2015年7月10日金曜日

2015年7月10日(金曜)欧州市場・米国市場序盤の動き

2015年7月10日(金曜)欧州市場・米国市場序盤の動き

欧州株に続き、米株も上昇、市場の混乱も収まりつつ見えるが、ギリシャ債務交渉の行方次第で、イエレンFRB議長の講演の注目度は低下中。

市場は何らかの合意を期待するも、最終決定が週末となり、週明けの為替相場の変動は避けられず、キャリー・ポジションの調整も進む。

株価上昇にリスク回避の動きは弱まり、巻き戻しに、「ドル安+円安」が続くも、米国市場に入ると、「EUR+GBP」=上昇、「JPY+AUD+NZD+CAD」下落の2極化が進む。
 
欧州委員会報道官は、欧州委員会・IMF・ECBは、ギリシャ改革案を分析中で、10日中に評価を公表し、11日のユーロ圏財務相会合で話し合う予定。

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11日のユーロ圏財務相会合では、中期的なギリシャ支援プログラムを話し合うことで合意すれば、救済資金の準備までのつなぎ融資と、債務負担の軽減を協議。支援交渉の開始で合意できれば、12日のユーロ圏首脳会議は必要ない。

ドイツ財務省報道官は、ギリシャの債務削減は容認せず。ドイツ政府報道官は、ギリシャは真剣な改革が必要。ドイツ連立与党の議員からは、ギリシャ新提案は交渉の根拠とならず、ギリシャのユーロ圏離脱を求める。

ギリシャ与党の強硬派からは、ユーロ圏離脱と通貨ドラクマ再導入を求める声が聞こえる。

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GBP 5月 貿易収支=-80億ポンド(予想-96.5億ポンド 前回-85.61→-93.9億ポンド)→ 予想外に縮小するもGBP買いは限定的

CAD 6月 雇用統計: 失業率=6.8%(予想6.9% 前回6.8%)、雇用者数=-6,400人(予想-10,000人 前回58,900人)→ 予想を上回り直後はカナダドル買いが強まる。

USD 5月 卸売在庫=前月比0.8%(予想0.3% 前回0.4%)、卸売売上高=前月比0.3%(予想0.6% 前回1.6%)→ 予想を上回る

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