2015年1月31日土曜日

2015年1月31日(土曜) 最新のIMMポジション(1月27日集計分)から

2015年1月31日(土曜) 最新のIMMポジション(1月27日集計分)から

集計日が1月27日(火曜)で、28日のFOMCの結果は数字に表れていないが、FOMCで大きな変化はなかったことを考えれば、この1週間(集計日ベース)でどのようにポジションが変化したかを見るのは、興味深い。

前日月曜日にギリシャ総選挙の結果、反緊縮を主張していた急進左派連合が圧勝。事前の予想通りとはいえ、ギリシャの行方が混とんとしていた時期でもある。

その前週20日の集計には乗らない、21日カナダ中銀がサプライズの利下げを決定。22日にはECB理事会で量的緩和を決定した時期でもある。

1月27日のIMMデータでは、円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルの計7通貨合計で、ネットショートは-378,681コントラクトと前週の-391,610から、通貨ショートが12,929減少(ドルロングは約18億ドル減少)し、ドル買いの材料が続いていた割には、利食いなのか? ドルロングは高水準にあるものの、減少していた。

円は、-64,658コントラクトで、前週の-77,886から円売りが13,228減少した。
前週に続き2週連続で円売りが減少、それも大幅な減少となっており、市場は円を買い戻していたことがわかる。USDJPYの終値では、データ集計日27日は117.861円で、以降28日117.539、29日118.294、30日117.518と、終値ベースでは大きな変化は見られず、スポット市場でも117円~119円のレンジ相場に入っていた。

ユーロは、-184,745コントラクトで、前週の-180,730から売りが4,015増加した。12月23日から6週連続となる前週比の売り増加に、ユーロ先安期待が続いていた。EURUSDの終値では、データ集計日27日は1.1379で、以降28日1.1288、29日1.1316、30日1.1294と底値を切り上げ、ユーロの買戻しに動いていたことがわかる。

ポンドは、-45,340コントラクトで、前週の-45,708から売りが368減少した。5週間連続で売りが増加していたが、ようやく売り圧力も弱まったとみられていた。しかし、21日のBOE金融政策委員会議事録は、金利据え置きを9対ゼロ(予想7対2)と全員一致で決定。予想外の結果に利上げ期待が遠のき、ポンド売りが強まる。GBPUSDの終値では、データ集計日27日は1.5195、以降28日1.5140、29日1.5064、30日1.5060と続落。

スイスフランは、-7,373コントラクトで、前週の-9,809から売りが2,436減少した。1月14日に突然EURCHF1.2000のスイス高阻止の御旗を下し、政策金利のマイナス幅を拡大して以降、2週間連続の売り減少で、集計日以降でも、スイス中銀が介入している可能性もあり、USDCHFとEURCHFでスイス売りが強まっている。

カナダドルは、-23,963コントラクトで、前週の-29,080から売りが5,117減少した。原油価格は先週末に値を戻したものの、引き続き弱含みで推移し、サプライズな利下げと、追加利下げの思惑も加わり、集計以降も、失業率の悪化も加わりカナダドルの売りが続いている。

豪ドルは、-48,943コントラクトで、前週の-46,580から売りが2,363増加した。集計後も豪中銀の利下げへの思惑もあり、売り圧力は続いている。

NZドルは、-3,659コントラクトで、前週の-1,817から売りが1,842増加した。集計後の、NZ中銀のドル安誘導と利上げ観測は大幅に後退し金利据え置きへと変化、売り圧力が続いている。











2015年1月31日(土曜) 昨日30日、海外市場の動き

2015年1月31日(土曜) 昨日30日、海外市場の動き

今日は週末の金曜日で1月最後の日。予想を下回る米GDPの結果に、米株(DJIA)は大幅下落(17164.95-251.90-1.45%)、米金利(10年債利回り)は低下(1.66%-0.10-5.44%)。原油価格は稼働中のリグが3年ぶりの水準に落ち込み、478.52(+2.99+6.71%)に上昇へ。

ロシアは自国の景気に配慮し予想外に利下げを実施、予想を下回るユーロ圏CPI、予想外に弱い米GDP+米金利は低下+米株も大幅下落するも、ドルは安定し堅調に推移。

予想外に弱いカナダGDP+3月利下げ観測に、カナダドル売りが強まるも、原油価格の上昇に値を戻す。

問題のギリシャは、「ドイツがギリシャへ200億ユーロの支援を用意」との報道+ギリシャ経済担当相が「確実にユーロ圏に残留する」と言うも、ギリシャ財務相は「EU+IMFの調査団に協力しない方針」を示し、「国際支援プログラムの延長を要請しない」と言明。ギリシャへの不安感は残り、ユーロ売りが続く。

そんな中で、原油価格の上昇は別とし、株安+ギリシャ不安+米金利の低下に、結果として円高へ。ただし、117.50円を割り込みながらも売りは加速せず。

2015年1月30日金曜日

2015年1月30日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年1月30日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き
 
今日は週末の金曜日で1月最後の日。

注目の米GDPは、前期比年率2.6%(予想3.3% 前回5.0%)と弱いが、ドル売りは限定的。
カナダ11月のGDPも、-0.2%(予想0.0% 前回0.3%)と弱く、カナダドル全面安で、一人負け。

日本全国CPIは、前年比2.4%と予想・前回と変わらず。
ユーロ圏CPI・速報値は、前年比-0.6%(予想-0.5%)を下回る。
ロシア中銀=景気減速が焦点、予想外に、主要政策金利を2.0%引き下げ、17.0%→15.0%に決定。USDRUBの71.00台まで一時上昇。

為替相場は乱高下に疲れたのか、欧州市場は、米GDP待ちなのか。大きな変動は見られず。
その中で、USDJPYはややリスクオンの流れなのか、再び117.50円をトライし、117.50~118.50円の一円レンジ。

2015年1月30日(金曜日)欧州市場

2015年1月30日(金曜日)欧州市場

米GDPと、カナダGDPの発表までもう少し。
ちょっと前になるが、19:30時。 ロシア中銀は景気減速が焦点で、主要政策金利を2.0%引き下げ、17.0%→15.0%に決定。
USDRUBは71.00台まで上昇、ややリスクオンの流れに円は強含み。トルコ中銀、豪中銀と利下げ期待が残る。


2015年1月30日(金曜) 昨日29日、海外市場の動き

2015年1月30日(金曜) 昨日29日、海外市場の動き

ギリシア総選挙、FOMCを、ビックイベントが過ぎ、週末へ向けドルは全面高。

FRBの利上げ時期の見通しは別れる。米金利+米株は上昇。金価格下落、原油価格は44ドル台で動かず。

NZ中銀のNZドル安誘導+利下げ観測にNZDは続落、
豪中銀の利下げ観測にAUDは5年ぶりの安値へ下落、
欧米の対ロシア追加制裁の動きに、RUB安が続く。
トルコ中銀の利下げ観測に、TRY安が続く。
スイス中銀のCHF売り為替介入の思惑にCHF安が続く。
デンマーク中銀は、今年3度目、政策金利を-0.5%に引き下げへ、EURDKKは逆に下落。

独失業率6.5%で変わらず、失業者数は-8,000人(予想-1万人)に改善。
ユーロ圏景況感指数・速報値は、101.2(予想101.7)と3か月ぶりに改善。
独CPI・速報値は、前年比-0.3%(予想0.0%)とマイナス幅拡大。
米新規失業保険申請件数は、26.5(予想30万件)と大幅に改善。
米NAR中古住宅販売成約は、前月比-3.7%(予想0.5%)と1年ぶりのマイナス幅。
米ISM製造業景気指数の年次改定は、12月55.5→55.1に下方修正
米ISM非製造業総合指数(NMI)は、56.2→56.5に上方修正。

USDJPY、上昇するも118.50円は超えられず。117~119円のレンジ抜け出せず。
EURUSD、1.1360台まで続伸するも、一時1.1280割れまで下落。ギリシャ新政権の決定を様子見、月末EUR買い需要+ショートカバーが続く。。
GBPUSD、1.5100を割り込み、一時1.5020割れまで続落。EURGBPの買いが続く。
AUDUSD、0.7720まで続落。利下げ観測が強い。
NZDUSD、0.7240割れまで続落。利下げ観測が強い。
USDCAD、1.2660台まで続伸。
USDCHF、0.9240台まで続伸。スイス中銀のCHF売り介入の観測。



2015年1月29日木曜日

2014年1月29日(木曜)アジア市場の動き

2014年1月29日(木曜)アジア市場の動き




FOMCの緊張感はどこへ?! すっかり頭から消え失せてしまったようなムード。




市場は新たな材料を探し、NZドル、豪ドルを売り込み、両通貨の下落は止まらず。


合わせて、ギリシャ政局は不透明で、ツィプラス新首相が「何をどうするのか?」、世界中が注視しユーロ売りも止まらず。ロシアもEUと米国の追加制裁の可能性に、ルーブルは弱くロシア経済への悪影響も危惧。




円はドル高の流れにも、リスクオフの流れに上値も重く、116~119円、117~119円のレンジは変わらず。中長期の円弱気の考えを変えるつもりはないが、トルコ中銀は2月3日、豪中銀2月4日に利下げするのでは? との思惑・・・・。 


周りが弱い材料を次から次へと提供してくれることで、逆に円がやや輝いて見えてしょうがない。




頼みの綱は、本邦企業や公的資金による株買いと円売りだが、今日はそれもネガティブで株価は大幅下落。


いっそう、116円台を割り込み下落してくれた方が、次の買い場を提供してくれるのではと、期待感が膨らむが..........?!  それも叶わず。





※※※※※※※




NZ中銀は政策金利3.5%を据え置きながらも、弱気なNZ中銀の声明を受け、NZドルは下落。
RBNZの声明
◎NZドルは依然として正当化できない持続不能な高水準で、NZドルの一段の大幅な下落を予想
◎政策金利を当面据え置きくと予想、金利同行はデータ次第。




豪統計局=第4四半期 輸出価格指数は前期比横ばい、輸入価格指数は0.9%上昇。2014年通年の輸出価格は、鉄鉱石価格の下落に-9.1%の下落。




1月18日の豪トリム平均CPIが強く利下げ観測が遠のき、豪ドル買いが強まっていたが、今度は、2月3日の豪中銀は2.5%の政策金利を0.25%引き下げるとの観測が強まる。市場予想は50%・50%の確率とみている。

2015年1月29日(木曜) 昨日28日、海外市場の動き

2015年1月29日(木曜) 昨日28日、海外市場の動き

FOMCの声明は、金融政策の正常化で忍耐強い姿勢を維持すると再表明。

インフレ率がさらに低下と予想するも、景気と労働市場の判断は引き上げ、利上げは辛抱強くなれるとの姿勢を維持→ 将来の利上げの可能性を維持するも、予想の範囲内で動きが取れず。

為替相場は、直後上下変動するも強い材料には感じられず。ただ、米金利は低下し株価も強さが感じられず、徐々にはドル売りへと動く。原油価格は下落、金価格も小幅下落。

FOMC声明(決定はメンバー全員が賛成)
◎政策金利0.0~0.25%の据え置きを予想通り決定。
◎利上げは辛抱強くなれる→「相当期間」の文言は削除。
◎景気はしっかりとした底堅いペースで拡大→「穏やかなペース」からやや変化。
◎エネルギー価格の下落に、インフレ期待は大きく低下→「幾分低下」からやや変化
◎インフレ率は中期的に2.0%へ穏やかに上昇へ。

カナダドル急落→ カナダ統計局=12月の失業率を、6.6%→6.7%へ上方修正。2014年雇用者数増減は、月初発表の暫定値18.57万人→12.13万人へ大幅に下方修正し、カナダドル売りが強まる。

NZドル急落→ NZ中銀は、政策金利3.5%の据え置きを決定、利上げ観測後退し、NZDUSDは0.7440台→0.7370台へ急落。

RBNZの声明
◎NZドルは依然として正当化できない持続不能な高水準で、NZドルの一段の大幅な下落を予想
◎政策金利を当面据え置きくと予想、金利同行はデータ次第。

ギリシャ株価は急落、ギリシャ国債は下落、金融不安が強まる→ ツィプラス・ギリシャ新首相は、最悪の衝突もないが、服従を続けることも受容できない。債権団や欧州各国政府との間で、最悪の衝突を引き起こすことは避けるが、選挙公約(ユーロ圏にとどまりながら公的債務減免や賃金引き上げ、政府支出削減の流れを止めることなどを目指す) 

S&P=ギリシャのソブリン信用格付け見通しを、安定的からクレジットウォッチ・ネガティブへ引き下げた。

ユーロ圏の国債=ECBの量的緩和により23%が利回りはマイナス。

EU外務相理事会(草案)=対ロシア制裁を今年の9月まで6カ月延長するとともに、対象者を拡大し、追加制裁を準備へ。

ロシア政府=最低350億ドル規模の経済・金融危機対策の計画を公表。

ハルデーンBOE政策委員=利上げは急がない、利上げに踏み切る場合も年0.5%程度の非常に穏やかなペースとなる。

利下げラッシュは、シンガポールまで拡大、USDSGDは2010年来の水準へ。

利下げラッシュは、シンガポールまで拡大、USDSGDは2010年来の水準へ。

シンガポール通貨庁=予想外の金融緩和を実施。2015年インフレ見通しを引き下げ、物価が最大で0.5%下落する可能性がある。USDSGD=1.3380台→1.3560台まで一時上昇、2010年以来の安値を付ける。

インド(1月15日)
スイス中銀(1月15日)
デンマーク(1月19日・22日)
トルコ(1月20日)(2月4日に追加利下げの可能性)
ECB(1月22日・量的緩和)
カナダ(1月22日)
シンガポール(1月28日)

そんな中で、FRBは逆の流れへ!

2015年1月28日水曜日

2014年1月28日(水曜) 昨日27日、海外市場の動き

2014年1月28日(水曜) 昨日27日、海外市場の動き


今日、28日の米FOMCを控えながらも、相場変動はやまず。

欧州市場は、弱い英第4四半期GDP、スイスフランの乱高下で相場が動き。米国市場は、弱い米耐久財受注にドル売りへ、強い米住宅+信頼感指数にやや値を戻すもドル買い戻しは限定的。原油価格+金価格は上昇、米金利は低下から値を戻し前日ほぼ同水準へ。

※※※※※※※

欧州市場は、CHFの変動と、弱い英GDP+BOE政策委員の発言で動き、ギリシャ混乱の影響を危惧し欧州株は下落。

米国市場入り、米耐久財受注は前月比-3.4%と予想外のマイナスでそれも大幅で、米現物株は大幅下落からスタート、ドルは全面安。米新築一戸建て住宅販売は前月比11.6%と予想を大幅に上回り、米CB消費者信頼感指数は、102.9と7年ぶりの高水準に、ドル売りから買いへと変化するも限定的。

※※※※※※※

英第4四半期GDP・速報値は予想を下回り、前期比0.5%と前期0.7%を下回り1年ぶりの低成長。直後はポンド売りが強まるも、フォーブスBOE政策委員の「大方の予想よりも早い段階で利上げが必要になる可能性がある」との発言にポンド売りは限定的。

欧州市場は、スイス中銀副総裁の「介入する意思がある」、「対ユーロと対スイスでも注視」との発言に、EURCHFは急騰、USDCHFも急騰、その影響にEURUSDも1.1340台へ一時急進。

しかし、逆にEURCHFは急落が引き金に、USDCHFも急落、EURUSDも急落、そんな中で、弱い米決算が続き、米株先物は下落、ドル売りが強まる。そして米耐久財受注の発表を迎えた。

2014年1月28日(水曜) アジア市場の動き

2014年1月28日(水曜) アジア市場の動き
先日、NYダウは300ドル近く下落するも、日経平均株価は下落から小幅上昇へ。USDJPYは下落するどころか、117.70円台をボトムに上昇し、118円台を維持。値動きを見ていると円買いの材料にも反応は鈍く底堅い。
なぜなんだろう? 最近動きは米株の下落にも関わらず、日本株は強く、為替相場も円買いはそれほど長続きできない。ちょっと不思議で、なぜだろう?来週から2月が始まる。期末に向けた何らかの要因が影響しているのであろうか?
最も、116~119円のレンジ、117~119円のレンジに入っている間は、どちらに転んでも理由づけができそうであるが......。
今日の、アジア・欧州市場は、昨日の弱い米耐久財受注を気にしながらも、FOMCを見守ることになりそうである。
また、朝方に発表された、豪CPIは、コアが強く豪ドルは上昇。次の利下げを豪中銀に期待した向きは、箍が外された格好になっている。AUDNZDも買いへ変化しており、もうしばらく上値を狙えそうである。

2015年1月27日火曜日

2014年1月27日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2014年1月27日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き


弱い英第4四半期GDP、スイスフランの乱高下、弱い米耐久財受注に、為替相場は上下へ変動しながら、ドル売りへ。

英第4四半期GDP・速報値は予想を下回り、前期比0.5%と前期0.7%を下回り1年ぶりの低成長。直後はポンド売りが強まるも、フォーブスBOE政策委員の「大方の予想よりも早い段階で利上げが必要になる可能性がある」との発言にポンド売りは限定的。

欧州市場は、スイス中銀副総裁の「介入する意思がある」、「対ユーロと対スイスでも注視」との発言に、EURCHFは急騰、USDCHFも急騰、その影響にEURUSDも1.1340台へ一時急進。

しかし、逆にEURCHFは急落が引き金に、USDCHFも急落、EURUSDも急落、そんな中で、弱い米決算が続き、米株先物は下落、ドル売りが強まる。そして米耐久財受注の発表を迎えた。

米国市場入り、米耐久財受注は前月比-3.4%と予想外のマイナスでそれも大幅で、米現物株は大幅下落からスタート、ドルは全面安。

2015年1月27日(火曜)アジア市場の動き

2015年1月27日(火曜)アジア市場の動き




ギリシャ総選挙は終わり、FOMCに市場の関心は移り、目先の為替相場の変動はやや収まっているも、これで終わりそうになく、引き続き上下に変動する値の荒い相場は避けられず。


日経平均株価は+1.72%の大幅上昇に円売りが強まるも、USDJPYは117~119円のレンジを抜け出せず、118円の大台を割り込み下落へ。これで116~119円のレンジ内での取引きが過去5日間続き、今後もこのレンジで推移する可能性は高く、116円に向けた一時的な円高傾向にも要注意。


EURUSDも、急落後のレンジとなる1.11~1.13のレンジを抜け出せず。多くは1.000のパリティーを目指しているようにも見えるが、1.1000の大台はそう簡単にブレークしそうにもない。1.1100~1.13のレンジでしばらく推移した後、1.0~1.5? どちらが先か? 


CHFだけが急落の反動やまず、スイス中銀の当座預金残高が急拡大し、介入のうわさが流れる中で、中銀副総裁は、為替介入の可能性を示唆、対ユーロばかりか、対スイスでも注視へ。
USDCHFは0.83台から0.90の大台を超えて上昇。


昨日、米議会予算局は、今年の米国成長見通しを3.4%→2.9%へ引き下げ、インフレ率は今後数年間は2.0%を超えることはないと予想した。しかし、ブルームバーグのエコノミスト予想では、45%がFRB6月の利上げを予想するなど、利上げ期待は続く。


利上げ期待が遠のき、売り込まれているポンドは、フォーブスBOE政策委員は、数四半期はインフレ率は悪化と予想しながらも、いずれ利上げすることを予想。


キーNZ首相は、NZの低金利が長期間続くことを予想。NZ売りを誘っていいる。

2015年1月27日(火曜)昨日26日、海外市場の動き

2015年1月27日(火曜)昨日26日、海外市場の動き

NYで積雪90センチ予想と、史上最大級の暴風雪が予想される中、ギリシャ総選挙の結果を受けた、週明けの為替相場は、EURUSDは早朝に一時1.1100を割り込むも、結局は1.1290近くまで値を戻した。

ギリシャ株はS&Pがギリシャの格下げを警告するなど、3%超の大幅下落するも、欧州株は総じて上昇、米株も小幅下落で終了。原油価格(WTI)と金価格は小幅下落。米金利は上昇。VIXは下落、DXYは下落しドルは下落へ。

ロシア・ルーブルは下落、USDRUBは、ウクライナ情勢の悪化と対ロシア制裁強化の可能性+S&Pのロシア格下げに、63割れから68台へ上昇。

スイスの下落は続く=USDCHFは0.8760台→0.9000台まで上昇、スイス中銀当座預金残高は先週3654.86億フラン(前週3396.14億フラン)に急拡大、スイス売りの介入の可能性が指摘される。

ダラス連銀製造業活動指数は、-4.4(予想3.0)と弱く、米議会予算局は、今年の成長見通しを、3.4%(8月予想)→2.9%へ下方修正。インフレ率は、今後数年間目標の2.0%を下回り、ドル売りの材料となる。

EURUSDは、1.1290台まで上昇するも、1.13は超えられず。
GBPUSDは、1.5100直前まで上昇するも、1.51は超えられず。
AUDUSDは、0.7930台まで上昇。

USDJPYは、118.40台まで上昇するも、118.50を超えられず。
NZDUSDは、0.7460台まで上昇するも、米国市場では一時0.7400われまで下落。


米議会予算局=今年の成長見通しを、3.4%(8月予想)→2.9%へ下方修正。インフレ率は、今後数年間目標の2.0%を下回る。

ギリシャ総選挙では、反緊縮を唱えた急進左派連合が圧勝。300議席のうち149議席を獲得、保守政党「独立ギリシャ人」と連立を組み過半数を維持。ツィプラス党首が首相に就任へ。

S&P=ギリシャの格下げを警告。

S&P=ロシアを「BBB-」→「BB+」とジャンク級へ格下げし、見通しはネガティブ。

ドラギECB総裁=構造改革や迅速な改革の実施が伴わなければ、ECBの資産買い入れ策は成長に持続的な効果をもたらすことはできないと、取り組みをユーロ圏各国の財務相に対応を求めた。

ルー米財務長官=ウクライナ東部で政府軍と親ロシア派勢力との戦闘が激化していることを受けて、対ロシアへの制裁強化の可能性を警告。

2015年1月26日月曜日

2015年1月26日(月曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

2015年1月26日(月曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き


ギリシャ総選挙では、反緊縮を唱えた急進左派連合が圧勝。

300議席のうち149議席を獲得、保守政党「独立ギリシャ人」と連立を組み、過半数を維持。

市場の反応は、ギリシャ総選挙の影響を受けたユーロ売りに、アジア市場の1.1100を安値に1.1260台へと上昇、1.11~1.13のレンジに入る。このレンジを抜け出した方向へ動きが加速しやすくなっている。

USDJPYは、早朝の117.30台を安値に118.40円まで1円近く上昇。116~119円のレンジ相場の上限を超えることができるか?

日経平均株価は、早朝の急落を安値、安値を縮小、終値では小幅下落。
欧州市場は、小幅上昇。米国市場は小幅下落で取引が始まる。

EURUSDの変動は止まず。欧州市場では上下変動は覚悟せざるを得ないのでは?

EURUSDの変動は止まず。欧州市場では上下変動は覚悟せざるを得ないのでは?




ギリシャ総選挙は、野党の急進左派連合が勝利へ。ツィプラス党首(SYRIZA)は国際債権団の要求に服従する時代は終わったと、緊縮財政との決別を宣言した。




ギリシャ国民が失った尊厳を取り戻すことになるだろうと、強気な発言とは言うものの、ギリシャはEU、ECB、IMFの支援なしで、国家を運営していけるのだろうか?




市場の反応は、とりあえずEUR売りで、先週末NY市場の終値EURUSD1.1200台から、100ポイント近い、EURUSD1.11近辺まで下落、それを、ボトムにし、100ポイントと元の水準近くまで値を戻している。




事前の世論調査では急進左派連合の支持率が高かったことで、現状は予想外のサプラズではないような値動きとなっている。




悪材料が出尽くしによる、EURの買戻しになるのか? ギリシャ発のEUR売り再開となるのか? 欧州市場の動きを見守る以外になさそうである。




いずれにしても、一朝一夕に、ことが解決するとは思えず、投機筋の狙いは、ユーロショートの一時的な買戻しを意識しながらも、1.1300台でストップで、1.0000割れを視野にした、ユーロ売りモード継続と考えていることは容易に推測できる。




反面、EURUSD1.000をターゲットにした取引を継続していた市場参加者は多くいたことも事実ではないだろうか? 今回の下げは1.16近辺からスターとし、すでに500point近く下げている。




そして、今日、今までの上下変動を考えれば、最低でも100pips、最大300pips程度の上下変動は覚悟せざるを得ないのでは?

ギリシャ総選挙の結果による、EUR相場の変動が今日のメインイベント

ギリシャ総選挙の結果による、EUR相場の変動が今日のメインイベント

http://youtu.be/9AKGKftyWJg

ギリシャ総選挙は、急進左派連合が勝利し、第一党になる可能性が高いと報道されています。緊縮財政をどうするのでしょうか? 今日26日(月)の為替市場でEUR相場がどう動くのか? 

今日は、オーストラリアとNZは休日で、東京市場が始まる前の、オセアニア市場でどのように動くのか心配。


米FOMCと米第4四半期GDP・速報値の結果が特に重要!!


今週は、以下の経済指標などを特に注目しています。

1/26(月)
ギリシャ総選挙の結果(1月25日実施)
米議会予算局(CBO)、財政・経済見通し発表

1/27(火)   
英第4四半期 GDP・速報値
米耐久財受注

1/28(水)
豪第4四半期 消費者物価指数
米FOMC

1/29(木)
NZ中銀 金融政策発表
独雇用統計
独消費者物価指数・速報値

1/30(金)
日本全国消費者物価指数
ユーロ圏消費者物価指数・速報値
米第4四半期 GDP・速報値
カナダ月次GDP
米シカゴ購買部協会景気指数
米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値


先週、ECBはついに量的緩和を決定しました。これで、BOJ、BOEに次いで、ECBも量的緩和グループの仲間入りし、利上げ方向にある米国(FRB)と、相反する動きがしばらく続くことになり、為替市場でもこれを意識した動きが続きそうです。



カナダ中銀は原油価格の大幅下落の影響もあり、政策金利を引き下げており、残るは豪中銀か? との期待感が続いていることも確かでしょう! 

直近でも、ECBの決定を先取りしているのか、デンマーク中銀、トルコ中銀、カナダ中銀と利下げを実施し、世界中で米国を除き、緩和傾向を維持せざるを得ない状況が、今後どのように変化するのでしょうか? 

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ユーロにとっての大問題は、25日のギリシャ総選挙の結果です。急進左派連合が支持を得る可能性は高く、政局が混乱する可能性は残ります。直近ではそれを意識してユーロ売りをしていると理解していますが、ある程度市場はそれを織り込んでいます。

ECBの決定後の、欧州株の上昇(独DAX=2週間で約10%上昇)+債権価格の上昇(利回り低下=独10年債利回りは前週0.45%→0.36%まで低下)を見ていると、欧州から資金が外に出ているとは考えにくく、外の資金が欧州からさらに引き上げるのか? ちょっとこれも疑問ではと感じてなりません。

急進左派連合が本当にユーロ圏を離脱するのでしょうか? それとも、EUは国際機関の支援を得て財政改革を断行するのでしょうか? 今週前半の為替相場の最大のポイントとなっています。

2015年1月25日日曜日

今週の為替相場を考える、経済指標・その他(1月26日~1月30日)

今週の為替相場を考える、経済指標・その他(1月26日~1月30日)

今週は、ギリシャ総選挙の結果、米FOMCと米第4四半期GDP・速報値の結果が特に重要!!

先週、ECBはついに量的緩和を決定しました。これで、BOJ、BOEに次いで、ECBも量的緩和グループの仲間入りし、利上げ方向にある米国(FRB)と、相反する動きがしばらく続くことになり、為替市場でもこれを意識した動きが続きそうです。

カナダ中銀は原油価格の大幅下落の影響もあり、政策金利を引き下げており、残るは豪中銀か? との期待感が続いていることも確かでしょう! 

直近でも、ECBの決定を先取りしているのか、デンマーク中銀、トルコ中銀、カナダ中銀と利下げを実施し、世界中で米国を除き、緩和傾向を維持せざるを得ない状況が、今後どのように変化するのでしょうか? 

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ユーロにとっての大問題は、25日のギリシャ総選挙の結果です。急進左派連合が支持を得る可能性は高く、政局が混乱する可能性は残ります。直近ではそれを意識してユーロ売りをしていると理解していますが、ある程度市場はそれを織り込んでいます。

ECBの決定後の、欧州株の上昇(独DAX=2週間で約10%上昇)+債権価格の上昇(利回り低下=独10年債利回りは前週0.45%→0.36%まで低下)を見ていると、欧州から資金が外に出ているとは考えにくく、外の資金が欧州からさらに引き上げるのか? ちょっとこれも疑問ではと感じてなりません。

急進左派連合が本当にユーロ圏を離脱するのでしょうか? それとも、EUは国際機関の支援を得て財政改革を断行するのでしょうか? 今週前半の為替相場の最大のポイントとなっています。


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中盤28日(水)のFOMCと、終盤30日の米第4四半期GDP・速報値は特に重要!

1月27日から週末にかけては、各国のGDP最新版(第4四半期GDPの速報値)が発表されます。その結果によって相場が変動するリスクが高くなることは避けられません。

特に、世界的な景気の落ち込みや低インフレリスクを避けるために、米国以外の主要中銀は金融緩和を実施している昨今、米国だけが蚊帳の外におり、その流れを無視し続けることができるのでしょうか?

ルー米財務長官がダボス会議で、「強いドルは自国に有益」と平然に発言していますが、どこまでドル高を容認することができるのか? 会議参加者の間でも、やや疑問の声が上がっていますが、中期的な相場の流れを占う意味で重要になっています。

  
≪今週の材料から≫

今週は、以下の経済指標などを特に注目しています。

1/26(月)
ギリシャ総選挙の結果(1月25日実施)
米議会予算局(CBO)、財政・経済見通し発表

1/27(火)   
英第4四半期 GDP・速報値
米耐久財受注

1/28(水)  
豪第4四半期 消費者物価指数
米FOMC

1/29(木)
NZ中銀 金融政策発表
独雇用統計
独消費者物価指数・速報値

1/30(金)  
日本全国消費者物価指数
ユーロ圏消費者物価指数・速報値
米第4四半期 GDP・速報値
カナダ月次GDP
米シカゴ購買部協会景気指数
米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値


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さて、話はちょっと脇道にそれます。実感しにくいことなのですが、ロシア中銀は12月16日に政策金利を10.5%→17.0%へと引き上げ、スイス中銀は1月14日に政策金利の3カ月物LIBORの目標レンジを「-0.75%~+0.25%」→「-1.25%~-0.25%」に引き下げています。

この計算手段の別と問題とせず、この二つの国の金利差は、最大で18.25%になり、為替市場の不安定性や流動性の問題や取引通貨としての問題性は残るものの、あまりにも大きすぎて、開いた口がふさがらない状態です。

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2015年1月25日(日曜) 最新のIMMポジション(1月20日集計分)から

2015年1月25日(日曜) 最新のIMMポジション(1月20日集計分)から

1月20日のIMMデータでは、円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルの計7通貨合計で、ネットショートは-391,610コントラクト(約463億ドル)と前週(1月13 日)の、-394,380(約471億ドル)から、減少しまし

た。

全体でみるとやや通貨売りが減少していますが、特に、スイスフラン高防衛中止による、USDCHFの売りが急拡大し、CHF高へと動いたことがその理由となっています。安全資産の円買いに、USDJPYの買いも減少したのですが、ECBのQE実施期待による、中銀の利下げなどもあり、その他の通貨では売りが増加し(ドルが上昇)しました。

今回のデータ集計日は、1月20日(火曜)で、21日のカナダ中銀の利下げや、BOE金融政策委員会の議事録の利上げ支持がゼロとなった結果や、22日のECB理事会によるQE実施は、データの数字に反映されておらず、より通貨売りが拡大している可能性もあります。

円は、-77,886コントラクトで、前週の-94,625から、マイナスが16,739減少し、円の買戻しが強まっていました。ドル換算の円ショートも、約82億ドルと前週の100億ドルから大きく減少し、リスクオフによる円ショートの巻き戻しが続いていたことが確認できます。

ユーロは、-180,730コントラクトで、前週の-167,851から、マイナスが12,879増加しました。5週間連続のマイナス幅が拡大で、ECB理事会直前にQE実施の可能性が強く、ショートの幅は2012年6月の水準に次ぐ高水準で、ギリシャの総選挙の政治的混乱が意識され、ユーロ売りが拡大していたことが確認できます。

ポンドは、-45,708コントラクトで、前週の-37,140から、マイナス幅が8,568増加しました。5週間連続のマイナス幅が拡大で、ユーロの下落の影響や、CPIが弱くBOEの利上げ観測が弱まり、2013年8月13日の水準までショートが拡大し、ポンドの先安観が強いことが確認できます。

スイスフランは、-9,809コントラクトで、前週の-26,444から、マイナス幅が大きく減少、1月14日にスイス中銀が突然、EURCHF1.20防衛を中止しスイスフラン高へ動きた影響が強く表れています。

カナダドルは、-29,080コントラクトで、前週の-21,179から、マイナスが7,901増加しました。原油価格の下落の影響が主な原因と思われますが、集計20日の翌日21日にカナダ中銀が突然、政策金利を引き下げたことで、さらにカナダのショートが拡大していることが考えられます。

豪ドルは、-46,580コントラクトで、前週の-45,365からマイナスが1,215微増しました。商品相場の下落の影響を受けながらも、中国のGDPは予想外に堅調で、予想外にマイナス幅の拡大ペースは弱くなっていますが、豪中銀の利下げ期待も徐々に膨らみ始めています。

NZドルは、-1,817コントラクトで、前週の-1,776から微増(ほぼ同水準)となっています。ポジションの変動はほとんど見られず、ドル高の影響にも高金利のなせる業なのか、大きな動きは見られません。















1月25日(日曜) 23日(金曜)海外市場の動き

1月25日(日曜) 23日(金曜)海外市場の動き


欧州株は大幅上昇を続けるも、米株は下落。原油価格は下落しWTIは再び45ドル台へ。金価格の上昇は止まらず、ドル高にドルインデックスも高値を更新し大幅上昇中。世界的に債権利回りは低下を続け、特に独10年債利回りの低下は激しく、一時0.35%まで下落。

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25日のギリシャ総選挙と、前日にECBが量的緩和を実施したことを受けた、EUR売りは止まず、EURUSDは11年ぶりの安値を更新し、一時1.11台の前半へ下落。終盤ではポジション調整と利食いの買いにやや値を戻す。

ドルIndexは続伸、ユーロ売りがリードするドル高がここまで下落したにも関わらず、ルー米財務長官はドル高支持変わらず。ダボス会議の参加者からは継続的なドル高傾向に疑問も。

カーニーBOE総裁は、ユーロ圏と違い英国では物価が全般的に下落する懸念はないと、英国とユーロ圏の違いを強調。強がりだけなのか? 週末のリスクヘッジもあり、市場参加者はEURGBPの売りを続ける。

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USDJPYは、117~119円のレンジで抜け出せず。
EURUSDは、1.1300を割り込み続落。
GBPUSDは、1.5000の大台を割り込み下落するも、1.500を中心に、1.4950から1.5040で売り買い交錯。
AUDUSDは、0.7900を割り込み、下落傾向止まらず。
USDCADは、原油価格の下落にも、強い小売売上高と先の利下げを受けたショートポジションの巻き戻しに、カナダドルは比較的堅調に推移。

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英小売売上高は、予想外に強くEURGBPは一時0.74台前半に下落。
ユーロ圏総合PMIの速報値は予想を上回る。

カナダCPI前月比はマイナス幅が拡大するも、小売売上高は予想がに強く、カナダドル買いが強まり、USDCADは一時下落へ。

米シカゴ全米活動指数、米製造業PMI、米中古住宅販売件数、は予想を下回り、米CB景気先行指数は、予想を上回るも前月分は下方修正され、期待ほど強さは感じられず。

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◎ルー米財務長官(ダボス会議)=強いドルは自国に有益。海外経済と比べて国内経済の勢いが強いことを受け、為替相場が動いている。

◎カーニーBOE総裁(ダボス会議)=英経済は堅調で、原油価格の下落により金利動向が決められることはない。インフレ率は2年以内に2%に戻り、3年以内に金利が穏やかなペースで上昇していくことと矛盾はしない。

◎カーニーBOE総裁(ダボス会議)=ユーロ圏はインフレ率が継続的に低迷するリスクは引き続き存在するも、英国では物価が全般的に下落する懸念はない。
◎クーレECB専務理事=QEで結果がでなければ、2016年9月の期限後も国債の買い入れを継続する必要がある。

◎バイトマン独連銀総裁=国債買い入れはリスクを伴い、他のユーロ圏の金融政策手段とは異なる。新たなプログラムにより、ユーロ圏各国の中銀は域内で最大級の債権者となり、財政政策がなおざりにされる危険をはらむ。

◎メルケル独首相=イタリアだけでなくユーロ圏各国が構造改革に取り組むことが好ましい。

◎黒田日銀総裁=ECBの措置は、日本経済を含む世界の景気にとって利益。ECBの措置によりユーロが対円で大幅に下落したわけではなく、ユーロはすでに長期にわたり下落してきた。

◎黒田日銀総裁=FRBの今年の利上げの可能性については、政策の「正常化」で堅調な米国の成長を反映しており、これは世界経済にとって好ましい。

◎中国銀行業監督管理委員会の王副委員長=銀行は不良債権の増加から圧力を受けているが、不良債権は管理可能な水準。