米株は上昇、米10年債利回りは低下し、原油価格(WTI)は低下。
為替相場は、GBP安が目立ち、NZD+CADは逆に強く、EUR+JPY+AUDは上下するも方向感定まらず。
弱すぎるNY連銀製造業景気指数に、米金利は低下し、ドル買いからドル売りへと変化。NAHB住宅市場指数が強かったがドル売りは止まらず。
9月のFOMC利上げ観測は引き続き強いが、市場は完全に織り込み済みで、これを材料としたドル買いも、難しそうである。
また、中国経済の減速や株安の影響と、原油価格の低下に、インフレ懸念は見られず。為替相場は債権と株の影響を受けながらも共に、不透明ではっきりとせず。
このような不透明な動きがしばらく続きそう。
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USDJPYは、注目の第2四半期GDPは前期比-0.4%(予想-0.5%)と、マイナス成長となるも、予想を上回り円売りも限定的で、124.50台を超えられず。124.20~124.55円の狭いレンジ。
EURUSDは、1.1060~1.1120のレンジで1.10台を維持底値い。ギリシャ第3次支援の確定にも、EURUSDは利食い売りで上値は重く、ユーロ圏貿易収支も強く注目はギリシャ選挙へ。
GBPUSDは、1.5680台を高値に、弱いNY連銀製造業景気指数を受けたドル売りの流れにも乗れず、1.5580まで続落。弱さが目立つ。フォーブスBOE委員は「英経済は底堅いが世界的に物価は下押し圧力が強く、BOEの利上げ時期の判断を難しくしている」と発言。
AUDUSDは、0.7340台へ値を下げ、弱いNY連銀製造業景気指数に0.7380台へ上昇、前日終値0.7374と変わらず。
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USD 8月 NY連銀製造業景気指数=-14.92(予想5.0 前回3.86)→ 209年4月以来の低水準で、予想外に悪い数字にドル売りが強まる
USD 8月 NAHB住宅市場指数=61(予想61 前回60)→ 予想を上回り2005年以来の高水準
USD 6月 対米証券投資=ネット長期TICフロー=1031億ドル(予想230億ドル 前回930億ドル)、ネットTICフロー=-1103億ドル(予想 前回1150→1096億ドル)
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独連銀月報=国内での実質所得の大幅な拡大、ユーロ圏の回復、ユーロ安、主要貿易相手の米英の成長加速からドイツ経済が恩恵を享受。国内外の需要をけん引役に、比較的強い成長が見込まれる。ギリシャについても、支援や観光収入などにより経済が緩やかに回復。
独連銀月報=中国の見通しは当初の予想より悪化。より深刻な景気減速リスクが依然高い。人民銀行が元下落を容認することを決定したことは、不確実性の証拠とみなすことができる。
ディセルブルム・ユーロ圏財務相会合議長=ギリシャの銀行が救済を受けた場合に優先債保有者が損失の負担分担を迫られることを示唆。
フォーブスBOE政策委員=英経済は底堅いが世界的に物価は下押し圧力が強く、BOEの利上げ時期の判断を難しくしている。
フォーブスBOE政策委員=英経済は力強く賃金も改善し、利上げを待ち過ぎると経済回復を損なう。
フォーブスBOE政策委員=ポンド高や原油安、中国による人民元切り下げが世界的に物価上昇圧力を弱める可能性。
フォーブスBOE政策委員=利上げの詳細な時期は事前に予測することができないとするカーニー中銀総裁の意見を繰り返した。
NY連銀ブログ=ビッド・アスク・スプレッドは、2008年の世界信用危機時、3.5bp近くにまで拡大したが、その後縮小し記録的水準の約1.5bpで推移。
NY連銀ブログ=一方で、買い注文と売り注文の量を捉える、市場の厚みなどの指標は、このところの流動性低下を示唆。
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