2015年1月21日水曜日

2015年1月21日(水曜) 昨日20日、海外市場の動き

2015年1月21日(水曜) 昨日20日、海外市場の動き

ドル高! 原油安。

JPY安+EUR安+NZD安+CAD安。GBP高、AUD変らず。
米金利下落、米株小幅下落、欧州株上昇、DXY上昇、VIX下落。
原油(WTI)再び大幅下落、金価格上昇。

原油価格(WTI)は46ドル台へと下落、円高に動くかと思えば、逆に円安へ。ドル全面高の動きに連動したのか、今回はリスクオフ=円買いへと動かず。

市場参加者は、22日のECB理事会で追加緩和を期待し、ギリシャ総選挙で急進左派連合の支持率上昇を意識しながら、事前にEUR買いを維持することはできず、EUR売りを続けざるを得ず。

前日のデンマークの利下げに続き、トルコ中銀の金利を引き下げたが政治家は、6月に議会選挙を控え小幅な利下げに不満を表明、再利下げの芽は消えず。

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USDJPYは早朝から円売りへと変化、118円の大台を維持しながら、119円が手に届く水準まで上昇。「リスクオフ=円買い」の動きが嘘のように、円売りが続く。

「イスラム国=邦人を人質に」との報道による影響を気にしながらも、為替への直接的な影響は不明。円売りが主流ではなくドル高が要因。GBPJPYは上昇、CADJPYは下落が目立ち、やはり原油価格の動きに反応していることも事実で、それ以上に、USDJPYで円売りが強かったと理解したい。

GBPUSDはドル高中で唯一上昇。EURGBPの売りなどクロスでGBP買いの影響なのか? 25億ポンドのM&Aによる影響なのか? 21日の英雇用統計の改善を期待しているのか? ドル高の相場の中で強さが目立つ。

AUDUSDもドルに対して健闘。中国の経済指標(小売売上高・鉱工業生産・GDP)と予想を上回りアジア・欧州市場でAUD買いが続いていたが、0.82台を維持できず下落するも、前日終値とほぼ同水準を維持。

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◎イスラム国=邦人を人質に。
◎トルコ中銀=政策金利8.25%→7.75%に引き下げを決定。
◎クルトゥルムシュ・トルコ副首相=今回の利下げは経済にとって効果がない。翌日物貸出金利や翌日物借入金利は、将来下げられるべき。
◎ポンドはM&Aで強い=長江実業による英鉄道車両リースのエバーショルトを25億ポンドで買収合意
◎ハルドゥベリス・ギリシャ財務相=量的緩和策だけでは、ギリシャの流動性問題を解決に不十分。
◎ダイセルブルーム・ユーログループ議長=ギリシャは持続可能な債務に向け進んでいる。
◎サマーズ元米財務長官=ECBの量的緩和は歓迎、何も行動しないよりは良いが、成長押し上げ効果には限界があり、財政刺激策が必要。
◎サマーズ元米財務長官=貯蓄は常に良く、借り入れはまずいとの固定観念を克服する必要がある。
◎サマーズ元米財務長官=欧州経済は成長しておらず、デフレの瀬戸際で、欧州全体の将来を見据えた立場を取るべきだとドイツに求めることは、行き過ぎた要求。
◎バンカメメリル調査(20日の月例調査)=ECBのQE観測に、現金から株式保有の傾向が強まる。原油価格の下落、一段の緩和策の実施観測に、世界経済の成長と投資家信頼感が押し上げられている。

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