9月26日、9月25日(火曜)海外市場の動き
四半期決算の要因で変動し、FRBの量的緩和の縮小は来年との思惑なのか、世界的に金利は低下が続く。
米議会で予算協議が難航し、政府機関閉鎖される可能性に、資金は株式から債券へ。ウォルマートのサプライヤーへの発注を削減のおまけ付き。
欧州・英国の経済指標は強く、米国は予想外に伸びず、結局はGBP+EUR高へ。
***ポイント***
⇒ 米上院は、暫定予算案の審議打ち切り動議を全会一致で可決
⇒ ルー米財務長官は、債務上限も問題合意への期待感について警告し、米政府10月17日までに借り入れ上限に達すると予想。議会予算局は、10月22日までに資金が底をつく恐れを警告。
⇒ 米耐久財受注の伸び率は鈍く、米新築1戸建て住宅販売戸数は増加したが、年初来の低水準近辺→ ドル売り材料
⇒ ECBは金融緩和の継続を変えず→ EUR売り材料
⇒ BOEの金融行政委員会(FPC)は、英国の英住宅価格上昇傾向が続く。英9月のCBI小売売上高は、前回と予想を大幅に上回る→ GBP買い材料
⇒ NZの貿易赤字は5年ぶりの赤字幅→ NZドル下落へ
⇒ 独GFK消費者信頼感指数は6年ぶりの高水準、フランス8月の失業者数は2年ぶりに減少、イタリア9月の消費者信頼感指数は約2年ぶりの高水準→ EUR買い材料
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USDJPY
アジア市場は、98.80円の上値は重く、日本株安に98.50円を割り込む。欧州市場に入っても円買いの流れが続き、大枠98.40~60円のレンジで推移。米国市場は、米経済指標の発表に一時98.80台まで値を戻したが、ウォルマート報道に米株が値を下げると再び98.50円割れまで下落。
EURUSD
アジア市場は、1.3480近辺を高値に、前日の安値を割り込み一時1.3462まで下落した。欧州市場に入り株価も小幅高で、GFK消費者信頼感調査も強く、期末の実需の買いにEUR買いへと変化、1.3500を超えてからは買いが加速し、1.3515近くまで上昇。米国市場に入っても、実需筋の買いが続き、ロンドンフィキシング後には1.3520を超え、ストップの買いも強まり1.3537まで上昇した。
AUDUSD
アジア市場は0.9390の上値は重く、NZDドル売りの流れに昨日の安値を割り込み0.9350近くまで下落した。欧州市場に入り一時0.9340割れまで値を下げたが、EUR買いの流れに0.9370台まで値を戻した。米国市場に入り、ドル売りの流れに一時0.9387まで上昇したが、ドル売りが弱まると売りに変化し、0.9360割れまで値を下げた。
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USDJPY-0.31%
EURUSD+0.39%
GBPUSD+0.48%
AUDUSD-0.24%
NZDUSD-0.50%
USDCAD+0.12%
EURJPY+0.07%
GBPJPY+0.16%
AUDJPY-0.56%
NZDJPY-0.81%
CADJPY-0.44%
Nikkei225-0.76%
S&P/ASX200+0.80%
HongKong HangSeng+0.13%
Shanghai Stock-0.41%
STOXX50+0.15%
DAX+0.34%%
DJIA-0.40%
GOLD+0.78%
WTI-1.07%
DXY-0.30%
VIX-0.50%
JGB10Y0.67%-4.29%
USD10Y2.62%-1.50%
GER10Y1.82%-1.62%
UK10Y2.75%-1.43%
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米ダウ平均株価は5日連続の下げ
USDJPY4日続落(円高)
EURUSD1.35台回復
GBPUSD1.6台を維持
AUDUSD続落傾向止まらず、ただ、0.93台を維持
NZDUSD2日続落
USDCAD1.03中心の動くを継続
EURJPY133円台を維持し下げ止まる
GBPJPY158台を維持し下げ止まる
AUDJPY続落傾向止まらず
NZDJPY4日続落
CADJPY4日続落
DJIA5日続落、15300ドル台を割り込む
USD10Y低下傾向止まらず、3.01%(9月6日)→2.62%まで下落。
GER10Y低下傾向止まらず、2.09%(9月11日)→1.82%まで下落。
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米国発の材料
◎ 米8月の米新築一戸建て住宅販売→ 住宅ローン金利の上昇に予想を下回るが、低水準の前月からは上昇へ=42.1万件(予想42.5万件 前回39.0←39.4万件)、前月比7.9%(予想7.9% 前回-13.4%)
◎ 米8月の耐久財受注→ 前回と予想を上回るが伸び率は弱い=前月比0.1%(予想-0.2% 前回-8.1←-7.3%)、除く輸送機器前月比-0.1%(予想1.1% 前回-0.5←-0.6%)、除く国防関連前月比0.5%(前回-7.5%)、航空機除く非国防資本財(コア資本財)前月比1.3%(前回-1.4%)
◎ ルー米財務長官=債務上限問題について、投資家が過度に楽観視していると、合意への期待感について警告 米政府10月17日までに借り入れ上限に達すると予想 借り入れ上限到達時の手元資金は約300億ドルの予想
◎ 米上院=暫定予算案の審議打ち切り動議を全会一致で可決し、10月以降も政府が資金を確保することを目指す→ 上院民主党はオバマケアへの予算打ち切りなどの措置を法案から除外することを求めている
◎ FRB発表の第2四半期資産循環統計=家計純資産1.3兆ドル増加し、74.8兆ドルへ→ 住宅価格、株式、ミューチャルファンド価格の上昇が要因
◎ 議会予算局=米政府、10月22日までに資金が底をつく恐れ
◎ ウォルマートの株価下落=サプライヤーへの発注を削減すると発表し、株価は下落。 ウォルマートは報道は不正確と発表し、買い戻しが強まる
欧州発の材料
◎ リトアニア首相=2015年のユーロ導入にコミット
◎ 独10月のGFK消費者信頼感調査→ 前回と予想を小幅に上回り、6年ぶりの高水準=7.1(予想7.0 前回7.0←6.9)
◎ フランス8月の失業者数は→ 2年ぶりに減少=前月比-1.5%の323.57万人で、
◎ イタリア9月の消費者信頼感指数→ 4カ月連続の上昇で、前回から大幅に上昇し、約2年ぶりの高水準で、EUR買いの材料となる=101.1(予想98.5 前月98.4)
◎ ザイベルト独政府報道官=独政府は連立協議にかかわらず、ユーロ圏の金融行政を一体化する銀行同盟の設立を支援
◎ フランス9月の景況感指数→ 予想を下回る=97(予想99)
日本発の材料
◎ 米半導体製造装置メーカー最大手のアプライドマテリアルズが93.9億ドル(約9300億円)で、東京エレクトロンを事実上買収
英国発の材料
◎ BOEの金融行政委員会(FPC)=英住宅市場の回復に勢いが増している 住宅バブルが直ちに起きる危険性はない 安定へのリスクが生じた場合には行動する用意があると警告 → 公式データによると、英国の住宅価格は7月に前年同月比で3.3%上昇し、ロンドンでは約10%上昇
◎ 英9月のCBI小売売上高→ 前回と予想を大幅に上回り、GBP買いが強まる=前月比34(予想24 前回27)
NZ発の材料
◎ NZ8月の貿易収支→ 前回と予想上回り、5年ぶりの赤字額に、NZD売りが強まる=-11.91億NZドル(予想-7億NZドル 前回-7.71億NZドル←-7.74億NZドル)
その他
◎ 国連安保理=シリア決議案で合意
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