2014年3月27日木曜日

3月27日(木曜)昨日、海外市場の動き、ドル全面安、除くユーロ。

3月27日(木曜)昨日、海外市場の動き、ドル全面安、除くユーロ。


***** 昨日のポイント *****

一日を通じて、ユーロ安、豪ドルとNZドルは高値圏を維持。米国市場に入り、ポンド高、円高、カナダドル高へ。

ユーロ売りは止まず全面安。度重なるユーロ高警戒発言と追加緩和の可能性にEURUSDは1.40を試すどころか逆に、1.3800を割り込み重要なポイントの1.3750を試す動きへ→ ドル全面安の中でも弱く、4月3日のECB理事会の結果を見るまでは積極的な買いも考えにくいが、期末のEUR買いの特殊要因に続落の可能性も低い。

豪ドルは、インフレが落ち着き、貿易黒字が拡大し、豪ドル高警戒発言もトーンを弱め、スティーブンス豪中銀総裁の「インフレ見通しは中期的な目標と合致」と発言、ウクライナの緊張緩和に、AUDUSDは200日移動平均線をついに超え新たな領域の0.92台へ上昇、一時0.9244まで上昇し強い米耐久財受注でようやく上げ止まる→ 豪ドル高のけん制発言がどこの水準で飛び出すのか? インフレ指標を注視。NZドルは、継続的な追加利上げ観測に、NZDUSDは3月18日の高値0.8639を目指す動きへ。

ポンドは、ウィールBOE政策委員の「景気が回復すれば、政策金利を0.5%に据え置くことはできない」との発言に、21日指数移動平均線の1.6586を上回り上昇→ テクニカルでは買いの流れが強まる。

円高、カナダドル高へ。米耐久財受注は予想を上回るが、コア資本財(航空機を除く非国防資本財)は逆に弱く、低金利は低下し、ドル売りへと変化。ロンドンフィキシングの実需ベースの売買に、円とカナダドルの買い戻しへと変化。


***** 発言・その他 *****

◎スティーブンス豪中銀総裁=現行の金融政策を維持する期間がさらに続く可能性がある。為替相場の動きが先行き不透明感を招く大きな原因。深刻なインフレ上昇のリスクはみられない。インフレ見通しは中期的な目標と合致→ AUDUD買いが強まる
◎スティーブンス豪中銀総裁=質疑応答で、「交易条件の悪化を考えれば、豪ドルは下落する」→ AUDUSDの上昇は止まらず。
◎豪中銀の金融安定性報告=低金利環境は住宅市場での投機活動を促す可能性がある。各行がリスク志向を過度に高めたり、融資基準を緩めたりしないことが金融の安定性にとって重要。
◎スペイン中銀=今年のGDPは内需と輸出が寄与し、1.2%に回復する見通し。
◎ウィールBOE政策委員=賃金の伸びが回復し、景気が回復すれば、政策金利を0.5%に据え置くことはできない。
◎ブラード・セントルイス連銀総裁=米失業率は今年末に6.0%を下回る。緩和縮小ペース変更は経済激変の場合に限定。米経済は1~2月は弱いが、非常に良い年になる見込み。政策金利は2016年に正常な水準に。FOMCは債券購入を特定の月に終了する確約はしていない。
◎プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(25日)=投資家の利上げ期待で、FOMCお経済予測を誤って解釈しており、予測は政策委員個人の見方を反映している。FOMCの長期GDP予測の下方修正は、米経済の構造変化を反映。利上げの決定条件を明確に伝達すべき。
◎オバマ米大統領=ロシアの侵略に対する対応は国際的な秩序が試されている。 ロシアの行動は激しく弾圧されなければならない。
◎プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=米経済は非常に堅調で暫く継続。利上げの時期は経済次第。失業率は年末までに6.0%に低下を予想。

***** 結果、主な経済指標・その他 *****

GER 16:00 GER 4月 GfK消費者信頼感調査=85(予想8.5 前回8.5)→ 予想通りで動けず
USD 21:30 USD 2月 耐久財受注=前月比2.2%(予想0.7% 前回-1.3←-1.0%)、除く輸送機器前月比0.2%(予想0.3% 前回0.9←1.1%)、除く非国防・航空機器前月比-1.3%(予想0.5% 前回0.8←1.7%)→ 予想を上回るがコア資本財(除く非国防・航空機器)が弱くドル買いは限定的で、後にドル売りへ。
USD 21:45 USD 3月 総合PMI・速報値=55.8(前回54.1)、サービス業PMI・速報値55.5(予想54.0  前回53.3)→ 予想と前回を上回る


***** 今日の予定、主な経済指標・その他 *****

6:45 NZD 2月 貿易収支=予想6億NZドル 前回3.06億NZドル、輸出=予想44.4億NZドル 前回40.8億NZドル、輸入=予想37.5億NZドル 前回37.7億NZドル
9:00 AUD 2月 HIA 新築住宅販売件数=前月比予想 前回0.5%
18:30 GBP 2月 小売売上高=前月比予想0.3% 前回-1.5%、前年比予想2.9% 前回4.8%
18:30 GBP BOE 金融行政委員会声明発表
21:30 USD 第4四半期GDP・確報値=前期比年率予想2.7% 前回2.4%、PCE価格指数=前期比予想 前回1.0%、コアPCE価格指数=予想1.3% 前回1.3%、個人消費支出=前期比予想2.6% 前回2.6%、GDP価格指数=前期比予想1.6% 前回1.6%
21:30 USD 新規失業保険申請件数=予想32.4万件  前回32.0万件
23:30 USD 2月 中古住宅販売保留=前月比予想0.2% 前回0.1%、前年比予想-8.5% 前回-9.1%

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