12月27日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動きと、今後の見通し
*** ポイント ***
クリスマス休暇明けの英国・欧州市場は、GBP+EUR買い=ドル売りからスタート。リパトリやオプション絡みの動きに、EURUSD1.38台+GBPUSD1.65台へ。そして、AUDUSDも0.8920台へ。
日本株はマイナス圏から引けにかけてプラス圏へ上昇し、高値を更新。中国株や香港ハンセン株は堅調に推移。米10年債利回りは3.0%台へ上昇、2年債も0.40%台へ上昇。
円続落で5年2カ月ぶりの安値へ。USDJPYはついに仲値にかけて105円台を示現するも、その後は軟調に推移。しかし、円クロスでは円安が止まらず。EURJPYは直近の高値を更新し144.70円台へ、GBPJPYは172.80台へ上昇。
*** 今後の見通し ***
USDJPY、円安の達成感も少なく、円ショートポジションも比較的軽く、日本株は上昇を続け、上昇トレンド変わらず。安倍首相は靖国へ参拝、これも円売りの材料に使われやすい。ダウンサイドのリスクは104.10~20円、短期ターゲットは105.00~25円狙いで、105円のオプション・利食いの売りをこなして、106円のオプションバリアを試し、中期的には107円台。
EURUSD、上昇トレンド変わらず。1.3750を上抜けし上昇再開へと動き1.38台を8度目のトライ、EURJPYも高値を更新し、クリスマス休暇明けの最初の動きだけ、新鮮さを感じる。オプションカット+ロンドンフィキシングの動きが楽しみ。
GBPUSD、上昇トレンド変わらず。1.6450を上抜け1.6500のオプションバリアを試し、上昇を継続中。
AUDUSD、下降トレンド変わらず。クリスマス休暇明けの最初の動きは、AUDの買い戻し。0.8800割れの再トライでブレークできるか確かめ、ボトムアウトの可否を決定してから、次の方向性を再検討したい。0.9050を上抜けするまでは弱気ムード変わらず。しかし、センチメントはAUD下げ過ぎ感が強く、引き続き手を出したくない通貨ペア。
*** 発言・その他 ***
人民元は対ドルで最高値を更新。
トルコリラ続落、USDTRYは最高値更新。
*** 経済指標の結果 ***
8:30 JPY 11月 全国消費者物価指数=前年比1.5%(予想1.5% 前回1.1%)、除く生鮮前年比1.2%(予想1.1% 前回0.9%)、除く生鮮・エネルギー前年比0.6%(予想0.5% 前回0.3%)→ 予想を上回る伸び率
8:30 JPY 12月 東京都消費者物価指数=前年比0.9%(予想0.9% 前回0.9%)、除く生鮮前年比0.7%(予想0.7% 前回0.6%)、除く生鮮・エネルギー前年比0.3%(予想0.3% 前回0.2%)→ 予想・前回と変わらず
8:30 JPY 11月 失業率=4.0%(予想3.9% 前回4.0%)、有効十人倍率=1.0(予想0.99 前回0.98)
8:50 JPY 11月 鉱工業生産・速報=前月比0.1%(予想0.4% 前回1.0%)、前年比5.0%(予想5.4% 前回5.4%)→ 予想・前回を下回る
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