2015年1月20日(火曜)アジア為替市場の動き
早朝から円売りが強まり、午前7時はUSDJPYは117.50台で終えていたが、118.30円台へ上昇、日経平均株価は1.8%超上昇。
今日のアジア市場で注目された、中国第4四半期GDPは、前年比7.3%と予想の7.2%を上回り前回と同じになった。2014年GDPは前年比7.4%(2013年7.7%)で、政府目標の7.5%に届かず、24年ぶりの低水準となった。
為替市場は、直前により弱い数字が意識され、予想を上回ったことで好感し、直後は豪ドル買いがつよまったが、長続きせず豪ドル売りへと変化。
IMF=2015年、2016年の世界成長見通しを下方修正。米国は3.1%→3.6%へ引き上げ、中国は7.1%→6.8%、大半の国は下方修正へ。2015年3.8%→3.5%、2016年4.0%→3.7%。原油安のプラス要因に対しえ、危機時の遺産や潜在的な成長の低下などの、マイナス面が多い。
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【今日のトルコ中銀の政策金利を注目】
スイス中銀がEURCHF1.20でのスイス防衛を放棄し、政策金利を-0.75%~+0.25%→-1.25%~-0.25%にさらに低下させたのは先週のこと。
デンマーク中銀は昨日、政策金利を0.15%引き下げ、-0.05%→-0.20%に引き上げを決定。
共に、22日にECBがQEを決定した場合の対応ではと思われている。そのさなか、今日の午後9時にはトルコ中銀の政策金利が発表される。
現行の政策金利は8.25%で、他に類を見ない高金利で、市場の予想は金利据え置きが主流である。
しかし、エルドアン・トルコ大統領は、6月に議会選挙を控え、中銀の政策運営を批判し、中銀に利下げ圧力をかけ続けており、思わぬ展開にならないとも限らない情勢になっている。
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