2015年7月10日金曜日

2015年7月10日(金曜)昨日9日、海外市場の動き

2015年7月10日(金曜)昨日9日、海外市場の動き

「中国株とギリシャ」の行方次第。

アジア市場でみられた、中国株を中心とする株価上下の大波乱の動きと様変わり。米株は取引開始直後の勢いはなく、小幅上昇にとどまり、米10年債利回りは上昇。

欧米市場では、USDJPYは動けず、121.20~50のレンジで推移。EURUSDは下落し一時1.1000を割り込むが下げ止まり、GBPUSD+AUDUSD+NZDUSD+USDCADは、方向感見られず。


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ギリシャは新たな改革案を作成し、10日にギリシャ議会の承認を得ると思われる。

ユーロ圏財務相は、7月11日午後10時(日本時間)に緊急会合を開催。12日にユーロ圏首脳会議を開催。最終判断まで残りわずか。

匿名の関係者=ECBは損失保障を条件に、ギリシャの銀行へ流動性供給を継続することを非公式に協議。

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IMFの世界経済見通しでは、2015年の世界成長予想を、米国経済が予想より弱く、3.5%(4月)→3.3%に下方修正。米経済は3.1%(4月)→2.5%へ下方修正、カナダとメキシコ経済の弱さが波及。日本は1.0%(4月)→0.8%へ下方修正。

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ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=米経済は年内トレンドを上回る成長が見込まれ、雇用創出も過去の景気拡大局面に匹敵するペースとし、しっかりした軌道上にあることは明らか。さらなる指標を求め行動を遅らせることは、落とし穴になりかねない

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=FRB内では、海外からの衝撃のリスクが取り除かれ、パートタイム就業者の高止まりなどの問題がから労働市場が完全に回復するまで、利上げを待つべきとの意見が支配的

エバンズ・シカゴ連銀総裁=米経済は景気支援策が必要で、世界的なリスクも高まっており、FRBは利上げ開始を2016年半ばまで待つべき

エバンズ・シカゴ連銀総裁=欧州、中国、新興国などでリスクが台頭、多くのリスクに直面するなか、急がなくてはいけない理由は見当たらない。2016年半ばを利上げ開始時期として想定

コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=米政府が国債発行を増やせば、長期の中立金利を押し上げることにつながるため、良い考え。投資家が入手できる資産の供給が増えれば、「債券相場を押し下げ、長期の中立実質金利は押し上げられる


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