2015年6日6日(土曜) 最新のIMMポジション(6月2日集計分)から
先週も、1週間を通じてドルは主要国の通貨に対して上昇しているが、通貨間で異なる動きが目立っている。JPY+NZDは共に弱く、最近の安値を更新し、CAD+AUDは買いから始まるも終わってみればスタートラインへ逆戻り。GBPは他の通貨と比較して健闘が目立つ。
最新のIMMポジションは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のポジションはネットショートが、-293,324コントラクトと、前週の-242,505から、売り越し額が-50,819コントラクト増加。
過去2週間で、約9.8万コントラクトと合計通貨の売り越し額が拡大し、ドル先高センチメントがよく表れていおり、その景況が強まっている。
NZドルは、3週連続の売り越しとなり、豪ドルも、4週間続いたプラスからマイナスへと変化し、カナダドルも2週間続いたロングからショートへと変化。スイスフランだけが10週連続でロングを維持しているが、スイス中銀の通貨安定への意思は強く例外として考えれば、ドル先高思考が強まっている。
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円のネットポジションは、-85,693コントラクトで、前週の-62,224からマイナス幅が-23,469売りが拡大。2週間連続しショートが拡大し、円の先安を見越した動きが強まっている。
ユーロのネットポジションは、-165,512コントラクトで、前週の-171,740からマイナス幅は6,228減少。債権利回りの上昇にユーロの買い戻しが強まっていますが、ギリシャ債務問題が混とんとしている状況は変わらず、ショートポジションの絶対量は多い。
ポンドのネットポジションは、-25,658コントラクトで、前週の-25,539からマイナス幅が-119と微増。ドル買いの流れにGBPUSDは伸び悩むも、クロスでのポンド買い需要は強く、ネットポジションを見ても、5月以降は大きな変化は見られず。
スイスフランのネットポジションは、+8,359コントラクトで、前週の+8,330から+29微増。3月24日から連続10週にわたりロングを続けている唯一の強力な通貨。
カナダドルのネットポジションは、-1,025コントラクトで、前週の+7,333からマイナス8,358と大幅に減少。2週連続の増加の後に、再びネットでマイナスへと変化し、ドル高の流れの影響を受けている。
豪ドルのネットポジションは、-13,256コントラクトで、前週の+6,422から-19,678
変化しマイナスに転落。4週連続してロングの後で、大きく売り越し額が拡大し、マイナスへと変化。
NZドルのネットポジションは、-10,539コントラクトで、前週の-5,087からショート-5,452拡大。3週連続の売り越しとなっており、市場のセンチメントは弱気が多い。
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