2014年3月29日土曜日

今週の主な経済指標・その他、為替相場見通し(3月31日~4月4日)

今週の主な経済指標・その他、為替相場見通し(3月31日~4月4日)


今週月曜日で、3月が終わり、いよいよ波乱が予感される4月が始まります。
ドル円相場は、年初にその年の相場のボトムやトップを付けることや、4月~5月に転機を迎えることが多くあります。

2004年~2013年の過去10年間を例にとると、1月がボトムかトップに近い年は計4回と4割の確率です。①2005年=1月101.67円ボトム→12月121.40円トップ、②2008年1月112.66円トップ→12月87.13円ボトム、③2012年1月76.26円ボトム近辺→12月86.71円トップ、④2013年1月86.53円ボトム→今現在では5月103.73円トップとなっています。

そして、4月~5月に変動する年は過去10年間で大小合わせると9回と非常に高い確立です。①2004年5月に上昇から下降へと変化、②2005年5月にレンジ相場から上昇相場へと変化、③2006年5月に下降から上昇へと変化、④2008年4月に下降から上昇へと変化、⑤2009年4月に上昇から下降へと変化、⑥2010年5月にレンジから下降へと変化、⑦2011年4月に揉み合後に上昇から下降へと変化、⑧2012年4月には弱いながらも、上昇から下降へと変化、⑨2013年4月には周知の日銀の異次元の金融緩和で円売りが加速した月に当たっています。

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今週の考えかた。

USDJPY 101~104のレンジ。
EURUSD 上昇トレンド継続中。1.3700をボトムで、1.3700~1.3900のレンジなのか、1.3500~1.3700のレンジに逆戻りするのか、見極めが必要。
GBPUSD 上昇トレンド継続中。1.6400~1.6600に逆戻りのリスクも。
AUDUSD 0.9200を超え上昇を継続中。0.9200~0.9400は過去の揉み合いは少なく、あっさりと通貨するレベル。最大限0.9000までの下落の可能性は残るが、0.9400は以外に近い可能性も。


EURJPY 上昇トレンド継続中。目先は三角持ち合いで、136~144のレンジから除所に上下幅が狭まり、中心地点は141.00で、次の動きに備えている。
GBPJPY 上昇トレンドも弱まり、167~175のレンジ相場入り。大相場は165~175を上下いずれか超えた時点でスタート。
AUDJPY 過去の長い85~95円のレンジ上限を試している。90から95円のレンジで今後も推移するのか、95~100の新たなレンジに入るのか、暗中模索。
NZDJPY 上昇トレンド継続中。88円の壁を上抜け、買い継続中。
CADJPY 円クロスでは珍しく上値が重くい。91~94のレンジを継続中。


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さて、今週は重要な経済指標や発言が多く控えており、特に注目したいポイントは4点あります。

≪ポイント1. 3月31日のユーロ圏消費者物価指数と、4月3日のECB理事会≫
主要通貨が対ドルで上昇する中にあり(除く円)、ユーロは逆に値を下げています。ユーロドルは、直近のスペインと独の消費者物価指数は弱く、タカ派の独バイトマン独連銀総裁がハト派よりへと方向転換したことで、ユーロ圏消費者物価指数がより重要となっています。
予想外に低下することにでもなれば、4月3日のECB理事会で追加緩和の可能性が高まることになるでしょう。仮に現状を維持することになったとしても、ドラギECB総裁の記者会見は目が離せなくなるでしょう。

また、ノワイエ仏中銀総裁、タヤーニ欧州委員会副委員長、バイトマン独連銀総裁、リーカネン・フィンランド中銀総裁、ドラギECB総裁は、直接的・間接的に、ユーロ高をけん制するような発言をしています。仮に、ECB理事会で現状維持となっても、ユーロ高によるデフレ懸念を危惧し、EURUSが1.40を超えるようなユーロ高に対して、強い警戒感を持っていることでしょう。


≪ポイント2. 3月31日のイエレンFRB議長の講演、4月2日のADP雇用統計、4月4日の米雇用統計≫
先のFOMC後の記者会見で示した「今秋にも量的金融緩和を終了し、その約半年後に利上げを行う可能性」に一時イエレン・ショックが相場に広まりました。さすがに、時間の経過とともにショックは和らいできたのですが、今回の講演でそれが繰り返されるのか、気になります。

また、米雇用統計の前哨戦ともいえる、4月2日のADP雇用統計の数字を注目し、4月4日の4月4日の米失業率と非農業部門雇用者数の結果を見守ることになりそうでが、さすがに寒波の影響も薄れ、共に前月より強い数字が予想されています。


≪ポイント3. 3月31日のカナダのGDPと、4月3日の貿易収支、Ivey購買部協会指数≫
USDCADは1.13台→1.10近くまで下落し、カナダドル高が続いています。3月31日のカナダ1月GDP予想は12月から大幅な改善が期待され強く、4月3日の貿易収支も前月の赤字を脱却し黒字予想となっており、4月4日のIvey購買部協会指数も拡大が予想されています。テクニカルでもUSDCAD1.1000を恒常的に下回ることができるかが焦点になりそうです。


≪ポイント4. 4月1日の豪中銀理事会と声明・総裁発言、4月1日の中国HSBC製造業PMI・国家統計局製造業PMI、4月3日のHSBCサービス業PMI、4月3日のスティーブンス豪中銀総裁の講演、豪貿易収支≫
AUDUSDは0.9200の大台を超えて新たな領域に入っています。4月1日の豪中銀理事会では政策金利の据え置きが予想され、ほぼ間違いないと思われますが、声明やスティーブンス豪中銀総裁の発言がより重要と思われます。豪ドル高けん制発言は、今のところ影をひそめていますが、豪ドル高局面では引き続き不安材料です。

経済市場では、貿易収支が強かった1月より黒字額の減少が予想され、中国の一連の経済指標の予想数字は不明ですが、前回を大幅に上回ることはなさそうで、弱気にならざるを得ません。

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今週の主要な経済指標・その他は、以下の通りです。(詳細は別表をご覧ください)

3月31日(月曜)
6:45 NZD 2月 住宅建設許可件数=前月比予想 前回-8.3%
8:01 GBP 2月 ホームトラック住宅調査=前月比予想 前回0.7%、前年比予想 前回5.4%
8:30 GBP 2月 消費者信用残高=予想7億ポンド 前回6.6億ポンド
9:00 AUD 2月 HIA新築住宅販売件数=前月比予想 前回0.5%
15:00 GER 2月 小売売上高=前下比予想-0.5% 前回1.7%、前年比予想0.8% 前回0.9%
15:45 FRN 第4四半期GDP・確報値=前期比予想0.3% 前回0.3%、前年比予想0.8% 前回0.8%
16:00 CHF 3月 KOF景気先行指数=予想2.03 前回2.03
17:30 GBP BOE住宅ローン許可件数=予想7.5万件 前回7.69万件
18:00 EUR 3月 消費者物価指数・速報値=EU基準前年比予想0.6%、前回0.7%、EU基準コア前年比予想0.8% 前回1.0%
21:30 CAD 1月 カナダGDP=前月比予想0.4% 前回-0.5%
22:45 USD 3月 シカゴ購買部協会景気指数=予想58.5 前回59.8
22:55 USD イエレンFRB議長の講演

4月1日(火曜)
8:50 JPY 第4四半期 日銀短観=大企業製造業業況判断指数=予想19 前回16、大企業非製造業業況判断指数=予想24 前回20
10:00 CNY 3月 国家統計局 製造業PMI=予想50.1 前回50.2
10:45 CNY 3月 HSBC製造業PMI=確報値=予想48.1 前回48.1
12:30 AUD 豪中銀 金融政策発表=政策金利2.5%の据え置きを予想
16:00 GBP 3月 ハリファックス住宅価格指数=前月比予想0.5% 前回2.4%、前年比3カ月・前年比=予想9.4% 前回7.9%
16:50 FRN 3月 製造業PMI・確報値=予想51.9 前回51.9
16:55 GER 3月 製造業PMI・確報値=予想53.8 前回53.8
17:00 EUR 3月 製造業PMI・確報値=予想53.0 前回53.0
17:30 GBP 3月 製造業PMI=予想56.6 前回56.9
17:55 GER 3月 雇用統計: 失業率予想6.8% 前回6.8%、失業者数変化=予想-10,000人 前回-14,000人
18:00 EUR 2月 失業率=予想12.0% 前回12.0%
18:30 CNY 習近平中国主席の講演
21:30 CAD 2月 鉱工業生産価格=前月比予想2.2% 前回2.6%
22:45 USD 3月 製造業PMI・確報値=予想56.3 前回55.5
23:00 USD 3月 ISM製造業景況指数=予想54.0  前回53.2
23:00 USD 2月 建設支出=前月比予想0.1% 前回0.1%

4月2日(水曜)
12:30 AUD 2月 住宅建築許可件数=前月比予想 前回6.8%、前年比予想 前回34.6%
16:00 GBP ネーションワイド住宅価格指数=前月比予想0.8% 前回0.6%、前年比予想9.6% 前回9.4%
17:30 GBP 3月 建設業PMI=予想63.0 前回62.6
18:00 EUR 2月 生産者物価指数=前月比予想 前回-0.4%、前年比予想-1.6% 前回-1.4%
21:15 USD 3月 ADP雇用統計=前月比予想19.0万人 前回13.9万人
23:00 USD 2月 製造業受注指数=前月比予想0.8% 前回-0.7%

4月3日(木曜)
7:30 AUD 3月 AiGサービス業PMI=予想 前回55.2
9:30 AUD 2月 小売売上高=前月比予想0.3% 前回1.2%
9:30 AUD 2月 貿易収支=予想8.5億豪ドル 前回14.33億豪ドル
10:00 CNY 3月 国家統計局 非製造業PMI=予想 前回55.0
10:45 CNY 3月 HSBCサービス業PMI=予想 前回51.0
11:00 AUD スティーブンス豪中銀総裁の講演
16:50 FRN 3月 総合PMI・確報値=予想 前回51.6、サービス業PMI・確報値=予想51.4 前回51.4
16:55 GER 3月 総合PMI・確報値=予想 前回55.0、サービス業PMI・確報値=予想54.0  前回54.0
17:00 EUR 3月 総合PMI・確報値=予想53.2 前回53.2、サービス業PMI・確報値=予想52.4 前回52.4
17:30 GBP 3月 サービス業PMI=予想58.2 前回58.2
18:00 EUR 2月 小売売上高=前月比予想-0.5% 前回1.6%、前年比予想0.7% 前回1.3%
20:45 EUR ECB金融政策発表=政策金利0.25%の据え置きと、上限金利0.75%、下限金利0.00%の据え置きを予想
21:30 USD 新規失業保険申請件数=予想 前回31.1万件
21:30 USD 2月 貿易収支=予想-385億ドル 前回-391億ドル
21:30 CAD 2月 貿易収支=予想2億カナダドル 前回-1.8億カナダドル
21:30 EUR ドラギECB総裁の記者会見
23:00 USD 3月 ISM非製造業景況指数=予想53.5 前回51.6


4月4日(金曜)
19:00 GER 2月 製造業受注指数=前月比予想0.3% 前回1.0%、前年比予想6.7% 前回8.4%
21:30 USD 3月 雇用統計: 失業率=予想6.6% 前回6.7%、非農業部門雇用者数=予想19万人 前回17.5万件
21:30 CAD 3月 雇用統計: 失業率=予想7.0% 前回7.0%、雇用ネット変化率=予想25,000人 前回-7000人
23:00 CAD 3月 Ivey購買部協会指数=予想58.3 前回57.2







最新の米CFTC発表の通貨先物取引(IMMポジション) 3月25日分と、市場センチメント。

最新の米CFTC発表の通貨先物取引(IMMポジション) 3月25日分と、市場センチメント。


いつものことながら、集計日と発表日に若干のずれがあり、直近のポジションや市場センチメントとやや異なることは避けられないが、大まかな流れを読み取ることができる。

◎円は、相変わらずネットショートで、最近では下限に近く前週からショートが微増している。ドル円は102円割れの時間帯も限られ、102円台での推移が続き、ウクライナ情勢も極端な動きは見られず、円高への不安感も弱まりつつある。

◎ユーロは、2月18日以降はネットロングだが、増加傾向も止まり、前週から若干ロングは減少している。1.40の大台トライ失敗の反動より、むしろ、多くの要人からユーロ高けん制発言が飛び出し、タカ派と見られたバイトマン独連銀総裁の趣旨変えに、追加緩和や(難しいと思うが?)、ユーロ高阻止へと動くのではとの懸念によると考えられる。

いずれにしても、3月31日のユーロ圏消費者物価指数の速報値、そして、4月3日のECB理事会で決着がつくはず。

◎カナダドルは、3月19日から買い戻しが続き、ネットショートは大幅に減少した。チャートを見ると、出発地点の振り出しに戻っただけで、これらかの値動きを注目したい。

◎豪ドルは、3月14日の週から、ネットショートの減少が続いている。貿易黒字が拡大し、デフレ懸念も弱まり、豪ドル高けん制発言もトーンを弱め、最近の上昇はめざましい。0.92台が定着し今後も上昇期待が強く、現時点ではさらにショートが減少していると思われる。ただし、いつ、豪ドル高のけん制発言が飛び出すかわからず、この点だけは注意したい。

◎NZドルは、ネットロングが続き、ロングポジションも拡大傾向にある。主要国で真っ先に利上げを実施し、貿易も改善傾向が続き、一部にはインフレ懸念もあり、今後の追加利上げの可能性を秘めながら、最近では最も強い通貨になっている。



3月29日(土曜)昨日、海外市場の動き

3月29日(土曜)昨日、海外市場の動き


***** 昨日のポイント *****

週末金曜日の為替市場は、連日上昇が続いた、豪ドル、NZドル、カナダドルは、中国の追加刺激策の期待感にアジア市場でピークを付けてからは売りへと変化。ユーロ売は今日も続いたが1.3700を死守し、ショートカバーに買い戻しへと変化。ポンドは買いの流れが続き前日の高値を再トライし、円は全面安へ。

日本の失業率は予想外に改善、全国消費者物価指数は予想通りながら1月を上回り動けず、円売りの引き金は米株の上昇に、102.50円超えのストップ狙い、米金利の上昇に一時103円近くまで上昇、クロスでも円売りが目立つ。

スペイン消費者物価指数が予想外に弱く、独州政府の消費者物価も伸び悩み、ユーロは一時全面安へと変化。EURUSDは一時1.3700台まで下落するも、ユーロ圏の景況感指数・企業景況感・業況判断指数・消費者信頼感は強く、実需筋の買いに下げ止まり値を戻す。注目の独消費者物価指数は4年ぶりの低水準となったが、利食い先行で逆に1.3770台まで買い戻されるも、4月3日のECB理事会の追加緩和の期待感に、EURの買い戻しも続かず。

英GDPは予想通りの結果に動きは鈍く、経常収支の赤字額の拡大にもポンド売りは限定的で、1.66台を維持し1.6600~50のレンジが続く。

米国の個人所得・個人消費支出は予想通りの結果となり、ミシガン大学消費者信頼感指数は、速報値を上回るが予想を下回るも、米株は前日比プラス圏を維持し、米金利は上昇へ。


***** 発言・その他 *****

◎李克強中国首相=経済を支援するために対象を絞った、適切な措置を段階的に実施する。
◎エバンズ・シカゴ連銀総裁=2015年後半までに事実上のゼロ金利政策を維持する必要がある。利上げは2016年初頭まで見送るべきで段階tきな利上げにとどめるべき。インフレ率が2.0%に達した時点で、金融政策を正常化するようになる。
◎ロシア外務相=クリミア編入を無効とした、国連総会決議を非難
◎ゴールドマンサックス=米第1四半期GDP予想を1.6%→1.5%に引き下げた。
◎OECD=今年の先進国の公的債務は、第2次世界大戦終了時のGDP比116%を上回り、GDP比117%に達する見込み。
◎ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=インフレ率は2.0%に向かい、量的緩和の縮小を支持。消費者信用は拡大し、景気の先行きはポジティブで、今年のGDPは2.5%を予想。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

8:30 JPY 2月 失業率=3.6%(予想3.7% 前回3.7%)、有効求人倍率=1.05(予想1.05 前回1.04)→ 予想より改善へ
8:30 JPY 2月 全国消費者物価指数=前年比1.5%(予想1.5% 前回1.4%)、除生鮮前年比予想=1.4%(1.3% 前回1.3%)、除く食品・エネルギー前年比0.8%(予想0.8% 前回0.7%)→ 前年比は予想を上回るが、円相場は動けず
8:30 JPY 3月 東京都消費者物価指数=前年比1.3%(予想1.2% 前回1.1%)、除く生鮮前年比=1.0%(予想0.9% 前回0.9%)、除く食品・エネルギー前年比0.4%(予想0.5% 前回0.5%)→ 前年比は予想を上回るが、コアコアは予想を下回る 
9:05 GBP 3月 GfK消費者信頼感=-5(予想-6 前回-7)→ マイナス幅が縮小へ
16:00 GER 2月 輸入物価指数=前月比-0.1%(予想0.2% 前回-0.1%)、前年比-2.7%(予想-2.4% 前回-2.3%)→ 予想外のマイナスとなる
17:00 EUR 2月 スペイン 消費者物価指数・速報値=前年比-0.2%(2月0.1%)、EU基準前年比-0.2%(2月0.1%)→ 予想と前回を大幅に下回り、約4年半ぶりの大幅低下に、EUR売りが強まる
18:30 GBP 第4四半期・GDP確報値=前期比0.7%(予想0.7% 前回0.7%)、前年比2.7%(予想2.7% 前回2.7%)、2013年通年GDP1.7%(前回1.8%)→ 予想通り
18:30 GBP 第4四半期 経常収支=-224億ポンド(予想-140億ポンド 前回-228←-207億ポンド)→ 予想を大幅に上回る赤字額
19:00 EUR 3月 景況感指数=102.4(予想101.3 前回101.2)、企業景況感=-3.3(予想-3.4 前回-3.4)、サービス業景況感=4.2(予想3.5 前回3.2)、業況判断指数=0.39(予想0.40 前回0.36←0.37)、消費者信頼感・確報値=-9.3%(予想-9.3 速報値-9.3)→ 景況感指数は予想を上回り、企業景況感は下回る
21:30 USD 2月 個人所得=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.3%)、個人消費支出=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.2←0.4%)、PCE価格指数=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比0.9%(予想 前回1.2%)、コアPCE価格指数=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比1.1%(予想1.1% 前回1.1%)→ 予想と変わらず
22:00 GER 3月 消費者物価指数・速報値=前月比0.3%(予想0.4% 前回0.5%)、前年比1.0%(予想1.1% 前回1.2%)、EU基準 前月比0.3%(予想=0.4% 前回0.5%)、EU基準 前年比0.9%(予想1.0% 前回1.0%)→ 予想と前回よりも弱く、4年ぶりの低水準
22:55 USD 3月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=80.0(予想80.5 速報値79.9)、景況感現況指数=95.7(予想 前回96.1)、消費者期待指数=70.0(予想 前回69.4)→ 予想を若干下回るが前回を若干上回る


2014年3月28日金曜日

3月28日(金曜) アジア・欧州市場の動き、動かず、動けず、AUDUDは利食いで値を下げ、USDCADだけが続落。

3月28日(金曜) アジア市場の動き、動かず、動けず、AUDUDは利食いで値を下げ、USDCADだけが続落。


****** ポイント ******

英国のGDP、ドイツの消費者物価指数、ユーロ圏の景況感・業況判断指数、米国の個人所得・個人消費・ミシガン大学消費者信頼感指数を控えて動けないと、勝手に判断している。

もしかしたら、週末と期末直前で動けないのか、週末リスクを気にしてうごけないのか、今週ポジションを膨らまし過ぎてうごけないのか、真贋の程は不明なが、今日のアジア市場は動かず。

僅かに、AUDUSDで利食いが強い反面、USDCADは続落傾向が続き、カナダドル高がなにを示しているのか? 商品市場の活況に裏付けされているのか、この通貨の値動きだけが気になる。

昨日の話で恐縮ながら、ANAがボーイング社とエアバス社に、計70機の航空機を発注することを発表、購入金額は1.7兆円と巨額で、USDJPYとGBPJPYの買いになるのではと、期待する投機筋も多いが、長期の納入だけに、あまりにも気が早すぎる。


****** 今までの発言・その他 ****** 

◎李克強中国首相=経済を支援するために対象を絞った、適切な措置を段階的に実施する。
◎エバンズ・シカゴ連銀総裁=2015年後半までに事実上のゼロ金利政策を維持する必要がある



****** 今までのイベントと経済指標の結果 ****** 

8:30 JPY 2月 失業率=3.6%(予想3.7% 前回3.7%)、有効求人倍率=1.05(予想1.05 前回1.04)→ 予想より改善へ
8:30 JPY 2月 全国消費者物価指数=前年比1.5%(予想1.5% 前回1.4%)、除生鮮前年比予想=1.4%(1.3% 前回1.3%)、除く食品・エネルギー前年比0.8%(予想0.8% 前回0.7%)→ 前年比は予想を上回るが、円相場は動けず
8:30 JPY 3月 東京都消費者物価指数=前年比1.3%(予想1.2% 前回1.1%)、除く生鮮前年比=1.0%(予想0.9% 前回0.9%)、除く食品・エネルギー前年比0.4%(予想0.5% 前回0.5%)→ 前年比は予想を上回るが、コアコアは予想を下回る 
9:05 GBP 3月 GfK消費者信頼感=-5(予想-6 前回-7)→ マイナス幅が縮小へ
16:00 GER 2月 輸入物価指数=前月比-0.1%(予想0.2% 前回-0.1%)、前年比-2.7%(予想-2.4% 前回-2.3%)→ 予想外のマイナスとなる



****** 今後のイベントと経済指標の予定 ******


18:30 GBP 第4四半期・GDP確報値=前期比予想0.7% 前回0.7%、前年比予想2.7% 前回2.7%
18:30 GBP 第4四半期 経常収支=予想-140億ポンド 前回-207億ポンド
19:00 EUR 3月 景況感指数=予想101.3 前回101.2、企業景況感=予想-3.4 前回-3.4、サービス業景況感=予想3.5 前回3.2、業況判断指数=予想0.40 前回0.37、消費者信頼感・確報値=予想 前回-9.3
21:30 USD 1月 個人所得=前月比予想0.3% 前回0.3%、個人消費=前月比予想0.3% 前回0.4%、個人消費支出=前月比予想0.1% 前回0.1%、前年比予想0.9% 前回1.2%、 コア個人消費支出・価格指数=前月比予想0.1% 前回0.1%、前年比予想1.1% 前回1.1%
22:00 GER 3月 消費者物価指数・速報値=前月比予想0.4% 前回0.5%、前年比予想1.1% 前回1.2%、EU基準 前月比予想=0.4% 前回0.5%、EU基準 前年比予想1.0% 前回1.0%
22:55 USD 3月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=予想80.5 前回79.9、景況感現況指数=予想 前回96.1、消費者期待指数ー予想 前回69.4

昨日、3月27日(木曜日)は、海外市場の動き、変動率はNZDUSD、NZDJPYがNo.1.

昨日、3月27日(木曜日)は、海外市場の動き、変動率はNZDUSD、NZDJPYがNo.1.











3月28日(金曜)昨日、海外市場の動き

3月28日(金曜)昨日、海外市場の動き、ユーロ売り、ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドルの買い止まらず。


***** 昨日のポイント *****

為替市場は、ウクライナ情勢の危惧が続き、ECBの追加緩和や、ユーロ高のけん制発言の強化との思惑に、EUR売りの流れは止まず。円相場は相変わらず主体性の乏しい展開の中で、なんとか101.80円割れを底値に下げ止まりながら、102.50円を超えることはできず。NZDとGBPは経済指標に素直に反応し、AUDを含め強い買いの流れを継続。伏兵はカナダドルの上昇で、USDCADは3月20日に売り転換し、5連続の下落で下げ幅を拡大。

NZ貿易黒字は予想外に黒字額が拡大し、0.8620を超えてから買いが加速、NZドルは主要国に対して上昇を続け、NZDUSDは0.8680台へと上昇。英国の小売売上高は予想外に上昇、GBPUSDは1.6560台→1.6640台へ急伸するも、1.6650を超えられず小幅下落。EURは弱く、EURUSDは1.3750割れまで値を下げ、EURGBPは急落へ。

米第4四半期GDP・確報値は予想を若干下回ったが改定値より強く、個人消費支出が強く、新規失業保険申請件数が改善したが、米中古住宅販売保留は予想外のマイナスにドル売りは止まらず。AUDUSDは売りが続いた0.9250を超え、0.9270台まで続伸、NZDUSDも上昇は止まらず、0.8680台へ上昇。USDCADの下げは止まらず、カナダドル高の流れが続く。


***** 発言・その他 *****

◎中国人民銀行=シャドーバンキングの監視強化を表明。
◎BOE(金融監督委員会・FPCの四半期会合レポート)=住宅バブルが既に一部に起きていると野指摘もあり、市場を注視。リスクの高い住宅ローンの抑制を銀行に注意促す。
◎安倍首相=中国の海洋進出を東南アジアの国々は脅威と感じており、中国の姿勢を改めさせなければならない。 ウクライナで起きていることはアジアでも起こる可能性がある。
◎スペンサーNZ中銀副総裁=クライストチャーチ地震被害の復興で、インフレ圧力が高まっている→ NZD買い要因となる。
◎ノルウェー中銀=政策金利1.5%に据え置き、利上げは2015年夏になるとの見通しを維持。
◎ブラード・セントルイス連銀総裁=緩和政策の巻き戻しの最中でも、バブルが発生するリスクがある。FRBの比標準的な金融政策は効果的。
◎ビアナルト・クリーブランド連銀総裁=労働市場、インフレ圧力とインフレ期待の指標、金融動向の指数を注視し、利上げの決定には幅広い情報を考慮。デフレは米経済にとって大きなリスクだが、ある程度の改善が見られる。今年のGDPは3.0%、年末の失業率は6.2%と予測。
◎ダドリーNY連銀総裁=各国中銀との政策協調は不可能。米金融政策の新興国への影響は注視が必要だが、新興国は対応が可能。
◎ブラード・セントルイス連銀総裁=FRBは2015年第1四半期に利上げ開始すべき。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

6:45 NZD 2月 貿易収支=8.18億NZドル(予想6億NZドル 前回2.86←3.06億NZドル)、輸出=45.6億NZドル(予想44.4億NZドル 前回40.7←40.8億NZドル)、輸入=37.4億NZドル(予想37.5億NZドル 前回37.8←37.7億NZドル)→ 黒字額は予想を上回り2011年4月以来の水準
18:30 GBP 2月 小売売上高=前月比1.7%(予想0.5% 前回-2.0←-1.5%)、前年比3.7%(予想2.5% 前回3.9←4.8%)→ 予想を上回りGBP買いが強まる
21:30 USD 第4四半期GDP・確報値=前期比年率2.6%(予想2.7% 改定値2.4%)、PCE価格指数=前期比1.1%(予想 改定値1.0%)、コアPCE価格指数=1.3%(予想1.3% 改定値1.3%)、個人消費支出=前期比3.3%(予想2.6% 改定値2.6%)、GDP価格指数=前期比1.6%(予想1.6% 改定値1.6%)→ 予想を若干下回るが改定値より上昇、個人消費支出が予想を上回り、相場は動けず
21:30 USD 新規失業保険申請件数=31.1万件(予想32.5万件  前回32.1←32.0万件)→ 4カ月ぶりに低く、予想外に改善するが相場は動けず
23:30 USD 2月 中古住宅販売保留=前月比-0.8%(予想0.2% 前回-0.2←0.1%)、前年比-10.2%(予想-8.5% 前回-9.3←-9.1%)→ 予想外のマイナスでもドル売りは鈍い。


***** 今日の予定、主な経済指標・その他 *****

8:30 JPY 2月 失業率=予想3.7% 前回3.7%、有効求人倍率=予想1.05 前回1.04
8:30 JPY 2月 全国消費者物価指数=前年比予想1.5% 前回1.4%、除生鮮前年比予想=1.3% 前回1.3%、除く食品・エネルギー前年比予想0.8% 前回0.7%
8:30 JPY 3月 東京都消費者物価指数=前年比予想1.2% 前回1.1%、除く生鮮前年比=予想0.9% 前回0.9%、除く食品・エネルギー前年比予想0.5% 前回0.5%
9:05 GBP 3月 GfK消費者信頼感=予想-6 前回-7
16:00 GER 2月 輸入物価指数=前月比予想0.2% 前回-0.1%、前年比予想-2.4% 前回-2.3%
18:30 GBP 第4四半期・GDP確報値=前期比予想0.7% 前回0.7%、前年比予想2.7% 前回2.7%
18:30 GBP 第4四半期 経常収支=予想-140億ポンド 前回-207億ポンド
19:00 EUR 3月 景況感指数=予想101.3 前回101.2、企業景況感=予想-3.4 前回-3.4、サービス業景況感=予想3.5 前回3.2、業況判断指数=予想0.40 前回0.37、消費者信頼感・確報値=予想 前回-9.3
21:30 USD 1月 個人所得=前月比予想0.3% 前回0.3%、個人消費=前月比予想0.3% 前回0.4%、個人消費支出=前月比予想0.1% 前回0.1%、前年比予想0.9% 前回1.2%、 コア個人消費支出・価格指数=前月比予想0.1% 前回0.1%、前年比予想1.1% 前回1.1%
22:00 GER 3月 消費者物価指数・速報値=前月比予想0.4% 前回0.5%、前年比予想1.1% 前回1.2%、EU基準 前月比予想=0.4% 前回0.5%、EU基準 前年比予想1.0% 前回1.0%
22:55 USD 3月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=予想80.5 前回79.9、景況感現況指数=予想 前回96.1、消費者期待指数ー予想 前回69.4

2014年3月27日木曜日

3月27日(木曜) アジア・欧州市場の動き

3月27日(木曜) アジア・欧州市場の動き、経済指標に素直に反応し、NZDとGBPは上昇。EUR売りの流れは止まらず。


****** ポイント ******

日経平均株価は1.01%上昇したが、中国株は弱く、欧州株も軟調に推移。為替市場では、ECBの追加緩和や、ユーロ高のけん制発言の強化との思惑に、EUR売りの流れは止まず。円相場は相変わらず主体性の乏しい展開の中で、なんとか101.80円割れを底値に下げ止まり、NZDとGBPは経済指標に素直に反応し買いの流れが続いた。

朝方発表のNZ貿易黒字は予想外に黒字額が拡大、2011年4月以来の高水準で、NZドルは主要国に対して上昇を続け、NZDUSDは0.8670台へと上昇。英国の小売売上高は予想外に上昇、GBPUSDは1.6630台へ急伸、EURは弱く、EURUSDは1.3750割れまで値を下げ、EURGBPは急落へ。

****** 今までの発言・その他 ****** 

◎ブラード・セントルイス連銀総裁=緩和政策の巻き戻しの最中でも、バブルが発生するリスクがある。FRBの比標準的な金融政策は効果的。
◎ノルウェー中銀=政策金利1.5%に据え置き、利上げは2015年夏になるとの見通しを維持。


****** 今までのイベントと経済指標の結果 ****** 

NZD 6:45 NZD 2月 貿易収支=8.18億NZドル(予想6億NZドル 前回2.86←3.06億NZドル)、輸出=45.6億NZドル(予想44.4億NZドル 前回40.7←40.8億NZドル)、輸入=37.4億NZドル(予想37.5億NZドル 前回37.8←37.7億NZドル)→ 黒字額は予想を上回り2011年4月以来の水準
GBP 18:30 GBP 2月 小売売上高=前月比1.7%(予想0.5% 前回-2.0←-1.5%)、前年比3.7%(予想2.5% 前回3.9←4.8%)→ 予想を上回りGBP買いが強まる


****** 今後のイベントと経済指標の予定 ******

USD 21:30 USD 第4四半期GDP・確報値=前期比年率予想2.7% 前回2.4%、PCE価格指数=前期比予想 前回1.0%、コアPCE価格指数=予想1.3% 前回1.3%、個人消費支出=前期比予想2.6% 前回2.6%、GDP価格指数=前期比予想1.6% 前回1.6%
USD 21:30 USD 新規失業保険申請件数=予想32.4万件  前回32.0万件
USD 23:30 USD 2月 中古住宅販売保留=前月比予想0.2% 前回0.1%、前年比予想-8.5% 前回-9.1%

3月27日(木曜)昨日、海外市場の動き、ドル全面安、除くユーロ。

3月27日(木曜)昨日、海外市場の動き、ドル全面安、除くユーロ。


***** 昨日のポイント *****

一日を通じて、ユーロ安、豪ドルとNZドルは高値圏を維持。米国市場に入り、ポンド高、円高、カナダドル高へ。

ユーロ売りは止まず全面安。度重なるユーロ高警戒発言と追加緩和の可能性にEURUSDは1.40を試すどころか逆に、1.3800を割り込み重要なポイントの1.3750を試す動きへ→ ドル全面安の中でも弱く、4月3日のECB理事会の結果を見るまでは積極的な買いも考えにくいが、期末のEUR買いの特殊要因に続落の可能性も低い。

豪ドルは、インフレが落ち着き、貿易黒字が拡大し、豪ドル高警戒発言もトーンを弱め、スティーブンス豪中銀総裁の「インフレ見通しは中期的な目標と合致」と発言、ウクライナの緊張緩和に、AUDUSDは200日移動平均線をついに超え新たな領域の0.92台へ上昇、一時0.9244まで上昇し強い米耐久財受注でようやく上げ止まる→ 豪ドル高のけん制発言がどこの水準で飛び出すのか? インフレ指標を注視。NZドルは、継続的な追加利上げ観測に、NZDUSDは3月18日の高値0.8639を目指す動きへ。

ポンドは、ウィールBOE政策委員の「景気が回復すれば、政策金利を0.5%に据え置くことはできない」との発言に、21日指数移動平均線の1.6586を上回り上昇→ テクニカルでは買いの流れが強まる。

円高、カナダドル高へ。米耐久財受注は予想を上回るが、コア資本財(航空機を除く非国防資本財)は逆に弱く、低金利は低下し、ドル売りへと変化。ロンドンフィキシングの実需ベースの売買に、円とカナダドルの買い戻しへと変化。


***** 発言・その他 *****

◎スティーブンス豪中銀総裁=現行の金融政策を維持する期間がさらに続く可能性がある。為替相場の動きが先行き不透明感を招く大きな原因。深刻なインフレ上昇のリスクはみられない。インフレ見通しは中期的な目標と合致→ AUDUD買いが強まる
◎スティーブンス豪中銀総裁=質疑応答で、「交易条件の悪化を考えれば、豪ドルは下落する」→ AUDUSDの上昇は止まらず。
◎豪中銀の金融安定性報告=低金利環境は住宅市場での投機活動を促す可能性がある。各行がリスク志向を過度に高めたり、融資基準を緩めたりしないことが金融の安定性にとって重要。
◎スペイン中銀=今年のGDPは内需と輸出が寄与し、1.2%に回復する見通し。
◎ウィールBOE政策委員=賃金の伸びが回復し、景気が回復すれば、政策金利を0.5%に据え置くことはできない。
◎ブラード・セントルイス連銀総裁=米失業率は今年末に6.0%を下回る。緩和縮小ペース変更は経済激変の場合に限定。米経済は1~2月は弱いが、非常に良い年になる見込み。政策金利は2016年に正常な水準に。FOMCは債券購入を特定の月に終了する確約はしていない。
◎プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(25日)=投資家の利上げ期待で、FOMCお経済予測を誤って解釈しており、予測は政策委員個人の見方を反映している。FOMCの長期GDP予測の下方修正は、米経済の構造変化を反映。利上げの決定条件を明確に伝達すべき。
◎オバマ米大統領=ロシアの侵略に対する対応は国際的な秩序が試されている。 ロシアの行動は激しく弾圧されなければならない。
◎プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=米経済は非常に堅調で暫く継続。利上げの時期は経済次第。失業率は年末までに6.0%に低下を予想。

***** 結果、主な経済指標・その他 *****

GER 16:00 GER 4月 GfK消費者信頼感調査=85(予想8.5 前回8.5)→ 予想通りで動けず
USD 21:30 USD 2月 耐久財受注=前月比2.2%(予想0.7% 前回-1.3←-1.0%)、除く輸送機器前月比0.2%(予想0.3% 前回0.9←1.1%)、除く非国防・航空機器前月比-1.3%(予想0.5% 前回0.8←1.7%)→ 予想を上回るがコア資本財(除く非国防・航空機器)が弱くドル買いは限定的で、後にドル売りへ。
USD 21:45 USD 3月 総合PMI・速報値=55.8(前回54.1)、サービス業PMI・速報値55.5(予想54.0  前回53.3)→ 予想と前回を上回る


***** 今日の予定、主な経済指標・その他 *****

6:45 NZD 2月 貿易収支=予想6億NZドル 前回3.06億NZドル、輸出=予想44.4億NZドル 前回40.8億NZドル、輸入=予想37.5億NZドル 前回37.7億NZドル
9:00 AUD 2月 HIA 新築住宅販売件数=前月比予想 前回0.5%
18:30 GBP 2月 小売売上高=前月比予想0.3% 前回-1.5%、前年比予想2.9% 前回4.8%
18:30 GBP BOE 金融行政委員会声明発表
21:30 USD 第4四半期GDP・確報値=前期比年率予想2.7% 前回2.4%、PCE価格指数=前期比予想 前回1.0%、コアPCE価格指数=予想1.3% 前回1.3%、個人消費支出=前期比予想2.6% 前回2.6%、GDP価格指数=前期比予想1.6% 前回1.6%
21:30 USD 新規失業保険申請件数=予想32.4万件  前回32.0万件
23:30 USD 2月 中古住宅販売保留=前月比予想0.2% 前回0.1%、前年比予想-8.5% 前回-9.1%

2014年3月26日水曜日

3月26日(水曜) アジア市場の動き、資源国通貨の豪ドル、NZドル、カナダドルは堅調

3月26日(水曜) アジア市場の動き、資源国通貨の豪ドル、NZドル、カナダドルは堅調


****** ポイント ******

アジア市場は、日経平均株価も小幅上昇にとどまり、ドル円や主要国通貨は狭いレンジで推移したが、AUDUSDとNZDUSDは昨日来の上昇の流れは止まらず、資源国通貨は順調に推移→ AUDUSDが0.92台を達成できるかが今後の注目点。

ユーロ圏通貨当局のユーロ高けん制発言と追加緩和期待に、EURUSDの上値は重いが、四半期末・月末の特殊要因はによるユーロ買いもあり、なんとか1.38台を維持→ 1.3750~1.390のレンジの下限を試す動きが続き、死守することができるか? 今後のEURUSD相場にとって重要。

スティーブンス豪中銀総裁の「インフレ見通しは中期的な目標と合致」との発言に、豪ドル安誘導の可能性が低いとの判断に豪ドル買いが続き、質疑応答で「交易条件の悪化を考えれば、豪ドルは下落する」との発言にやや上げ渋る。


****** 今までの発言・その他 ****** 

◎スティーブンス豪中銀総裁=現行の金融政策を維持する期間がさらに続く可能性がある。為替相場の動きが先行き不透明感を招く大きな原因。深刻なインフレ上昇のリスクはみられない。インフレ見通しは中期的な目標と合致→ AUDUD買いが強まる
◎スティーブンス豪中銀総裁=質疑応答で、「交易条件の悪化を考えれば、豪ドルは下落する」→ AUDUSDの上昇は止まらず。
◎豪中銀の金融安定性報告=低金利環境は住宅市場での投機活動を促す可能性がある。各行がリスク志向を過度に高めたり、融資基準を緩めたりしないことが金融の安定性にとって重要。
◎ブラード・セントルイス連銀総裁=米失業率は今年末に6.0%を下回る。緩和縮小ペース変更は経済激変の場合に限定。米経済は1~2月は弱いが、非常に良い年になる見込み。政策金利は2016年に正常な水準に。
◎プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(25日)=投資家の利上げ期待で、FOMCお経済予測を誤って解釈しており、予測は政策委員個人の見方を反映している。FOMCの長期GDP予測の下方修正は、米経済の構造変化を反映。利上げの決定条件を明確に伝達すべき。


****** 今までのイベントと経済指標の結果 ****** 

16:00 GER 4月 GfK消費者信頼感調査=85(予想8.5 前回8.5)→ 予想通りで動けず



****** 今後のイベントと経済指標の予定 ******

21:00 CHF スイス中銀 4半期報告書
21:30 USD 2月 耐久財受注=前月比予想0.7% 前回-1.0%、除く輸送機器前月比=予想0..3% 前回1.1%、除く非国防・航空機器前月比予想0.5% 前回1.7%
OTH オバマ米大統領、ファンロンパイEU大統領、バローゾ欧州委員会委員長と会談

3月26日(水曜)昨日、海外市場の動き

3月26日(水曜)昨日、海外市場の動き



***** 昨日のポイント *****

前日終盤にかけて突然ドル売りへと変化した為替相場は、一日を終えリスク選好型となり、豪ドル・NZドル・カナダドルはその水準を超えドル売りが進み、ポンドは一時超えるが続かず、ユーロは伸び悩み、円は動かず。

アジア市場の為替相場は動きは鈍く、G7緊急会合の対ロシアへの追加制裁を見守る展開が続いた。G7緊急会合は、対ロシアの追加制裁を見送り、欧州株は大幅上昇。リスク選好の材料ながら、円相場は動けず。ロウ豪中銀副総裁は「現状の豪ドルの水準を容認」し、豪ドル高の懸念は見られず、豪ドルは堅調に推移。

欧州市場は、独IFO業況指数は予想通りで動けず、英消費者物価指数もほぼ予想通りで動けず、狭いレンジでの取引から、バイトマン独連銀総裁は量的緩和策の可能性を示唆、タヤーニ欧州委員会副委員長は、EURUSD1.40以上のユーロ高をけん制、ユーロ売りが強まる。

米国市場に入り、マクチ・スロバキア中銀総裁は「ユーロが年内に下落する可能性」、「ECBはデフレリスクの高まりの懸念」との発言。ドラギECB総裁は「物価安定の維持に追加緩和策を講じる用意がある」、「為替レートはインフレに影響し動向を注視」との発言に、EURUSDは一時1.3750近くまで下落するが売りも続かず。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁は、イエレン議長が示した「債券買い入れプログラム終了後、約6ヵ月で利上げ開始」発言を肯定。強い米消費者信頼感指数に米株は上昇し一時ドルは堅調に推移するも、ドル買いは続かず。


***** 発言・その他 *****

◎ドイツ財務省月例報告=第1四半期のドイツ経済は堅調な滑り出しで、幅広い回復がデータから読み取れる。
◎バイトマン独連銀総裁=ECBがデフレ対策で量的緩和策をとることは適切だが、財政ファイナンスの抵触はすべきでない。
◎タヤーニ欧州委員会副委員長=EURUSD1.4の水準はスペイン、イタリア、フランスの経済を圧迫し、長期的に独経済へも影響と、ユーロ高をけん制。為替相場の見直しなく産業政策の立案はできない。
◎中国の銀行で取り付け騒ぎ発生=Jiangsu Sheyang Rural Commercial Bankの支店で取り付け騒ぎが発生
◎ロウ豪中銀副総裁=豪ドルの下落が、経済の安定で重要な役割を担う。 豪ドルはピークから下落し豪州の交易条件の悪化に沿った動き。
◎ゴールドマン・サックス証券、日本の株価予想を引き下げへ=TOPIX目標、3カ月1350→1200、6ヵ月1375→1300に下方修正。
◎プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=政策金利は2015年末2.0%を超え、2016年には3.0%が適切で、2015年末に3.0%、2016年末に4.0%に引き上げることを目指すべき。 FRBのバランスシートは4兆ドルに膨らみ、緩和策の出口によるリスクを懸念。
◎プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=イエレン議長が示した「債券買い入れプログラム終了後、約6ヵ月で利上げ開始」発言は、間違いない。プログラムは10~11月に終了見通しで終了前に利上げ検討はない。
◎ハンバリー中銀=政策金利を0.1%引き下げ2.6%に決定。利下げサイクルが最終局面の可能性を示唆。
◎バイトマン独連銀総裁=ユーロ相場は金融政策の措置を必要しない。 対ロシア制裁で大量の資本が流出し、ロシア経済は一層ブレーキが掛る。
◎ビスコ・イタリア中銀総裁=インフレ期待は突然変化する恐れがあり、長期インフレ期待が物価安定からかい離するリスクに、断固たる対応を取るべき。
◎マクチ・スロバキア中銀総裁=ユーロが年内に下落する可能性。ECBはデフレリスクの高まりを懸念。回避へ向け追加の非標準的政策を準備→ この発言を受けEURUSDは一時下落。
◎ドラギECB総裁=物価安定の維持に追加緩和策を講じる用意がある。物価安定の維持で必要なことを行う。為替レートはインフレに影響し動向を注視しているが、金融政策のターゲットではない。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

GER 18:00 GER 3月 IFO業況(総合)指数=110.7(予想110.9 前回111.3)、現況指数=115.2(予想114.6 前回114.4)、期待指数=106.4(予想108.0 前回108.3)→ 予想を下回る
GBP 18:30 GBP 2月 消費者物価指数=前月比0.5%(予想0.5% 前回-0.6%)、前年比1.7%(予想1.7% 前回1.9%)、コア前月比0.7%(予想 前回-0.9%)、コア前年比1.7%(予想1.6% 前回1.6%)、小売物価指数(RPI)=前月比0.6%(予想0.6% 前回-0.3%)、前年比2.7%(予想2.6% 前回2.8%)、実勢インフレ率(RPIX)=前月比0.7%(予想0.5% 前回-0.4%)、前年比2.7%(予想2.6% 前回2.8%)→ ほぼ予想通りでGBPは動けず
GBP 18:30 GBP 2月 生産者物価指数: 出荷=前月比0.0% 予想0.2% 前回0.3%、前年比0.5%(予想0.7% 前回0.9%)、コア前月比0.1%(予想0.0%、前回0.5%)、コア前年比1.1%(予想1.1% 前回1.2%)、仕入=前月比-0.4%(予想0.3% 前回-0.9%)、前年比-5.7%(予想-5.3% 前回-2.9←-3.1%)、コア前比-1.1%(予想 前回-0.7←-0.6%)、コア前年比-5.3%(予想 前回-2.8←-2.7%)
GBP 18:30 GBP 2月 BBA住宅ローン承認件数=47600件(予想5万件 前回5万件)→ 前回と予想を下回る
GBP 20:00 GBP 3月 CB報告済売上高=13(予想28 前回37)→ 予想外に弱い
USD 22:00 USD 1月 S&P/ケース・シラー住宅価格指数 総合20=前月比0.8%(予想0.7% 前回0.76%)、前年比13.24%(予想13.34% 前回13.38←13.42%)→ 予想を若干上回る
USD 22:00 USD 1月 住宅価格指数=前月比0.8%(予想0.7% 前回0.7←0.8%)
USD 23:00 USD 3月 CB消費者信頼感指数=82.3(予想78.6 前回78.3←78.1)、期待指数83.5(前回76.5)、現況指数=80.4(前回81.0)→ 前回と予想を上回り2008年1月以来の高水準
USD 23:00 USD 2月 新築住宅販売=44.0万件(予想44.5万件 前回45.5←46.8万件)、前月比-3.3%(予想-4.9% 前回9.6%)→ 予想と前回を下回り、2013年9月以来の低水準


***** 今日の予定、主な経済指標・その他 *****

7:30 AUD ロウ豪中銀副総裁の講演
9:30 AUD 豪中銀 金融安定見通し公表
15:00 AUD スティーブンス豪中銀総裁の講演
16:00 GER 4月 GfK消費者信頼感調査=予想8.5 前回8.5
21:00 CHF スイス中銀 4半期報告書
21:30 USD 2月 耐久財受注=前月比予想0.7% 前回-1.0%、除く輸送機器前月比=予想0..3% 前回1.1%、除く非国防・航空機器前月比予想0.5% 前回1.7%
OTH オバマ米大統領、ファンロンパイEU大統領、バローゾ欧州委員会委員長と会談

2014年3月25日火曜日

3月25日(火曜)昨日、海外市場の動き、終盤ドル全面安

3月25日(火曜)昨日、海外市場の動き、終盤ドル全面安


***** 昨日のポイント *****

週明けの為替相場は、核安全保障サミットの開催、G7緊急首脳会議、米中首脳会談がテーマとなりながらも、想定内の結果にサプライズもなく過ぎドルは全面安。AUDUSD0.9150、EURUSD1.3875を目指し上昇。

結果、先週のイエレンFRB議長の「早期利上げ示唆]発言の効力も薄れドル売りへと変化。議長に近いとも言われる、ウィリアムズSF連銀総裁が「利上げのタイミングは2015年下期以降」と示したことに、振り出しに戻った動きへ。

中国HSBC製造業PMI・速報値は予想外に弱く、中国が成長目標7.5%を達成できない可能性が危惧される中、早期の景気刺激策の実施や預金準備率の引き下げ観測もあり、中国株は上昇、日経平均株価は1.77%上昇しアジア株も上昇。

欧州株はウクライナへの懸念と中国経済の鈍化に弱く、仏PMIは強くユーロは買われ、独PMIは弱くユーロは売られ、ユーロ圏PMIも伸び悩み、リーカネン・フィンランド中銀総裁は「ユーロ高が景気回復を阻害]、「ECBは低金利を維持]と発言、EUR売りの流れが続く。逆にEURAUDは下落を続け、AUDUSDは0.91台まで上昇し強さが目立つ。

米国市場の終盤はドル全面安。米製造業PMIは弱く、シカゴ連銀全米活動指数は強く動きは鈍い展開が続いた。午前2時過ぎに理由は未確定ながらストップを狙った動きなのか、流れは変化しドルは全面安へ。


***** 発言・その他 *****

◎中国政府の景気刺激策期待が高まる=株高と人民元高になる。
◎中尾アジア開発銀行総裁=中国経済は減速の兆候はあるが、成長率は目標の7.5%に達成し、景気刺激策の必要はない。
◎コンスタンシオECB副総裁(22日)=金利政策で数値基準を採用することはない。我々は有用と考えておらず、利上げの時間軸を示すアイディアは数値基準よりさらに悪い。政策緩和は利下げ、量的緩和、マイナス金利、預金ファシリティー金利、目標を定めた流動性供給オペ等手段は多い。われわれのフォワードガイダンスが経済の緩みを考慮に入れていることを皆に理解してほしい。
◎リーカネン・フィンランド中銀総裁=ECBはユーロ相場がインフレ率に及ぼす影響を注視。為替レートはECBの政策目標ではないが、ユーロ高がユーロ圏の回復を阻害し、低水準のインフレ率の要因で、マクロ経済の判断を下す際に重要性が増す。必要があれば景気刺激で行動する可能性がある。失業率は高く、生産能力を大幅に下回る稼働の工場が多く、景気が回復してもECBは低金利を維持する可能性。
◎フィンランド中銀・四半期報告=ユーロ圏のインフレ率は、予想より長期間に低水準で推移する可能性。
◎G7緊急首脳会議=ウクライナへの支援。ロシアへ追加制裁措置。ロシアのG8参加を一時中断させ、6月のソチG8参加中止しブリュッセルでの開催がテーマ。
◎マイルズBOE政策委員=英経済の余剰生産能力や、インフレ率への影響で、政策委員で意見相違があり、利上げ時期で見解は異なる。
◎独連銀月報=第2四半期の成長率は、強い第1四半期の影響に相当低い。
◎ロシア経済発展省=第1四半期の純資金流出は650~700億ドルで、2013年通年の627億ドルを上回る。第1四半期の成長率はゼロ%近くで、通年でも2.5%の成長目標が危ぶまれる。
◎米大統領副補佐官(米中首脳会談)=米国はウクライナ問題で積極的な懲罰的措置を用いたいと考えているが、中国は政治的な解決を望んでいる。
◎ウィリアムズSF連銀総裁=利上げのタイミングは2015年下期以降。金融引締め時期が早まる示唆なない。2016年末には、昨年12月時点に予想されているより金融正常化を進めている可能性がある。
◎フィッチ=豪州格付けを「AAA」で維持し、見通しは「安定的」。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

CNY 10:45 CNY 3月 HSBC製造業PMI・速報値=48.1(予想48.7 前回48.5)→ 予想と前回を下回り8カ月ぶりの低水準だが、AUDUSDの売りは限定的。
OTH 16:00 OTH オランダのハーグで核安全保障サミット開催、ロシア・ウクライナ問題についても話し合う
FRN 17:00 FRN 3月 総合PMI・速報値=51.6(予想 前回47.9)、製造業PMI・速報値=51.9(予想49.8  前回49.7)、サービス業PMI・速報値=51.4(予想47.5 前回47.2)→ 予想を上回り一時EUR買いが強まる。
GER 17:30 GER 3月 総合PMI・速報値=55.0(予想 前回56.4)、製造業PMI・速報値=53.8(予想54.5 前回54.8)、サービス業PMI・速報値=54.0(予想55.5 前回55.9)→ 前回と予想を下回り、EUR売りが強まる
EUR 18:00 EUR 3月 総合PMI・速報値=53.2(予想53.3 前回53.3)、製造業PMI・速報値=53.0(予想53.0 前回53.2)、サービス業PMI・速報値=52.4(予想52.6 前回52.6)→ 予想と前回を若干下回り、ほぼ予想通りでも、EUR売りは止まず
USD 21:30 USD 2月 シカゴ連銀全米活動指数=0.14(予想0.2 前回-0.45←-0.39)
USD 21:58 USD 3月 製造業PMI・速報値=55.5(予想56.5 前回57.1)→ 前月の大幅な伸びの反動に、予想外の低下


***** 今日の予定、主な経済指標・その他 *****

AUD 13:45 AUD ロウ豪中銀副総裁の講演
GER 18:00 GER 3月 IFO業況(総合)指数=予想110.9 前回111.3、現況指数=予想114.6 前回114.4、期待指数=予想108.0 前回108.3
GBP 18:30 GBP 2月 消費者物価指数=前月比予想0.5% 前回-0.6%、前年比予想1.7% 前回1.9%、コア前月比予想 前回-0.9%、コア前年比予想1.6% 前回1.6%、小売物価指数(RPI)=前月比予想0.5% 前回-0.3%、前年比予想2.6% 前回2.8%、実勢インフレ率(RPIX)=前月比予想 前回-0.4%、前年比予想 前回2.8%
GBP 18:30 GBP 2月 生産者物価指数: 出荷=前月比予想0.2% 前回0.3%、前年比予想0.7% 前回0.9%、コア前月比予想0.1%、前回0.5%、コア前年比予想1.0% 前回1.2%、仕入=前月比予想0.3% 前回-0.9%、前年比予想-5.3% 前回-3.1%、コア前比予想 前回-0.6%、コア前年比予想 前回-2.7%
GBP 18:30 GBP 2月 BBA住宅ローン承認件数=予想5万件 前回5万件
GER 18:30 GER ショイブレ独財務相の講演
GBP 20:00 GBP 3月 CB報告済売上高=予想28 前回37
USD 22:00 USD 1月 S&P/ケース・シラー住宅価格指数 総合20=前月比予想0.55% 前回0.76%、前年比予想13.34% 前回13.42%
USD 22:00 USD 1月 住宅価格指数=前月比予想0.7% 前回0.8%
USD 23:00 USD 3月 消費者信頼感指数=予想78.6 前回78.1
USD 23:00 USD 2月 新築住宅販売=予想44.5万件 前回46.8万件、前月比予想-4.9% 前回9.6%
GER 1:30 GER バイトマン独連銀総裁会見

2014年3月23日日曜日

今週の主な経済指標・その他、為替相場見通し(3月24日~28日)

今週は金融政策に関しては珍しく発表はありませんが、政治的には3月24日の核安全保障サミットが最も重要です。

核テロ阻止を目的に開催されるサミットで53カ国の首脳や首脳クラスが出席しますが、ロシアを除いて、G7を開催する予定になっています。

日米共同声明が発表され、日米韓の首脳会議、米中韓の首脳会議など多くの首脳会議が予定されています。ちなみに、米韓首脳はそろってメルケル独首相へ会いに行く予定で、日本バッシングの可能性もあります。

ウクライナ問題や対ロシア制裁も個別に話し合われる可能性が強く、結果によっては為替相場に大きな影響を与える可能性もあります。

今週は、先週のFRB・イエレンショック(早期利上げ観測)の反動が既にマーケットに織り込まれたのか?それとも、今後の為替相場に影響を与え続けるのか? その判断をする一週間だと思われます。


◎USDJPY(101円~103.50円のレンジを予想)
28日(金曜)の全国消費者物価指数は円相場にとって需要で、予想通り上昇を継続できるのかを注目しています。

中国経済への不安感と、ウクライナ情勢を巡るリスク回避のヘッジとして円買いセンチメントは健在で、将来的な円安は横に置いておき、101~103.50円のレンジを両サイド超えることは難しそうです。

◎EURUSD(1.37~1.39のレンジを予想)
24(月曜)欧州製造業・サービス業PMIを皮切りに、25日(火曜)独IFO業況指数、26日(水曜)独GfK消費者信頼感、28日(金曜)のユーロ圏業況感指数を注目しています。

EU首脳は対ロシア制裁を決めましたが、議論は伯仲し一枚岩ではなく、米国との温度差は避けられず、ロシア制裁がユーロ圏に打撃を与えるかは、欧米とロシアの泥試合の途中経過待ちなりそうです。ユーロ圏の経常黒字は過去最高を記録したことを考えれば、潜在的なユーロ買いが強いことも推測できます。

反面、3月3日のドラギECB総裁、10日のノワイエ仏中銀総裁、13日のバイトマン独連銀総裁や、ファンロンパイEUR大統領が21日に漏らした「ユーロ相場は輸出業者にとって高過ぎる」との発言はちょっとだけ気になり、1.40の大台トライは先送りになりそうで、暫くは1.37~1.39の動きが予感されます。

◎AUDUSD(0.8950~0.9180のレンジを予想)
24日(月曜)中国HSBC製造業PMI、26日(火曜)スティーブンス豪中銀総裁の講演を注目しています。

ウクライナ情勢やFRBの早期利上げ観測、中国の景気鈍化や株安・人民元安は、本来ならば豪ドル安の材料なのですが、豪州の1月貿易黒字額は2年半ぶりの高水準で、豪ドル売りは限定的です。今後、豪ドルブル派が目指す0.92を超えてくれば新たな領域へと発展する可能性が高くなるのですが、一筋縄ではいきそうにありません。 

3月18の豪中銀日議事録は豪ドルは歴史的に高水準、3月7日にスティーブンス豪中銀総裁が発している「AUDUSD0.9000は歴史的にみて高水準」との警戒信号は、一体どの水準で強硬発言に変わり飛び出すのか? やはり手さぐりで0.8950~0.9180のレンジで一歩一歩、猫に鈴をつけるような歩みで、豪ドル高を試す以外は考えにくそうです。



今週の主要な経済指標・その他は、以下の通りです。(詳細は別表をご覧ください)

3月24日(月曜)
10:45 CNY 3月 HSBC製造業PMI・速報値=予想48.7 前回48.5
16:00 OTH オランダのハーグで核安全保障サミット開催、ロシア・ウクライナ問題についても話し合う
17:58 EUR 3月 総合PMI・速報値=予想52.6 前回53.3、製造業PMI・速報値=予想53.1 前回53.2、サービス業PMI・速報値=予想52.6 前回52.6


3月25日(火曜)
18:00 GER 3月 IFO業況(総合)指数=予想110.9 前回111.3
18:30 GBP 2月 消費者物価指数=前月比予想0.5% 前回-0.6%、前年比予想1.7% 前回1.9%、コア前月比予想 前回-0.9%、コア前年比予想1.6% 前回1.6%


3月26日(水曜)
15:00 AUD スティーブンス豪中銀総裁の講演
21:30 USD 2月 耐久財受注=前月比予想1.0% 前回-1.0%


3月27日(木曜)
6:45 NZD 2月 貿易収支=予想6億NZドル 前回3.06億NZドル
18:30 GBP 2月 小売売上高=前月比予想0.3% 前回-1.5%、前年比予想2.9% 前回4.8%
21:30 USD 第4四半期GDP・確報値=前期比年率予想2.7% 前回2.4%
21:30 USD 新規失業保険申請件数=予想32.6万件  前回32.0万件


3月28日(金曜)
8:30 JPY 2月 全国消費者物価指数=前年比予想1.5% 前回1.4%
18:30 GBP 第4四半期・GDP確報値=前期比予想0.7% 前回0.7%、前年比予想 前回2.7%
19:00 EUR 3月 景況感指数=予想101.3 前回101.2
21:30 USD 1月 個人所得=前月比予想0.3% 前回0.3%、個人消費=前月比予想0.3% 前回0.4%、コア個人消費支出・価格指数=前年比予想1.1% 前回1.1%