2015年7月14日火曜日

思うこと

ギリシャ議会が15日までに改革案を承認し法制化できるか? 今回、合意が成立する前に、チプラス・ギリシャ首相は、うる覚えだが「俺の一存で、国の半分を売り渡すことを決められるか!」と憤慨していたことを思い出す。

ギリシャが国有資産売却で最大500億ユーロを確保することなど、先の国民投票の民意を反映していないのでは? との反論はある。

しかし、ユーロ圏に残留する道は他になかったと考えれば、議会は改革案を法制化せざるを得ない運命にあるとも考えられ、そして、主役のドイツは初めて下院でギリシャへの第3次支援策を採択できる。

今後に禍根を残すと思うが、まずはめでたい!この問題が解決すれば、当然次は、中国株と、FRBの利上げ時期で、15日、16日のイエレンFRB議長の議会証言に向けた、動きが既にドル高として始まっているとも考えられる。そうなれば、弱いのは円とユーロ。

少なくとも、利上げ開始時期が不透明だった要因の一つにギリシャ問題があったことは確か。それが表面的にせよ解決してくれば、イエレンFRB議長が講演で「今年利上げ開始の見方は変わらず」と発言していたこともあり、単純な発想ながら、15日のイエレンFRB議長の議会証言はドルにとってプラス思考が働く。

その前哨戦として今日から発表となる、主要な米経済指標に相場は素直に反応すると思われ、それと、「ギリシャ発の材料+株+債権+ドル相場」の動きは、いつもながら一蓮托生。

それと、最後になるが、中国株だが一言。力技が功を奏した相場。おかげ様で日経平均株価も大幅上昇し、結局は何もなかったように元の水準へ逆戻り。

過去の教訓から意図的な相場形成は長続きせず、その変動は大きいと考える。しかしながら、今回は中国政府の強いご威光で過去の定義に当てはまらないと考えるべきなのか? いや、例外はなくいずれ大波乱が起きると考えるべきなのか? 今後の未来を見ることのできる水晶玉がほしいい!

0 件のコメント:

コメントを投稿