2015年8月15日(土曜) 昨日14日 海外市場の動き
夏休みシーズン真っ盛りの週末の金曜日。中国は人民元安に歯止めをかけUSDCNYの中心レートを引き上げた影響に、独10年債利回りは上昇し、ユーロ売りへ。米株は上昇+米10年債利回りは小幅昇+原油価格(WTI)は下落。
為替市場は、大きな動きはなく、動きは複雑。
米経済指標で相場が動くも、通貨間で異なり、ロンドンフィキシングで動きの変化が目立った。一日を通じては動きは鈍く狭い動き。
弱いNZ小売売上高の影響にNZDUSDの下落が目立ち、USDJPY+USDCHFは小幅下落、USDCADは上昇、EURUSDは下落、GBPUSD+AUDUSDは上昇。
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ユーロ圏財務相会合はギリシャ第3次救済プログラムを承認。ユーロ圏GDPは前期比0.3%(予想0.4% 前期0.3%)と、ドイツ・フランスが予想を下回り低下するも、ユーロ売りの反応は鈍い。
米生産者物価指数と米鉱工業生産は予想を上回りドル買いへ。米設備稼働率は予想と変わらず、ミシガン大学消費者信頼感指数は予想を下回り、ドル売りへと変化。
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ギリシャ議会=第3次救済支援パッケージとなる、財政改革法案を賛成222票(定員300議席)で可決、デフォルト回避の可能性がより高まる。野党が支持に回り過半数を維持するも、与党の急進左派連合(SYRIZA)は約3/1の43議員が反対か棄権へ。
チプラス首相=8月20日のECBへの債務返済後に信任投票を実施へ。
中国人民銀行=USDCNYの中心レートを、11日の大幅切り下げ後で初となる、前日比0.05%引き上げた。USDCNYは一週間の下落率は2.9%で過去最大。
ブルームバーグ調査(8月7~12日)=中国の人民元大幅切り下げでも、77%が9月のFOMCで利上げを予測。8%は10月の利上げを予測、11%は12月の利上げを予測。FOMC後の記者会見予定は9月と12月。
ユーロ圏第2四半期GDP・速報値は、前期比0.3%(予想0.4% 第1四半期0.4%)と、ドイツ(0.4%・予想0.5%)・フランス(0.0%・予想0.2%)が予想を下回り低下へ。
ユーロ圏消費者物価指数・改定値=前月比-0.6%(予想-0.6% 前回0.0%)、前年比0.2%(予想0.2% 前回0.2%)、コア前月比-0.7%(予想-0.7%)、コア前年比1.0%(予想1.0% 前回1.0%)→ 予想と変わらず
デイセルブルム・ユーロ圏財務相会合議長=ギリシャ議会が財政改革法案を可決したことを受け、仮に実際に何も実施されないようなら、プログラムは極めて速やかに再び中断すると発言。額が相当かさむ恐れのある銀行資本注入や、民営化基金、多くの国にとって重要なIMFの関与に対し、多少の懸念がある。10月までに決まらない見通しを示す
ユーロ圏財務相会合=860億ユーロ(約11.9兆円)の第3次ギリシャ救済プログラムを承認。第1次・第2次ではすでに計2400億ユーロを救済している。
中国人民銀行と商業銀行の7月外貨取引=389億ドル相当の人民元売り越しで過去最大規模。
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7:45 NZD 第2四半期 小売売上高=前期比0.1%(予想0.5% 前回2.7%)、除自動車前期比=0.1%(予想 前回2.9%)→ 予想を下回りが強まる
14:30 FRN 第2四半期 GDP・速報値=前期比0.0%(予想0.2% 前回0.6%)、前年比1.0%(予想1.1% 前回0.8%)→ 予想を下回りEURは小幅下落へ
15:00 GER 第2四半期 GDP・速報値=前期比0.4%(予想0.5% 前回0.3%)、前年比1.6%(予想1.5% 前回1.0%)→ 前期比前期より拡大するも、予想を下回るもユーロ売りは限定的
18:00 EUR 第2四半期 GDP・速報値=前期比0.3%(予想0.4% 前回0.4%)、前年比1.2%(予想1.3% 前回1.0%)→ 前期比は前回と予想を下回り、前年比は前回を上回るも予想より低いが、EURは底堅く推移
18:00 EUR 7月 消費者物価指数・改定値=前月比-0.6%(予想-0.6% 前回0.0%)、前年比0.2%(予想0.2% 前回0.2%)、コア前月比-0.7%(予想-0.7%)、コア前年比1.0%(予想1.0% 前回1.0%)→ 予想と変わらず
21:30 USD 7月 生産者物価指数=前月比0.2%(予想0.1% 前回0.4%)、前年比-0.8%(予想-0.9% 前回-0.7%)、コア前月比0.3%(予想0.1% 前回0.3%)、コア前年比0.6%(予想0.5% 前回0.8%)→ 予想を上回り、ドル買いが強まる
22:15 USD 7月 鉱工業生産=前月比0.6%(予想0.3% 前回0.3%)、設備稼働率=78.0%(予想78.0% 前回78.4%)→ 鉱工業生産は予想を上回りドル買いが続く
23:00 USD 8月 ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値=92.9(予想93.4 前回93.1)→ 予想を下回りドル売りが強まる
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