3月29日(土曜)昨日、海外市場の動き
***** 昨日のポイント *****
週末金曜日の為替市場は、連日上昇が続いた、豪ドル、NZドル、カナダドルは、中国の追加刺激策の期待感にアジア市場でピークを付けてからは売りへと変化。ユーロ売は今日も続いたが1.3700を死守し、ショートカバーに買い戻しへと変化。ポンドは買いの流れが続き前日の高値を再トライし、円は全面安へ。
日本の失業率は予想外に改善、全国消費者物価指数は予想通りながら1月を上回り動けず、円売りの引き金は米株の上昇に、102.50円超えのストップ狙い、米金利の上昇に一時103円近くまで上昇、クロスでも円売りが目立つ。
スペイン消費者物価指数が予想外に弱く、独州政府の消費者物価も伸び悩み、ユーロは一時全面安へと変化。EURUSDは一時1.3700台まで下落するも、ユーロ圏の景況感指数・企業景況感・業況判断指数・消費者信頼感は強く、実需筋の買いに下げ止まり値を戻す。注目の独消費者物価指数は4年ぶりの低水準となったが、利食い先行で逆に1.3770台まで買い戻されるも、4月3日のECB理事会の追加緩和の期待感に、EURの買い戻しも続かず。
英GDPは予想通りの結果に動きは鈍く、経常収支の赤字額の拡大にもポンド売りは限定的で、1.66台を維持し1.6600~50のレンジが続く。
米国の個人所得・個人消費支出は予想通りの結果となり、ミシガン大学消費者信頼感指数は、速報値を上回るが予想を下回るも、米株は前日比プラス圏を維持し、米金利は上昇へ。
***** 発言・その他 *****
◎李克強中国首相=経済を支援するために対象を絞った、適切な措置を段階的に実施する。
◎エバンズ・シカゴ連銀総裁=2015年後半までに事実上のゼロ金利政策を維持する必要がある。利上げは2016年初頭まで見送るべきで段階tきな利上げにとどめるべき。インフレ率が2.0%に達した時点で、金融政策を正常化するようになる。
◎ロシア外務相=クリミア編入を無効とした、国連総会決議を非難
◎ゴールドマンサックス=米第1四半期GDP予想を1.6%→1.5%に引き下げた。
◎OECD=今年の先進国の公的債務は、第2次世界大戦終了時のGDP比116%を上回り、GDP比117%に達する見込み。
◎ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=インフレ率は2.0%に向かい、量的緩和の縮小を支持。消費者信用は拡大し、景気の先行きはポジティブで、今年のGDPは2.5%を予想。
***** 結果、主な経済指標・その他 *****
8:30 JPY 2月 失業率=3.6%(予想3.7% 前回3.7%)、有効求人倍率=1.05(予想1.05 前回1.04)→ 予想より改善へ
8:30 JPY 2月 全国消費者物価指数=前年比1.5%(予想1.5% 前回1.4%)、除生鮮前年比予想=1.4%(1.3% 前回1.3%)、除く食品・エネルギー前年比0.8%(予想0.8% 前回0.7%)→ 前年比は予想を上回るが、円相場は動けず
8:30 JPY 3月 東京都消費者物価指数=前年比1.3%(予想1.2% 前回1.1%)、除く生鮮前年比=1.0%(予想0.9% 前回0.9%)、除く食品・エネルギー前年比0.4%(予想0.5% 前回0.5%)→ 前年比は予想を上回るが、コアコアは予想を下回る
9:05 GBP 3月 GfK消費者信頼感=-5(予想-6 前回-7)→ マイナス幅が縮小へ
16:00 GER 2月 輸入物価指数=前月比-0.1%(予想0.2% 前回-0.1%)、前年比-2.7%(予想-2.4% 前回-2.3%)→ 予想外のマイナスとなる
17:00 EUR 2月 スペイン 消費者物価指数・速報値=前年比-0.2%(2月0.1%)、EU基準前年比-0.2%(2月0.1%)→ 予想と前回を大幅に下回り、約4年半ぶりの大幅低下に、EUR売りが強まる
18:30 GBP 第4四半期・GDP確報値=前期比0.7%(予想0.7% 前回0.7%)、前年比2.7%(予想2.7% 前回2.7%)、2013年通年GDP1.7%(前回1.8%)→ 予想通り
18:30 GBP 第4四半期 経常収支=-224億ポンド(予想-140億ポンド 前回-228←-207億ポンド)→ 予想を大幅に上回る赤字額
19:00 EUR 3月 景況感指数=102.4(予想101.3 前回101.2)、企業景況感=-3.3(予想-3.4 前回-3.4)、サービス業景況感=4.2(予想3.5 前回3.2)、業況判断指数=0.39(予想0.40 前回0.36←0.37)、消費者信頼感・確報値=-9.3%(予想-9.3 速報値-9.3)→ 景況感指数は予想を上回り、企業景況感は下回る
21:30 USD 2月 個人所得=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.3%)、個人消費支出=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.2←0.4%)、PCE価格指数=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比0.9%(予想 前回1.2%)、コアPCE価格指数=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比1.1%(予想1.1% 前回1.1%)→ 予想と変わらず
22:00 GER 3月 消費者物価指数・速報値=前月比0.3%(予想0.4% 前回0.5%)、前年比1.0%(予想1.1% 前回1.2%)、EU基準 前月比0.3%(予想=0.4% 前回0.5%)、EU基準 前年比0.9%(予想1.0% 前回1.0%)→ 予想と前回よりも弱く、4年ぶりの低水準
22:55 USD 3月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=80.0(予想80.5 速報値79.9)、景況感現況指数=95.7(予想 前回96.1)、消費者期待指数=70.0(予想 前回69.4)→ 予想を若干下回るが前回を若干上回る
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