2015年2月7日土曜日

2015年2月7日(土曜) 最新のIMMポジション(2月3日集計分)から

2015年2月7日(土曜) 最新のIMMポジション(2月3日集計分)から

集計日が2月3日(火曜)で、前週30日の弱い米GDPの結果を受けた数字を織り込んではいるが、豪中銀の利下げ、ECBのギリシャ国債の特例措置解除や、強い米雇用統計を受けた、米金利上昇は含まれていない。

円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルの計7通貨合計で、ネットショートは-391,605コントラクトと前週の-378,681から、通貨ショートが-12,924増加し、前週の+12,929減少から、ほぼ同水準へと戻り、行って来いの状況となっている。

過去5週間のネットポジションは大きな変化は見られず、米国発の経済指標も、トータルで見ると強弱が混在し、市場のセンチメントが日々様変わりしている状況を裏付けているが、結果としては、方向性は定まっていない。


円のネットポジションは、-59,571コントラクトで、前週の-64,658からショートは5,087減少している。これで減少は3週連続となり、ショートは実に37%減少している。現在のUSDJPYスポットレートが119円台で推移(3日=117.50円台)していることは不思議なほどで、円の買戻しは、USDJPYだけではなく、円クロスにおいて大きなポジション調整が進行していたことが考えられる。

ユーロ
ユーロのネットポジションは、-196,309コントラクトで、前週の-184,745からショートは11,564拡大し、前週比での増加はこれで12月23日の週から続き7週目に入った。12月23日のEURUSDスポットレートは1.2170台で、現在の1.1314(3日=1.1477)と比較すると7%の下落。一方、ショートポジションは12月23日-146,604で、現在の-196,309から34%近く拡大していることで、ギリシャのユーロ離脱リスクは払しょくされず、不透明なユーロ相場にクロス全般で売りが続いていることが想像できる。

ポンド
ポンドのネットポジションは、-42,398コントラクトで、前週の-45,340からショートは2,942減少している。ここ2週連続でショートは減少し、ポンドの買戻しが入っていることが想像され、スポットレートも1.5195→1.5242(3日=1.5163)と、EURGBPの売りが要因と推測するが、下げ止まりのきっかけをつかんでいた。

スイス
スイスフランのネットポジションは、-5,350コントラクトで、前週の-7,373からショートは2,023減少している。スイス中銀がEURCHF1.20防衛を放棄した週の、1月20日のデータでから3週連続でショートは減少となり、中銀の介入の影響もあるのか、USDCHFは0.90台→0.92台へと上昇している。

豪ドル
豪ドルのネットポジションは、-56,159コントラクトで、前週の-48,943からショートが7,216増加、3週連続の増加となった。3日に発表した、豪中銀のサプライズな利下げは織り込まれていると思われるが、中国人民銀行の預金準備率の引き下げや、強い米雇用統計などこの数字に織り込まれていな部分が多い。

NZドル
NZドルのネットポジションは、-4,497コントラクトで、前週の-3,659からショートが838拡大している。トータルのポジションはわずかで、対ドルに与える影響は微々たるものであるが、4週連続のショート拡大に、1月29日にNZ中銀が政策金利を据え置き、今後の利下げ懸念が弱まったものの、市場のセンチメントはいまだNZドルの買いへとは傾いていない。













2015年2月7日(土曜) 昨日6日、海外市場の動き

2015年2月7日(土曜) 昨日6日、海外市場の動き

週末金曜日は、日替わりのドル高。

強い米雇用統計にドル全面高、米金利は大幅上昇。DJIAは下落、原油価格は上昇、金価格は下落。

米雇用統計の、時間当たり賃金は上昇、非農業部門雇用者数は予想に増加し、前月分も大幅に上方修正され、ドル全面高へ。短期金利先物市場では、利上げ確率9月62%、7月47%へと、FRBの利上げ期待が再浮上。

S&Pはギリシャを格下げを決め、ギリシャ新政権は、前政権の合意は履行しないといわれている、プログラム延長申請の最終期限は16日、11日のユーロ圏財務相会合を注目。

スイス中銀の外貨準が急増、為替介入の可能性強い=1月末4983.98億スイス(12月末4951.3億スイス)で過去最高を更新。→ 中銀は最近までフランの上限を防衛するため為替介入を実施してきたため、外貨準備はGDPの約4/3まで拡大。

S&Pギリシャを格下げ=「B」→「B-」に引き下げ、「クレジットウォッチネガティブは継続。更なる引き下げの可能性も指摘。

ギリシャ=11日のユーロ圏財務相会合で、前政権が合意した既存の支援プログラムに関する合意は行わない代わりに、新政権が債務と改革に関する新たな計画を提示できるようになるまで、つなぎ的な措置での合意を求める見通。

ギリシャ=2月中に約20億ユーロの利払い義務、3月にはIMFに対し15億ユーロの融資を返済する必要がある。

ダイセンブルーム・ユーログループ議長=ギリシャがユーロ圏から金融支援を受けるには、16日までに現行プログラムの延期申請をする必要がある。延長する場合、短期の延長であっても、ギリシャ新政権は支援条件に合意することを意味する。支援プログラムは2月28日に期限を迎える。

ダイセンブルーム・ユーログループ議長=11日開催、ユーロ圏財務相臨時会合で「現行プログラムを今後どのように進めて行くのか、ギリシャ側の考えを聞く。、一部のユーロ圏諸国はいかなる合意についても議会承認が必要などとして、16日がプログラムの延長申請の最終期限と強調。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=米経済は年内の利上げ開始が正当化されるほど力強い成長が継続、ただ、弱いインフレや賃金の動向には不安が残る。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=ドルの強さは米経済が力強さを増していること反映。

2015年2月6日金曜日

2015年2月6日(金曜)アジア市場の動き

2015年2月6日(金曜)アジア市場の動き
今日は週末の金曜日。米雇用統計を控えて主要通貨は動けず。
AUDだけが豪中銀の四半期金融政策報告を材料に、「利下の可能性弱まる」との思惑に、
直後に買いが強まるも、「追加利下期待」は払しょくできず、買いも続かず。
欧州市場に入り、ギリシャを材料にEURUSDの相場は動くことが予想されるも、昨日来の動きからは、悪い材料を無視する傾向が昨日は強かった。EURUSDは1.1500が重要なポイントで、1.1300~1.1500のレンジ相場の上限を試すことを期待したい。
直近の材料からは、EURGBPの売り、AUDNZDの売りなのだが!
豪中銀の四半期金融政策報告=トレンドを下回る成長がより長期間続き、経済に監視絵は慎重な認識を示す。
豪中銀の四半期金融政策報告=原油安と豪ドルの下落が国内の経済活動やインフレに及ぼす影響などは、豪経済が直面している不透明要因。
豪中銀の四半期金融政策報告=2015年の経済成長率は2.5~3.5%→2.25~3.25%と下方修正、来年は2.75%~4.25%→ 3.0~4.0%に加速すると予想。
豪中銀の四半期金融政策報告=豪ドルは最近、大幅に下落しているが、商品価格下落を踏まえると、ファンダメンタルズに基づく水準をなお上回る。

2015年2月6日(金曜) 昨日5日、海外市場の動き

2015年2月6日(金曜) 昨日5日、海外市場の動き


今日はドル安(除くドル円)、日替わりメニューが続く。

為替市場は、EURUSD+GBPUSDが上昇、USDCADは下落、ドル売りへ。
AUDUSD+NZDUSDは小幅上昇、
USDJPYは小幅上昇し、レンジ相場変わらず。

ダウ平均は安定し1.1%台近く上昇、米10年債は1.8%台で小幅上昇。WTIは上昇し50ドル台復活。


弱気な米経済指標
米貿易赤字は拡大、米企業人員削減計画数は増加。米第4四半期の非農業部門労働生産性は、前期比-1.8%(予想0.9%)と予想外のマイナスへ、労働コストは上昇。新規失業保険申請件数は改善(27.8万件、予想29万件)は、なぜか重要視されず。

EURUSDは上昇
スイス中銀のEURCHF介入がEUR買いを支援、欧州委員会は成長見通しを上方修正、ギリシャ緊縮財政で懸念は残るも、楽観的な材料だけに焦点が当たる。。

USDCADは下落(カナダドル上昇)
原油価格の上昇+カナダ貿易赤字が予想を下回り上昇へ。


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チャレンジャー・グレイ・クリスマス=1月米企業の人員削減計画数は、5万3041人に増加、内、2万1322人は原油下落に起因した削減へ。

米貿易赤字は-466億ドル(予想-380億ドル)と赤字額が拡大、米第4四半期の非農業部門労働生産性は、前期比-1.8%(予想0.9%)と予想外のマイナスへ、労働コストは上昇。

新規失業保険申請件数は改善(27.8万件、予想29万件)。

ルー米財務長官=TPPなどの通商交渉で、為替規定の追加の動きに、悪影響の恐れを懸念。日本の金融政策は不公正ではない。日本とは何度も為替を議題に提起したことがある。

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ECB=ギリシャ中銀への緊急流動性支援(ELA)の上限額を拡大し、約600億ユーロに設定。

EURCHF=スイス中銀の介入観測が続き、EURUSDの底堅さを反映。

ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁=ギリシャ国内の銀行は流動性に問題はなく預金は安全。ギリシャ債権の担保基準の特例廃止は、ギリシャ政府と欧州諸国との間で新たな合意が得られれば特例が復活する可能性がある。

チプラス・ギリシャ首相=EUの緊縮財政政策を永遠に終わらせる。支援プログラムの合意順守を迫る欧州諸国との対決姿勢を示す。→ 欧州首脳らと相次いで会談したが、大きな成果もなく帰国していた。

ヤズ・スロベニア中銀総裁=ECBのQEは2016年9月以前に終了する可能性へ。

ショイブレ独財務相とバルファキス・ギリシャ財務相=すべての事項で合意できず。

ブラートECB専務理事=インフレ率は今年の大半でマイナス圏で推移へ。

EUの欧州委員会のユーロ圏経済見通し(11月時点との比較): GDP=2015年1.1%→1.3%、2016年1.7%→1.9%→ 原油価格の下落、ユーロ安、ECBの量的緩和が要因。CPI=2015年-0.1%、2016年1.3%へ。失業率=2015年11.2%、2016年10.6%

モスコビシ欧州委員=昨年11月と比較して欧州の経済見通しはやや明るい。

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カナダドル上昇=原油価格の上昇+カナダ貿易赤字が予想を下回る。

デンマーク中銀=政策金利を0.25%再利下げを実施し-0.75%へ。

2015年2月5日木曜日

ECBの決定に、相場は波乱含み



昨今の為替市場は、日替わりメニュー。前日はドル全面安、昨日はドル全面高。
もちろん、株価も原油価格の、日替わりメニューの仲間入り。
各社の報道で、ギリシャの動きをまとめてみた。
独ZEW所長=ギリシャユーロ圏離脱の可能性はゼロ→20%へ拡大。チプラス首相が現実的でない方法でユーロ圏離脱について議論するというリスクを冒している。欧州北部では、ギリシャが底なしの穴になるとの警戒感がある。ギリシャはこの懸念が現実とはならないことを説明する必要があると言う。
※※※※※※※
前日2月4日のNY時間に、ECBはギリシャが救済条件の公約を順守す姿勢に懸念が生じたことを理由に、「ギリシャ国債に対する適格担保ルールの適用除外を停止」することを決めた。
僅か数時間前に、バルファキス・ギリシャ財務相とドラギECB総裁が会談していた。ギリシャの新政権は債務問題について、ユーロ圏の関係国から譲歩を引き出そうと模索していたが、ECB側はこうした要望を事実上、拒否したようになっている。
ECBから直接に流動性供給ラインへのアクセスが制限されることを意味し、新政権は大きな圧力にさらされる。現在のオペが期落ちとなる今月11日をもって適格担保要件を失い、ギリシャのユーロ圏離脱の引き金となる懸念も同時に発生している。
このECBの決定で、ギリシャ中央銀行が国内行への資金供給を担うことになる。ギリシャ中銀を通じた国内銀向け緊急流動性支援枠(ELA)の承認を更新した。この枠組みを通じて、ギリシャ中銀は国内行に資金を供給することになる現在のECBリファイナンシングオペの金利が年0.05%なのに対し、ELAの金利は1.55%近辺を大幅に割高となる。
ギリシャ中銀は今後数週間、銀行に巨額な資金を供給する必要に迫られる見通しで、中銀が最終的に困難に直面した場合、介入する役割を担うギリシャ政府にその余裕はないと言われている。
※※※※※※※
今後はギリシャの銀行が困難に直面する見通しが強まっている。急進左派連合が勝利した総選挙後の預金流出で、ギリシャでは既に2行がELAを通じた支援を受け始めている。
独はギリシャが反緊縮策を打ち出していることに反発。前政権が国際支援団との合意した内容の順守を求めている。また、ギリシャが財政を立て直し、市場から信用を回復するための緊縮財政と構造改革を後退させるべきではないという。
独は主要改革の全てを実行するギリシャの明確なコミットメントが必要と主張。フランスやイタリアもギリシャへの対応は冷ややかと見られる。
そして、肝心のギリシャは、これらの要請は明らかに受け入れられない、ギリシャ国民から得た信任と相反すると反論。
さて、さて、どうなることやら......。 
今日も、日替わりメニューにならなければいいが! 

2015年2月5日(木曜) 昨日4日、海外市場の動き

2015年2月5日(木曜) 昨日4日、海外市場の動き

日替わりメニュー、今日はドル全面高(除くJPY)

※ギリシャへ新政権への期待感は、失望感へと変化。
※中国の預金準備率引き下げにも、リスク資産の上昇は限定的。
※原油価格は在庫の増加に50を割り込み大幅下落。
※米PMIとISM非製造業景況指数は予想を上回るがドル買戻しは弱い。
※メスター・クリーブランド連銀総裁は「上半期中の利上げ開始支持を※撤回する可能性」を示唆。
※バフェット氏は「世界のイベントを考えるとFRBが利上げするのは困難」と発言。
※ECBは、担保としてのギリシャ国債の特例措置を解除
※ギリシャ債務減免で域内で支持を得られず。
※ECBの支援がなければギリシャの資金が3月にひっ迫。

NZDUSDは、早朝のNZ雇用統計に上下変動語の0.7440台まで上昇から、0.7360近くへと反転下落。
AUDUSDは、中国の預金準備率の引き下げで0.7840台上昇するも続かず、0.7750割れまで下落。
USDCADは、原油価格の下落に売りが強く、1.2390から一時1.2580台へ上昇。
EURUSDは、ギリシャ新政権がEUとECBと話し合いを継続、ギリシャのユーロ圏離脱の懸念が薄れ1.1480台へと上昇するも、域内各国の支持は得られず、ECBは「ギリシャ国債の特例措置を解除」に、1.1400を割り込み続落へ。
USDJPYは、日経平均株価の大幅上昇にも、118円台を達成できず。117.20台へ下落、結局は117.20~70円のレンジへ。


メスター・クリーブランド連銀総裁=成長が鈍化し、幅広いベースでインフレ期待が低下すれば、上半期中の利上げ開始支持を撤回する。
ECB=ギリシャの見直しにおいて、成功した結果を確認することは不可能。ギリシャ中銀が流動性の必要性を満たすことは可能。
ECB=担保としてのギリシャ国債の特例措置を解除。
関係筋=ECBの支援がなければギリシャの資金が3月にひっ迫。
メルケル独首相=ギリシャの外交攻勢に関して、域内で支持を得ていない。
バフェット氏=世界のイベントを考えるとFRBが利上げするのは困難

2015年2月4日水曜日

2015年2月4日(水曜) 欧州・米国市場序盤の動き

2015年2月4日(水曜) 欧州・米国市場序盤の動き

米株は下落からのスタート
原油価格低下へ
米金利は上昇へ

中国人民銀行は預金準備率を0.5%引き下げ19.5%に決定。
一時AUD買いが強まるも続かず、

強い英サービス業PMIにGBPUSDの買いが強まり、EURGBPも下落。

ユーロ圏PMI、ユーロ圏小売売上高は強かったが、欧州株は弱く、ユーロは売りプレッシャーが続く

ギリシャ新政権運営手腕は引き続き不透明


ツイプラス・ギリシャ首相=EUの法的枠組み内でギリシャの経済問題の解決策を模索する。

バルファキス・ギリシャ財務相=経済支援でEUの交渉を早期にまとめることができる。ECBはギリシャの中銀で、ECBはあら行く手段を尽くす。

中国人民銀行=預金準備率を0.5%引き下げ、19.5%に決定。中国の景気減速のテコ入れ、システム内の流動性を拡大。

トルコリラの動き

トルコリラの動き




先に、トルコ中銀は2月24日の定例金融施策委員会を、2月4日に前倒しする可能性を指摘していました。しかし、昨日のトルコCPIが予想外に強かったため緊急会議はなくなったと思われます。予定通り24日の金融政策委員会に、再利下げ有無を委ねられることとなりました。




結果としては、USDTRYは一時2.44台まで上昇していましたが、現状では2.39台後半で、TRYJPYも48円割れから49.10円台まで値を戻し、TRY売りへと変化しています。




最近の原油価格のボトムアウト感や、主要各国の利下げの動きも一巡した感があり、NZ中銀は政策金利を据え置くことを示唆していることも、背景にはあったと思われます。




しかし、エルドアン・トルコ大統領は、6月に議会選挙を控え、中銀の政策運営を批判し、中銀に利下げ圧力をかけ続けています。




24日の定例金融政策委員会では、再利下げの思惑が復活しないとも限らず、絶対的な金利差は引き続き維持するものの、TRYにとっては変動要因が控えていることを考えますと、大幅な回復は難しいように思えてなりません。

2015年2月4日(水曜) 昨日3日、海外市場の動き

2015年2月4日(水曜) 昨日3日、海外市場の動き

米国市場に入り、様変わりの一日。

ドル全面安(除くUSDJPY)、欧米株は大幅上昇、原油価格(WTI)は53ドル台へ上昇。米金利は大幅上昇。

リスク回避の流れから変化し、今日はリスク選好の動きへ。
日経平均株価が222円(-1.27%)下落した流れとは様変わり、EUROSTOXX50は1.31%上昇、米ダウ平均も1.7%近く上昇。

石油関連各社が設備投資の削減を決めるなど、生産減の影響なのか? WTIも50ドルを軽く突破し53ドル台へ上昇。

米10年債利回りは、5時30分現在、1.78%へ0.11%(6.72%)上昇、2年債利回りも0.50%へ0.05%(9.88%)上昇。

ドルインデックス(DXY)は93.595と-9.09(-0.96%)下落。

VIXは17.42-2.01(-10.34%)下落。


EURUSD、1.15台まで続伸
GBPUSD、1.5180台まで続伸
NZDUSD、0.74台まで続伸
AUDUSD、0.7850まで一時続伸
USDCAD、1.2350近くまで一時続落。
USDJPY、116.90~117.70円のレンジ。

最近の弱気な米経済指標が目立つ、今日も製造業受注指数はマイナス幅が予想外に拡大しドル売りへ。
ギリシャは債権者と合意し、ユーロ圏離脱の可能性が弱まる。
FOMCメンバーの中で、利上げ慎重発言が続く。
予想外の利下げに下落した豪ドルも値を戻す(AUDUSDは0.7800台、AUDJPYは91.50台へと元の水準まで値を戻す)
トルコCPIは予想を上回る。

ブラード・セントルイス連銀総裁=次回のFOMCで「忍耐強い」との文言を削除すべきで、行動を起こす必要はない。ドル高は米経済にとって大きな問題ではない。利上げの開始時期よりもペースが重要。

コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=利上げすれば雇用を抑制し、インフレ率の目標達成を阻害、年内は利上げをすべきではない。

ギリシャ新政権=債権者と合意をめざし、債務の再編計画を提案。

EBS(為替の電子取引プラットフォーム)=1月の取引額が前年同月比48%急増し、一日平均で1300億ドルへ。スイスの急変やECBのQEが要因。1月14日、スイス中銀がEURCHFでスイス上限撤廃した日には、一日で3000億ドルを超えた。

コーンBOE金融行政委員会委員=ギリシャは債権者と合意に達し、ユーロ圏離脱を回避する可能性が高い。

関係者=ギリシャは2月末以降も持ちこたえられるだけの資金を確保しているために同時点で即破綻することはない。ドイツ政府としては、ギリシャの資金がもっと逼迫する時期まで待って有利に交渉を進める考え。

2015年2月3日火曜日

2015年2月3日(火曜)アジア市場の動き
相次ぐ利下ラッシュはついに、豪州まで拡大。
豪中銀は2.50%の政策金利を0.25%引き下げ2.25%へ決定。
豪財務相は「豪中銀は利下げの余地がある」と再利下げの可能性を示唆。
AUDUSDは0.77を割り込み、AUDJPYも90円を割り込み、大幅下落へ
一方、日経平均株価は200円超の大幅安安、USDJPYも117円を割り込むもドル売りは限定的。
豪中銀の声明=中国の成長は政策当局者の目標に沿った水準、米国経済は上向き。逆に、ユーロ圏と日本経済は弱く、2015年の成長は穏やかなペースを見込む。
豪中銀の声明=コモディティ価格、特に原油価格は大幅に下落したのは、需要の鈍化と、供給の相当な増加を反映。
豪中銀の声明=エネルギー価格の下落は、生産を押し下げ、CPIインフレ率を一時的に押し下げる。
豪中銀の声明=失業率はこの1年で徐々に上昇。エネルギー価格の下落は個人消費の大きな支援材料となるが、交易条件の悪化で所得の伸びが抑えられる。生産の伸びは恐らく、これまでの想定よりも幾分か長期にわたってトレンドをやや下回る水準であり続け、失業率はやや高めの水準がピークとなるというのが我々の判断。当面は、豪経済に余剰生産能力が内在する可能性がある。
豪中銀の声明=豪ドルは対米ドルで顕著に下落したが、通貨バスケットに対してはそれほどではない。豪ドルの下落が必要になる可能性が高い。
ホッキー豪財務相=豪中銀は利下げの余地がある。豪中銀vは利下げ後、「炭素税の廃止によりコストやインフレは低下、中銀による利下げが可能なことを意味する」

2015年2月3日(火曜) 昨日2日の海外指標の動き

2015年2月3日(火曜) 昨日2日の海外指標の動き

※為替市場は資源国通貨+円高へ。ただし、積極的な動きは見られず。
※スイス中銀がEURCHF1.05~1.10のレンジ設定との報道の影響は米国市場で見られないが、※EURCHF1.05台をなんとか維持。
※チプラス・ギリシャ新首相は、ユーロ圏の離脱はないと発言に、EUR買戻しが一時強まる
※弱い米ISM製造業景況指数と米建設支出に一時ドル売りが強まるも、動きは鈍い。

USDJPY↓+USDCAD↓+AUDUSD↑+NZDUSD↑+USDCAD↓
EURUSD→+GBPUSD→
原油価格↑、米金利↓、米株→。

【米経済指標はややネガティブ】
※米個人所得は、予想を若干上回り、個人消費は、予想を若干下回わり、2009年9月以来の低水準
※米製造業PMIは、予想を若干下回る
※米ISM製造業景況指数は、予想を下回り1年ぶりの低水準
※米建設支出は、予想を下回る

USDJPYは、1.1780台→117.10円台まで続落
EURUSDは、1.1290台~1.135台で上下変動しながら、1.1360まで上昇。
GBPUSDは、1.5000台~1.5080台で上下変動しながら、方向感定まらず。
AUDUSDは、0.7770台→0.7820台まで続伸。
NZDUSDは、0.7250台→0.7320台まで続伸。
USDCADは、1.2760台→1.2560まで続落。

2015年2月2日月曜日

2015年2月2日 欧州・米国市場序盤の動き

2015年2月2日 欧州・米国市場序盤の動き

米個人所得+個人支出の影響はほとんど見られず、
これからは、米現物株と、米経済指標の発表待ち。

USDCADの買い戻し+USDJPYのレンジ相場+CHF売りが印象的な動き。
他の主要国は、欧州市場の序盤が高値で再び下落し、ドル買いへ。

◎日経平均株価は下落、
◎欧州株は、売り買い混在、EURU STOXX50は下落、独DAXは上昇、ギリシャ株は大幅上昇、
◎原油価格は、若干の上昇に留まるも、カナダドル買いが強まる
◎EURUSDは、チプラス・ギリシャ新首相がユーロ圏の離脱はない。金融支援でEUと交渉、ロシアへの支援要請は検討していないに、EUR買戻しが一時強まるも、1.1350台を維持できず下落へ。
◎GBPUSDは、予想を上回る製造業PMIにも、EURGBPの買いに、逆にGBP売りが強まるも、0.7560台を高値に下落へ。
◎EURCHFは高値圏で推移するも、欧州市場序盤の高値0.9340は超えられず


※ズベツ・スロベニア中銀総裁=某信用格付け会社が来行した際に、ドイツ依存度が強く、ドイツの格付けが引き下げられない場合でも、スロベニアの格付けが引き下げられる恐れを指摘。

※ノボトニー・オーストリア中銀総裁=新たなプログラムは3月1日に開始され、夏までには最初の兆候が表れると思う。最初に見るべき点は銀行・投資家がECBに売却する債権の量になる。

※チプラス・ギリシャ新首相=金融支援では欧州連合(EU)と交渉、それ以外の計画はない、ロシアへの支援要請は検討していない。


※チプラス・ギリシャ新首相=ユーロ圏の離脱はない。小国のギリシャやキプロスがユーロ圏から離脱すれば、EUもユーロ圏も南東部からばらばらになる。


※チプラス・ギリシャ新首相=欧州委員会、ECB、IMFのトロイカが支援国を監視する体制は改める必要がある。

※デンマーク=EURDKK相場の安定を図るために、新発債の発行を一時取りやめると発表。8年債利回りは0.16PCE低下し-0.102~-0.154%へ低下。

※メルケル独首相+ツイプラス・ギリシャ首相=首脳会議は12日のEU首脳会議時の可能性。

※ウクライナ緊張強まる=ウクライナ分離派は武装勢力の総動員を命令、最大10万人規模を目指す。政府との紛争は激化へ。

2015年2月2日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2015年2月2日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き
今回は一般教養から。知っていましたか? 独は世界一位の経常黒字国、それも今年は最高額を更新、これじゃギリシャが.......。 独2014年の経常黒字は2850億ドルと過去最高を更新した可能性が高く、次いで中国1500億ドルで世界2位、サウジアラビアが1000億億ドルで3位(独IFO予測)。
週明け月曜日のオセアニア市場は、スイスフランで変動し、欧州市場に入ってもCHFの動きは止まらず。
週末、スイス中銀関係者の非公式なEURCHFターゲット1.05~1.10との報道に、今日は早朝からEURCHFは上昇して始まり、そして下落、そして再度上昇し、USDCHFも同様で、欧州市場に入っても大幅な上昇を続けている。
先にスイス中銀副総裁が、SNB(スイス中銀)はEURCHFの相場と、USDCHFの相場も注視と発言。USDCHFの値動きも気になる。
USDJPY相場は午前7時の取引き開始時刻では116.90円台まで下落し円高で取引が始まったが、久々の116円台で実需の買いや、バーゲンハンティングの買いが続き、日経平均株価も下落にも、117.80円台まで続伸し、ようやく上げ止まる。
市場のセンチメントは、弱い米GDPを受けてやや円高傾向を見越したムードが強まっていたが、117円を割り込んだ後の戻しが大きく、先週末のNY市場終値117円ミドルを簡単に上抜けしたことで、USDJPYの売りポジションもなかなか有意義な結果をもたらさず。
引き続き116~119円、117~119円のレンジ相場が再認識されたかたちになっているが、上値は200時間のSMA=117.92円を恒常的に上回ることができるか? 117円割れが朝のトライ一度きりとは、ちょっと寂しい気もあり、117.35~40円を割り込むと、
金曜・月曜のギャップを、戻りで埋める動きを期待したくなる。
◎黒田日銀総裁=現時点で量的・質的緩和(QQE)からの出口政策について具体的に言及するのは時期尚早。円安のメリットとデミリットを共に発言。
◎黒田日銀総裁=円安メリット。今の円安は、日本経済に大きなマイナスではない、輸出企業や海外展開している事業者などの収益改善に寄与。
◎黒田日銀総裁=円安デメリット。輸入コストの上昇、あるいはその価格転嫁を通じて、中小企業、非製造業の収益、家計の実質所得に対する押し下げ圧力として作用へ。円安の影響は産業・地域・企業規模で異なる面があるので、十分注視したい
◎安倍首相=円安は輸入価格上昇を通じて国民生活にも影響を及ぼし得る。補正予算で低所得者への支援を決めた。
◎ギリシャ=支援プログラム期限の2月28日まで終わらせ、国際支援団とつなぎ支援協議へ、
◎スイス中銀関係者=スイス中銀は非公式にEURCHFの目標変動幅を1.05~1.10フランに設定。中銀のEURCHF1.20維持の介入に伴う損失は最大で100億フランを上回る。
◎独IFO経済研究所=独2014年の経常黒字は2850億ドルと過去最高を更新した可能性が高い。次いで中国1500億ドルで世界2位、サウジアラビアが1000億億ドルで3位。米国や英国経済が堅調で、石油価格の下落の影響を受ける

2015年2月1日日曜日

今週の材料から、今週のメインイベント


今週の為替相場を考える、経済指標・その他(2月2日~2月6日)【今週の材料から】

今週のメインイベント

経済指標では、4日のNZ雇用統計、6日週末金曜の米・カナダの雇用統計
金融政策では、3日の豪中銀理事会と、5日のBOE金融政策委員会

1月から続いた大変動の余韻を残しながらも、今日から2月が始まる。

円相場が市場のテーマから離脱して、どことなくリスクヘッジの通貨になりつつる。主体性の伴わないUSDJPY相場は、116~119円のレンジ相場が続きながらも、他の主要国で弱気な材料が噴出していることで、クロスでの円買戻しが続きやすくなっている。

また、「輝くドル」も若干ながら(ほんの少しだけ)薄曇りの状態となったことで、今週の米経済指標の結果に、米金利の低下が続くようなら、下値を試す動きが強まることが予想される。中長期的な円安相場は変わらずながら、その時期は先送りされている。

ユーロは、ギリシャ新政権がどこまで財政緊縮策の見直しをするのか? 対外的な公約をまもるのか、それとも反故にするのか? 先のユーロ圏CPIは前年比-0.6%へ低下しデフレ傾向が止まらず、量的緩和を実施したことで、潜在的な売り要因として残っている。

問題は、EURUSD1.000というパリティーを下回ることができるか? 1.10と当面の目標値まで下がったことで、中長期から利食い買戻しが強まっていることと、短期筋のユーロショート・ポジションが拡大していることである。

目先は、1.1250~1.1400のレンジに入っているが、このレンジを抜け出した方向に動きやすく、相場感は1.1200を割り込み下値トライが再開する可能性が高いと考えたい。

資源国通貨、カナダドル、豪ドル、そして、NZドルは、どこまで下落するのだろうか?
今週のNZ雇用統計、カナダ雇用統計と、相場が動く材料に事欠かない。


≪今週の主な経済指標の予定≫

2月2日(月)
10:45 中国HSBC 製造業PMI・確報値=予想49.8 前回49.8
18:00 ユーロ圏製造業PMI・確報値
18:30 英製造業PMI
22:30 米個人所得・個人支出
00:00 米ISM製造業景況指数

2月3日(火)
09:30 豪貿易収支
09:30 豪中銀金融政策発表
18:30 英建設業PMI
00:00 米製造業受注指数

2月4日(水)
06:45 NZ第4四半期 雇用統計
08:00 ウィーラーNZ中銀総裁スピーチ
10:45 中国HSBCサービス業造業PMI
18:00 ユーロ圏総合PMI・サービス業PMI 確報値
18:30 英サービス業PMI
19:00 ユーロ圏小売売上高
22:15 米ADP雇用統計
00:00 米ISM非製造業景況指数=予想56.5 前回56.2
00:00 カナダIvey購買部協会指数=予想53.5 前回55.4

2月5日(木)
09:30 豪小売売上高
21:00 BOE金融政策委員会
22:30 カナダ国際商品貿易
22:30 米貿易収支
22:30 米第4四半期 非農業部門労働生産性・単位労働コスト
22:30 米新規失業保険申請件数

2月6日(金)
18:30 英貿易収支
22:30 カナダ雇用統計
22:30 米雇用統計

今週の為替相場を考える、過去の材料

今週の為替相場を考える


過去1~2週間の動きで、今週以降を為替相場に影響を及ぼすもの

≪JPY≫
特になし→ ないということは、他が悪すぎ、逆に考えれば円の買い要因とも考えられんす。
≪EUR≫ 売り要因が多い、ただし、ポジションはユーロショート拡大。
◎ECBはついに量的緩和を実施へ
◎ギリシャ新政権が選挙公約を守り、財政緊縮策の見直しに着手
◎ギリシャ財務相は「EU+IMFの調査団に協力しない方針」を示し、「国際支援プログラム」の延長を要請しないという→ どうなるのしょう、落としどころはどこへ?
◎ユーロ圏CPI・速報値、前年比-0.6%へ低下

≪USD≫ 年内の利上げ観測は変わらず、ただ、弱きな材料が広まる。
◎米第4四半期GDP・速報値は、2.6%(予想3.0~3.3%)に減速
◎FOMCはタカ派2名が趣旨変えし、ハト派1名が投票権を失い、インフレ期待は大きく低下、国際情勢も検討対象に新たに付け加える
◎米議会予算局=今年の成長見通しを、3.4%(8月予想)→2.9%へ下方修正。インフレ率は、今後数年間目標の2.0%を下回る。

≪CAD≫ 売り要因が多い。
◎予想外の利下げを実施した後も
◎カナダCPIは前月比-0.7%と予想外に弱く
◎カナダ雇用統計を下方修正し
◎カナダ11月のGDPも予想外の-0.2%と減速

≪NZD≫ 売り要因変わらず。
NZ中銀はNZドル安誘導を続け、利上げ観測が残る

≪AUD≫ 売り要因変わらず。
豪中銀の利下げ観測が残る








USDCAD 月足チャートを見て感じたこと!

USDCAD 月足チャートを見て感じたこと!

2015年1月も一月が過ぎ、月足のデータを整理していたところ、
日々の値動きでは頭で理解していても、視覚的にみると、また
異なる絵図が見えてきます。

こちらのチャートは、USDCADの月足チャートである。
今年1月2日のOPENは=1.16211、HI=1.27985 LOW=1.16151 CLSE=1.27287と、
一月で1183ポイントの変動(高値-安値)で、率にして10.18%変動している。

この大幅な変動を過去のデータと比較すると、リーマンショック時の
10月23.2%、11月12.55%の上昇時に次ぐ動きとなっていた。

原油価格の大幅な下落や、利上げ期待からそれがなくなり、
逆に利下げへと変化したことが、直接的な要因となったと思われるが、
USDCAD1.30は歴史的にみて、重要なポイントではないだろうか?