2015年7月11日土曜日

2015年7日11日(土曜) 最新のIMMポジション(7月7日集計分)から 

2015年7日11日(土曜) 最新のIMMポジション(7月7日集計分)から 

先週は米独立記念日の影響で、データの発表が遅くなり週末に掲載することはできなかったこともあり、今回は2週間ぶりでデータをまとめて掲載することにする。

ギリシャ支援の新提案を国際債権団がどう判断し、ユーロ圏首脳がどのような決定をくだすのか? 今日明日の結果待ちとなっている。

直近では中国株の大変動に、今回のデータの重要性はより薄らいでいると思われるが、全体のポジションの偏りがどの程度になっていたか、ちょっとデータは古いが、全体のトレンドを感じることはできる。

最新7日のIMMポジションは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)7通貨のポジションはネットショートが、-252,560コントラクトと、前週の-236,308から、通貨の売り越し額が16,252コントラクト増加。ギリシャ支援策の不透明感が強く、リスク回避にドル買い(通貨売り)が強まっていたことがわかる。

8日、中国株の暴落により、リスク回避によりドル買いが強まったことが想像できるが、中国政府の力技による株高への変化とも考えられれ、事実がよく見えてこない。

さらに、11日、12日期限のギリシャ新提案を国際債権団が受け入れ、ユーロ圏財務相会議・ユーロ圏首脳会議で受け入れることができるのか? 残念ながら、それまではIMMのポジションは織り込んでいない。

ただ、ギリシャ・デフォルトリスクが問いただされている中では、ユーロショートは逆に減少し、一時のピーク時と比較すると減少傾向にあり、予想外に健闘しているといわざるを得ない。

今回のデータの重要度は、ギリシャ+中国株+FOMC議事録の重要イベント前のデータでもあり、詳しい説明を省き、6月30日と7月7日のポジションの変化だけを掲載することにした。


6/30(-78,822) → 7/7(-63,629)

ユーロ
6/30(-100,035)→ 7/7(-99,266)

ポンド
6/30(-12,759)→ 7/7(-22,973)

スイスフラン
6/30(+6,855) → 7/7(+6,121)

カナダドル
6/30(-23,450) → 7/7(-32,268)

豪ドル
6/30(-12,031)→ 7/7(-22,197)

NZドル
6/30(-16,066) → 7/7(-18,348)






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