トルコリラの動き
先に、トルコ中銀は2月24日の定例金融施策委員会を、2月4日に前倒しする可能性を指摘していました。しかし、昨日のトルコCPIが予想外に強かったため緊急会議はなくなったと思われます。予定通り24日の金融政策委員会に、再利下げ有無を委ねられることとなりました。
結果としては、USDTRYは一時2.44台まで上昇していましたが、現状では2.39台後半で、TRYJPYも48円割れから49.10円台まで値を戻し、TRY売りへと変化しています。
最近の原油価格のボトムアウト感や、主要各国の利下げの動きも一巡した感があり、NZ中銀は政策金利を据え置くことを示唆していることも、背景にはあったと思われます。
しかし、エルドアン・トルコ大統領は、6月に議会選挙を控え、中銀の政策運営を批判し、中銀に利下げ圧力をかけ続けています。
24日の定例金融政策委員会では、再利下げの思惑が復活しないとも限らず、絶対的な金利差は引き続き維持するものの、TRYにとっては変動要因が控えていることを考えますと、大幅な回復は難しいように思えてなりません。
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