ドル高+ポンド高+NZドル安。
ポンド高とNZドル安の両極端な動きと、金利上昇の流れに全般的にドル高の動きが続く。
EURはギリシャ問題が不透明で買上値は重く、米金利上昇に円売りも目立つ。
13日のBOE四半期インフレレポートでインフレ見通しの引き上げ期待が強く、NZ中銀の緩和見通しと相反する思惑に異なる動きへ。
≪注目のユーロ圏財務相会合は不透明≫
ギリシャは12日のIMF支払いを済ませたが、ユーロ圏財務相会合ではギリシャとの包括的な合意に至らず、先延ばしに不安は払しょくされず。
ギリシャは懸念されたIMF融資返済分の7.5億ユーロを支払い、ユーロ圏財務相会合は声明で「ギリシャと債権団の協議進展を歓迎」といい、ドイツに妥協させた形となった。
しかし、独財務相は「ギリシャの国民投票を支持」、ギリシャ債利回りの上昇は止まらず。ディセルブルム・ユーログループ議長は「進展は加速している」とうが、包括的合意のみぞを埋める時間が必要と言い、バルファキス・ギリシャ財務相は「溝が埋まってきたとしたが、労働改革はなお困難な問題」という。
結局は、ギリシャと債権団の協議の行方を楽観していいのか、悲観すべきなのか分からず!
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米株は下落、DJIA 18,105.17(-85.94-0.47%)
原油価格は下落、WTI 59.27(-0.12-0.20%)
金価格は下落、1182.90(-6.00-0.50%)
米金利は上昇、10年債利回りは2.27%(+0.12+5.72%)
DXYは上昇、95.043(+0.25+0.26%)
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USDJPY
中国の利下げ+先週末の米株高に、日経平均株価は上昇し円売りが再開、再び120円台まで上昇。
JPYクロス
通貨間で動きは異な中で、GBPJPYの上昇+NZDJPYの下落+CADJPYの上昇が目立った。
EURUSD
ギリシャ関連のニュースで相場が変動。欧州株は弱く1.1140割れまで下落。ギリシャはIMF融資返済を実施、ユーロ圏財務相会合は楽観的な声明を発表したものの、ギリシャ債の下落は止まらず、EURの買戻しも見られたが欧州株も弱く上値は重い。
GBPUSD
今日のヒーロー。先週の英総選挙の好影響が続き、BOE金融政策委員は予想通り据え置きを決定しても、13日のBOE四半期報告ではインフレ見通しの引き上げ期待に、ポンド買いの動きは止まず、1.56000台まで上昇。ポンド買いの力強さが感じられる。
AUDUSD
NZD売りの影響を受け上値は重い。中国の利下げの好材料にも一時0.7870台まで下落。0.7880台は底堅く下げ止まり、0.7880~20のレンジで推移し、方向感定まらず。
NZDUSD
弱さが目立つ。追加利下げの思惑は強く、NZD安誘導は止まらず、0.7330台まで続落。弱さが目立つ。
USDCAD
アジア・欧州市場の序盤は上昇、その後は下落し、結局は先週末終値と大きく変わらず。
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AUD 4月 NAB企業景況感指数=4(予想 前回6)、企業信頼感指数=3(予想 前回3)
GBP BOE金融政策委員会 金融政策発表=政策金利0.50%、資産買い入れ枠3750億ポンドの据え置きを決定、予想通りだが、13日のBOEの四半期インフレレポートのサプライズがあるかを注目
USD 4月 労働市場情勢指数=-1.9(予想 前回-0.3)
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WSJ紙=IMFはギリシャのデフォルトの可能性で緊急計画を策定中。本日のユーロ圏財務相はギリシャ問題で協議するが、支援再開のめどは立っていない。
独財務相関係者=ギリシャがユーロを離脱した方がユーロ圏はよくなるとの立場に傾きつつある。
メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟 (CDU・CSU)陣営の一部議員=メルケル首は連立与党内の一部議員から、ユーロのためにギリシャに見切りを付けるよう一段と強い圧力を受けている
中国人民銀行は政策金利を引き下げた(5月10日)=政策金利の預金基準金利(期間1年)を0.25%引き下げ2.25%に決定、貸出基準金利(同)も0.25ポイント引き下げて5.1%へ→ 過剰債務と不動産価格の下落に直面する同国経済への支援を強化するため、過去半年で3回目、利下げを実施。
中国人民銀行は政策金利を引き下げた(5月10日)=金利自由化に向けたもう1つのステップとして、預金金利の上限を基準金利の1.3倍から1.5倍に引き上げる。
5月9日発表の中国CPIは、前年比1.5%と政府目標の3.0%の半分で、追加緩和の可能性が指摘されていた。
ギリシャ政府(経済改革に関するレポート公表)=2015年成長率見通しは0.8%を上回る。しかし、3月にIMFとEUに提出した見通しは1.4%、昨年の予算案の想定2.9%を大幅に下回る。⇒ 2014年の歳入が予想を下回ったうえ、資金調達をめぐる不透明感が高まった。欧州委員会は先週、ギリシャの2015年成長率を2.5%から0.5%に下方修正した。
キャメロン英首相=スコットランドの英国からの独立を問う住民投票の再度実施を否定。
NZ財務省=2014年7月─2015年3月までの財政赤字は、630.4億NZドル。GDP比率26.5%(予想27.2%)を下回る。
ギリシャ財務省は、12日期限のIMF融資7.5億ユーロを返済、バルファキス・ギリシャ財務相=付加価値税改革や民営化、不良債権に関して溝が埋まってきたとしたが、労働改革はなお困難な問題。
ユーロ圏財務相会合声明=ギリシャと債権団の協議進展を歓迎。包括合意に向け、双方の溝を埋めるさらなる努力が必要
ドイセルブルーム・ユーログループ議長は=ギリシャが改革の一部でも実施すれば分割融資は可能。
ギリシャの国民投票に関して=ショイブレ独財務相は「ギリシャ国民にとり、必要不可欠であることを
受け入れる用意があるのか、異なる道を望むのかを決定すべき」、バルファキス・ギリシャ財務相は「可能性を否定」、ドイセルブルーム・ユーログループ議長は「ギリシャが国民投票を実施すれば、支援の実施を遅らせる可能性」と意見が分かれる
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ウィリアムズSF連銀総裁=利上げの時期を事前に周知すべきでなく、政策会合までに発表された指標を精査し、その上で決定すべき。
ウィリアムズSF連銀総裁=米経済成長が第2四半期に、前四半期の落ち込みから持ち直し、失業率が年末までに5%へ改善、インフレ率が来年までに上昇。
IMF独成長率は4月予想の1.6%を上回る見込み
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