GBP買いがリードしドル売りの流れが続き、米欧金利差の縮小とギリシャIMF返済合意にEUR買いへ。米国市場ではドル売りは弱まるも、ドル安水準を維持。
※※※※※※※※※※※※※※※※※
欧州市場ではドル売りが加速、米国市場ではドルは小幅ながら値を戻すも、ドル売り傾向は続く。
強い英鉱工業生産に敏感に反応しポンド高が続き、結果としてドル売りの流れをリード。
ドイツ、イタリア、スペインの債券利回りは上昇し、欧米との金利差縮小に欧州市場では一時EUR買いが強まる。
ギリシャはIMF返済7.5億ユーロを何とか完済できたが、IMFの口座から緊急準備金を取り崩して6.5億ユーロを返済に充て何とか返済するも、資金は数週間以内に同講座へ入金する必要がある。
ダドリーNY連銀総裁の「FRBはいつ利上げするかわからない」との発言に過敏に反応し、ドル売りの流れがさらに増幅。結果、伸び悩むNZDUSDを除き、ドルは全面安。
ただし、ウィリアムズSF連銀総裁は、早めの利上げをいつもながら支持。
JOLT労働調査では、求人件数は予想を下回るが、自発的な退職が増加し、労働市場い信頼感も見られる。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
米株は下落、DJIA18,079.77(-25.40-0.14%)
米金利は小幅下落、10年債利回り2.26%(-0.02-1.03%)
DXYは下落、94.551(-0.46-0.48%)
原油価格は上昇、WTI60.57(+1.32+2.23%)
金価格は上昇、1,192.80(+9.80+0.83%)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
GBP 4月 BRC小売売上高(既存店)=前年比-2.4%(予想0.6% 前回3.2%)
GBP 3月 鉱工業生産=前月比0.5%(予想0.0% 前回0.1%)、前年比0.7&(予想0.1% 前回0.1%)、製造業生産高=前月比0.4%(予想0.3% 前回0.4→0.5%)、前年比1.1%(予想1.0% 前回1.1→1.2%)→ 予想を大幅に上回り6カ月ぶりの増加
USD 3月 JOLT労働調査(求人件数)=499.4万件(予想 前回513.3→514.4万件)、前月比18.76%、求人率3.4%(前回-3.5%)、離職率2.0%(前回1.9%)、解雇率1.3%(前回1.2%)→ 予想外に縮小するも、自発的な退職が増加し、労働市場い信頼感が戻っている
GBP 4月 財政収支=1567億ドル(予想1548億ドル 前回-529億ドル)
EUR EU財務相理事会
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ムーディーズ中国=GDPは2015年6.8%、2016年6.5%と予想。
ムーディーズEUR圏=原油価格の下落やユーロ安に短期的に成長へ。2015年と2016年のGDPは1.5%と予想
ショイブレ独財務相=ギリシャ支援協議について、雰囲気は良くなったが、内容は伴っていない
ギリシャ政府当局者=IMF返済の7.5億ユーロは、IMFの口座から緊急準備金を取り崩して6.5億ユーロを返済に充てた。資金は数週間以内に同講座へ入金する必要がある。
ECB=ギリシャ向けの緊急流動性供給(ELA)上限を、11億ユーロ増加し800億ユーロに引き上げへ
ギリシャ政府関係者=ツィプラス・ギリシャ首相は12日の閣議で、ギリシャ側はすべてを提案したが、協議打開へはEU・IMF側が対策を示す必要があると発言した。
黒田日銀総裁=当座預金付利の引き下げや撤廃、検討してない
OECD世界景気先行指数=米国99.8→99.6、中国98.1→97.9、ユーロ圏100.7→100.7、ドイツ99.8→99.8、フランス100.6→100.8、イタリア100.9→101.0、日本99.9→100.0。
スウェーデン中銀12日の理事会議事録=現在の金融緩和政策の影響に関して懸念を示しつつ、物価上昇率が回復しない場合は追加緩和も辞さない。
イングベス・スウェーデン中銀総裁=為替レートの上昇などによるインフレ率の低下リスクに関しては、強く警戒すべき
ムーディーズ米国=強いドルは米成長に打撃。金融政策の引き締めが成長へのポイント。2015年と16年のGDPは2.8%と予想。
ダドリーNY連銀総裁=FRBはいつ利上げするかわからない。年内に実施することで市場とFRBのコンセンサスができている。
ウィリアムズSF連銀総裁=記者会見の有無にかかわらず、すべてのFOMCで利上げ開始が選択肢。年後半の利上げはり理にかなう。
ウィリアムズSF連銀総裁=米国のインフレ率は中期的にFRBが目標とする2%に向けて上昇し、労働市場の改善も続くと確信。利上げ抑制要因は実施の要因より劣る。利上げを決定するにあたり、インフレ率と労働市場の動向に注目
ウィリアムズSF連銀総裁=緩やかな引き上げがより安全な道筋とみていて、やや早めに開始する必要が出てくる
豪政府2015・2016年度予算案=財政赤字見通し-312豪ドル(12月見通し)→-51豪ドルへ拡大。
USDJPY=底堅く推移し一時120.20円台まで上昇、120円の攻防が続く。
JPYクロスの影響なのか、ドル高センチメントはそれほど強くはなく、119.80~120.00円のレンジで推移。
JPYクロス=基本は円全面安。ただし、NZDJPYはNZD売りのプレッシャーが続き、上値は重い。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
USDJPY=底堅く推移し一時120.20円台まで上昇、120円の攻防が続く。JPYクロスの影響なのか、ドル高センチメントはそれほど強くはなく、119.80~120.00円のレンジで推移。
JPYクロス=基本は円全面安。ただし、NZDJPYはNZD売りのプレッシャーが続き、上値は重い。
EURUSD=アジア・欧州市場と続伸し一時1.1280まで上昇、欧州債利回りは上昇、GBPUSDの上昇がドル売りをリードし、株安の流れの中で、底堅い展開となる。底値1.1100~00には重要なポイントが多く、この水準を意識しながらの上昇が続くも、米国市場ではGBPUSDがリードするドル売りも弱まり1.1260台から値を下げる。
GBPUSD=市場はGBP高の思考が強く、予想外強い英鉱工業生産に反応してGBP買いが強まり、欧米市場で共に1.5700台まで上昇するいも、利食いの売りにやや値をを戻すも、明日13日のBOE四半期インフレレポートへの期待感が続き、下げ幅は限定的。
AUDUSD=0.7900近辺をボトムに、またしても0.8000の大台を試す動きが続き続伸へ。0.7800~0.8100のレンジを抜け出せば新たなAUD高が始まるが、市場センチメントはまだ弱い。
NZDUSD=利上げ観測+中銀のNZドル安誘導に、相変わらず一人負け。ドル高の流れに一時0.7400まで上昇するも続かず。
USDCAD=1.2100を高値に1.2000の大台を割り込み一時1.1980まで下落、原油価格の上昇傾向が続き上値の重い展開は変わらず。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
0 件のコメント:
コメントを投稿