2015年1月21日水曜日

2015年1月21日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2015年1月21日(水曜)アジア市場の動き


日銀の決定に失望し+日銀展望レポートはコアCPI引き下げ+黒田日銀総裁の記者会見では追加緩和は期待できず、円の買い戻しが拡大、日本株の下落とも連動し、円買いが強まる。


中国株は大幅上昇し、その影響にAUD買いは強く、NZの消費者物価指数は予想を下回り、NZD売りが続く、AUDNZDは上昇へ。


後は、18:30時の英雇用統計とBOE金融政策委員会議事録を待ちながらも、最終的には、21:45時のECB理事会と、22:30時のドラギECB総裁の記者会見を待たなければ、動けず。


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⇒ 日経平均株価は、17,280.48円(-8582-0.49%)と弱い。
⇒ 日銀金融政策決定会合では、マネタリーベースを80兆円に据え置き、サプライズを期待した投機筋は失望へ。
⇒ 日銀展望レポートの10月公表の中間評価では、2015年コアCPI前年比見通しを1.7%→1.0%に下方修正。
⇒ 黒田日銀総裁の記者会見では、「当座預金の超過準備の付利の引き下げについて議論はまったくなかった。
⇒ 上海総合は4.74%上昇、AUD買いへと反応。
⇒ NZのCPIは予想外に弱く、NZD売りへと反応、AUDNZDは上昇へ。


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【日銀金融政策決定会合】
◎金融機関の貸出支援制度を1年延長、総枠も拡大。
◎貸付金利や当座預金の超過準備に付利していた金利の引き下げは見送る。
◎成長基盤強化は本則の総枠を7兆→10兆円に拡大。
◎対象金融機関ごとの上限も1兆→2兆円に引き上げる
◎貸出増加支援は、金融機関が貸し出しを増加させた額の2倍まで日銀から資金供給を受けられる仕組みは維持


【日銀展望レポートの10月公表の中間評価】
◎2015年コアCPI前年比見通しを1.7%→1.0%に下方修正。


【黒田日銀総裁の記者会見】
◎当座預金の超過準備に適用している付利の引き下げについて議論はまったくなかった。
◎一次産品の上下にかかわらず2%物価目標は達成すべき。若干前後にはみ出る余地はある。黒田日銀総裁 2%達成が難しくなる状況になれば躊躇なく調整。
◎賃上げの状況を十分注視している。
◎今のところインフレ期待は長期的に上昇しているという判断を変える必要ない
◎原油先物市場を参照して、バレル55~70ドルに上昇する前提で物価見通し作成。

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