2015年9月10日(木曜)昨日9日、海外市場の動き
米株は上昇から一変し下落へ、米金利は上昇幅を縮小し前日と変わらず、原油価格は続落。注目のJOLT労働調査(求人件数)は過去最高で雇用の改善を確認、9月17日の米利上げの目は消えず。ダボス世界経済フォーラムからは中国政府は金融システムへの主要リスクの回避を強調。
中国は景気の下支え策を表明し中国株は底堅い。ブラックロックのフィンクCEOが8月に中国政府の招待を受け中国を訪れ、当局にに株価操作の変動の対処法で助言をしていたことをCNBCが報道。
アップルが新商品を発表するなかで、米株は下落。米金利も上昇を維持できず、結局は全体的に振り出しへ逆戻りの印象が強い。ただ、原油価格の続落だけが目立った。
為替市場の動きはやや複雑。基本は各通貨共に行き過ぎたながれの調整で、JPY+AUD+CADの弱さが目立つ。
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USDJPYは米株の低下に121円台を維持できず、欧州市場の上昇前の水準となる120.50近くまで下落。
EURUSDは1.1200台を回復、相変わらず1.10の底値は堅い。
GBPUSDは弱い経済指標が続き売りへと変化、1.5350~1.5400のレンジで上下し上値も重い。
AUDUSDは豪消費者信頼感が弱すぎ、緩やかに1.7010まで下落。
NZDUSDは今日の中銀金融政策を前にショートカバーが続き0.6420台へ上昇。USDCADは下落から1.3250近くへ値を戻す。
USDCADは強い住宅関連の指標が続き、中銀は予想通り政策金利を据え置き、一部ハト派期待が裏切られ一時CAD買いが強まり1.3150台へ下落するも、原油価格は弱くけっきょくは1.3250へ逆戻り。
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カナダ中銀=政策金利0.5%の据え置きを予想通り決定。過去2度の利下げが経済を引き続き支援。
カナダ中銀=国内資源部門について、原油など商品価格の下落に伴う調整が続き、相当の時間がかかる。カナダドル安が、商品価格下落の影響を一部吸収。金融安定へのリスクは想定通り推移。
カナダ中銀=現在の金融政策スタンスが適切となる範囲内に、インフレ見通しへのリスクがとどまり続けていると判断。7月に示した経済成長動向は引き続き変わず。コアインフレ率が目標の2%近辺で推移し、需給の緩みに伴うディスインフレ圧力が、過去の自国通貨安などの一時的効果で相殺。
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