2015年4月9日木曜日

2015年4月9日(木曜) 昨日8日、海外市場の動き

2015年4月9日(木曜) 昨日8日、海外市場の動き

FOMC議事録はタカ派で、ドルは全面高へ。ただし、その前にドル安のピークをつけドル買戻しが続いており、ドル買いの反応は限定的。一方、ギリシャ債務問題が不透明で、EURの下落が目立つ。

米株は一進一退しながら小幅高へ、
米金利も上下しながら小幅上昇へ
原油価格は在庫増加に50ドル台へと大幅下落

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USDJPYは、日銀金融政策と黒田日銀総裁の記者会見からはサプライズはなく、相変わらず2%のインフレ目標を2年間かけ達成と変わらず。追加緩和期待だけは残り、新年度入りの円売り期待が続き、円売り圧力だけは残るも、120円台の売りをこなせず、120.50円が大きなポイントとなっており、119.50~120.50円のレンジへ。

EURUSDは、1.10台を定着するには、ギリシャ債務交渉があまりにも不透明。ギリシャ・ロシア首脳会議では、ギリシャはロシアに支援を要請せず、最悪の事態は免れたが、9日のIMF融資返済の決着は未定で、EUR売り圧力が続くき、FOMC議事録発表前に1.0800を割り込み、発表後には1.0760台まで続落。

GBPUSDは、1.5000の大台達成できず。5月7日の総選挙前はどうしても買いは盛り上がらず。労働党のミリバンド党首の選挙公約のリスクにポンド買いは続かず、ロンドンフィキシング後は続落、FOMC議事録後には1.4860まで下落。


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FOMC議事録(3月17日~18日)→ 6月の利上げは意見が分かれ、数人は今後の経済指標で判断と主張、FF金利先物では、6月利上げが確率は低下し、9月の利上げ確率が高まる。

FOMC議事録=複数は6月の利上げを主張、2~3名は年内の利上げを主張、2名は2016年の利上げを主張。

FOMC議事録=数人は、ドル高傾向を指摘。数人は、経済成長の下振れリスクを指摘。辛抱強いの文言削減は、ほぼ全メンバーが支持、反対派1名。

ダドリーNY連銀総裁=FRBの年内の利上げは理にかなう。先週の弱い雇用統計は、悪天候など特殊要因の影響により一過性の可能性が高い。FRBの利上げはサプライズではない。新興国市場は、FRBの利上げに準備が必要。

ダドリーNY連銀総裁=中国の景気減速は恐ろしいものはない。中国が世界の金融ショックを起こさないと自信。ギリシャがユーロ離脱するとは予想しない。

パウエルFRB理事=経済は年後半の利上げ支持を予想。3月の弱い雇用統計にも労働市場の改善は継続へ。

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プーチン・ロシア大統領とチプラス・ギリシャ首相の会談=ロシア大統領は、ロシアはギリシャの融資可能だが、ギリシャは支援を要請しなかった。

ギリシャ債務返済交渉=IMF融資4.5億ユーロ、9日に返済日が迫るが決着はつかず。

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英国野党・労働党のミリバンド党首=税の抜け穴をふさぐと公約、ロンドンの金融街シティーの金融センターとしての地位が脅かされる恐れへ。

英国野党・労働党のミリバンド党首=英国に住む富裕層で恒久的住所が国外にあると見なされた人の所得の一部を課税対象から控除する制度を撤廃すると約束。

英国野党・労働党のミリバンド党首=国境を越えて動き回るバンカーで、これまで英国で非定住者ステータスの恩恵を受けていた人が、大挙して英国を去るということはないが、水が漏れるように少しずつ、より有利な税制の国に移っていくことはあり得るだろう。


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