欧州株は大幅上昇を続けるも、米株は下落。原油価格は下落しWTIは再び45ドル台へ。金価格の上昇は止まらず、ドル高にドルインデックスも高値を更新し大幅上昇中。世界的に債権利回りは低下を続け、特に独10年債利回りの低下は激しく、一時0.35%まで下落。
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25日のギリシャ総選挙と、前日にECBが量的緩和を実施したことを受けた、EUR売りは止まず、EURUSDは11年ぶりの安値を更新し、一時1.11台の前半へ下落。終盤ではポジション調整と利食いの買いにやや値を戻す。
ドルIndexは続伸、ユーロ売りがリードするドル高がここまで下落したにも関わらず、ルー米財務長官はドル高支持変わらず。ダボス会議の参加者からは継続的なドル高傾向に疑問も。
カーニーBOE総裁は、ユーロ圏と違い英国では物価が全般的に下落する懸念はないと、英国とユーロ圏の違いを強調。強がりだけなのか? 週末のリスクヘッジもあり、市場参加者はEURGBPの売りを続ける。
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USDJPYは、117~119円のレンジで抜け出せず。
EURUSDは、1.1300を割り込み続落。
GBPUSDは、1.5000の大台を割り込み下落するも、1.500を中心に、1.4950から1.5040で売り買い交錯。
AUDUSDは、0.7900を割り込み、下落傾向止まらず。
USDCADは、原油価格の下落にも、強い小売売上高と先の利下げを受けたショートポジションの巻き戻しに、カナダドルは比較的堅調に推移。
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英小売売上高は、予想外に強くEURGBPは一時0.74台前半に下落。
ユーロ圏総合PMIの速報値は予想を上回る。
カナダCPI前月比はマイナス幅が拡大するも、小売売上高は予想がに強く、カナダドル買いが強まり、USDCADは一時下落へ。
米シカゴ全米活動指数、米製造業PMI、米中古住宅販売件数、は予想を下回り、米CB景気先行指数は、予想を上回るも前月分は下方修正され、期待ほど強さは感じられず。
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◎ルー米財務長官(ダボス会議)=強いドルは自国に有益。海外経済と比べて国内経済の勢いが強いことを受け、為替相場が動いている。
◎カーニーBOE総裁(ダボス会議)=英経済は堅調で、原油価格の下落により金利動向が決められることはない。インフレ率は2年以内に2%に戻り、3年以内に金利が穏やかなペースで上昇していくことと矛盾はしない。
◎カーニーBOE総裁(ダボス会議)=ユーロ圏はインフレ率が継続的に低迷するリスクは引き続き存在するも、英国では物価が全般的に下落する懸念はない。
◎クーレECB専務理事=QEで結果がでなければ、2016年9月の期限後も国債の買い入れを継続する必要がある。
◎バイトマン独連銀総裁=国債買い入れはリスクを伴い、他のユーロ圏の金融政策手段とは異なる。新たなプログラムにより、ユーロ圏各国の中銀は域内で最大級の債権者となり、財政政策がなおざりにされる危険をはらむ。
◎メルケル独首相=イタリアだけでなくユーロ圏各国が構造改革に取り組むことが好ましい。
◎黒田日銀総裁=ECBの措置は、日本経済を含む世界の景気にとって利益。ECBの措置によりユーロが対円で大幅に下落したわけではなく、ユーロはすでに長期にわたり下落してきた。
◎黒田日銀総裁=FRBの今年の利上げの可能性については、政策の「正常化」で堅調な米国の成長を反映しており、これは世界経済にとって好ましい。
◎中国銀行業監督管理委員会の王副委員長=銀行は不良債権の増加から圧力を受けているが、不良債権は管理可能な水準。
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