2015年6月22日月曜日

おはようございます!

おはようございます! 今日は夏至、一年で一番昼の長さが長い日。為替市場は相変わらず、ギリシャ発のニュースに慄き+米利上時期の予測に揺れることなりそうである。

ギリシャ危機と言えば、欧州債務危機を思い出す。2010年のことで、ギリシャの政権が交代して財務内容が判明すると、粉飾決算をしていたことが判明、その後も、意図的なのか赤字幅がどんどん膨らんでいく状態で、独仏がリードし、北部地域を中心とした財政が安定した各国がIMFと連携し必至にギリシャの救済に動いた。

その借金が現在にも影響しているのか、財政均衡策を守らなかったのか、EU・IMF・ECBなどの債務返済に窮する状況となってしまった。

頻繁に訪れる返済期日に、返済する資金が底をつき、借金の減免や延期を度々求めてきた。ギリシャ側は「相手の財務状況をよく考えず、金を貸したほうが悪い」、「ギリシャがユーロ圏を離脱すると困るのは、あんたでしょう!」とでも、言いたいような雰囲気。

「恩を仇で返す」動きにも思えるが、ギリシャの理論は、ギリシャがこんな状況い陥ったのは、ギリシャへどんどん輸出し「貿易黒字をため込んだ、ドイツが悪い!」。いや、「ドイツは戦後の損害賠償金を払っていない、支払うべき! と、やや論外。

目先は、返済を月末に先延ばししている、IMFへ借金返済期限が迫っている。先週のユーロ圏財務相会合では、債権者側とギリシャとの話し合いは物別れに終わった。IMFは「勝手に仕上がれ!」とでも言いたいのか、テーブルを蹴飛ばし退出。

一時、IMFを除く、EUとECBで年末まで返済期限を先延ばしするのでは? との報道まで流れたが、それも実現できず。

そのなかで、22日(日本時間23日午前2時)にユーロ圏首脳会議を開催、何らかの決定をすると思われる。

それを見ないと、EUR相場の今後の動きはつかめにくいが・・・・・。
ただし、リスクを気にしながらも、最近のEURUSDの相場は底堅い。先週のユーロ圏財務相会合は物別れに終わり、週末を迎えても1.1300を維持していることを考えれば、ギリシャ・リスクへの市場の織り込み度は高い。

ギリシャ問題が周辺国へ波及するのか、しないのか? これが大きな問題。ギリシャ問題の先送りでは1.1500への期待感も残る。

0 件のコメント:

コメントを投稿