先週は中国株をはじめ、世界的に株価は持ち直し上昇。強い米耐久財受注とGDP改定値に後押しされ、米2年債利回りは上昇し、原油価格も下げから上昇に転じ、気が付いたらドル高の一週間となった。
為替市場は大混乱の余波が続く中で、今週は重要な経済指標の発表が多い。
今週のメインイベントは、9/4(金) 米雇用統計と、9/3(木) ECB理事会・ドラギECB総裁記者会見で、為替市場全体に与える影響は大きい。
米雇用統計が予想外に強い結果となれば、9月か新たに10月の利上げの可能性がやや高まることが予想される。逆に、期待にとどかなければ、今後の米経済指標と世界的な金融市場の動向を見極める必要があり、共に、為替相場への反応は限定的と考えたい。
一方、ECB理事会+ドラギECB総裁発言では、ギリシャ問題の影は薄れ、テーマとなりにくい状態だが、最近の金融市場の混乱からユーロ圏の景気見通しをどう考えているのか? 注目している。
次に個別の通貨変動としては、9/1(火)豪中銀金融政策(AUDUSD+AUDJPY)、カナダ7月GDP(USDCAD+CADJPY)、9/2(水)豪第2四半期GDP(AUDUSD+AUDJPY)、 9/4(金)カナダ雇用統計(USDCAD+CADJPY)。これらは直後の相場変動は高く注意が必要。
それと、中国発の材料を忘れてはならない。9/1(火)製造業PMIと非製造業PMI、財政財・新製造業PMI、9/3(木)財政財新・非製造業PMIも、中国株への影響と、AUD相場の変動と合わせ注意したい。
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8/31(月) 英国市場・サマーバンクホリデーで休日
15:00 GER 小売売上高
18:00 EUR 消費者物価指数・速報値
22:45 USD シカゴ購買部協会景気指数
9/1(火)
10:00 CHN 製造業PMI、非製造業PMI
13:30 AUD 豪中銀金融政策を発表
16:55 GER 雇用統計
16:55 GER 製造業PMI・確報値
17:00 EUR 製造業PMI・確報値
17:30 GBP 製造業PMI
18:00 EUR 失業率
21:30 CAD 月次GDP
22:45 USD 製造業PMI
23:00 USD ISM製造業景況指数
23:00 USD 建設支出
9/2(水)
10:30 AUD 第2四半期GDP
21:15 USD ADP雇用統
21:30 USD 第2四半期非農業部門労働生産性・単位労働コスト
23:00 USD 製造業受注指数
3:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
9/3(木) 香港・上海市場は休場
10:30 AUD 貿易収支
10:30 AUD 小売売上高
10:45 CNY 財政財新(Caixin)非製造業PMI
16:30 スウェーデン中銀 金融政策発表
16:55 GER 総合PMI・サービス業PMI・確報値
17:00 EUR 総合PMI・サービス業PMI・確報値
17:30 GBP サービス業PMI
18:00 EUR 小売売上高
20:45 EUR ECB金融政策発表
21:30 EUR ドラギECB総裁記者会見
21:30 CAD 貿易収支
21:30 USD 貿易収支
21:30 USD 新規失業保険申請件数
23:00 USD ISM非製造業景況指数
9/4(金) G20(アンカラ) 9月4日~5日 香港・上海市場は休場
15:00 GER 製造業受注0.4% 前回7.2%
21:30 CAD 雇用統計
21:30 USD 雇用統計
23:00 CAD Ivey購買部協会指数
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