2015年5月3日日曜日

今週の為替相場を考える(5月4日~5月8日)

今週の為替相場を考える(5月4日~5月8日)

最近の米国発の経済指標は弱く、米第1四半期のGDPも弱く、FOMCでも利上げ観測が先延ばしされるとの思惑に、ドル売りの流れが続いている。

ギリシャ債券利回りは低下し、ドイツは上昇。米国はと言えば、FOMCの利上げ時期が先送りされ、ドル売りの中でも、米金利は上昇。

USDCADの売り+USDCHFの売り+GBPUSDの買いから始まったドル売りの流れも弱まり、EURUSDの買いが取って変わり、ギリシャ債務交渉団のメンバーを入れ替え、新たな対話合意が始まるとの期待感がEURを下支えしているが、材料から判断すれば、期待感によるユーロショートの巻き戻しだけ。

AUDは利下げ期待+NZDは利上げ期待が薄らぎ、NZドル安誘導に共に弱く。GBPは総選挙の結果で保守党が有利ながら、絶対的な水準となる過半数を獲得することは難しく、GBPの買いに力が入らず。

一方、ドル売りをリードしているCAD+CHFは共に強含み、一時的な売りの流れの中でも大きな調整は見られず。JPYはいつもながら動けず。直近ではややJPY売りが市場をリード。

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今週の重要度ランキング。

1.米国雇用統計(いつもながら、非農業部門雇用者数と時給は重要ながら、弱すぎた先月の反動をどう織り込むか?))
2.英総選挙(保守党有利ながらも、過半数は無理)
3.豪中銀金融政策(0.25%の利下げを予想)
4.豪雇用統計(雇用者数の減少を予想)
5.欧州委員会 経済見通しを発表(ユーロ圏経済の回復を期待)
6.カナダ雇用統計(予想は未定)
7.NZ第1四半期雇用統計(失業率の低下と就業者数の鈍化を予想)
8.イエレンFRB議長とラガルドIMF専務理事のパネルディスカッション(何が飛び出すか?)




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