2013年9月26日木曜日

9月26日(木曜) 今日の為替相場見通し

9月26日(木曜) 今日の為替相場見通し


***ポイント*****


既に朝方から、配当落ちによる日本株の下落と、予想外に強い巻き戻しに、円相場だけが動き、結局は円全面安へと動いている。

周りを見ると、四半期末の特殊要因による変動が続く可能性が高く、新たなトレンドとなるかは不透明。

要因としては、不透明なFRBの量的緩和の縮小時期、米議会で予算協議が難航し、政府機関閉鎖される可能性など、米国発の要因が多い。


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USDJPYは、引き続き上値が切り下がり、下値が切り上がり、三角持ち合い形成。徐々に、いずれかへブレークする流れへ。それまでは、98.00~99.50のレンジで、中心は98.92円。過去の教訓ではこのようなセンチメント時は、下値トライ失敗→上昇を繰り返し、円安への流れは変わらず。

EURUSDは、ECB関係者は相変わらず、緩和政策を継続するとだけの発言。EURUSD上昇の出発点の1.3330~50を意識しながら、1.34の大台を確りと維持し底堅い。21DaysEMA=1.3391を割り込むと続落の可能性が高くなるが、それまでは、押し目買いで、EUR高相場を期待。

AUDUSDは、豪政府・中銀の豪ドル高けん制への警戒感+金利低下に弱気継続。特に弱い経済指標もなく、徐々に上値が重くなり、AUDクロスもかつての買いの力は見られず、買いにくい通貨の一つになっている。21DaysEMA=0.9284を割り込む続落の可能性が高まるが、それまでは、極端にAUDベアになる必要もない。

GBPUSDは、買い出発点の1.5890近辺と21DaysEMA=1.5859を意識。終値ベースではこの水準を割り込むまでは、買い継続で、終値ベースでは1.6000の大台を維持しておりGBP買いの力が感じられる。

NZDUSDは、買い出発点の0.8140近辺と、21DaysEMA=0.8152、200DaysSMA=0.8178と重要なポイントが重なっている。この水準を意識しながら割り込んだら撤退の買いを継続。

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今後直面するテーマと材料

※ ドイツ連立政権の行方
※ 米景気の伸び率弱まる
※ ECBの新たなLTROの可能性
※ QE3の縮小の次期が不透明、もしかしたら来年に連れ込む可能性も
※ 次期FRB議長にイエレンFRB副議長が有力
※ へシリアが国連決議を順守するか?
※ 日本、消費増税が確実視され、法人税率引き下げなど追加景気対策が未定
※ エジプト情勢の行方
※ イタリア政局の混迷が和らぐ
※ 米連邦債務引き上げ問題(10月1日からの新年度の予算案が成立しておらず、月内に議会が法案を可決しない限り、政府機関の窓口が閉鎖される恐れ、10月半ばにデフォルトの恐れ)
※ 法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(ドイツ総選挙も終わり近く判断すると思われる)
※ ギリシャ第3次支援の有無

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