2015年1月21日(水曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き
独産業連盟会長いわく「市場はECBのQE決定を織り込んでおり、見送れば失望を招きリスクは大きい」まさにその通りと思っている方は多いのでは?
その中で、EURUSDは1.16台半ば近くまで値を戻し上昇が続く。GBPUSDはBOE議事録の発表を受けた、GBP売りへと変化。とりあえずは利食い千人力。
欧州市場に入っても、弱い欧州株に円買いが続き、USDJPYは117.30円を割り込む。
EURUSDは1.16台を回復し上昇が続く。GBPUSDはBOE議事録の発表を受けた、GBP売りへと変化。
英雇用統計と、BOE金融政策委員会議事録(MPC議事録)は同時刻に発表された。雇用統計は予想外に改善し強かったが、MPC議事録は予想外の内容に、来年早々の利上げ観測は消え、ポンド売りが強まった。
BOE金融政策委員会議事録
◎全員一致で政策金利の据え置きを決定、現在の低インフレが長期化する下振れリスクを警戒。
◎金利据え置きを9対ゼロ(予想7対2)と全員一致で決定。8月以降利上げを主張していたウィール委員とマカファーティー委員は、今の段階で利上げすれば目標水準を下回っているインフレが長期化する可能性があるとして、主張を取り下げた。
◎低インフレが長期に続くリスクがあり、現状で利上げをすれば、このリスクが高まると結論付け、来年早々の利上げ観測は消える。
◎低インフレ率がマイナスになる可能性で、今年上期のある時点でこれが起こる可能性は「ほぼ半々」
ロシア中銀=1月30日の金融政策会合にむけ、インフレ抑制を最優先にさせる。インフレやインフレ期待が低下する安定的なトレンドが見えれば、利下げする用意がある。
独産業連盟(BDI)会長
◎2015年の経済成長率が1.5%に達するとの見通しで、さまざまな混乱や不確実性があるにもかかわらず、2015年初頭の独経済は良い状態にある。高水準の雇用、原油安、堅調な米経済。
◎市場はECBのQE決定を織り込んでおり、見送れば失望を招きリスクは大きい。
UBS会長=ユーロ圏のインフレ率の目標は数年間達成できず。
ダボス世界経済フォーラム
◎レンツィ・イタリア首相=財政緊縮策から成長促進に軸足を移すよう再度求めた。
◎レンツィ・イタリア首相=欧州委の初期の行動や今後数日のECBの討議によって、欧州が経済の新たな方向性についてメッセージを発することにつながる可能性がある
0 件のコメント:
コメントを投稿