2015年4月19日日曜日

2015年4日19日(日曜) 最新のIMMポジション(4月14日集計分)から 

2015年4日19日(日曜) 最新のIMMポジション(4月14日集計分)から 

最新のIMMポジションでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のポジションの合計のネットショートは、-338,300コントラクトと、前週の-338,404から小幅減少しているが、ほぼ変わらずとなっている。

ただ、集計日の4月14日から比較すると、米国発の経済指標は弱く、ドル売りが強まり先週末17日までドル売りの流れが続いていたので、この数字から通貨のシートはより減少している可能性が高いので、割り引いて考える必要がある。


【通貨別で前週4月7日と4月14日を比較】

円は、-24,449→-23,070(+1,379)、今年に入り15週のうち11週で前月よりネットで売り越しが減少しており、引き続き市場のセンチメントは円先高期待が強いが。市場参加者の関心は薄い。

ユーロは、-215,258→-212,347(+2,911)、今年に入り15週のうち9週で前月よりネットで買いが増加していたが、4週連続でネットの売り越しが増加したあと、直近2週では減少し、ユーロ買いの動きへと変化している。ただ、ギリシャ問題は未解決で、買いも限定的。

ポンドは、-34,301→-36,045(-1,744)、今年に入り15週のうち7週で減少、8週で増加と均衡。年初と比較するとネットの売り越し額も-25,570→-36,045コントラクトと、依然としてショートが多い。ただ、強い雇用統計に、週後半からスポット市場ではポンド買いが強まっており、今数字に変化が生じている可能性が高い。

スイスフランは、+120→+170(+50)、過去3週で、ネットロングの額は少額ながら、ロングを維持、引き続き買いセンチメントが強い通貨となっている。

カナダドルは、-30,019→-30,578(-559)、過去2週間はネットでショートが微増し、売りセンチメントが続いている。しかし、カナダ中銀声明で利下げ観測は後退、CPI、小売売上高と強く、原油価格も持ち直し、週後半からスポット市場では急速にカナダ買いが続いており、この数字に大きな変化が生じている可能性が高い。

豪ドルは、-40,275→-42,433(-2,158)、過去2週で、ネットショートは増加している。しかし、雇用統計が強く、週後半からスポット市場で豪ドルの買いが続き、この数字が変化している可能性が高い。

NZドルは、+5,778→+6,003(+225)、過去3週で、ネットのロングが増加しており、唯一先高センチメントが高い通貨となっている。





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