターの健全化に向けた取り組みを強化する必要がある → ユーロ圏の成長は再び縮小する見通しで、世界経済は持続的な成長から程遠い  ユーロ圏の銀行の資本基盤は脆弱  失業問題は最優先課題
◎ ハンバリー中銀=政策金利を0.20%引き下げ3.6%と過去最低に低下、予想通り。 政策金利はは2012年8月の7.0%→3.6%まで低下
◎ ドイツ総選挙=メルケル首相勝利も、周縁国支援には厳しい姿勢を続ける見込み

日本発の材料
◎ 東京エレクトロン=米半導体製造装置最大手のアプライドマテリアルズと経営統合で合意、時価総額290億ドル(約2.8兆円)→ 米アプライド・マテリアルズは、東エレクを事実上買収する
◎ 日本の住宅設備最大手イクシル=ドイツのバスルーム設備などを手掛けるクローエの買収の可能性

英国発の材料
◎ マイルズBOE政策委員=現状の刺激策を維持するのは正しい  現時点で引き締め策を必要としない 失業率の見通しはあまりにも楽観的  英経済は8月時点の予想よりも強い
◎ マイルズBOE政策委員=最近の英景気回復の兆候に金利やポンドが上昇し、利上げ時期が前倒しになる可能性が指摘され、フォワードガイダンスが機能していないとの批判は、本末転倒と反論。

カナダ発の材料
◎ カナダ7月の小売売上高は→ 前回と予想を上回る=前月比0.6%(予想0.5% 前回-0.6%)、除く自動車前月比1.0%(予想0.6% 前回-0.9%←-0.8%)

その他
◎ ロシア外務次官=米ロ外務次官協議は順調ではなく、米国による軍事行動を遅らせただけになる可能性

2013年9月24日火曜日

9月24日(火曜) アジア・欧州市場の動き(午後9時00分現在)

9月24日(火曜) アジア・欧州市場の動き(午後9時00分現在)


目立つ円高。円はEURJPYの買いが失敗、逆に、クロスでも円高。テーマは円売りポジションの巻き戻しと、ストップロス? 

気になるのは、ロシア外務次官の話! 米国はシリアへ軍事行動? 安全資産の円買い? なのでしょうか?


***ポイント***


前日のダドリーNY連銀総裁と、ロックハート・アトランタ連銀総裁のQE3の継続を示唆する発言の影響にドルは軟調に推移したが、今日のCNBCニュースで、債券買い入れプログラムの年内縮小を排除しないとの報道が流れ、一時米金利を見ながらドル買い戻しへと動く。

→ 米経済は6月想定より弱いとも言い、最有力のイエレン氏が次期FRB議長になれば大きな政策変化なし(=EQE消極的)と言い、QE3の可能性の問題を指摘しただけに思え、オーバーリアクションでは?


独IFO景況指数は、前回を上回るが予想を下回り、現況指数が弱く、EUR売りへと反化=107.7(予想108.0 前回107.6←107.5)、 現況指数=111.4(予想112.5、前回112.0)、 期待指数=104.2(予想104.0 前回103.3)

ロシア外務次官=米ロ外務次官協議は順調ではなく、米国による軍事行動を遅らせただけになる可能性


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USDJPY
アジア市場は大枠98.65~90のレンジから、欧州市場に入り、EURJPYの大口買いと、株価を見ながら99円台を超え99.10円台まで上昇したが、99.20円超えの売りは厚く、米金利の低下もあり、今度は昨日の安値を抜け、98.60円以下のストップを付け、一時98.50円まで下落。

EURUSD
アジア市場は問題外で動かず。欧州株は堅調でEURJPYの買いに1.3510台へ、独IFOが期待外れでEUR売りへ変化、EURJPYの売りも強く1.3470まで下落。

AUDUSD
アジア市場から上値は重く、昨日の安値を割り込み0.9400割れまで下落してようやく下げ止まる。欧州市場は0.9420台を回復できず、0.9370台まで続落。

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Nikkei225-0.07%
HongKong HangSeng-0.82%
S&P/ASX200-0.35%
Shanghai Stock-0.61%
STOXX50+0.45%
DAX+0.18%


9月24日(火曜)今日の為替相場見通し

9月24日(火曜)今日の為替相場見通し

***ポイント*****

流れに変化が見られる。

QE3縮の動きは。 18日のFOMCで反対票を投じたジョージ・カンザスシティー連銀総裁は別格として、フィッシャー・ダラス連銀総裁も、国債買い入れプログラムを100億ドル縮小を主張し、他に同調者いると言っている。

一方、ロックハート・アトランタ連銀総裁は米経済の鈍化や雇用の減速を危惧、ダドリーNY連銀総裁は米失業率の改善は小幅で、採用や求人数、離職率などの低迷を隠ぺいしていると指摘、成長率2%でも雇用拡大は見込めず、QE3縮小に反対。

このような状況で、10月や12月のFOMCでQE3の縮小を手掛けることは困難では? 逆に、次期FRB議長が着任する例年2月以降のFOMCを待つ必要もありる。

結果として、米金利の上昇傾向は強まらず、株価の上昇傾向も強まらず、ドルに対して有利な通貨ペアを模索することになりそうである。


それでは、EURは? EURも手放しで買い進むことも難しいのでは?
メルケル独首相の再選がほぼ確実となり、緊縮財政の手綱を緩める動きは鈍く、ドラギECB総裁との対決も暫く続きそうである。

そのドラギECB総裁は、過度のインフレ低下リスクに対してや、欧州銀行の資金繰り改善もあり、追加の長期資金供給オペ(LTRO)を実施する用意があることを表明した。この動きは、18日のECB内の専門委員会でも2014年に追加のLTROの実施を支持したことで、サプライズではない。さらに、リーカネン・フィンランド中銀総裁も、金融市場の流動性を高める準備のために必要性を指摘していた。

ロイター社の試算では、欧州銀の過剰流動性は現在2210億ユーロの水準、過剰流動性が1000億─2000億ユーロの水準を下回ると、短期金利が現行0.5%のリファイナンス金利付近に上昇すると見られる。


それでは、AUDは? 中国経済の成長縮小も止まり、今後も順調な経済成長が見込まれ、それ自体ではプラス材料となっている。しかし、どうもアボット新政権の動きは逆の方向を見ているように思えてならない。

結果として、AUDUSDの買い中心の選択肢ははずし、暫くは様子を見守りたい。


残るは、GBPとNZDとJPY。
GBPとNZDは、「金利現状維持」OR「引き上げの可能性」=「通貨高」のセオリーからすれば、プラス材料が多い。 テクニカルでもブル傾向を維持しており、これらの通貨をロングにして、「金利長期現状維持」OR「引き下げの可能性」=「通貨安」を当てはめれば、JPY。そして、若干ながら、EURとAUDもこの部類に入っている。

結果、EURGBPは下落傾向が続き、AUDNZDは下落傾向が続き、GBPJPY+NZDJPYは上昇傾向が続くことが予想される。注意点は、ポジションの偏りだけ。

それでは、USDJPYは? 対ドルの動きは鈍く緩やかな上昇にとどまる可能性が高く、100~105円を狙うには年末の12月か来年始めにずれ込む可能性があり、クロスの円売りを狙いたい。


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今後直面するテーマと材料

※ ECBの新たなLTROの可能性
※ QE3の縮小の次期が不透明、もしかしたら来年に連れ込む可能性も
※ 次期FRB議長にイエレンFRB副議長が有力
※ へシリアが国連決議を順守するか?
※ 日本、消費増税が確実視され、法人税率引き下げなど追加景気対策が期待
※ エジプト情勢の行方
※ イタリア政局の混迷が和らぐ
※ 米連邦債務引き上げ問題(10月1日からの新年度の予算案が成立しておらず、月内に議会が法案を可決しない限り、政府機関の窓口が閉鎖される恐れ、10月半ばにデフォルトの恐れ)
※ 法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(ドイツ総選挙も終わり近く判断すると思われる)
※ ギリシャ第3次支援の有無

9月24日、9月23日(月曜)海外市場の動き


9月24日、9月23日(月曜)海外市場の動き


東京市場が休場の中で、多くの重要は発言が見られたが、なぜか動きは鈍い。終わってみれは、株小幅安で、円はクロスでも買われ独歩高、テクニカルでも円ブル。

欧州では、ドイツ連邦議会は予想通りメルケル首相の保守系与党が大勝したが、相場への影響はほぼなし。そして、リーカネン・フィンランド中銀総と、ドラギドラギECB総裁は、短期金利の上昇を回避に、追加の長期資金供給オペ(LTRO)を実施する用意を示唆。→ EUR全面安へ。

米国では、NY連銀=固定金利・金額無制限の翌日物リバースレポを初試行し、市場から118億1000万ドルを吸収、QE3縮小には無関係と説明。フィッシャー・ダラス連銀総裁、ロックハート・アトランタ連銀総裁、ダドリーNY連銀総裁と、続けざまにのQE3に関する重要な発言も、米株の反応は鈍く、動かず。


***ポイント***

ドイツ連邦議会(下院)選挙=メルケル首相率いる保守系与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が得票率約42%で大勝、絶対多数獲得にはわずかに届かず、大連立樹立に向け野党・中道左派勢力への説得を要する結果。

フィッシャー・ダラス連銀総裁=先のFOMCで、国債買い入れプログラムを100億ドル縮小するよう主張、住宅ローン担保証券の買い入れプログラムは継続することを主張した。FRBが緩和縮小を見送ったことで、信認は著しく傷ついた。QE縮小の延期はきわめて僅差で、難しい決定だったが、QE縮小賛成は自分ひとりではない。複数いる。→ ドル買い材料だが既に2番煎じで織り込見済みの発言。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=米経済の勢いが鈍化していることを示す証拠があり、米金融政策はもっと活発な経済活動を生み出すことに注力すべき。 国内の労働生産性は低下し、毎月の雇用創出の傾向は減速したようにみえ、状況の転換に向けた行動が必要。→ ドル売り材料。

ダドリーNY連銀総裁は、失業率6.5%達成にはかなりの時間がかかる可能性があり、失業率の改善は、はるかに小幅な回復にとどまり、採用や求人数、離職率などの低迷を隠ぺい。QE縮小には反対した。→ ドル売り材料。

NY連銀=固定金利・金額無制限の翌日物リバースレポを初試行し、市場から118億1000万ドルを吸収→ 超低金利政策からの出口局面に備えて、短期金利をより適切に誘導するため新たなツールとして試験的に運用→ ダドリーNY連銀総裁は金融政策の変更を予見させるものでないと説明

ドラギECB総裁(欧州議会で証言)=過度のインフレ低下リスクがある、短期金利が上昇することを回避に、追加の長期資金供給オペ(LTRO)を実施する用意がある→ 資金繰り改善は依然として域内の信用の量に反映されていない → EUR全面安。

リーカネン・フィンランド中銀総裁=必要であればECBが追加の長期資金供給オペ(LTRO)を実施し、金融市場の流動性を高める準備がある

中国9月のHSBC 製造業PMI・速報値→ 前回と予想を上回り、AUD買いが強まる=51.2(予想50.9 前回50.1)→ AUD買いが強まるが持続できず。

ユーロ圏PMIは、前回を上回るが予想を下回り伸び率は鈍る。


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USDJPY
東京市場休場の朝方は、ドイツ連邦選挙の結果にも、EURJPYの上値は重く、99.35を高値に、円小幅ながら全面高へ。米株先物も値そ下げ99.10円を割り込むとストップの円買い戻しが始まる。欧州市場では99.00円を割り込み、大枠99.90~00の狭いレンジ。米国市場では、ロックハート+ダドリー両氏の発言に98.70円割れまで下落、米株も下げ止まり、大枠98.70~90円のレンジへ。

EURUSD
アジア市場は、ドイツ連邦選挙の結果に、先週末から窓を空け高値で取引開始。1.3547を高値に、1.3520~45のレンジで上追いできず。欧州市場は、ユーロ圏PMIは前月を上回るが予想より弱く伸び率は鈍く、EURロングの売りに1.3500を維持しながらも戻り売りが続く。米国市場に入り、ECBドラギ総裁が新たなLTROの用意を示唆、一時1.3480割れまで下落。逆に、ロックハート+ダドリー両氏の発言にドル売りが強まり、売り買い拮抗し、1.3490~15のレンジへ。

AUDUSD
アジア市場は、EURAUDの買いに、先週末から窓を空け安値で取引開始。0.9364を安値に下げ止まり、中国HSBC製造業PMIが強く0.9437まで上昇。欧州市場に入っても、AUDクロスの買いが続き、0.9440台へ上昇。米国市場に入ってもAUD買いの流れが続き一時0.9456まで上昇したが、欧米株は弱く、逆に0.9420近くまで下落。


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USDJPY-0.51%
EURUSD-0.22%
GBPUSD+0.24%
AUDUSD+0.38%
NZDUSD+0.14%
USDCAD-0.19%

EURJPY-0.74%
GBPJPY-0.26%
AUDJPY-0.12%
NZDJPY-0.36%
CADJPY-0.28%

Nikkei225 休場
DJIA-0.32%
STOXX50-0.71%
DAX-0.47%
HANG SENG-0.56%
SHANGHAI+1.33%
S&P/ASX200-0.46%

GOLD-0.31%
WTI-1.39%
DXY+0.07%
VIX+9.07%

日本10年債利回り 休場
米10年債利回り-0.32%
独10年債利回り-1.34%


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米国発の材料
◎ 米政府の財政問題、米債務上限引き上げ協議の行方⇒ ドル安のリスクが消えず =米連邦予算と借り入れ上限をめぐりオバマ大統領と共和党議会指導部の双方が態度を硬化し、協議が暗礁に乗り上げている  月末までに与野党が予算案で合意しなければ政府機関の閉鎖に追い込まれるとの懸念が株価を圧迫し、米国債への逃避買いが膨らんだ
◎ イエレンFRB副議長の講演が中止(9月20日)=理由は不明ながら次期FRB議長の指名が近いとの憶測が流れる
◎ 民主党のリード上院院内総務=オバマケア阻止盛る暫定予算案は支持せず
◎ フィッシャー・ダラス連銀総裁=先のFOMCで、国債買い入れプログラムを100億ドル縮小するよう主張、住宅ローン担保証券の買い入れプログラムは継続することを主張した   FRBが緩和縮小を見送ったことで、信認は著しく傷ついた QE縮小の延期はきわめて僅差で、難しい決定だった QE縮小賛成は自分ひとりではない。複数いる
◎ NY連銀=固定金利・金額無制限の翌日物リバースレポを初試行し、市場から118億1000万ドルを吸収→ 超低金利政策からの出口局面に備えて、短期金利をより適切に誘導するため新たなツールとして試験的に運用→ ダドリーNY連銀総裁は金融政策の変更を予見させるものでないと説明
◎ ロックハート・アトランタ連銀総裁=米経済の勢いが鈍化していることを示す証拠があり、米金融政策はもっと活発な経済活動を生み出すことに注力すべき。 国内の労働生産性は低下し、毎月の雇用創出の傾向は減速したようにみえ、状況の転換に向けた行動が必要。
◎ ロックハート・アトランタ連銀総裁=米国の非農業部門雇用者の増加数は、過去3カ月の平均で14万8000人と、過去12カ月の平均の18万4000人を下回り、労働生産性の伸びは、歴史的な水準をかなり下回って推移している。 一過性の現象で、需要が伸びれば通常の水準に戻る可能性があるが、労働参加率の低下は懸念材料で、経済の潜在能力の若干の低下を示唆している可能性がある。起業件数の減少など、米経済の勢いが衰えていることを示す徴候。
◎ ダドリーNY連銀総裁=債務上限引き上げに関する協議など、財政をめぐる問題が差し迫った最大の不透明要素で、政策当局は米経済の向かい風を力強く押し返す必要がある  労働市場の改善が継続すると確信がもてるまで、資産買い入れは縮小できない、量的緩和プログラムのいかなる変更も経済指標に基づく  米失業率は7.3%まで低下しいるが、失業率6.5%達成にはかなりの時間がかかる可能性があり、失業率の改善は「はるかに小幅な回復にとどまり、採用や求人数、離職率などの低迷を隠ぺいしている  QE縮小には反対した  2%成長でも緩和縮小に必要な雇用の伸びは見込めないかもしれな
◎ ダドリーNY連銀総裁= FRBの緩和縮小は、米FRB議長が6月に示した緩和縮小の枠組み、今も変わらず→ 枠組みは、経済が改善を続ける限り、年内に資産買い入れの規模縮小に着手し、2014年半ばまでに買い入れを停止させることをFRBは引き続き目標

欧州発の材料
◎ ドイツ連邦議会(下院)選挙=メルケル首相率いる保守系与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が得票率約42%で大勝、絶対多数獲得にはわずかに届かず、大連立樹立に向け野党・中道左派勢力への説得を要する結果
◎ ドラギECB総裁(欧州議会で証言)=過度のインフレ低下リスクがある、短期金利が上昇することを回避に、追加の長期資金供給オペ(LTRO)を実施する用意がある→ 資金繰り改善は依然として域内の信用の量に反映されていない → EUR◎ ドラギECB総裁(欧州議会で証言)=欧州の銀行の資金繰り改善は依然としてユーロ圏の信用の量に反映されれず、ECBは必要な限り金利を低水準に維持することを確約すると言明  長期流動性供給オペで得た資金を前倒し返済していることで銀行システムの過剰流動性が低下していることについて、状況を注視→ ロイターの試算では、欧州銀の過剰流動性は現在2210億ユーロの水準、過剰流動性が1000億─2000億ユーロの水準を下回ると、短期金利が現行0.5%のリファイナンス金利付近に上昇すると見られる。
◎ ドイツ連銀月報=ドイツ経済が今後数カ月も成長軌道をたどるとの見通しで、ドイツ経済が今後数カ月も成長軌道をたどるとの見通し
◎ リーカネン・フィンランド中銀総裁(イタリア紙)=必要であればECBが追加の長期資金供給オペ(LTRO)を実施し、金融市場の流動性を高める準備がある

英国発の材料
◎ ブロードベントBOE政策委員=失業率の下げが加速するようなら緩和政策の見直しも支持される。生産のデータは強く、英経済は予想以上の回復を見せている。ただ、生産の見通しは非常に不確実性が高く、フォワード・ガイダンスが雇用に焦点をあてていることを支持する。

中国発の材料
◎ 中国9月のHSBC 製造業PMI・速報値→ 前回と予想を上回り、AUD買いが強まる=51.2(予想50.9 前回50.1)

2013年9月22日日曜日

9月22日(日曜) 今週の注目点(9月23~27日)

9月22日(日曜) 今週の注目点(9月23~27日)


まず、次期FRB議長レース、QE3の行方、ドイツ総選挙、米暫定予算案

◎イエレン氏本決まり?
9月20日にイエレンFRB副議長の突然講演が中止となった。理由は不明ながら次期FRB議長の指名が近いとの憶測が流れ、雰囲気からイエレン氏で本決まりになると思われる。

指名決定が報道されると一時的にはドル売りへ傾くことになるが、継続性がどれほどもものなのかは疑問。


◎量的緩和縮小(QE3)の行方
問題は、10月、12月のFOMCでQE3縮小が始まるかで、引き続き見通しは混とんとしており、相変わらず今後の米経済指標の出来次第。

結果として、5月1日のFOMCから続いていることながら、9月18日のFOMCでは予想外に緩和継続が決定、20日にはブラード・セントルイス連銀総裁が「10月のFOMCで小規模な緩和縮小を決定」する可能性を指摘。今週も、米経済指標の発表の度に、「QE3縮小の思惑」に振り回されることになりそうである。

ただ、NY連銀は、固定金利・金額無制限の翌日物リバースレポ・ファシリティーを来週から来年1月29日をめどに試験的に実施→ 短期金利を誘導するため新たなツールを試験的に運用し、超低金利政策からの出口局面に備えると思われる。 

遅かれ早かれ、QE3は縮小に向かうことに間違いなし。 ただ、問題はその開始時期? 


◎メルケル首相、単独過半数とれるか?
EUR相場にとって大きな影響を与えるドイツ連邦議会選挙で、結果は、日本時間の今日22日午後3時から一斉に投票が始まり、23日の朝に結果が判明し、予想外の結果になれば、早朝のオセアニア市場で相場が動き、取引開始時点で大きく変動して始まることになる。

事前の世論調査(19日)ではメルケル首相の中道右派「キリスト教民主・社会同盟」が第1党になること確実視されている。

問題は、単独で過半数がとれるか? これは難しそうで、野党と連立政権を組む可能性があり、こちらがより重要となりそうである。


◎米暫定予算案
米下院で決定されたオバマケアとセットの暫定予算案、上院の共和党は承認しないと言っており、どうなることやら。 いずれにしても、9月30日で政府機関予算は失効する。



「今週の他の注目材料」

9月23日(月曜)
10:30   豪中銀金融安定報告 ⇒ 9月17日に公表した3日の理事会議事録では、「豪ドルの一段の下落が鉱山投資減少の影響を補う」とあったが、金利は引き下げ・引き上げ共に明確にせず。
10:45   中国HSBC製造業PMI・速報値=予想50.9 前回50.1 ⇒ 中国の景気持ち直しが強まっており、今回も良好な数字が予想されている。
22:00 ドラギECB総裁講演 ⇒ ドイツ総選挙後だけに注目したい。

9月24日(火曜)
17:00   独IFO業況(総合)指数=予想108.0 前回107.5、 現況指数=予想112.5、前回112.0、 期待指数予想104.0 前回103.3 ⇒ 相変わらず好調な独経済を確認することができるか? 
22:00   米住宅関連の経済指標、S&P/ケース・シラー住宅価格指数と、住宅価格指数 ⇒ 住宅金利上昇にも比較的好調なのだか?
23:00 米消費者信頼感指数=予想80.3 前回81.5 ⇒ 最近は消費者マインドがやや落ち込んでいるようだが?

9月25日(水曜)
23:00   米新築住宅販売件数

9月26日(木曜)
17:30   英第2四半期GDP・確報値=前月比予想0.7% 前回0.7%、前年比予想1.5% 前回1.5%
21:30   米新規失業保険申請件数=予想 前回30.9万人
23:00   米中古住宅販売成約=前月比予想-1.0% 前回-1.3%

9月27日(金曜)
8:30   日本全国消費者物価指数=前年比予想0.8% 前回0.7%、除生鮮前年比=予想0.7% 前回0.7% ⇒ 消費者物価がどれほど上昇しているのか?
18:00   ドラギECB総裁講演 ⇒ ドイツ総選挙後だけに注目したい。
21:00   独消費者物価指数・速報値=前月比予想0.0% 前回0.0%。前年比予想1.5% 前回1.5%、EU基準前月比予想0.0% 前回0.0%、前年比予想1.6% 前回1.6%
21:30   米個人消費支出=前月比予想0.3% 前回0.1%、PCEデフレーター前月比予想0.1% 前回0.1%、、前年比予想1.2% 前回1.4%、コアPCEデフレーター前月比予想0.1% 前回0.1%、前年比予想1.2% 前回1.2% ⇒ インフレを測る重要な指標で、QE3の縮小の有無の判断材料ともなる


「以下は、今週の経済指標と主な発言」

東京市場休場(秋分の日)
9/23 10:30 AUD 豪中銀金融安定報告
9/23 10:45 CHN 9月 HSBC 製造業PMI・速報値=予想50.9 前回50.1
9/23 16:00 FRN 9月 製造業PMI・速報値=予想50.1 前回49.7、サービス業PMI・速報値=予想49.4 前回48.9
9/23 16:30 GER 9月 製造業PMI・速報値=予想52.2 前回51.8、サービス業PMI・速報値=予想53.0 前回52.8
9/23 17:00 EUR 9月 製造業PMI・速報値=予想51.7 前回51.4、サービス業PMI・速報値=予想51.0 前回50.7
9/23 22:00 EUR ドラギECB総裁講演
9/23 22:20 USD ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
9/23 22:30 USD ダドリーNY連銀総裁講演
9/23 2:30 USD フィッシャー・ダラス連銀総裁講演


9/24 15:00 GER 8月 輸入物価指数=前月比予想0.1% 前回0.3%
9/24 17:00 GER 9月 IFO景況指数 業況(総合)指数=予想108.0 前回107.5、 現況指数=予想112.5、前回112.0、 期待指数予想104.0 前回103.3
9/24 17:00 EUR ノボトニー・オーストリア中銀総裁
9/24 20:00 EUR コンスタンシオECB副総裁講演
9/24 21:30 CAD 7月 小売売上高=前月比予想0.5% 前回-0.6%、除く自動車前月比予想-0.80% 前回0.6%
9/24 21:30 EUR クーレECB理事講演、リーカネンECB理事講演
9/24 21:45 GBP ラッターBOE副総裁講演
9/24 22:00 USD 7月 S&P/ケース・シラー住宅価格指数=前年比予想12.5% 前回12.07%
9/24 22:00 USD 7月 住宅価格指数=前月比予想0.9% 前回0.7%
9/24 22:30 USD ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
9/24 23:00 USD 9月 消費者信頼感指数=予想80.3 前回81.5
9/24 1:30 USD  メルシェECB専務理事講演
9/24 2:00 USD ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
9/24 2:00 GBP ビーンBOE政策委員講演


9/25 7:45 NZD 8月 貿易収支=予想-7.00NZドル 前回-7.74億NZドル、輸出予想354億NZドル 前回385億NZドル、輸入予想430億NZドル 前回462億NZドル
9/25 15:00 GER 10月 GFK消費者信頼感調査=予想7.0 前回6.9
9/25 21:00 EUR アスムセンECB専務理事講演
9/25 21:30 USD 8月 耐久財受注=前月比予想-0.1% 前回-7.3%、除く輸送機器前月比予想1.1% 前回-0.6%
9/25 23:00 USD 8月 新築住宅販売件数=予想42.5万件 前回39.4万件、前月比予想7.9% 前回-13.4%


9/26 17:30 GBP 第2四半期 経常収支=予想-100億ポンド 前回-145億ポンド
9/26 17:30 GBP 第2四半期 GDP・確報値=前月比予想0.7% 前回0.7%、前年比予想1.5% 前回1.5%
9/26 17:30 EUR アスムセンECB専務理事講演
9/26 18:00 EUR リーカネン・フィンランド中銀総裁発言 
9/26 21:30 USD 新規失業保険申請件数=予想 前回30.9万人
9/26 21:30 USD 第2四半期GDP・改定値=前期比年率予想2.7% 前回2.5%、個人消費=前期比年率予想1.8% 前回1.8%、デフレーター前期比予想 前回0.8%、コア・デフレーター前期比予想 前回0.8%
9/26 22:20 EUR メルシュECB専務理事
9/26 23:00 USD 8月 中古住宅販売成約=前月比予想-1.0% 前回-1.3%
9/26 23:00 EUR コンスタンシオECB副総裁発言
9/26 23:10 USD スタインFRB理事発言
9/26 1:15 USD コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演


9/27 7:15 EUR クーレECB理事講演
9/27 8:30 JPY 8月 全国消費者物価指数=前年比予想0.8% 前回0.7%、除生鮮前年比=予想0.7% 前回0.7%
9/27 8:30 JPY 9月 東京都区部消費者物価指数=前年比予想 前回、除生鮮前年比予想0.3% 前回0.4%
9/27 10:15 USD ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
9/27 15:45 FRN 第2四半期GDP・確報値=前期比予想0.5% 前回0.5%、前年比予想0.3% 前回0.3%
9/27 16:00 CHF 9月 KOF先行指数=予想 前回1.36
9/27 18:00 EUR ドラギECB総裁講演
9/27 18:00 EUR 9月 消費者信頼感指数・確報値=-14.9(前回-15.6)、景況感指数=予想 前回95.2、企業景況感=予想 前回-7.9、サービス業景況感=予想 前回-5.3、業況判断指数=予想 前回-0.52
9/27 18:45 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁講演
9/27 21:00 GER 9月 消費者物価指数・速報値=前月比予想0.0% 前回0.0%。前年比予想1.5% 前回1.5%、EU基準前月比予想0.0% 前回0.0%、前年比予想1.6% 前回1.6%
9/27 21:30 SUD 8月 個人所得=前月比予想0.4% 前回0.1%、個人消費支出=前月比予想0.3% 前回0.1%、PCEデフレーター前月比予想0.1% 前回0.1%、、前年比予想1.2% 前回1.4%、コアPCEデフレーター前月比予想0.1% 前回0.1%、前年比予想1.2% 前回1.2%
9/27 21:30 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁
9/27 22:55 USD 9月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=予想78.0 速報値76.8
9/27 23:15 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁講演
9/27 2:00 USD ダドリーNY連銀総裁講演