米雇用コスト指数が弱く、統計開始以来となる33年ぶりの低水準で、ドル全面安へと変化。
米債券利回りは大幅に低下。米ダウ平均は一時値を戻すも、終盤にかけては続落。WTIも一時48ドルを割り込に下落。
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雇用コスト指数は弱く、第2四半期に米賃金・給与の伸が弱く(前期比0.2%(予想0.6% 前回0.7%、33年ぶり最低の伸び率)、FRBの利上げ観測への不透明感が意識され、ドルは全面安へと変化。
しかし、米シカゴ購買部協会指数は強く、ミシガン大学消費者信頼感指数は、予想を下回るも、現況指数は強く、5年先のインフレ期待も上昇、年内の利上げ観測は変わらず、ブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派発言に、ドル売りも弱まり買い戻しも見られた。
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USDJPYは、弱い米雇用コスト指数に124.30円台→123.50円台まで急落、強いシカゴ購買部協会指数や、週末を控えたポジション調整に、124円台を一時回復し、123.85円で終了。
EURUSDは、弱い米雇用コスト指数に1.9700台→1.1110台へ急進するも、強いシカゴ購買部協会指数や、クロスでのユーロ売りは変わらず、1.0960台まで下落し振出に戻り、1.0980台で終了。
GBPUSDは、弱い米雇用コスト指数に1.5570→1.5670台へと急進するも、ドル買い戻しが強まる中で、1.5600まで下落。GBPクロスでは健闘し、下げ幅は限定的。市場は8月6日のポンドのスペシャルデー待ち。
AUDUSD+NZDUSDは、弱い米雇用コスト指数にドル売りが加速するも、商品価格は弱く、リスク選好とは言えず。週末のポジション調整も強く、上昇幅を約半分縮小して終了。
USDCADは、弱いくドル買いの流れが続く。弱いカナダGDPと、弱い米雇用コスト指数に、直後は上下変動するも、ドル売りが加速し1.2940近くまで下落す。しかし、原油価格は弱く、ドルの買い戻しが強まると、1.3080台まで続伸して終了。
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15:00 GER 6月 小売売上高=前月比-2.3%(予想0.3% 前回0.5→0.4%)、前年比5.1%(予想4.0% 前回-0.4→-1.0%)→ 前月比は予想外に弱く2013年来の減少となったが、前年比は強く、上半期は1994年の統計開始以来の高い伸びに、逆にEUR買いが続く
18:00 EUR 6月 失業率=11.1%(予想11.1% 前回11.1%)→ 予想どおり
18:00 EUR 7月 消費者物価指数・速報=前年比0.2%(予想0.2% 前回0.2%)、コア前年比1.0%(予想0.8% 前回0.8%)→ 前年比は予想通りながら、コア前年比は予想を上回りEUR買いの材料となる
21:30 CAD 5月次GDP=-0.2%(予想0.0% 前回-0.1%)、前年比0.5%(予想0.7% 前回1.2%)→ 予想外に弱く、マイナスの数字にカナダドル売りが強まる
21:30 USD 第2四半期 雇用コスト指数=前期比0.2%(予想0.6% 前回0.7%)→ 予想外に弱く、統計開始以来、33年ぶりの低水準で、,ドル売りへと動くも、年内の利上げ観測は変わらず
22:45 USD 7月 シカゴ購買部協会景気指数=54.7(予想50.5 前回49.4)→ 予想を大幅に上回り、50の大台に乗るも、ドル買いは限定的
23:00 USD 7月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報=93.1(予想94.0 前回93.3)→ 予想と速報値を下回るが、現況指数は強く、5年先のインフレ期待も上昇
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