3月6日 (金) 22:30 米雇用統計(取引通貨ペア USDJPY)
≪説明≫
週末金曜日、今週のメインイベントの米雇用統計はいつもながら重要で、相場変動が高
くなることは間違いない。
テクニカルでも120.20~40円がダブルトップになるのか? それとも、119.40~60円を
ボトムに、120.40円を超えて上昇するのか? 今日の米雇用統計ではっきりと決着をつ
けて欲しものである。
相場観としては、昨日のドル高方向への発言にもUSDJPYは底堅かったことを考えれば、
上値リスクがより高いと考えたい。
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失業率の予想は5.6%と前回5.7%から低下と、非農業部門雇用者数の予想は24.0万人で
前回25.7万人から若干の低下が見込まれている。
前回相場変動が高くなった要因の一つとしては、時間当たりの賃金の伸びが大きかった
ことが挙げられるが、今回の予想は0.2%と前回の0.5%のから低下が予想されている。
今回もこの数字がマイナスにでもなれば、為替相場の動きはより大きくなることが予想
される。
過去22回のデータでは、予想と実際との差は、失業率で最大0.3%、平均0.1%、非農業
部門雇用者数で最大12.2万人、平均で4.6万人とブレの大きな指標となっている。
過去16回のデータでは、USDJPYで発表15分間の相場変動は、最大で117pips(高値-安値
)、平均で63pipsと、まず動くことを前提として考えていいくらいの値幅でもある。
今回も、相場変動が大きく、逆指値で対応したいが、失業率、非農業部門雇用者数、時
間当たりの賃金、週平均労働時間など、個別に材料となりえるものの多く、発表直後か
ら一方向で動くかどうか? やや疑問である。
繰り返しとなるが、注目しているのは、時間当たりの賃金の伸び率で、11月が0.2%、12
月が-0.2%とマイナスとなりドルは下落、1月0.5%と強くドルは買われ、そして、2月
は再び0.2%への低下が予想されており、この数字も注目している。
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≪今回の予想と前回の数字≫
米雇用統計:
失業率=予想5.6% 前回5.7%
非農業部門雇用者数=予想24.0万人 前回25.7万人
平均時給=前月比予想0.2% 前回0.5%
時間当たり平均賃金=予想 前回24.75ドル
≪過去22回の予想と実際との差≫
失業率
Max=0.3%
Min=0.0%
Ave=0.1%
非農業部門雇用者数(万人)
Max=12.2万人
Min=0.2万人
Ave=4.6万人
≪USDJPY 過去16回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max117pips
Hi-low=Min11pips
Hi-low=Ave63pips
Open-Hi=Max117pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave38pips
Open-Low=Max103pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave24pips
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