2015年7月29日水曜日

2015年7月29日(水曜)

2015年7月29日(水曜)

アジア市場は、株価連動の為替相場が今日も続き、昨日と真逆で、株安=円高へと動く。しかし、全ては、今日の(日本時間、明日未明)のFOMCの結果待ち。

9月、12月、いずれかの利上げを明確にするのか? 来年に延期させられるのか? それとも、中国株に配慮して、明確な発言を控えるのか?

先の不思議な、FRBスタッフレポートは、FOMC・FOMC議事録と異なり、何が何だかよく分からず。

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今日は、早朝からNZドルが変動。ウィーラーNZ中銀総裁の発言で、追加利下げ示唆に、下落。インフレ率の上昇期待に、上昇と、上下変動しながらも、前日終値から上昇を続けており、主要通貨では上昇幅が大きな動きが続いている。

一方、昨日のIMFレポートでは、AUDはファンダメンタルズより最大15%強い可能性という。この影響の有無は別として、AUDNZDは、ほぼ2週間連続し下落基調で変わらず、NZDの利下げ以降のこの動きを続けている。

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また、USDはファァンダメンタルズが示唆する水準を小幅に上回るとあると言うが、市場は、FOMCを前にして無視。もちろん、ファンメンタルズの定義も難しく、為替相場への直接的な反応も難し良い。

ユーロ圏に関しては、ちょっとややこしい。IMF・ユーロ圏経済に関する年次報告書(28日)で、ユーロ圏域内GDP伸び率について、2015年の1.5%から2016年には1.7%に加速すると予想。

ユーロ圏の景気は原油安やユーロ下落、ECBの緩和措置により回復の勢いが強まっていると、これだけでは強気ながらも → 中期的には平均の潜在成長率が1%程度にとどまるなど力強さを欠き、ECBはQEを最後までやり通し、さらに延長する可能性をも指摘。 これだけを見てもEUR相場の難しさはよくわかる。

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中国株の大幅安と下落懸念は、米国の政策当局にとって、欧州・日本の国際や米住宅ローン担保証券に次ぐ重要な要件と言う。中国株の下落は、中銀の出口戦略をより難しくしているとの意見もある。

ブラジル財務省=S&Pが格付け見通しを引き下げたことで、投資適格の格付けを失う可能性に、緊縮財政と構造改革の方針を示す。

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ウィーラーNZ中銀総裁=減速する経済を支援し、インフレ率を目標水準に戻すためにさらなる利下げが必要になる。

ウィーラーNZ中銀総裁=インフレ率については、向こう9~12カ月で中銀が目指す1~3%の中間値に徐々に戻る(6月末時点のインフレ率は0.3%)

ウィーラーNZ中銀総裁=インフレ率は来年半ばごろに目標水準に回復するとの見通し。NZドルはさらに下落する必要がある。

ウィーラーNZ中銀総裁=政策金利は、一連の指標に加え、経済見通しに関するわれわれの評価、中銀の物価安定目標達成に必要な金利水準に関する判断に左右される

ウィーラーNZ中銀総裁=NZドルは過去3カ月で約14%下落したが、現在の環境下では依然高すぎる。米国と英国の利上げ観測もNZドルに対する圧力になる。

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MF(28日)=USDはファンダメンタルズが示唆する水準を小幅に上回る。

IMF(28日)=AUDはファンダメンタルズより最大15%強い可能性。

IMF・日本の報告書(28日)=日本の物価上昇率は、需給ギャップの解消などを背景に、中期的に1.5%程度まで徐々に上昇する。日本は成長と価格押し上げへ、強力な改革が必要。

IMF(28日)=ギリシャ第3次支援は、31日までに事務レベル協議終了へ。

IMF・ユーロ圏経済に関する年次報告書(28日)=ユーロ圏の景気は原油安やユーロ下落、ECBの緩和措置により回復の勢いが強まっているが、中期的には平均の潜在成長率が1%程度にとどまるなど力強さを欠く。

IMF・ユーロ圏経済に関する年次報告書(28日)ECBは当初の期限とした2016年9月まで資産買い入れを完全実施する必要があり、それ以降も必要になる可能性がある。

IMF・ユーロ圏経済に関する年次報告書(28日)=ユーロ圏域内GDP伸び率について、2015年の1.5%から2016年には1.7%に加速すると予想。インフレ率はゼロから1.1%に上昇すると見込む。

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