2015年5月1日(金曜)アジア・欧州市場前半の動き
英国市場は活発に取引をしているものの、メーデーのため多くの欧州市場はクローズし、週末金曜日と重なりどうも力が入らない。
注目は、「弱い米第1四半期GDP」+「利上げ延期+ドル高懸念観測が強まったFOMC」が過ぎ、ドル売りの流れが続いていることである。米株は低下し、米金利は上昇し、ドル売りのトリプル安。
市場参加者は、テクニカルだけを見るとドル売り相場へと変化していると思っていると想像するが、ドルロングの巻き戻し以外、明確は相場反転の要因は乏しく、どうしても考えにくいと思っている。
もっとも、独債券利回りの上昇は激しく、急速に米独の金利差が縮小し、ギリシャ債務交渉団の入れ替えによる合意期待の高まりに、ユーロの買い戻しが活発になっていることも事実であるり、EUR買いで損を出すまでは、EURクロス+EURUSDの買いで攻めてくるだろうが、どこまで有効なのかどうしても疑問。
NZDUSDは、(23日+30日=利上げ期待遠のき+NZドル安誘導)に上値が重くなっている。AUD(22日=強いCPI)=による買いから売りへと変化、今日も上値は重いが、底堅く上値余地を残している。NZ中銀はうまく相場をコントロールしているように思えてならない。もっとも、USDJPYよりはましそうであるが!
GBPUSDは、やる気のない相場で、弱い英経済指標にGBP売りが強りが目立ち、唯一気勢をはいている。英BOE住宅ローン承認件数は61,341件(予想62,500件)と予想外に弱く、製造業PMIが51.9(予想54.6 前回54.4→54.0)と、これも予想外に弱く、GBP売りが強まる。
これも、EURGBPの流れを考えれば、ギリシャへ新交渉団への期待が強く、EUR買い戻しの中で、GBPUSDの上値は重くなっていると考える。EURGBPは0.74台の大台を達成できるか? これは、EURUSDと、GBPUSDの相場にとって非常に重要で、これだけは注意してみていきたい。(※EURGBP Dailyチャート参照)
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