2015年4月20日月曜日

2015年4月20日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2015年4月20日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

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EURに対しては、相変わらずギリシャがネックでネガティブは発言が多く目立つ。

デイセルブルム・ユーログループ議長は「ギリシャ情勢について政治的・経済的に隔絶することが可能」と不穏な発言。

ノワイエ仏中銀総裁は「ギリシャの離脱はユーロ圏のトラウマ」と発言。

ドラギ欧州中銀総裁は「ギリシャのユーロ圏離脱を推測するのは時期尚早であり、ユーロ下落を見込んだ取引を行わないように」と警告するも、市場は逆反応を示している。

その影響もあり、EURUSDは、開始直後の1.0820台を高値に続落、欧州市場では1.0730台まで値を下げている。

その影響に他の主要国でもドルかいの流れが続いている。

その中で、USDJPYだけは、先日の黒田日銀総裁発言を気にしているのか、上値は重く一時118.50台へと下落。欧州市場でドル高の流れに118.90台を回復し、結局はレンジで動けず。

先週末の米株の大幅下落にも関わらず、日本株は堅調に推移するも、中国人民銀行が預金準備率の引き下げを発表したにも関わらず、空売り解除の影響なのか、香港や中国株は弱い。


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黒田日銀総裁発言(4月19日・米国講演)=日銀が2%の物価目標を2016年序盤までに達成し、その結果として日本の金利が上昇し始めれば、金融市場は驚くだろうと発言。

黒田日銀総裁発言(4月19日・米国講演)=原油安の影響が薄れるなか、日銀は日本のインフレが年内に徐々に加速すると見込んでいる

黒田日銀総裁発言(4月19日・米国講演)=物価の基調が想定通りでなければ追加の金融緩和をためらわないが、現段階でそれが必要だとわれわれは考えていない。

→ 黒田発言の主要な目的は、米国のドル高許容度が次第に低下する中で、日本は円安政策を採用していないことを改めて強調し、2%目標が達成されれば、ドル高/円安はそう長くは続かないとの見通しをアピールすることだろうとの考え方もある。

中国人民銀行=4月19日(日曜)預金準備率を19.5→18.5%に引き下げたが、香港と中国株は下落、当局が機関投資家に貸株を認めると発表(=空売り解禁)したことで株の売り圧力が強まる。

デイセルブルム・ユーログループ議長(オランダ紙テレグラフとのインタビュー)=ギリシャ情勢について政治的・経済的に隔絶することが可能。ギリシャ経済はEU経済の2%を占めるにとどまる。ユーロ圏自体が過去数年前よりも緊張が少ない、現実に期限があり、ある時点でギリシャは資金が尽きる。

ノワイエ仏中銀総裁(仏紙インタビュー)=ギリシャの離脱はユーロ圏のトラウマ。世界経済にも影響、ボールはギリシャ政府側のコートにある。全面的な改革案を提示すべき

ドラギ欧州中銀総裁=ギリシャのユーロ圏離脱を推測するのは時期尚早であり、ユーロ下落を見込んだ取引を行わないように警告。

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