2015年5月8日(金曜)昨日7日、海外市場の動き
久々にドル全面高!
英総選挙の開票待ちでポンドの動きは鈍く、強い米経済指標+週末のポジション調整のドル買い戻しが続いた一日。
欧州各国の債券売りも落ち着き金利は低下、米新規週間失業保険申請件数+米消費者信用残高は予想外に強い。
ギリシャ債務交渉では、ギリシャ発の期待感とは裏腹に、11日のユーロ圏財務相会合では合意する期待感は見られず。
IMFは日銀にさらなる緩和措置を求めるが、市場は無反応。
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米株DJIAは上昇、17926.98(+84.95+0.48%)
米10年債利回りは低下、2.18%(-0.06-2.81%)
DXYは上昇、94.625(+0.54+0.57%)
WTIは低下、58.91(-2.02-3.32%)
金価格は低下、1,182.00(-8.30-0.70%)
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USDJPYは、
アジア・欧州市場の序盤は、株安+債権売りに、安全資産の円買いに119.10円台まで続落。米国市場では、強い米新規週間失業保険申請件数にドル買いへと変化し、欧州債利回りは低下、米株は上昇、IMFの日銀へ緩和刺激措置の指摘もあり、119.80円台まで続伸へ。
JPYクロスは、総選挙の結果待ちのGBPJPYの上昇を除き、他の主要国通貨では円高傾向が続く。
EURUSDは、
欧州市場に入り、強い独製造業受注+金利上昇+ギリシャ発の楽観的発言に、1.1400直前まで上昇。欧州各国の債券利回りは低下へと変化し、強い米新規失業保険申請件数や、11日のユーロ圏財務相会合ではギリシャ支援の結論が出る見込みは薄く、週末のポジション調整の売りに、1.1240まで続落。
GBPUSDは、
英総選挙の開票待ちで動けず。1.5170~1.5250のレンジから終盤にかけて1.5270まで上昇。
AUDUSDは、
アジア市場では弱い豪新規雇用者数にも0.8000を再トライへ。これをピークにリスク資産売りに欧州市場では0.7940割れまで下落。米国市場に入り、強い米新規失業保険申請件数に続落へ、商品価格の低下もあり、0.7900の大台を割り込む。
NZDUSDは、
AUDUSDの動きと連動。0.7520台→0.7420台へ100ポイント近く下落。
USDCADは、
1.2030台をボトムに、1.2080台へ上昇、強い米新規失業保険申請件数を契機に上昇が強まり、原油価格の下落に一時1.2160台へ上昇。
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AUD 4月 AiG建設業指数=47.0(予想 前回50.1)
AUD 4月 雇用統計: 失業率=6.2%(予想6.2% 前回6.1%)、雇用者数=-2900人(予想0.5万人 前回3.77万→4.82万人)、労働参加率=64.8%(予想64.8% 前回64.8%)→ 雇用者数が予想外のマイナスとなり直後はAUD売りが強まるも続かず、逆に買いが強まる。5月8日の豪中銀の四半期金融政策の発表が注目され、追加緩和とAUD安誘導があるか?
GER 3月 製造業受注=前月比1.9%(予想1.5% 前回-0.9%)、前年比1.9%(予想1.9% 前回-1.3%)→ 前月比は予想を上回る
NOK ノルウェー中銀 金融政策発表=政策金利1.25%の据え置きを決定→ 予想通りながら、直後からEURNOKは下落し、NOK買いが強まる
CAD 3月住宅建設許可=前月比11.6%(予想2.0% 前回-0.9→-0.3%)→ 予想外の大幅増加にもCAD買いは弱く、逆にドル買いが強まる
USD 新規失業保険申請件数=26.5万件(予想28万件 前回26.2万件)→ 予想外に低く、改善傾向が強まり直後はドル買いへと動く
USD 3月 消費者信用残高=205.23億ドル(予想158億ドル 前回155.16→147.89億ドル)→ 予想を大幅に上回る
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BOE四半期インフレ報告(5月13日)を注目=緩やかな利上げペースとなる可能性が強いが?
RBA四半期金融政策(5月8日)を注目=追加緩和とAUD安誘導があるか? 労働党が政権を奪回し、保守党主導の前政権が計画していた歳出削減を迅速に進めない場合、利上げにつながる可能性も。
IMFのアジア太平洋経済見通し=2%の物価安定目標を実現するために、日銀の金融刺激措置、特に金融緩和の『質的』な部分について、一段と強化することが正当化される。
日経平均株価は19,291.99円(-239.64-1.23%)と二日連続の大幅下落へ
バルファキス・ギリシャ財務相=ギリシャ政府とEU ECB IMFとの間の協議で大きな進展が見られた、数日間~数週間が支援が合意できる。
ダイセルブルーム・ユーログループ議長=現在の支援の枠組みが失効する6月末が政治的な期限となるが、ギリシャの流動性問題が悪化すれば、その時が事実上の交渉の期限。
エバンズ・シカゴ連銀総裁=利上げはデータ次第。適切な金融政策は2016年にかけての利上げ。各FOMCごとに政策の変更は可能。
欧州各国の債券利回りはようやく低下=独10年債利回一時0.8%近くに上昇後、0.58%まで急落し、イタリア、スペインも2%まで上昇ご低下し、金利差縮小にEUR売りが強まる。
ショイブレ・独財務相=11日のユーロ圏財務相会合では合意期待せず。協議のトーンは最近一段と建設的。
エバンズ・シカゴ連銀総裁=6月を含めFOMCで利上げの可能性がる。第一四半期の成長低下は一時的で第2四半期は3.0%まで戻る。
ファロファキス・ギリシャ財務相=ギリシャのユーロ離脱はない。
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