2015年2月1日日曜日

今週の材料から、今週のメインイベント


今週の為替相場を考える、経済指標・その他(2月2日~2月6日)【今週の材料から】

今週のメインイベント

経済指標では、4日のNZ雇用統計、6日週末金曜の米・カナダの雇用統計
金融政策では、3日の豪中銀理事会と、5日のBOE金融政策委員会

1月から続いた大変動の余韻を残しながらも、今日から2月が始まる。

円相場が市場のテーマから離脱して、どことなくリスクヘッジの通貨になりつつる。主体性の伴わないUSDJPY相場は、116~119円のレンジ相場が続きながらも、他の主要国で弱気な材料が噴出していることで、クロスでの円買戻しが続きやすくなっている。

また、「輝くドル」も若干ながら(ほんの少しだけ)薄曇りの状態となったことで、今週の米経済指標の結果に、米金利の低下が続くようなら、下値を試す動きが強まることが予想される。中長期的な円安相場は変わらずながら、その時期は先送りされている。

ユーロは、ギリシャ新政権がどこまで財政緊縮策の見直しをするのか? 対外的な公約をまもるのか、それとも反故にするのか? 先のユーロ圏CPIは前年比-0.6%へ低下しデフレ傾向が止まらず、量的緩和を実施したことで、潜在的な売り要因として残っている。

問題は、EURUSD1.000というパリティーを下回ることができるか? 1.10と当面の目標値まで下がったことで、中長期から利食い買戻しが強まっていることと、短期筋のユーロショート・ポジションが拡大していることである。

目先は、1.1250~1.1400のレンジに入っているが、このレンジを抜け出した方向に動きやすく、相場感は1.1200を割り込み下値トライが再開する可能性が高いと考えたい。

資源国通貨、カナダドル、豪ドル、そして、NZドルは、どこまで下落するのだろうか?
今週のNZ雇用統計、カナダ雇用統計と、相場が動く材料に事欠かない。


≪今週の主な経済指標の予定≫

2月2日(月)
10:45 中国HSBC 製造業PMI・確報値=予想49.8 前回49.8
18:00 ユーロ圏製造業PMI・確報値
18:30 英製造業PMI
22:30 米個人所得・個人支出
00:00 米ISM製造業景況指数

2月3日(火)
09:30 豪貿易収支
09:30 豪中銀金融政策発表
18:30 英建設業PMI
00:00 米製造業受注指数

2月4日(水)
06:45 NZ第4四半期 雇用統計
08:00 ウィーラーNZ中銀総裁スピーチ
10:45 中国HSBCサービス業造業PMI
18:00 ユーロ圏総合PMI・サービス業PMI 確報値
18:30 英サービス業PMI
19:00 ユーロ圏小売売上高
22:15 米ADP雇用統計
00:00 米ISM非製造業景況指数=予想56.5 前回56.2
00:00 カナダIvey購買部協会指数=予想53.5 前回55.4

2月5日(木)
09:30 豪小売売上高
21:00 BOE金融政策委員会
22:30 カナダ国際商品貿易
22:30 米貿易収支
22:30 米第4四半期 非農業部門労働生産性・単位労働コスト
22:30 米新規失業保険申請件数

2月6日(金)
18:30 英貿易収支
22:30 カナダ雇用統計
22:30 米雇用統計

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