米国発の弱い経済指標が目立つ昨今。市場のドル高センチメントに陰りが見られ、通貨のショートポジションは減少傾向にあります。
最新のIMMポジションでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のポジションの合計のネットショートは、-214,733コントラクトで、前週の-241,127から、通貨のショートが26,394減少し、ドルの先高感が弱まっています。これで5週連続の減少となり、水準的には昨年の8月中旬にまで戻っています。
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通貨別のネットポジションは前週比でみると、ユーロのショートは減少傾向にありますが、引き続き全体水準は大きく、全体の78%近くを占めており、次の円7.6%を比較しても圧倒的なポジションの偏りとなっています。
円=-31,183→-23,593、前週の一時拡大したのですが再び減少へと変化。
ユーロ=-190,127→-178,976、ショートも3週連続の減少。
ポンド=-24,758→-24,989、若干ながらポンドのショートが拡大していますが、減少傾向を継続。
スイス=+5,331→+10,550、7週連続のロングで、徐々に拡大傾向。
カナダドル=-10,080→-3,982、4週連続でショートが減少、ロング転換も近い。
豪ドル=+626→+4,487、2週連続のロングで、ロングは拡大。
NZドル=+9,064→+1,770、7週連続のロングで、ロングは減少傾向。
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