終わってみれば、株高の調整と、ドル高の調整が進む。ギリシャ問題の火種は消えず、円は蚊帳の外。市場の注目は、AUD+GBP+CADの買戻しながら、週末で連騰に至らず。
一週間を通してみると、USDJPYは6営業日連続で小幅ながら円高傾向、EURUSD+NZDは4日間連続のEUR、NZD高傾向、GBPUSDは5日間連続でGBP高傾向、USDCAD+AUDUSDは週初と週末、中3日間と異なる動きで終わっている。
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米国を含め、世界的に株価は下落、
逆に債券は買われ利回りは低下、
DXYは4日ぶりに小幅上昇するも、ドル買は限定的。
欧州市場は、前日の強い豪雇用統計の流れが続き上昇中のAUDUSDと、強い英雇用統計にGBPUSDが上昇、ドル売りをリードし、ドル全面安の展開となった。しかし、EURUSDはギリシャ問題の噂は絶えず売りへと変化、ドル買いも弱まる。
米国市場では、強い米CPIコア前年比にドル買いへ変化。フィッシャーFRB副議長「米経済は第1四半期から回復」と発言。強いカナダCPI+強い小売売上高=カナダドル買いの流れが続くも、週末前で積極的な動きも見られず。
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ルー米財務長官(G20の場で)=米国の需要に依存する、危機前の状態に世界経済が回帰していと懸念。世界の主要輸出国(日本・独・韓国・中国)に内需拡大を求める。
ルー米財務長官(G20の場で)=為替政策で、輸出競争力を高めるため自国通貨安をしないとの国際公約を各国が順守することは非常に重要。
ルー米財務長官(IMF会議で)=中国人民元はなお「大幅に過小評価されている。
麻生財務相=G20で、円安の批判はなかった。
黒田日銀総裁=G20で、具体的な為替の協議はほとんどなく、従来のG20の考え方をそのまま踏襲。為替の変動率の高まりへの懸念も表明されなかった。
オズボーン英財務相=G20で、ギリシャ問題が国際会議で重くのしかかっている。判断ミスや誤算などがあれば、欧州が4年前の危険な状態に再び陥るのは明らか。5月に山場を迎える可能性がある。
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デイセルブルム・ユーログループ=議長ギリシャが改革を実行した場合のみ、2012年の合意通り、債務負担の軽減策を検討する可能性がある。
ギリシャ財務省当局者(ロイター社)=全ての公的部門から資金をかき集めない限り、4月20日に資金は底をつく→ ギリシャ財務省はこの報道を否定。
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