2015年4月11日土曜日

2015年4月11日(土)昨日10日、海外市場の動き

2015年4月11日(土)昨日10日、海外市場の動き

欧州市場はドル全面高、米国市場は弱い輸入物価指数や、週末の利食いにドル売り戻しも見られたが、ドル高基調変わらず。ただし、予想を上回る雇用統計にCAD買いは続く。

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米株は100ドル弱上昇、米2年債利回りは上昇し10年債は低下、原油価格は51.6まで上昇。

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USDJPYは、120円の大台を維持するも、一時120.00円台まで下落、戻りっも120.30円で限定的。中曽日銀副総裁の物価の基調が変化しない限り追加緩和は不要、日生会長の追加緩和は好ましくないとの発言も気になる。

EURUSDは、1.0600を割り込み一時1.0570台まで続落。戻り高値も1.06730と限定的。

GBPUSDは、弱い英鉱工業生産に売りが加速し一時1.4580台まで続落。米国市場では一時1.4660台まで値を戻すも、総選挙で単独過半数は難しく、政局の混迷にGBP買いは限定的。

AUDUSDは、一時0.7630台まで続落、米国市場では0.7690台まで値を戻す。

USDCADは、一時1.2660台まで続伸、強いカナダ雇用統計で売りへと変化、1.2580割れでは下げ止まるも、終了間際には1.2560台まで続落し、カナダドル買いが続く。

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英選挙世論調査=キャメロン首相率いる与党・保守党の支持率が34%、ミリバンド党首率いる野党・労働党が33%と接戦、両党とも単独過半数が獲得できず、選挙後の連立協議で政党間の駆け引きが長引く恐れ。

コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=2016年下期まで利上げを待つべき。引き上げペースは緩やで、政策金利は2017年末時点で2%程度と予想。インフレ率が依然としてFRBの目標を下回り、失業率が高止まりする中、年内の利上げは間違い。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁=利上げには正当性があり、労働市場の緩みが残っているとの見方を否定し、利上げ後に利下げしても問題ない。FOMCでは6月利上を支持しており、かなりの支持があった。最近の弱い経済指標はドル相場やエネルギー価格の変動、悪天候が影響し、一部の弱さは一時的と考える十分な理由がある。

G20(5月16~17日)で、G7非公式協議を開催へ。

日生会長=追加緩和は好ましくなく、日銀の突出した売買状況は元に戻す必要がある。日銀保有の国債は、国債発行残高の1/4を占め、政府15年度の市中発行額に対して、年換算で最大90%に及ぶ規模。

中曽日銀副総裁=今後、消費者物価の見通しが下振れても需給ギャップやインフレ期待など物価の基調が変化しない限り、追加緩和は不要。

中曽日銀副総裁=日本経済は企業や家計の前向きな行動の変化が生じており、デフレマインドは払しょくされつつある。量的・質的金融緩和(QQE)に伴う大規模な国債買い入れを今後も続けていくことは十分に可能。

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